丸選手返して

Last-modified: 2024-05-05 (日) 02:34:50

熊本県在住の広島ファンである小学生の悲痛な叫び。

概要

「丸選手」とはもちろん丸佳浩のことである。広島で3連覇に貢献し、セ・リーグのMVPに輝いたが「僕自身も、もっと上のレベルに行きたい思いがある」という発言を残して2018年オフに巨人へFA移籍し、広島ファンは絶望や失望に暮れていた。

同時期に行われた巨人球団による社会貢献活動「G hands」の一環で、内海哲也長野久義、立岡宗一郎*1が同年12月4日に熊本県益城町の飯野小学校*2を訪問し、児童と交流した。交流の中で立岡は児童の一人から「丸を返して欲しい」と懇願されたうえ、給食を食べる写真にて黒板に「丸選手返して」*3の文字が殴り書きされていた


画像

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小学生にとって大好きなチームのスター選手が他球団に移籍する絶望感と悲壮感が端的に表れた一文が大ウケ。丸が巨人入りしたのはどう考えても立岡のせいではないうえ、立岡は同じ外野手の丸の加入により出場機会の減少が予想される立場である*4事も相まって、ネタとして定着した。


記事

【巨人】内海、長野、立岡が熊本・益城町を訪問 子供たちの質問にタジタジ(2018年12月5日)
https://www.hochi.co.jp/giants/20181204-OHT1T50272.html

 百戦錬磨の内海もKOを食らった。「内海投手の球速は?」というクイズでは、男子児童が「97キロ!」と元気よく解答。ユニホームの「GIANTS」を指さして「そんなんだったら、ここにおれんわ!」とツッコみ、「230キロ!」という答えには「ん、新幹線と間違ってないか?」と困惑した。また、4年生と交流した立岡は「丸選手を返して~」と責められ「広島ファンの子なのかな…」と苦笑いを浮かべた


関連項目



Tag: 巨人 広島


*1 もともとは長野の発案で、熊本出身の立岡と、長野と親交のある内海を誘ったもの。なお、奇しくもこのオフに長野と内海が人的補償として巨人を去ることになるが、この時点では補償選手が選ばれていなかった(ちなみに内海は炭谷銀仁朗の補償として長野より先に選ばれた)。
*2 2016年の熊本地震で被災。
*3 その上には「立岡選手!」とも書かれ、名指しされているようだと言われた。ただ、これはその上の「ようこそ4年教室へ!!」からの続きと思われる。
*4 2018年の42試合60打席から、2019年には25試合16打席と実際に出番が減少した。