プロリハビラー

Last-modified: 2024-05-13 (月) 01:26:49

故障やリハビリを繰り返す選手を揶揄する言葉。プロリハビリストという同様の表現もある。
特に西武ライオンズ→読売ジャイアンツ→オリックス・バファローズに所属した清原和博を指すことが多い。

解説

PL学園高時代は「KKコンビ」の相方・桑田真澄と共に伝説的な活躍*1を見せ西武時代は主軸として活躍を見せていたものの巨人にFA移籍後は肉体改造が裏目に出た慢性的な下半身の故障に悩まされ、故障してはリハビリの繰り返しで試合出場が減っていたにも関わらず年俸は高額だった事から「リハビリすることで億を稼ぐプロ」と揶揄された。
ただ肉体改造を行った2000年から成績は復活しており、大谷や吉田正尚らもウエイトトレーニングを取り入れているため、肉体改造を行ったことは間違いではなかったのではと言われている。
もっとも、オリックス移籍後の清原はグッズ売り上げが当時の所属選手ではダントツ*2であり、移籍初年度にはマーク・クルーン(当時横浜)から逆転サヨナラ満塁弾(お釣りなし)を放つなど、それなりに活躍はしていた*3


当時は野球選手に必要な筋肉の付け方や鍛え方の知識が少なく、間違った鍛え方をしてしまったため怪我が増えてしまったと思われる。実際清原が野球選手に効果的なウェイトトレーニングの方法に詳しいトレーナーを探したところいなかったため、知り合いの前田日明にケビン山崎というトレーナーを紹介してもらったとテレビ番組で述べている。


余談

元ソフトバンク・斉藤和巳は2011年から2013年シーズン途中まで「リハビリ担当コーチ*4」という聞き慣れない役職に就任していたため、近年では彼を「プロリハビラー」と呼ぶことがある*5


派生形

  • プロキャッチボーラー
    肩や肘の怪我により全力投球できず、長期間にわたりキャッチボールで調整を続ける投手のこと。元はソフトバンク時代の松坂大輔を指して使われたが、現在では奥川恭伸(ヤクルト)を指すことが多い。
  • プロドッジボーラー
    死球が多い投手のこと。藤浪晋太郎などに用いられる。

などがある。

関連項目



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*1 1年時から4番に座るなど甲子園出場5回。優勝、準優勝を2回ずつ経験。
*2 引退を発表した2008年8月2日の記者会見後には彼関連のグッズ売り上げが1日だけで5000万円に達したほど。
*3 但し故障での離脱が多く、2年目の2007年は出場なし、最終年の2008年も引退を発表する直前の7月31日まで二軍での調整となっていた。
*4 肩の故障で実質引退状態だったが復帰を模索していたため、球団が功労者である斉藤に配慮した事から新設。しかし後に復帰を断念して引退、同時に退団し解説者に転身した。また、リハビリ担当コーチという役職自体は斎藤の退団後も残され、2024年現在は森山良二(投手担当)と中谷将大(野手担当)が担っている。
*5 プライベートで2度離婚、特に前妻へのDV疑惑などグラウンド外で騒がせることが多かったこともネタキャラとして扱われる遠因と思われる。