元北海道日本ハムファイターズ・斎藤佑樹による代表的な発言の1つ。
経緯
2012年3月30日、シーズン開幕戦の対埼玉西武ライオンズ戦(札幌ドーム)でプロ入り初完投勝利を挙げた斎藤の、ヒーローインタビューでの発言が由来。
記事
佑「背負っている」 開幕1人だけ完投
http://www.nikkansports.com/m/baseball/news/p-bb-tp0-20120331-926057_m.html
チームに4年ぶりの開幕戦勝利をもたらし、球団史にも名を刻んだ。日本ハムで入団2年目での開幕戦勝利は85年津野以来2人目。舞台が華やかになればなるほど輝くヒーローは、お立ち台の上で約3万6000人のファンを前に、きっぱりと言った。「今は“持ってる”ではなく“背負っている”という気持ち。隙だらけかもしれませんが、ダル(ダルビッシュ)さんの穴を少しでも埋めていきたい」。“持ってる”を卒業し、実力でチームの柱と認められる投手に。「開幕戦を斎藤で行って良かったと言われるよう、1年を通して機能したい」。斎藤にとって開幕戦は、始まりの1歩に過ぎない。
大学時代の2010年には「何か持っていると言われ続けてきました。今日何を持っているか確信しました…それは仲間です」が流行語大賞特別賞を受賞しており、アマチュア時代には「持ってる男」が主人公補正を受ける斎藤佑樹を象徴する言葉の一つであったが、プロ入りして「背負ってる」にグレードアップしたわけである。
転じて「多少点を取られても打線の援護を受け、また援護がなくともしっかり抑える」といった、いわゆる「勝てるピッチャー」「エースらしい投球」を指す言葉として斎藤以外にも使われるようになった。
なお以降の斎藤は背負っていた何かを背負いきれなくなったのか、シーズン中盤以降は打線の援護以上に失点するようになった模様。
ちなみに「背負っている」を「しょっている」と読む事で『自惚れている』という意味になる*1。
動画
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