RtoG 第11話~第15話

Last-modified: 2015-09-29 (火) 23:04:37
第11回:

第11回

・登場人物:

中村(バトラー)
ののみ
準竜師(Mr.B)
ソックスバット(岩田、イワッチ )
ウイチタ更紗(風紀委員会・委員長)
琴乃
風紀委員会

・何が起きたか

************
*ソックスハンター本伝*(外伝はリターン トゥ ガンパレード)
************

金(バトラー)と銀(バット)の激突。

 

更紗は肩撃ちミサイルを取り出した。
間髪入れずに発射する。爆発。火の海になる一帯。

 

 この爆発は遠くまで見えた。善行と、幻獣共生派が同時に敵の攻撃だと思った爆発がそれだった。

…とある。ひどい話だ。

 

「守ってやってくれよ。俺は守ってやれないんだ。俺はソックスハンター。誰にも見えないし理解もされない、夜の影だから」

との事。

 

岩田は女装した。

 

 おさげ髪のかつらを被り、メイド服と大型丸眼鏡を装備する。
そして靴下は赤のワンポイント!

とある。イワッチの女装レパートリーかもしれない。

 

カバの靴下争奪戦はイワッチの勝利。

 

メモ。

この回では-*-という珍しい区切り記号が使われる。

琴乃は頬を膨らませた。鰓も少し膨らんだ。

とある。鰓があるが、肺呼吸も出来るのだろうか。何か器具を使っているような描写は無い。

 

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第12回:

第12回

・登場人物:

(ブータの夢)

楽師アー
巨人
鳥乙女
ブータ(丸い瞳)
青い宝石を胸に下げたシオネ・アラダ
ブータニアス卿(念の為別記)

赤にして深紅の鼓杖使い

(現在)

ブータ(猫…?)

速水
原素子

小杉
新井木
善行
本田
ハンニバル(黒猫。尻尾が二股)
壬生屋
瀬戸口
遠坂
中村
ののみ
坂上
岩田
芳野
滝川
少女(化学物質過敏症)

・何が起きたか

ブータの夢?
このシオネは“足が動かない”。

 

赤にして深紅の鼓杖使いは、
美しい人神族にして、 燃え盛る炎から生まれたと言う火の一族の出であった。

…とある。

 

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ブータによって<最も新しい> 正義最後の砦
と、猫語で<>の部分が書き加えられる。

 

士魂号複座型練習機仕様、ボディフレームナンバー BFn10004
が、速水と舞の乗騎である。

 

原は肩を落しながら、握ったままの速水の手を見た。ああ、なんて綺麗な指。まだ汚れを知らないのね。そしてこれから あれやこれや覚えるの。

…とある。速水にコナを掛けてるように見える。

 

という感じで整備部隊合流。

 

「……もう5年前になります」
「昔から年下趣味か」
「……昔は釣り合ってたんです。相手が歳を取らないだけでね」

…という、善行と本田のやり取り。原は歳を取らない。

 

「ああ、そうだ。大家令として末姫様にご挨拶しなければなりませんネ?」

…ネタかと思ったらマジだった。クローン隆盛の時代なれど。

 

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瀬戸口、遠坂を脅迫。

 

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 速水は看板を見た。そして自動的に口を開いた。

 

「最も新しい、正義最後の砦」

…との事。多言語翻訳プログラム、入ってる。

 

ブータは、声を上げて謡い始めた。

 

原は猫の歌声を聞きながら顔をわずかに緩めると、
善行は、ハンニバルのにゃーにゃーと言う声を聞きながら、

…という対比。

 

善行が飼っている黒猫の顔の下に三八式歩兵銃が交差する、なんともしまらないマークであった。
「そうだ、あの太った猫がモデルと言うことにしましょう。うんそれがいい。そうしましょう」

…との事。どう見ても全然違う猫なんですけどねー。

 

オレンジのバンダナをつけた森

…バンダナの色が違うような。

 

ブータは誓いを口にした。
「善き神々と英雄達は帰って来るのだ。そしてかならずここに帰還するだろう」

…との事。

 

デイグロウオレンジが落とされ、5121部隊の実戦配備準備が整い始める。

 

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第13回(前編):

第13回(前編)

・登場人物:

(物語は少しの時をさかのぼる)

裕(=総一郎?=岩田)
黄色いスーツ姿の人物
顔を白く塗った総一郎(=裕?)
加藤
狩谷

 

(至高墓所?)

黒服の女
黒服を着た背の高い浅黒い肌の娘=謡子
別の黒服の女
年長の女(大姉様)
踏子

 

(朝の中庭)

老家令ミュンヒハウゼン
クルス

 

(翌日)

善行
ののみ
滝川
速水

瀬戸口
中村
壬生屋
狩谷
加藤
岩田

・何が起きたか

目にも眩しい純白の帽子を被る、黄色いスーツ姿の人物。
強化された眼鏡。鋼のようなネクタイ。冷たく青く輝く宝石のネックレス。
空中に浮く古びた鞄。手に握られた銃身のない銃。マーカーガン。

古い友人に会いに来たという。

 

裕は、舞の父親に見せて貰った原稿から、未来の護り手になる事を望んだ。

 

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悪漢4人に襲われた狩谷と加藤を一瞬で救って去る、黒いジャケット姿の裕。

 

裕は裕からもう一つの役柄に変化する。そう、すなわち……イワッチ。

 

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死の姉妹の会合。
舞の処刑人に踏子が選定される。
ちなみに、そばかすの浮いた特殊戦タイプ、なるクローン体があるとか。

 

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狩谷、予備パイロットとして着任。
加藤はこの時点では1192、靴博士(ブーツドクター)小隊の主計との事。

 

「あ、シオネ5クローン8番はお休み中ですね、ククク」

イワッチにしては気の利いたセリフである。

 

イワッチ「その通り、私がこのゲームのラスボスです。さあ、カモン! カモン!」
岩田「私がこのお話の最後の悪役です。ヘイ、カモン!  カモン!」

ご丁寧に二人で二回言ったらしい。

 

「それ、浮殻科の幻獣だろ。あ、なんか光った」

…滝川、ワーグを見つけた?

 

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第13回(後編):

第13回(後編)

・登場人物:

謡子=ヨーコ

ののみ
岩田裕


速水
加藤祭
狩谷
瀬戸口
壬生屋
善行
滝川
中村
本田
坂上
芳野
新井木
ブータ(丸い瞳でニャーと鳴く)

 

(裕の記憶)

悪魔のような仮面をつけた男

肌の浅黒い娘=イアラ

・何が起きたか

裕の記憶。
悪魔のような仮面をつけた男(イアラの父?)より、
「舞を預ける」旨を伝えられる。

 

メモ。
「サイ・カダヤ・アエル」

…悪魔のような仮面をつけた男の言葉。
別件に「サイ・カダヤ・ラキ」というケースが見られる事から“アエル”も固有名詞を含む何らかの名詞であると考えられる。

「ガンプオード、ガンプシオネ・シオネオーマ。サイ・カダヤ……」
(勇気は偉大なり。勇気こそは諸王の王なり。その妻は……)

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速水、イワッチ(裕)のヒモ無しバンジーを見て、降下作戦フラグを立てる。

 

あの日、一昨日から運命が劇変したように思える。

…という加藤の言。一昨日とは“かっこいいタコ(加藤曰く)”との出会いである。

 

5121ハンニバルキャット、制定。
第62戦車学校、特別第1クラス卒業試験開始(所謂、完全武装での模擬戦)。

 

善行は、死んだ家族達に祈った。祈る対象としての神をなくしてこっち、彼はいつもそうしてきたのだった。

…とある。イギリス国教会は何処へ行ったのか。

 

彼は病弱だった舞を看病していた頃の自分を知覚した。

…岩田(裕)の回想。

 

「とりあえずはパンツの中ね。驚くわよ」

…原の善行評。ただの下ネタであれば良いが。

 

「はあい。そう言えば、整備長って七星工業から来たんでしたっけ」
「いえ、そっちから来たのはヨーコさんと岩田君」

…原と新井木のやり取り。

 

「……俺の特殊な趣味で俺を雇う奴はいた。俺の特殊な力を目当てで俺を買う奴もいた。だがな、ただの俺を買ったのは あの丸眼鏡が最初だ」

…中村の自分語り。特殊な力とは。

 

試験終了。合格。

 

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ヨーコ、岩田(裕?)との因縁勃発。

 

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速水となっちゃんは良い関係になりました。

 

メモ。
トルコキキョウ。

花言葉、元々の意味は、口の形をしているから、楽しい語らい。ピンクなら優美。
他「すがすがしい美しさ」「希望」

 

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舞は、仮面を被り、漆黒の服を着て父の隣に立つ我が身を思った。
今は灰色の制服を着ている。いつかは白い服を着ることがあるのかと考えた。

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岩田、ヨーコの起爆装置を自爆装置に改造する。火入れ式は原と二人。

 

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「そなたは神楽の家令だろう」
(中略)
「良く私達の違いが分かりましたネ?」
(中略)
「おおう、この喜びをなんと表現すればよいのか。闇の中で見たシリウス。夜の中で見た青い月。不思議の側の大河に映る銀河!」

…舞と岩田(裕)のやり取り。見分けてもらって嬉しいらしい。

化粧がとれると、原は子供っぽい。

…加齢メイクは無名世界観のベーシック。

 

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第14回(前編):

第14回(前編)

・登場人物:

クルス

ミュンヒハウゼン(片眼鏡)
ののみ
ブータ
壬生屋
善行
瀬戸口
遠坂
遠坂・妹

速水
滝川

・何が起きたか

目をつぶれば思い出す3年前。
クルスと裕の因縁、或いはクルス戦死の記憶。

 

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「嘘ではないよ。私は、ナポレオンの次くらいに、芝村の子らを気に入っている。(略)」

…とはミュンヒハウゼンの言。

 

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瀬戸口、遠坂の脅迫成功。

 

参謀本部では霊子計算機を使ったものがあるというが、現場では未だそのようなものは普及していない。
学生軍で使われるものは市販のウォーゲームと同じデザイナーが作り、納品するものが多く、体裁もそれに準じることが多かった。

…図上演習に関する事。

 

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第14回(後編):

第14回(後編)

・登場人物:

(第6世界時間 2111年 8月4日 20時08分 以降の記述)

エルンスト・タキガワ大尉

 

(第14話(後編))

善行

滝川


芳野
中村
狩谷
ののみ
加藤
ブータ
瀬戸口
大介(森の弟)

 

(冒険艦・大逆転号の中)

ブータ(一等航海士)
エルンスト(操舵手)
シオネ
イニン・ヨシア(鼓杖使い)

 

・何が起きたか

Promennade(プロムナード。散歩道、等の意)
第6世界時間 2111年 8月4日 20時08分

FB-04=サムライは上半身と下半身を接合し、存在しないメモリ領域へのアクセスを続けている。

 

「(略)くそ、 1999年3月28日。これもだ」
「99年なら第3次幻獣戦争の頃だな。ああ、そういえば言ったっけ、俺の家は代々パイロットでご先祖は……」

…との事。木星ではこんな事が起きてたのかもしれぬ。

 

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第14話(後編)開始。
速水、先日の“芝村家家令は嫁的な意味もある”ショックで失踪。

 

滝川の速水捜索編開始。

 

フロアマットには訳の分からない絵。それを踏みつけて中に入る。
主人によれば、その絵は東の国、子供たちを守護する踊る神のものだという。
主人はこれを、伝説の大陸豆腐料理フテーノヤーカラのレシピ捜索の途中で、ある寺院から貰ったらしい。

…in味のれん。

 

味のれんアップルパイ、ロールアウト。

 

ブータ、洗われる。

 

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あれ、ワシ、こういう場面知っている。
濡れ鼠ならぬ濡れでぶ猫のブータは、ヒゲが早く乾くようにリューン達を使う歌を謡いながら、そう思った。
あれはいつだったか。シオネが笑い、アーが誇らしげにカドルトを使っていた頃。

 

/*/
(略)
ブータはそのまま、ののみを見て、善行を見る。
あの頃とまったく同じだった事に、気付いたのだった。

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森、速水発見。自宅へ連れ帰って介抱する。
森大介、登場。ここでは“茜大介”ではない。

 

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第15回(前編):

第15回(前編)

・登場人物:

大猫ブータ
ののみ
岩田
加藤

善行
壬生屋

速水
大介
森精華
瀬戸口
滝川

(ブータの記憶。遠い過去)

借金大王にして助平親父

(ブータの記憶。マントをチュニックへ)

桜の樹の主人である少女

・何が起きたか

<人族の母親が息子に伝えた話から、序文>
<猫神族に伝わる古い伝承>

…いずれも“いくつもの生命を渡り歩きながら、それは何千年も待っていた”心の話。
違いは、主体が人か、猫か。

 

「しろくてきんいろであかくてもえてるの」

…ののみ、洗い上がったブータを評して。きんいろ?

 

ブータ曰くキレイになったソレはチュニック、らしい。テスタロッサ(Testa Rossa)は“赤い頭”の意味。色名ではないようだが。
ユリウスにもらったマントもそんな色。

 

/*/

 

目はその生を現すという。
だから、猫の目は、猫の生を現している。ころころと変り、過去も未来もない。

…との事。

 

ブータ、ユリウスの記憶。

 

「運命だな。ユリウス。運命だな」

 

 ブータはラテン語で言った。

 

「運命を定める双面の剣は、時に味なことをする」

…とある。

メモ。
双面の剣、の意味は具体的に不明ながら、ローマの神には双面、一年の始まりと終わりを意味する1月の守護神“ヤヌス”(January)の語源が存在する。
また、能楽用語で双面(ふたおもて)とは、登場人物と全く同じ姿で現れる怪異が正体を暴かれる構成を指す。

/*/

 

ブータ。マントをチュニックに仕立て直してもらった記憶。

桜の樹の主人である盲目の少女が、それを行った。

 

「……貴方に伝えなければと思っていたの。死んだあの子が、貴方に伝えてくれと」

 

 少女は優しく笑って、死んだあの子の声色を真似た。

 

「ありがとうねこさん。僕の友達よ」

 

 瞳の形がかわる。ブータの丸い瞳は、涙を落した。
そしてブータは、バルカラルの言葉で言った。
「エステルヴァラオームイスラボート」

メモ。
イスラ(Isla)とはスペイン語で島。同じくスペイン語でBoat(ボート)はそのまま舟…らしい?

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再び現在。

「あれー、でもまえもこのいろだったかなあ」

…と、ののみ評。

 

「なぜか今日はシオネクローン9番ですネ!」

…何故。

 

「(略)なぜなら私は世界の支配者!」

…こっちが大カレーの方なのだろうか。

 

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速水、迎えに来てもらうの段。
何気に“森精華”というフルネームはこれが始めての記述である模様。

 

逃走劇から舞による速水追跡ゲームへ発展。

 

瀬戸口、速水が何かに勘付いたかと勘違い?

 

滝川、待ち伏せ作戦正解。大人の階段上る。空を志す?

 

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第15回(後編):

第15回(後編)

・登場人物:

速水
瀬戸口
ののみ
大猫ブータ
母猫
仔猫達


善行

 

(第6世界時間 2111年 8月4日 21時03分55秒 以降の記述)

エルンスト大尉
技師

 

・何が起きたか

「芝村の犬だよ。もっとも、あのお姫様とは別の芝村だがね」

…瀬戸口の言。
交渉、として舞から離れろと速水に告げる。

 

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「聞いたか。シオネアラダよ。そなたを見たこともない者が、わしにそなたのことを教えたぞ。運命を定める宝剣は 皮肉が好きと見える」

 

 ブータは月も見えない夜の中で、屋根に乗ると、夜と向き合うように、心の中の闇とも対峙した。

 

「似ても似つかぬ者がそなたの子孫と言いおったわ。……だがしかし」
「だがしかし、そなたの嘘ほど雄大ではなかったな」
(略)
桜の樹の下の詐欺師の少女が、自分に言い聞かせるように謡っていたことを思い出す。
(中略)
「(略)散り散りになった善き神々に伝令を。 ブータニアス・ヌマ・ブフリコラは正義最後の砦に戻ったと」

…猫族の介入が決定的となった。母猫の言葉とは一体。

 

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そこには逆光に照らされた男の影があった。
 背が低い、華奢な身体から、アドレナリン全開の男の臭いがする。

 
 

「そこまでだ」

…速水が“男”となった瞬間。
そして瀬戸口を“買う”。瀬戸口は青い光を見せられて、安売りせざるを得なかった。

 

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幻獣共生派の進軍開始。

 

優しい素足が一つ。ゆっくりと巨大な肩に舞い落ちる。黄金の羽根が士魂号複座型の頬にふれた。

…とある。

 私はあと少しだけの勇気を補完する名前のないプログラム。

 

-this Omnipotent Vicarious Enlist a Recruit Silent System-
(中略)
己を戒める数々のプログラムを次々と書き換えはじめた。

 

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第6世界時間 2111年 8月4日 21時03分55秒

 

<にときにみちとちに<にときにみちとちに>

という美人の音声データが、第7世界という存在しない記憶エリアから、エルンスト大尉の元にダウンロードされる。

 

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舞は“一度も聞いたことがない”母の声を聞いた。

 

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第6世界時間 2111年 8月4日 21時04分

OVERS、日本月へアタック開始。
地球で用いる各種戦闘用データのダウンロード開始。

 

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それは儀式のようであった。砦から自らの意志で出陣した瞬間に、その士魂号はパーソナリティを持たないただの兵器から、あしきゆめと 永劫に戦うよきゆめの一つ、伝説の巨人に生まれ変わったのだった。
(中略)
無線アンテナからデータを受信、砲撃時の複雑な上下揺動を補正するプログラムを遠いどこかからダウンロードしはじめる。
(中略)
今この瞬間、人間の勘や先読み、殺気を感じる「何か」を組み込んだ人型戦車が出現したのである。
(中略)
それは人の心の中でずっと待っていたのだ。それは幻獣の天敵であった。

…幻獣達のヘイト稼ぎもバッチリである模様。

 

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ブータは口の端を笑わせると、

…所謂“芝村笑い”。猫が?

 

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