満足度
私のアイドル、鳴家が冒険をする……させられるお話が表題になっている一冊。
ほんと、鳴家が可愛すぎる。
自分ちの鳴家の声を聞き分ける若だんなすげー!
そして、それがとても嬉しくて、誇りで、若だんなが好きでたまらない鳴家が実に愛くるしい。
さて、前回読んだ本もそうだったし、解説にも書かれているのだが、畠中さんの作品には気づかされることがある。
全く、現代における問題がとりあげられている。
尤も、この作品が発表された頃は、共感できない環境だったのではないかと思うのだが……。
そして、その解説をしているのが、あの谷原章介さんだ。
すっごく好きです。
かっこいいからとかではなく、もちろんそれもひとつではあるけれど、知的なところというか落ち着いた感じというか、ざっくばらんなところというか、飾ってないところが良いです。