戦術指南

Last-modified: 2023-08-05 (土) 09:02:56

概要

ここでは各艦種ごとの基本的な立ち回りを紹介する。すべての船に通用するとは限らないので、詳細はそれぞれの船のページを参照されたい。

戦艦

ドイツツリーを除けば、近距離戦の不得意な船がほとんどである。自艦の砲撃を効果的に行える距離をある程度保つことが基本となる。また、砲の口径が大きい分、他艦種以上に弾種の使い分けが勝負の明暗に多大な影響を及ぼす。

具体的な弾種の使い分け基準としては、
遠距離の敵、駆逐艦(距離は問わない)、防御姿勢(後述)をとっている戦艦に対してHE弾、側面を広く見せている戦艦と巡洋艦と空母に対してAP弾
とするのがよいだろう。イギリス戦艦は、HEをM-APに置き換えて考えてほしい。空母をAP弾で撃沈できない際は、HE弾によって火災を発生させ、攻撃機の発艦を妨げるのも一考の価値あり。

豊富なHPを誇る戦艦であるが、バイタル(ゲーム内における防郭、citadel)を敵艦のAPによって貫通されるとひとたまりもない。バイタルは側面からほぼ垂直に砲弾が命中すると高い確率で貫通する。これを防ぐためには、側面を見せない防御姿勢を取ることが必要となる。具体的には、艦首(状況によっては艦尾)を敵に向けることをさす。敵艦を自艦から見て、11時~1時方向(艦尾を向けている際は5時~8時方向)に来るように舵を切ろう。敵へ指向させられる砲の数は制限されるが、大ダメージを受けるよりはマシである。

巡洋艦

戦艦のようなタフさを持ち合わせていないので、マップにおける自艦の位置取りが非常に重要となる。これがすべてを左右するといっても過言ではないだろう。

戦艦同様に弾種の使い分けを紹介すると、
駆逐艦、戦艦対しては距離を問わず、そして防御姿勢を取る巡洋艦、空母に対してHE弾、側面を見せている巡洋艦、空母に対してAP弾
とするのがよいだろう。戦況によっては、空母に対してHE弾のみを用い、火災を発生させることも選択肢となる。

巡洋艦も戦艦同様にバイタルの存在を無視できない。特にこの傾向は高rankに向かうほど顕著となる。敵巡洋艦のバイタルをうまく撃つ、自艦のバイタルを貫通させないというのが対巡洋艦戦闘を成功裡に収める鍵となる。

敵から撃たれない状況であれば、横を向けて投射量を増やしたいところだが、敵がこちらを狙っていないか注視しよう。万が一側面を向けている際に敵艦から砲撃された際は、即座に舵を手前へ(撃った敵から見て奥側)へ舵を切り、バイタルへの貫通を避けよう。

駆逐艦は魚雷が大きな脅威であるだけでなく、高い隠蔽性から終盤に捕捉できず占領負けといった展開も予想される。戦艦は砲旋回の遅さから対処しにくい敵であるので、発見次第、可及的速やかに排除しよう。

敵から撃たれなければどこに位置してもいいが、味方との位置関係から効果的なポジションを見つけられるとよいだろう。

駆逐艦

防御性に難があるので、どの敵に対しても気が抜けない艦種である。魚雷による高い攻撃能力から、あらゆる敵からヘイトを受けていると意識して動く必要がある。この艦種を扱うにあたって、ほかの艦種以上に記憶すべき情報がある。

それは
一、自艦の被発見距離
二、魚雷の射程
である。

耐久性の低い駆逐艦にとって、敵からの発見を極力避けたいところだが、遠距離から魚雷を撃っても高い命中率は望めない。そのため、ある程度の敵への接近は求められる。その際、自分がどれほど敵に近づくことができるか(自艦の被発見距離がどれほどか)は重要な情報となる。その距離を目安に敵との距離を詰めよう。魚雷の射程が短い船はきちんと魚雷が到達するか注意しよう。魚雷射撃モードでは予想針路から発射方向が示されるが、等速で直進する船ばかりではないので、ガイドの左右へ広く射角をとって発射するとよいだろう。慣れてきたら、敵の舵の切り方から判断して撃つ方向を調整してみよう。

駆逐艦は他艦種以上に装備品の選択肢が広い。
煙幕…すべての駆逐艦に搭載可能。使用中は敵艦の視界から自艦を消すが、自艦の視界も制限される。煙幕内にいる際、味方艦の視界提供がなければ、敵を捕捉できないことに注意。自艦の姿は見えずとも、自艦の主砲の弾道や対空砲火は敵から見えるので、その点に留意されたし。
クイックロード…rankが上がると使用可能。魚雷の装填時間を45秒短縮する。煙幕とどちらかの選択を求められるが、被発見や被弾を極力避ける立ち回りをできるなら、攻撃能力を高めるこちらをおすすめする。
エンジンオーバーロード…速度を通常時と比べて10%上げる。敵から逃げる際、魚雷を撃ちやすいポジションへ移動する際などに使うとよいだろう。

砲戦は不得意であるが、対駆逐艦戦闘や、味方への支援で使うところがあるので、戦術を紹介する。弾種は基本的にHEでいいが、装甲の薄い日独巡洋艦(ソ連駆逐など口径が大きければ米巡洋艦も)に対しては、AP弾でバイタルを貫通させることが可能。多くの船は砲撃と同時に発見されるが、駆逐艦は距離を十分にとれば、発見されることなく砲撃を行うことが可能である。砲撃中に発見され、敵から逃れる際は、焦らず退避する方向へ舵を切ろう。砲撃によるペナルティで本来の被発見距離以上離れても発見された状態であることもあるが、そこで欲張って砲撃を続けては被発見状態が続くばかりである。敵から距離をとることに専念しよう。

空母

空母は射程が無限とも言える航空機を装備しており、非常に強力な艦種である。そのため、敵の射程距離に入ってしまえば恐るべき量の攻撃を受ける。絶対に敵に攻撃をさせないこと。また敵空母が執拗に攻撃してくるかも知れない。なのではじめに味方巡洋艦などに援護を頼もう。また対空砲火消耗品は最後の砦であるため、できるだけ使わない。敵が使っていれば3分間で切れるのでその後に攻撃しよう。切れたかどうかは黄色い円があるか無いかでわかる。

攻撃の際は必ず手動で行おう。全発命中させるためには自分の雷撃機の信管作動距離と敵艦の大体の速度を知っておく必要がある。信管作動距離は魚雷の上に▼マークが出る位置である。また、雷撃機範囲というものも知って置かなければいけない。これは手動雷撃でどの距離までは密集した魚雷投下ができるかを示したものである。IIやIIIの空母は10km程しかないのでそれだけ前線に出るか、自動雷撃で済ませるかしなければいけない。

攻撃が終わった飛行機は速やかに帰投させるか、後続の攻撃機が対空砲火を受けないようにするための弾受けをさせる。または駆逐艦のスポットを行わせることもできるが、これは戦闘機を極力裂きたくないときに限ったほうが良い。帰投させて再補給したほうが良いからである。IIやIIIの場合は対空砲火は余り気にしなくても良い。攻撃機に複数の戦闘機が付かれてしまっている時は、艦載機に余裕があれば付かれた攻撃機を海に捨てるという選択肢もある。戦闘機のほうが速いため、場合によっては全機落とされてしまうかも知れない。一飛行隊を捨てるほうが足止めができるし、母艦が発見されるのを防ぐ役割もある。

ミッドウェイや信濃などの装甲空母は1ランク下の空母からの爆撃ダメージを食らわないようにすることができる。方法は、全飛行隊を発艦させて飛行甲板上をカラにすることである。予備機はあっても構わない。この方法は普通の戦闘で使うことはないだろうが、世界海戦などでは大いに活かすことができる。

空母には消耗品に特殊なものもある。空母に搭載できる消耗品は以下のものである。

対空砲火...これはどの空母にも搭載されている。3分間の対空砲火を行い、その間敵機はほとんど攻撃することはできない。また範囲内では爆撃精度が下がり、対空砲火ダメージを受ける。普通よりも強力な対空であり、飛行機はバタバタと落ちるほどである。

ダメージコントロール...これもどの空母にもある。浸水、火災、機器の故障を治すことができるが、大破したものは直せない。また、空母は火災発生中は発艦できない。

フロントラインステーション...信濃や珠江にある。航空機を補充することができる。これによって航空機の少なさが補える。

船体回復(グレイゴースト)...戦艦のように回復できる。現状エンタープライズのみ。使用可能回数は2回。

コメント

  • 巡洋艦の項目で、空母に対してHE弾のみでよいという記述がありましたが、HE弾が貫通する空母は低中rank帯のみで、高rank帯ではAP弾がバイタル貫通によるダメージ増大に寄与します。よって、HE弾のみという記述を改変しました。 -- 2018-07-01 (日) 23:30:43