打者が27打数連続で凡退すること。
概要と定義
ここでは
- 「打席」ではなく「打数」。
- 打点・得点は考慮しない。
- 四死球・犠打・犠飛はノーカウント。
- 失策や振り逃げなどの出塁は凡退とみなす。
- 犠打を除き、出塁がない場合は「一人完全試合」。
- 年数が跨がる場合は達成年度。
など条件が定義されているとはいえ厳密な部分は省略しており、結論から言うとデータを引っ張り出して楽しむ「記録遊び」である。
投手が安打を許さずに完封勝利すればノーヒットノーランだが、これを「打者が単独で達成してしまう」というもの。投手と同じように21打数目あたりから密かに話題にされ始め、打数が進む度に盛り上がり、達成してしまうとなんJでは盛大にネタにされてしまう。
投手の場合は公式記録に残るため、無安打だけでなく無得点でなければならない。打者成績ならただの「一人ノーヒット」でいい気もするが*1、大事なのは27打数連続無安打なのである。
余談
現在のプロ野球連続無安打記録保持者は、嵯峨健四郎(東映フライヤーズ他・1964年~1966年)の90打席。
セ・リーグ記録は工藤公康(読売ジャイアンツ他・2000年~2002年)の84打席。
上記2人は投手だが、野手では西川愛也(西武・2020年~2023年)の62打席が最長記録*2。セ・リーグ野手記録および1シーズン当たりでは佐藤輝明(阪神・2021年)の59打席が最長記録。
この手の記録ではケルビン・トーベ(オリックス・ブルーウェーブ・1992年)の1シーズン53打席連続無安打*3が広く知られていたが、こちらが(当時の)通算最多記録と混同され、岡田幸文が(シーズン跨ぎによる)54打席連続無安打(のち59打席連続まで伸びた)を達成したときに日本記録を達成したと勘違いした人も少なくなかった。
なお、西川は2021年4月25日以来犠打・四死球・相手失策による出塁すらなかったため「一人完全試合」を達成しており、2023年4月30日に63打席ぶりの安打を放ってこちらの記録もストップした。
関連項目
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