兼定

物霊
	兼定	風	近	通常
	ステータス(※ランク金、初期値)
	HP	898	攻撃幅	85
	攻撃	104	移動	231
	防御	46	攻撃間隔
	スキル
	名称	天然理心流 五月雨
	説明	降りしきる雨の如く、敵に絶え間ない斬撃を放つ奥義。
	効果	円形範囲、風属性ダメージ200%+50 70%の確率で5秒、範囲内の敵の攻撃間隔を7%+70ダウン
	待機時間	2.0	消費SP	45
	霊紋
	粛音ノ飛鷹		暗雷ノ巳起
	特有装備
	和泉守兼定	Lv	HP	攻撃
		50	320	122
		防御	攻撃間隔	移動速度
		102	82	200
物霊紹介
育ちがよく、のんびりとしたお嬢様といった外見と異なり、意外としっかり者な兼定。 物霊たちの中ではもっとも知恵が回るとも言われ、九十九仙人からは「軍師」などと呼ばれることもある。 普段の彼女からは想像できないが、部屋に1人で籠っている時はいつも浪漫的な俳句を作っている。

雑感

九十九姫における不遇な物霊の一人です。
風属性の前衛アタッカーです。役割を村正と小貝姫に食われて不遇。
攻撃力と霊紋は非常に優秀なので、戦斧積んでメイン火力にしてあげよう。
霊紋も右左で一撃特化、スキル連打と使い分けができるようになる。
村正とどっち使うかはお好みでくらいの性能にはなれます。


盾としても火力としても小貝姫や村正の下位互換だなんて言わせない。
入手面倒なくせに使い道ねえなあなんて言わせない。
兼定はできる子なんだ、そんな思いを込めて雑感をここに書き記す。


兼定は風属性のアタッカーだ。高い攻撃と間隔を生かし、パーティのメイン火力として活躍してくれる。特に優秀な点はスキルの発動速度。右霊紋、暗雷ノ巳起は兼定固有の霊紋で(10/13現在)、霊門極を備える唯一の霊紋だ。解放すれば秒間7のSP自動回復を有し、村正や五色遊星などの霊紋を改まで揃えたキャラと匹敵するスキル連発力を発揮することができる。更に血晶を極、意志を改まで揃え、火力キャラでありながらそれなり以上の防御力も確保することができる。敢えて防御力に特化した育成をしてやれば、ある程度の火力を両立する盾火力として運用し、討伐戦においてはソロ周回用キャラとしての活躍が期待できる。非常に多芸なキャラであると言えるだろう。


筆者個人としては、こちらの霊紋を選ぶのはオススメできない。理由は2つだ。1つは、スキル連打火力としての運用は、鬼属性であり毒の追加効果を持ち秒間のSP回復にたった1だけ勝る、そして遥かに入手難易度の低い村正に敗北すること。2つは、盾火力としての運用は、やはり鬼属性である村正に、そして何より兼定以上の防御力、スキル性能と、さらにほぼ同格の攻撃力を持つ、同じ風属性の小貝姫に、どうあがいても勝ることができないからである。しかも小貝姫に至っては、装備を変更することなく、霊門の切り替えだけでメイン盾と、盾火力の役割を使い分けることができる。他にも村正は戦斧を5つ装備することで、単発火力特化と、スキル連打特化の性質を霊紋の切り替えだけで実現して見せる。これはもう、本当にどうしようもない。


そこでハンムラビ法典の発想から(目には目を歯には歯を、ってこと。べ、別にググってなんかないんだからねっ！？知識人ぶりたかったわけじゃないんだから！///)、筆者個人より1つの育成方針を提示したい。戦魂と風駆を極まで揃えた左霊紋、粛音ノ飛鷹を選択する、メイン火力としての、単発火力特化―スキル連打特化スイッチ型の育成だ。つまりスイッチ型村正と同様に戦斧を5つ装備し、場合に応じて霊紋を変更してゆく運用を行なう。この場合、攻撃と間隔の数値的には常に村正と匹敵し、特に鬼属性である村正が苦手とする仙属性に対して有効なダメージソースとして、明確な役割分担ができる。また単発火力特化の場合は厄介な盾キャラである元穣に対し、ゲーム中最強クラスのダメージを叩き出すことも可能だ。上位ランクの対戦で元穣を見ないことはほとんど無いので、一種の環境メタとして有効ではないだろうか(え？それこそ沙耶か村正で十分だろって？なに、お前兼定に恨みでもあんの？)。


はっきり言っておこう。兼定が能力的に微妙なのは間違いが無い。九十九姫唯一の霊門極持ちであるにも関わらずだ。特に村正や小貝姫と役割が完全にかぶり切っている点も致命的である。これでは村正の下位互換や小貝姫で十分とか言われても何も言い返せない。
　ここで筆者が言いたかったのは「やってやれないことはない」ということだ。火力特化の育成を行なった兼定は村正と同格の能力を発揮することができる。属性相性的な面から見ても、村正ではどうしても埋められない穴をしっかりとカバーしてくれる。村正と兼定のどちらを使うかはプレイヤーのお好みでくらいの価値は見せられたのではないだろうか。これは盾火力育成の末に絶望を見てそれでもなお諦めきれなかった兼定バカの最後の悪あがきである。
　やれるだけのことはやったと思います。さあ、兼定を使うのです！…とは言わないから、兼定と村正のどちらか好きな方を好きなように育ててあげてください。

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