不思議の寺子屋

Last-modified: 2012-06-02 (土) 19:03:00

初心者の青空寺子屋

┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
|日直 ⑨
|                0から始める不思議のダンジョン
|
|    _、,、,、_       起立、礼、着席        
|   `、r`=Y       知恵と勇気と運を駆使してダンジョンを潜るんだ
|   , ' `ー '´ヽ       知識が無ければ暗闇を灯り無しで進むのと同じことだ
|   i. ,'ノノ ))) 〉      私の知識がお前達の道標になることを願う
|   | ii;゚ - ゚ノ|!
| |\ ||kリ,_\_リiつ .\ _E[]ヨ____________________________
| |  | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| |  |.  慧音    |

遠足を兼ねて守矢神社に来たわけだが…っと逃がさないぞチルノ。大人しく席に着くんだ。
あとこっそり逃げようとするなてゐ!…と思ったがリグルとミスティアが捕まえてくれたのか。
どうしてお前たちは大妖精とルーミアとフランのように普通に席に着けんのだ。
いや、ルーミアとフランは寝てるだけか、頼むぞホントに…。


とりあえず形式的な挨拶から入ろうか。文句は言わないでくれよ。
私は上白沢慧音だ。普段は幻想郷の人里で寺子屋にて教師をしている。
今は、生徒でも自由に使えるよう設備と環境を整えた宿屋と言う名の寮を営んでいる。

今回またも元気な阿求に頼まれてな、こうして青空教室を開く事になった訳だ。
無論、何をするか判ってるとは思うが、
「みらくる☆パーティー 不思議の幻想郷2でローグライクに出会ったんだけど、どうすればいいのか分からないです先生。」
といった、まだまだ発展途中な生徒達向けの講義だ。
自習したいって奴はこれと、更に付けくわえた内容のこっちを先に見ておくと良い。
同じ基本についてだが、別視点から解説してくれているこっちもオススメだな。
作品は別物ではあるがローグの基本はみな同じだから、めげずに目を通すぐらいはしておくんだぞ。


では、晴天のもと授業を始めるとする。起立!礼!

基礎

着席!それでは早速一限目を始める。
何事も基礎から、この辺は何度もやってるから流してもらっても構わないぞ。

まずは印だ。印と言うのは簡単に言えば能力の塊みたいなものだな。
他のゲームをしている者なら「あびりてぃ」と言えば分かって貰えるだろう。
・・・外来語は苦手なんだ、すまん。あ、あび、ありてい・・・あびり。あびゃっ!(舌噛んだ)

と、とにかくこれは武器、防具、お守りの装備品の空きに入れることによって、
入れた装備品に印の持つ能力を宿すことが出来ると言うものだ。
つまり印さえ集まれば、自分の好きな能力を詰めた武器を作ることも可能と言う訳だな。

装備品の能力も重要だが、この印もかなり重要な事だ。
能力だけでは対処できないものから身を守ったりする事も出来る。
しかも印は消費アイテムのように使っても無くならず付け替える事ができるのだ。

そんな印だが、付けることで効果を及ぼすのは武器、防具、お守りの3種。
さっきから何度も言ってるが装備品だけだ。
とはいえ効果を及ぼすのは3種だが印自体は最初からスペルカードや札にも入ってる事がある。

そんな便利な印を好きに付け替える方法を知りたくは無いか?
ならばどうやって着脱するのか。それは次の項だ。

印の着脱

そんな便利な印だが取り出し方は2通りだ。とはいえ序盤で行えるのは一択だな。
「消化のスキマ」と言うのを見たことは無いか?
実はこのスキマは印を取り出すことが出来る唯一のアイテムなのだ。

こう言うのは聞くより見た方が早いな。
ここにさっき拾った「絵本」がある…って、湿気てるとか何処の図書館の本だ。
天日干しぐらいしないといけないぞ。

とりあえずこの絵本を消化のスキマに入れてみよう。
そして壁に向かって投げるんだが壁が無いな。青空教室だったな、うむ。どうしようか。

仕方ない、あの御柱に厄介になろう。良いかお前たちは壁に向かって投げるんだぞ
せいやっ!(パリン)
と言わけで、出てきたのは絵本に入っていた変換【変】と言う印だ。

無事に取り出せたのは良いが、さて入れた絵本はどうなったのだろうか。
確かに印は取り出すことが可能だが消化のスキマでは、残念ながら入れたアイテムは消えてしてしまう。
そうそう都合よくは行かないものなのだよ。

とは言え都合の良い事に強化した武器から消化のスキマを使わずに印を抜く方法がある。
有る条件の後から守矢神社境内でできるのだが、そんなに難しくないからそれぞれで探すと良いぞ。
じゃぁその方法は次回までの宿題にしておこうか。


あと大妖精、お前は絶対やって来るだろうがノートを誰にも見せないように頼む。
全員同じ文面って、どう考えても写してるだろお前たち。
ちょっとは隠す努力をしてくれよ、見てるこっちも恥かしいんだぞ。

印の重複

さて印についてもう少し説明が有るぞ。
一本の矢だと折れるが三本束ねれば折れないと言う風に、
印を重複させて付ける事により効果は上昇していくんだ。

それぞれの印事に重複できる数は異なるので、気になる場合はこの教科書で頼むぞ。


慧音「チルノはさっきから何をやっているんだ?」
チルノ「最強氷精【⑨】の印をさっき拾った人形に使ってるのさ、でもまったく組みこめないぞ!」
慧音「いやそれは印じゃないから」
チルノ「でも丸いぞ、印は丸いんじゃないのか?。だからサイキョーの印を付けたら武器もサイキョーね!」
慧音「私の説明が悪かったのだろうか・・・」

道しるべ

さて2時限目はダンジョンについてだ。
私たちも此処に来るまでに幾つかダンジョンを散策してきたな。
ダンジョンに落ちているアイテムは何を拾う、何を持ち帰るかはお前たちの自由だが、いくらでも持てると言う訳じゃない。
荷物として持てるのは一度に20個だ。
武器、防具、お守りを除き、自由に使えるアイテムは実質17個と言う認識で良い。
まぁこの持てる荷物の量と言うのはスキマを使う事によってある程度増やせるが、
今は資料が手元になくてな、スキマ活用法はまた後日にでも行うとするよ


とりあえず荷物は20を限度として話をつづけるぞ。
となると必然的に必要な物と不要な物を取捨選別していかなくてはならない。
だが、これが初心者にはなかなか難しいのだ。
特に必要な物を集めたとしても、それをどのように使うか?
まで知っておかないと、ただ持っているだけに等しくいざの為に対処できない。
とはいえ道具の説明を見ればどういう効果が有るのか分かるから、
使い道は自ずとわかるだろう。



慧音「お、ミスティア。そんなに薬ばかり集めてどうする気だ、屋台で使ったりするのか?」
ミスティア「ひぇぁ!いや、なんと言いますか。別に屋台で出すための材料では無いのですよ!?」
慧音「自ら材料の調達をするほどの料理人だったのか、お前の努力と信念には感服したよ。」
ミスティア「えぇぇ!?材料調達じゃなくて、ただのゴミ拾いなのに・・・」

装備品蒐集

珍しい印を持つ物は相対的にレアな部類になるからな、
そうはお目にかからないが見つけた際には拾っておきたいものだ。
香霖堂で見つけた際は資金と相談購入しておくと良いな。

基本的に印が付いている物は持ちかえると良い。
そんな中でも優先度が高いのが

  • 武器
    文ちゃんうちわ
    卒塔婆
    陰陽ボール
    草刈り鎌
    緋の衣
    ぐねぐねした棒
    はたきのようなもの
    勇気凛々の剣
    妖刀「犬走」
  • 防具
    三日月プレート
    こいしの目
    ぶどう
    触角リボン
    ミニ八卦炉
    漬物石
  • お守り
    しあわせのにんじん
    博霊アミュレット[2]~[5]
    天狗の古地図
    天狗の念写機



此処からは印自体についてだ、アイテム自体に印が付いてる場合はそのアイテムを持ちかえるか
消化のスキマで印にしてから持ちかえると良い。

  • 印 武器
    妖怪系特攻【妖】
    浮遊系特攻【浮】
    神系特攻【神】
  • 印 防具
    妖怪系耐性【妖】
    浮遊系耐性【浮】
    神系耐性【神】
    爆発系耐性【爆】
    地雷名張【地】
    防犯【防】
    回避【回】
    軽減【軽】
    小食【小】
  • 印 お守り
    地図【地】
    幸福【幸】
    生命力増幅【生】

このほかにも有るが、序盤だとこれぐらいが妥当だな。
此処に乗って無いからと言って「要らない物」と決めつけないように

枠組んでみたけど微妙なので保留
武器
文ちゃんうちわ卒塔婆陰陽ボール草刈り鎌緋の衣
ぐねぐねした棒はたきのようなもの妖刀「犬走」勇気凛々の剣
防具
三日月プレートこいしの目ぶどう触角リボンミニ八卦炉
漬物石
お守り
しあわせのにんじん博霊アミュレット[2]~[5]天狗の古地図天狗の念写機
印 武器
妖怪系特攻【妖】浮遊系攻印【浮】神系特攻印【神】
印 防具
妖怪系耐性【妖】浮遊系耐性【浮】神系耐性【神】爆発系耐性【爆】地雷名張【地】
防犯【防】回避【回】軽減【軽】
印 お守り
地図【地】生命力増幅【生】小食【小】拡張【拡】

消耗品蒐集

強化、硬化、増大、厄除はその場で使ってしまった方が、武器の強化や加護、
スキマの容量増加が出来るのでこの後が優位になりやすいぞ。
その他は有れば持ちかえる程度で良いだろう。

  • スペルカード
    照明「ブック・オブ・ライト」
    強化「荒御魂」
    硬化「幸御魂」
    増大「ピロルスの解放」
    御祓「カーネルサルベージ」
    厄除「サーディンヘッド」
    爆睡「パレッスパーティクル」
    奇跡「白夜の客星」
    根絶「-その瞬間であった-」



札はそもそも使用するものであることを覚えておくように。
ミスティアのように堅実で有るのも大事だが、使わずに倒れてしまう事を考えれば
使って生き延びるほうがはるかに良い。

これは初心者に良くおこる心理なので最初の内は慣れないが、
それでもどんどん使っていくことで道は開けるのだぞ。


  • 変異の札
    場所替えの札
    遠離の札
    不幸の札
    低速の札
    無能の札
    囮の札
    金縛りの札
    遺失物の札

装備品の強化

さて、いろいろとアイテムを集れるようになったら次のステップだ。
いくらアイテムを集めていてもやっぱり装備品は強い方が良い。
この時間はそんな次ステップについて説明していく。

武器のランク

まずは武器、防具の強化についてだ。
武器と防具の強化だが、基礎値と補正値が有るのは知っているな。
ここでは、その能力値とは別に武器自体の能力を元から上昇させる
武器の「ランク」についての説明だ。


落ちているアイテムを始め、入手するものは基本的に「ランク1」の状態だ。
このランクを上げる事によって武器自体の性能を元から上げる事が可能なんだ。
とはいえいくらでも上がると言う訳では無いぞ。
どの武器、防具もランク3が最高となっている。
ちなみにランク3から無理に上げようとするとランク1に逆戻りしてしまうからな。
無茶なことはしないように。


ではそんなランクを上げるにはどうするのか?
上げる方法は一つ。「ふしぎなアメちゃん」による効果だけだ。


この「ふしぎなアメちゃん」は時々ダンジョンに何故か置いてある
茶色の何も描かれていない葛篭からの入手方法が主になる。
ほかにも「ふしぎな泉」と言う特殊な地形にアイテムを投げ入れる事でも入手できるぞ。
余り見ないが、埋蔵金部屋と言う隠し部屋に「ふしぎなあめちゃん」が大量に落ちていて、
一気に大量獲得なんてことでも入手可能だ。


では次の授業は~・・・?
なんで全員スコップにツルハシ持って一列に並んでるんだ?
いったい何処のロストな子供たちだよ!
まさか埋蔵金と聞いて張り切っているんじゃないだろうな。
あーあー、てゐを先頭に鼻歌交じりに行ってしまったよ。
熊や先住民に合わなければいいが…。

リビジョン

ではランク3になった武器はもうそれで最強になったのだろうか?
答から言うが、「いいえ」だ。

実は最終的にどの武器も基礎値99、補正値限界99にする事が可能になっている
無論、強く成りやすい武器そうでない武器はあるが、
細かい事を抜きにしても他の作品と大きな差異である事には違いない。

サイキョーを目指すならリビジョンをどんどん上げていきたいと思うが、
これも上げる方法は一つ、「ふしぎなアメちゃん大玉」を使うことだけだ。
入手方法も「ふしぎなアメちゃん」同様、葛篭やふしぎな泉、
そして埋蔵金部屋が主な経路となっている。

とはいえ大玉と言うぐらいだ、序盤にはそうそうお目にかかることは無いだろう。
とりあえずお前たちは食べすぎて歯医者の世話になったりしないように。

合成

さて。いくら初心者と言えど合成を知らずして進歩無し。
少し発展した内容ではあるが3時限目は合成について解説していく、
昼が近いからと言って眠気に誘われてノートに涎を垂らすなよ。

まず合成の方法は2種だ。それとちょっと違った方法で一つだな。

合成は武器と防具だけと思いこみやすいが、実は札も合成可能なんだぞ。
合成の仕組みについての資料はちょっと大きいこの資料集だ。

更に言うとだ、先程説明したリビジョンも合成可能だ
このへんの内容はさっき啓示した大きい資料集に書いてあるから気になるなら目を通すと良い。
ただ見やすくて分かりやすいが、分かってる人向けになっているんだ。
内容がこんがらないようにゆっくり覚えると良いぞ。。

合成のスキマ

最も簡単で安全な方法だ。
合成のスキマが入手し易くなったためかなりの頻度でお世話になるだろう。

やり方は簡単だ。合成のスキマにまずベースにしたい武器か防具を入れる。
次に合成させたいアイテムを入れてやれば、勝手にスキマが合成してくれるぞ。

それじゃ実演と行こうか。丁度ここに「チルノ人形」がある。これをよりサイキョーにしていこう。
まずは合成のスキマに「チルノ人形」を入れる。ほいっとな。次に「木の棒+1」を入れる。せりゃぁ!っと


では中身を見てみよう。「チルノ人形+1」になってるな。
さっきも言ったがベースにした武器は残るが追加したものは合成材料として消えるぞ。
そしてだ、このスキマも消化のスキマと同じく壁にぶつける事で取り出すことが出来る。
また御柱にお願いするか。てぃ!(ぱりん)
そしたら無事「チルノ人形+1」を手に入れる事が出来ると言う訳だ。
良いかさっきも言ったがスキマを割る時は壁に向かって投げるように。


おい!チルノそんなところで投げたら泥沼に沈んでしまうぞ!
あー!!ルーミア、乱気流なんかに投げちゃだめじゃないか!
なんだ、てゐは? 河童に盗られた?ちゃんと周りを見てから…
と言ってるそばからどこかで歌声と共に爆発の音か。
普通に壁に投げてるのはリグルだけか…と思ったが回収する前に落とし穴に落ちた。
それと隙間を持ってワインドアップをするんじゃないフラーン!スキマが凶器になる!
…これだから実習は疲れる。

にとり合成

にとり合成は正直此処で書くには説明が難しいが、基本的な事は合成のスキマと同じだ。
最初に入れたアイテムに後から入れた物が合成されるって事だな。


なんだ?うむ、にとりを見たことがないだって?
にとりは普段は見えないからな目薬が有ると姿が見え合成もやりやすくなるぞ。
もう一つの「ぽぽゆらー」な方法だな知っておいて損は無い。それじゃ次は~っと、なんだ大妖精、質問か?
質問じゃないと?。「ぽぽゆらー」じゃなくて「ぽぴゅらー」か。そうか「ぽぴゅらー」って言うんだな。
知ってたぞ!知ってたからな!ちょっと言いづらいだけだ。くそぅ、何故か悔しいぞ。
ぽ!ぽぴょ・・・ぽぴょろ。ぽぴゅん!(また噛んだ)
…二度と外来語は使わないと決心したよ。

消化のスキマ

また出てきたな「消化のスキマ」だ。何故そこで不思議そうな顔をするんだチルノよ。
ついさっきやったじゃないか。いや更に頭に疑問符増やされても困るんだが。
あ!そうだ丸いやつだよ丸いやつ。丸いやつの話でやっただろ。そうだ、それだ。
思い出してくれたことには感謝するが、凄い覚え方だな丸いやつって。


合成と言っても正確にはアイテム同士では無く、印の合成のみを目的をした場合の方法だ。
1限目にも言ったが、消化のスキマを使うと印を取り出せる。そうしたらその印を装備品に使うだけで良い。
それだけで装備品に印が合成される。凄く簡単だろう。


この方法では、合成のスキマとはまた違った方向性の合成が出来る。
代表的な事例としては、
複数の印があるアイテムから、特定の印だけを合成したい時だな。

合成のスキマでは全ての印を合成してしまうが、消化のスキマならば自分なりの取捨選択が可能だ。

  • 装備品から全ての印を取り出せる
  • 取り出した印は使うだけで合成できる

これを覚えておけば、消化のスキマは所持容量の節約にも使える。
印が目的で装備は要らない、と言うのなら、印だけをまとめて一つの装備に付けて持ち帰れば良い。
…ふむ、チルノが難解な顔をしているな。
つまりは、5個の印を個別に持ち帰るより、1つの装備に印を5つ合成して持ち帰れば、
持ち物は印の詰まった装備品一つで足りるだろう、と言う話だ。
おぉ!チルノが…チルノがノートを取っている。当たり前のことが当たり前に出来る子になってくれたのか…。


ここで一つ注意しておきたいのは、スキマの容量についてだ。
消化のスキマ[1]の、[1]という容量は、
「中に入るアイテムの数」であり、
「取り出せる印の数」ではないからな。

3つの印を持つ装備品を消化のスキマ[1]に入れて壁に投げれば、
地面にはちゃんと3つの印が転がるから安心してくれ。


よーし、午前中は此処までにしようか。時間は・・・昼だな、では昼食にしよう。
初参加のお前たちも休憩すると良い。根を詰めて前半の内容が吹っ飛んでは意味が無いからな。
なに?給食が出ると思っていただと。仕方ないな、良く弁当を忘れるあの子達用に
余分に作って置いたおにぎりでもやろう。ただし塩のみだ。そこら辺は勘弁してくれ。

敵を知り、己を知れば百戦危うからず。と言う孫子の有名な一文が有るが、この文が表すようn…

皆が席に付いてるのは偉いぞ、しかも教科書とノートまで自ら開いてる。てゐは立ててるが・・・・。
だがな、せめて起きて座っててくれ。私の感動は何処へ向かえば良いんだ!
チルノ!てゐ!ルーミア!のわっ、珍しくミスティアも寝てるじゃないか。
どうしたお前ら春の陽気に誘われたのか。起きろお前ら、お き ん か!
遠足だからと言って気を抜いていると、いつものアレをお見舞いするぞ!3!2!1!
(がばっ!)
よし、全員起きたな。4限目やるぞ4限目!教科書とノートを開けるんだ。


さて今までは印について、ダンジョンでの立ち回り、アイテムの蒐集と言った。
主に自分の方に関わる知識ばかりだ。
だがダンジョンはそれだけではまだ危ない、アイテムが有るが当然敵もいるんだ。
・・・所でフランは何処行った?

敵の強さ

良いか、敵の強さは当然上の方が強い。
だがみらパでは相手の強さをRPGなどと違いLvで明確に表示はされない。
ならばどうやって見分けるか。注目するのは相手の名称だ。


現在相手の強さは基本的に5種だ。またランクが一つ違うだけで敵の強さは遥かに変わる。
例として…そうだな、リグルに頼もうか。
では「リグル」の状態でこの瓦に向かって攻撃してみてくれ。

(ガキーン。・・・ガキン、ゴンゴン!)
リグル「先生!僕には無理です!」
慧音「見事な蹴りの連打と努力を見せてくれたことに感謝するが、少々怖かったぞ。」

とにかくこの状態では割れそうな気配は無いな、では私がちょっと手を貸してやろう。
うむ、そこで立っていてくれ、動かないでくれよ。
ではリグルに向かってこの「幸福の札」を使う。(ボン)
「リグルはリグルさんになった」
と出る、この時カラーリングも変わるので見ただけで相手のランクが分かるようになっている。
ちなみ「リグルさん」は水色カラーだな。とても爽やかになるぞ。
ではこの状態でもう一度瓦に挑戦してもらおう。

(シュ!パリンッ)
リグルさん「先生!僕だからできました!!」
慧音「お前は良い意味でも悪い意味でも素直な奴だな、他の奴も見習ってほしいものだよ」

さて、では今度はこっちの「不幸の札」を使ってみるとする。
おい、ちょっと動きまわらないでくれよ。こら!(ぼん)
「リグルさんはリグルになった」
とこのように下げる事が出来る、これはつまり相手を意図的に弱くできると言う事だ。
強い敵に対して歯が立たない時、相手の強さを下げる事で簡単に倒せるようになる。
ありがとう、もう戻ってくれて構わんぞ。
いやいやいやリグルよ、そっと教壇の「幸福の札」を持って行くんじゃない。


ふぅ…、ランクの上下については分かったな?
では実際どういう形で名称とランクが関係しているかだが、
またしてもリグルを例で悪いが、弱い順に並べると
リグルちゃん<リグル(呼び捨て)<リグルさん<リグルさま<でかいリグル
となる。
基本的にランクの変化は自然には起こらないものの、
さっき私が使ったように札や、また敵同士の同士討ちによってランクが上がることもある。
同士討ちについては遠距離攻撃を持つ屠自古なんかは起こり易いから、皆よく気を付けるんだぞ。


さっきも言ったが、ランク一つ上がっただけでも戦力は段違いに上昇している。
特に「でかい」で始まるランクはその種の最上位と言う事だ。
名実ともにでかくなってるから見かけたら下手に手を出さないようにしたいな。


特にてゐ!ってなんでそんなに驚いているんだ。確かにチルノもそうだが・・・
ほとんどお前が悪戯して怒らせたのをチルノにけしかけさせているからだ!
いやホント危ないから・・・悪戯で済んでいる間にもっと良く考えてくれよ。
うさうさ笑ってるんじゃないよ・・・ったく!

上位種へ対応

仕方ないな、本気で危ないからちょっと追加で説明しておこう。
予定外の時に、もしくは意図的にランクを上げた敵と対峙した場合の対処法についてだ。


正々堂々と勝負を挑むのも良いが、まず勝てないだろう。
この場合はいろいろと小技を使うことで切り抜けられる。
小技と聞いて、貧相だとかしょぼいだとか小物だとか思うかもしれないが、
負ける気が無いのなら何をしても勝たなければ前には進めない。


いきなりだが戦わずにやり過ごす方法はいくらでもある。
金縛り、遠離、囮、変異、スキマシェルター、爆薬、睡眠薬、etc。
慣れないうちは逃げるのが一番安全だな。


倒すのなら低速の札を使うと良い。「攻撃>一歩下がる>攻撃>一歩下がる>n」
と一方的に攻撃できるためいつかは倒すことが可能だ、
この時逃げ道をちゃんと確認しておくように、低速にしても壁越を背にしたら意味が無いからな。


さて、てゐ。余りうさうさしてると、暴露するぞ?何をって、それは当然
でかい輝夜に追いかけられてたのをチルノ達に助けてもらって感謝していたことだ。
照れるな照れるな、悪戯で済んだんだ良かったじゃないか。流石と言っておこうか。
今後も『悪戯』に全力で挑んでくれよ、手は抜くな。なんてったって『悪戯』だからな。

ホームルーム

今更な授業内容では有ったな、そもそも青空でする前に寺子屋で何度か行っているからな。
ま、最初にも言ったが復習は大事だ。土台が無いと上に家は建たないんだ。
とりあえずみらパを含め世にローグライグと分けられるもののほとんどが理不尽な事が起こる。
今回が初めてと言う人も居るだろうが…うん、そうだな知ってるが何故こんな時に限って
元気が良いんだフラン。そろそろ日が沈みかけてるからか、そうか、まぁ良い
それじゃフランを例にしようか、いくら強い武器と防具を手に持ちフランのように強くてもだ、
全員に等しく敗北の危険性は付きまとう。
良く例に上がるのが地雷罠でHP1になった瞬間遠距離持ちに攻撃された、
透明なにとりに攻撃された、釣瓶落としの罠を踏んだなんかだと強さに関係なく倒れるんだ。
授業で説明はしてないが敵が大量に要る百鬼夜行と言った、敵と罠とアイテムが大量に有る部屋
がたまに出てくるのだが、敵が大勢いる分危険だし、倒した後も部屋の罠で危険になりやすい。

チルノのやつ、教科書を持って帰らないのか。ったく・・・ん?
少し古い資料のはずなんだが、何故こうもチルノの資料はヨゴレが一つも無いんだ。
初心者向け不思議の幻想郷縁起

とはいえ、しっかりノートは取ってるんだな、どれどれ・・・。
ほう、結構書き込まれてるな、しかも色分けしてあるとは。
何処となく大妖精のやり方に似ていのはあの娘が教えたのだろうか。
そうだとしたら私より先生に向いてるんじゃないか。なんとなく気が滅入るな。
それにしても・・・チルノのノート。読めん!全く読めん!!。
と言うかほとんど落書きだな。案外特徴は捕えてるのはあの娘の感性か?
にしても実に良い顔で笑った落書きだ事。これじゃ怒るに怒れないじゃないか。まったく・・・良い奴らだよ。

初心者講座と銘打って置きながらで申し訳ないが、百聞は一見に如かず、机上の空論よろし、
やはり自らの足で歩むことが一番の授業なのかもしれない。

何度も挫けて繰り返し、そして身につける。
私がこうして授業をした内容だって私が体験したものも有るが、そのほとんどが先人の積み重ねだ。
後はそれを受け取った私たちがどのように活かすかで、知識を得る側か知識を与える側かに分かれる。

「初心者で有る事を恥じる事は無い、むしろ誇れ。ただし初心者に甘んじてはいけない。」

の言葉と共に本日の授業を終わるとしようかな。