大島洋平(中日)が2022年の契約更改時に発した要求。
概要
同年の大島はシーズン終盤まで村上宗隆と首位打者争いを繰り広げ、リーグ2位の打率を記録する活躍を見せたが、その一方でチームは慢性的な貧打に陥る。チーム得点は414点と、5位の阪神に75点差をつけられリーグ最下位に落ち込んだことから、大島は11月13日の契約更改の場で下記の発言を残した。
【中日】大島洋平は現状維持の2億5000万で更改「45歳までやりたい」球団とは新たに2年契約結ぶ : スポーツ報知
大島は2020年から球団と3年契約を結んでおり、今季で満了。新たに2年契約を結んだ。交渉を終えた大島は「(条件面は)ある程度、話をしてきた。球団からは、来年まずは(最低でも)Aクラス、再来年には優勝をというチームにしたいという話もした。。まずは来年Aクラスに入れるようにしっかり準備したい。(球団には)もう一人くらい打つ人が欲しい」と“リクエスト”したことも明かした。
当初は中日打撃陣を鑑みて妥当な発言と見られていたが、発言の2日後に阿部寿樹*1が投手の涌井秀章(楽天)とのトレードで放出される事態が発生。大島の願いと真逆の編成戦略がネタとなり、このフレーズが注目されることとなった。
さらに4日後には京田陽太*2も投手の砂田毅樹(DeNA)とのトレードで放出され、またも打つ人が居なくなったことがネタにされることとなった。
空耳ネタ
あまりに要求と真逆なので、
大島「若い選手が欲しい」
球団「涌井選手が欲しい?」
大島「強打の選手をトレードして欲しい」
球団「京田選手をトレードして欲しい?」
と聞き間違えたのでは?という推測も生じた。
当然ながらネタであり信憑性は皆無である。
2022年中日の主力選手の打撃成績(150打席以上)
選手 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 備考 |
---|---|---|---|---|
大島洋平 | .314 | 1 | 20 | |
D.ビシエド | .294 | 14 | 63 | |
岡林勇希 | .291 | 0 | 32 | 161安打で最多安打のタイトルを獲得*3。 |
A.マルティネス | .276 | 8 | 24 | オフに日本ハムへ移籍。 |
阿部寿樹 | .270 | 9 | 57 | オフに楽天へ移籍。 |
溝脇隼人 | .252 | 0 | 9 | |
高橋周平 | .249 | 2 | 21 | |
土田龍空 | .248 | 0 | 12 | |
木下拓哉 | .246 | 6 | 48 | |
石川昂弥 | .225 | 5 | 19 | |
三ツ俣大樹 | .211 | 0 | 10 | オフに戦力外→ヤクルトへ移籍。 |
鵜飼航丞 | .206 | 4 | 16 | |
京田陽太 | .172 | 3 | 8 | オフにDeNAへ移籍。 |
打率で降順。
青字:打率.280以上, 赤字:打率.250以下
なお、打席数を度外視しても打率.250以上の選手は
- 堂上直倫(.278(18-5))
- 大野奨太(.294(17-5))
- 滝野要(.300(10-3)、同年オフ戦力外)
の3選手が追加されるのみという歴史的な貧打であった。
関連項目
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