セリフ/【何かを残すことができれば それは本物だ】

Last-modified: 2024-03-30 (土) 13:31:06

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王様たちに正体を現した際のデータ・リクの言葉で自分たちが「データ」であることを知ったデータ・ソラの疑問に対しデータ・リクが返した言葉。
流れは以下の通り。

オリンポスコロシアムに到着したデータ・ソラ。

データ・ソラ「っと、そうだ。リクにひとつ聞きたかったんだけど…
       俺とリクは『データだ』って 言ってたよな?
       よくわからないけど、俺たちは 本物じゃなくて、 『作り物』だってこと?」
データ・リク「…そうとも言えるし そうでないとも言えるな」
データ・ソラ「どういうこと?」
データ・リク「本物だろうが 作り物だろうが 今俺たちは なすべきことがあって ここにいる
       だとすれば… 『俺たちが何者か』なんて関係ない
       大事なのはきっと『俺たちが何をするか』だ
       少なくとも俺は… そう思って行動している」
データ・ソラ「リク…
       …そうだよな。俺たちのしたことは誰かの助けになってる。これは、本当のことだもんな。」
データ・リク「ああ 何かを残すことができれば それは本物だ
       これからのおまえ次第ってとこじゃないのか?」
データ・ソラ「うん、ありがとう! なんかスッキリしたよ」

 
シリーズのテーマの一つである「『本物』と『ニセモノ』」という問いに対する一つの答えのようなセリフである。

  • 是非ともリク=レプリカに聞かせてやりたいものだ。
    • と言うか、最初にリクの前に現れた頃のリク=レプリカは、ニセモノ扱いされる事は嫌っていたが「ニセモノだろうと本物に勝り得る」という考えの持ち主である。
      言い換えるなら「『俺が何者か』なんて関係ない 大事なのは『どちらが強いか』だ」であり、ナミネの影響を受けない本来の彼自身は、ある意味方向性は一緒だったかもしれない。力に驕っていたので、最終的に破滅する悪役的な思想であるが。

どういうわけかこの時の会話はRe:codedではバッサリと削られている。(主にエピソードリプレイの説明のため)

  • テレビと違って尺の心配はないだろうし、エピソードリプレイの説明に不都合な点もないはずだが……。容量が足りなかったのだろうか。
  • このやりとりが無かったRe:codedやHD版、小説でも、マレフィセントピートを助けに行く前のやりとりで「リク、言ってたよな。大事なのは『自分が何をするか』だって」という、このようなやり取りがあった前提のような台詞が存在している。どこかゲームでは描かれていない場面でこういうやりとりがあったのだろうか?