キャラクター/【トロン】

Last-modified: 2023-12-01 (金) 12:28:41

ディズニー作品「トロン」「トロン:レガシー」のキャラクター。
主人公ケヴィン・フリンと知り合ったエンコム社の社員アラン・ブラッドリーに開発された監視用プログラムで、アランと瓜二つの容姿をしている。
MCP破壊の任を受けており、データ内部世界に取り込まれてしまったケヴィンと共にMCPに立ち向かう。
後の話である「トロン:レガシー」では、クルーに捕縛、改造されてリンズラーとなり、ケヴィンの息子である主人公サム・フリンやかつての仲間達に襲いかかるが、最終的にはトロンとしての記憶を思い出してクルーに反旗を翻す。
 
なお、ベースとなったアランと性格もほとんど同じなので、原作映画での性格は結構軽く、キスシーンもあったりする。
KHIIでは「プログラムのトロン」という描かれ方をしているため原作とは全く異なる人格となっている。
 
CVは土田大。

  • 過去に「ゴールデン洋画劇場」で放映された時は池田秀一がCVを担当していた。
  • 映画「トロン:レガシー」の吹き替え版のCVは大塚芳忠が務めている。
    • 何気に機関員二人がトロンを一度演じていることになる。

英語版のCVはKHII発売時から数えて23年前に映画で実際にトロンを演じたブルース・ボックスライトナーが担当している。

  • KHIIに登場した実写キャラの中で、声優が役者本人なのは彼のみ。

KHIIで初登場し、パーティーメンバーとなるが、3Dではクルーに改造され、「リンズラー」という敵として登場する。


KHII

スペース・パラノイドに住む人型のセキュリティプログラム。
邪悪な意志を持ったメインシステムのMCPと戦っており、この世界に閉じ込められたソラ達と協力する。


ソラたちを現実世界に戻す際に、賢者アンセムからDTDのパスワードを聞いてきてほしいとソラに頼んだ。
ソラたちはアンセムの名前に驚いたがひとまずこれを受諾し、(偶然見つけた)パスワードを伝えにスペース・パラノイドに戻ってくる。


危険プログラムを退けた後、ソラはアンセムが自分たちにとって敵だったことをトロンに打ち明ける。
するとトロンは、自分にとってもアンセムは敵だったことを教えてくれる。
トロンを現在のシステムに合わせて改造したのはアンセムだが、MCPを現在のように改造したのもアンセムであり、この二者が同一人物ではない可能性を示唆していた。

  • これらの真相は、直後に王様が教えてくれる。

初めはソラたちの論理的ではない行動に驚いていたトロンだったが、ソラたちの影響で少しずつ人間臭い一面が現れるようになっていった。

  • ソラたちの「歌って踊るトロンを見てみたい」という冗談に困った様子だったが、エンディングでは……。

最後はMCPのいた大穴に飛び込みソラ達を心配させる(というかほぼ死んだと誤解させる)が、実はそれはシステムを管理するMCPがいなくなった空白を埋めるために行ったことであり、コンピューターから声を出してソラ達を安心させる。

  • しかしその後スペース・パラノイドに行くとちゃっかりパーティーに入っている。あれ?
    • まあ、SFものではメインコンピューターの端末として、1キャラクターとして扱われるホログラムなどはよく登場するが。
    • さらに言っちゃえば、エンディングにて何事もなかったように元の姿でスペース・パラノイド内を小刻みにリズムを取って踊りながら歩いてる。

ディスクを投げて攻撃するほか、「パルスサンダー」によるサンダータイプの攻撃もできる。
連携技はフルコンパイル

  • ムーラン同様、最初は弱いがシナリオ進行で大幅パワーアップするタイプ。
    パワーアップまでの間に大きな難所が存在しないため、ムーランの時ほど弱い時期が語られることは少ない。
    連携技が非常に強力であり、特に危険プログラム戦では大活躍できる。
  • MCP戦では彼の力を借りないとボスにダメージを与えることが出来ない。
    にもかかわらずハイパーヒーリングを覚えないという地味な難点が。オートチェンジは覚えるので上手く使いこなしたい。
  • 攻撃に関してはかなり頼れるが意外と打たれ弱く(ストーリー終盤ということもあり敵の攻撃が強くなっていることも要因だが)あっさりと戦闘不能になっていることもしばしば。特にボス戦では彼のHPに気を配っておこう。

3D

ザ・グリッドにて、リンズラーとして登場する。といってもずっとマスクを被っているので顔は出ず、声も発しない。
今作ではザ・グリッドの独裁者であるクルーに改造され、ソラ達の敵として立ちはだかる。
なおザ・グリッドの世界はスペース・パラノイドのコピー元であり、今作のトロンはKHIIのトロンとは本質的には別人である。

  • かつ、ワールドが眠りに閉ざされた世界のため、リンズラーを初めとした住人たちは世界が見ている夢の中の存在である。二重三重にKHIIのトロンとは別人だというわけである。

リンズラー

3Dにおけるトロン。フルフェイスのマスクを被っており、2つのディスクで戦う。
身体能力がかなり高く、ディスクを巧みに使った戦闘はストーリー内でソラ達を圧倒した。
ザ・グリッドにおいてかなり厄介な存在だっただろう。
ソラ編におけるエピソード終盤にてソラと直接対決するも敗北、ソラの手によってトロンとしての記憶を取り戻しかけるが、クルーの放った攻撃からソラを庇った際に床が壊れて暗闇の中へ落ちていってしまう。
原作ではサムとのバトル中にリンズラーがディスクで傷つけた場所から流血したところを見てユーザーと分かり、記憶を取り戻した。


ソラ編ではステージボスとして現れる。
ディスクを巧みに操った戦法で、素早く動きつつこちらを攻撃する強敵。
人型ボスゆえにややひるみやすいが、移動速度が速いのでこちらの攻撃を連続して当てるのが難しい。
結果としてリアクション耐久値を減らす=ひるませるのが大変という難儀なボスである。
ひるませる他に、リアリティシフト『コードブレイク』を発生させるためにも、積極的に攻めていくといい。
またリンズラーとのバトル中は時々重力が反転し、一定時間天井で戦闘を行わなければならなくなる。
この状態では上下操作も反転するので、操作が難しいようならば防御に専念しよう。
反転解除後には威力の高くガード不可な「フォーリングクラッシュ」を使用してくるため回避すること。

  • 専用バトルBGMまで用意されており、本作で盛り上がるボス戦の一つ。
  • ソラ編屈指の強敵でもある。まず大前提としてあらゆる状態異常が通用しないため、ゲーム序盤にもかかわらず搦め手なしのガチバトルを強いられる。
    ディスクによる攻撃は非常に読みにくく、ソラの後ろから狙ってくるパターンもあるためガードしたと思ったら食らっているなんてことも頻繁に起こる。
    リアリティシフトを発生させることで一定時間攻撃を封印して一方的に攻めることができるが、そのリアリティシフトを発生させるにはある程度こちらからも攻める必要がある。
    リンズラーは空中への攻撃手段が非常に乏しいため、ジャンプしながらファイア系の魔法を撃つと比較的安全。シークレットポータルや2周目以降の場合は高くジャンプしてからのファイガバーストが大活躍する。

本作ではセリフが一切無いが、上記の通り原作の吹き替えは大塚芳忠。
セリフが無いのはKHIIのトロンのイメージとシグバールのイメージが混ざらないようにするためだろうか?