キーブレード使いが我々の手中にさえあれば、
それが人形であろうと、
勇者のノーバディであろうと関係はない。
ここまで人形が育つのならば、
もはや「キーブレードの勇者」さえも必要ない。
むしろソラを目覚めさせてはならないのではないか?
ソラを我々の意のままに動かすのは不可能だ。
必ず我らの脅威となる。
その前提の元、計画を進めることとしよう。
筆者はゼムナス。
- マスター・ゼアノートとゼムナスでソラに対する評価が異なる。
マスター・ゼアノートはソラを「キーブレード使いには程遠い普通の少年」と評しているのに対し、ゼムナスはソラを「キーブレードの勇者であり脅威」と評している。- ロクサスは潜在能力込みであれば機関内でもトップクラスの戦闘力を持つと記述がある。ゼムナスがロクサスの戦闘力を、ひいては大元のソラの能力を見くびることなく警戒するというのもおかしな話ではないかもしれない。
- また、KHFMで一度ソラと戦う機会があった事があるのも大きい。
ここでゼムナスが憂いた通り、KHIIで目覚めたソラはXIII機関の脅威となってその計画を阻止するに至る。
このあたりの危機察知能力は、ワンマン気味のアンセムやマスター・ゼアノートより、組織のリーダーという立場にあるゼムナスが優れていると言える。
誤算だったのは、引き入れたキーブレード使いがソラという繋がりを元に機関を裏切ったことか。
ソラと全く関係のないキーブレード使いを機関に引き込めていたら、もっとゼムナスのやりやすいように事が運べただろう。