東武伊勢崎線とは浅草~伊勢崎及び押上~曳舟間の路線名称である。現在ではこのうち、IC大回りで押上~北千住間を、東武大回りで館林~太田間において大回りで乗ることが出来る。以前は簡易改札を通過して大回り出来ると考える場合は北千住~館林、太田~伊勢崎間も大回りで乗ることができた。東武動物公園以南では東京メトロ日比谷線中目黒~北千住間、東武日光線東武動物公園~南栗橋間、久喜以南では東急田園都市線・東京メトロ半蔵門線中央林間~押上間に乗り入れる列車もある。現在浅草~東武動物公園及び押上~曳舟は東武スカイツリーラインという愛称になっている。
駅一覧
■:日光線系統の特急と「スカイツリーライナー」のみ停車
●:伊勢崎線系統の特急のみ停車
△:一部列車停車
▲:一部列車通過
★:シーズン中のみ一部列車が臨時停車
駅番号*1 | 駅名 | 普通 | 区間準急 | 準急 | 区間急行 | 急行 | THライナー*2 | 特急 | 乗り換え路線 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
TS-03 | 押上? | ∥ | ∥ | ○ | ∥ | ○ | ∥ | ∥ | 東京メトロ半蔵門線、京成押上線・都営浅草線 | とうきょうスカイツリー駅と同一駅扱い |
TS-04 | 曳舟? | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ∥ | △ | 浅草方面・東武亀戸線 | |
TS-05 | 東向島? | ○ | ○ | | | ○ | | | ∥ | | | ||
TS-06 | 鐘ヶ淵? | ○ | ○ | | | ○ | | | ∥ | | | ||
TS-07 | 堀切? | ○ | ○ | | | ○ | | | ∥ | | | ||
TS-08 | 牛田? | ○ | ○ | | | ○ | | | ∥ | | | 京成本線(京成関屋) | |
TS-09 | 北千住 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | | | ○ | 東京メトロ日比谷線、東京メトロ千代田線・常磐線(各駅停車)、JR常磐線(快速) | |
↑現在大回り可能区間 | ||||||||||
TS-10 | 小菅? | ○ | | | | | | | | | | | | | ||
TS-11 | 五反野? | ○ | | | | | | | | | | | | | ||
TS-12 | 梅島? | ○ | | | | | | | | | | | | | ||
TS-13 | 西新井? | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | | | | | 東武大師線 | |
TS-14 | 竹ノ塚? | ○ | | | | | | | | | | | | | ||
TS-15 | 谷塚? | ○ | | | | | | | | | | | | | ||
TS-16 | 草加? | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | | | | | ||
TS-17 | 獨協大学前*3 | ○ | | | | | | | | | | | | | 2017年3月31日まで「松原団地?」 | |
TS-18 | 新田? | ○ | | | | | | | | | | | | | ||
TS-19 | 蒲生? | ○ | | | | | | | | | | | | | ||
TS-20 | 新越谷? | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | | | JR武蔵野線(南越谷) | |
TS-21 | 越谷? | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | | | | | ||
TS-22 | 北越谷? | ○ | ○ | ○ | | | | | | | | | ||
TS-23 | 大袋? | ○ | ○ | ○ | | | | | | | | | ||
TS-24 | せんげん台? | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | △ | ||
TS-25 | 武里? | ○ | ○ | ○ | | | | | | | | | ||
TS-26 | 一ノ割? | ○ | ○ | ○ | | | | | | | | | ||
TS-27 | 春日部? | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ■ | 東武野田線 | |
TS-28 | 北春日部? | ○ | ○ | ○ | | | | | | | | | ||
TS-29 | 姫宮? | ○ | ○ | ○ | | | | | | | | | ||
TS-30 | 東武動物公園? | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ● | 東武日光線 | |
TI-01 | 和戸? | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | | | | | ||
TI-02 | 久喜? | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | JR宇都宮線 | |
TI-03 | 鷲宮? | ○ | ○ | = | ○ | = | = | | | ||
TI-04 | 花崎? | ○ | ○ | ○ | | | |||||
TI-05 | 加須? | ○ | ○ | ○ | ▲ | |||||
TI-06 | 南羽生? | ○ | ○ | ○ | | | |||||
TI-07 | 羽生? | ○ | ○ | ○ | ▲ | 秩父鉄道 | ||||
TI-08 | 川俣? | ○ | ○ | ○ | | | |||||
TI-09 | 茂林寺前? | ○ | ○ | ○ | ★ | |||||
↓現在大回り可能区間 | ||||||||||
TI-10 | 館林? | ○ | ○ | ○ | ○ | 東武佐野線、東武小泉線 | ||||
TI-11 | 多々良? | ○ | = | = | | | |||||
TI-12 | 県? | ○ | | | |||||||
TI-13 | 福居? | ○ | | | |||||||
TI-14 | 東武和泉? | ○ | | | |||||||
TI-15 | 足利市? | ○ | ○ | |||||||
TI-16 | 野州山辺? | ○ | | | |||||||
TI-17 | 韮川? | ○ | | | |||||||
TI-18 | 太田? | ○ | ○ | 東武桐生線・東武小泉線 | ||||||
↑現在大回り可能区間 | ||||||||||
TI-19 | 細谷? | ○ | | | |||||||
TI-20 | 木崎? | ○ | ○ | |||||||
TI-21 | 世良田? | ○ | | | |||||||
TI-22 | 境町? | ○ | ○ | |||||||
TI-23 | 剛志? | ○ | | | |||||||
TI-24 | 新伊勢崎? | ○ | ○ | |||||||
TI-25 | 伊勢崎? | ○ | ○ | JR両毛線 |
当路線を走行する車両
日比谷線直通用車両*4と200系・250系・500系*5を除く特急車は当路線の大回りでは乗車できない。
東武車*6
一般車
- 8000系・800系・850系
- 製造量数の多さから東武の103系と呼ばれる形式であるが、置き換えが進み現在伊勢崎線での営業運転範囲は館林以北となっている。
- 10000系・10030系
- 東武本線系統においての主力形式。伊勢崎線では館林以南で運用されるが、北千住~久喜間では日中は運用されない。
- 50000系・50050系
- 半蔵門線直通用30000系の後継として導入された形式。10両固定編成のみであり、有効長の足りない浅草方面には乗り入れない。東上線に導入された50000系列と仕様はほぼ同じだが、乗り入れ規定により東上線のものより幅が3cm狭くなっている。*7なお、50050系導入後も残存していた30000系の代替として、50000系の第8・第9編成が東上線より転入し、改造の上運用されている。
- 70000系・70090系
- 日比谷線直通用。20m級片側4扉の7両編成で、後述する13000系と同一仕様。2017年7月7日より営業運転を開始し20000系・20050系・20070系をすべて置き換えた。この内THライナーには70090系専用の運用が組まれる。
特急車・波動用車両
- 100系
- 愛称は「スペーシア」。日光線系統の「けごん」「きぬ」・浅草~春日部の「スカイツリーライナー」に入る。
- 200系
- 伊勢崎線系統の「りょうもう」に入る。1700系・1720系DRCの走行機器を流用した車体新造車であるが、250系(既に廃車済)は完全新造車で30000系と同一の機器を採用していた。
- 634系
- スカイツリートレインとして6050系より改造された。2017年4月16日を最後に特急「スカイツリートレイン」としての運行を終了し、現在は団体専用列車での運用である。
- 500系
- 新型特急車両。愛称は「リバティ」。1編成あたり3両編成で組成し、途中駅で分割・併合が可能。
日光線系統の「リバティけごん」「リバティきぬ」「リバティ会津」・伊勢崎線系統の「リバティりょうもう」・浅草~春日部の「スカイツリーライナー」・野田線の「アーバンパークライナー」に入る。2017年4月21日ダイヤ改正より営業運転を開始した。
東急車*8
- 5000系
- 田園都市線・半蔵門線の主力車両。第1~第3編成を除いて6ドア車が3両連結されていたが、ホームドア対応のため、全て新造された4ドア車に置き換えられた。
- 2020系
- 田園都市線・半蔵門線の次世代車両。2018年3月28日から営業運転を開始し、2018年10月1日から東武線への直通運転を開始した。第30編成以降は混雑対策として、前述の6ドア車が連結されていた4・5・8号車の座席が少なくなっている。
東京メトロ車*9
- 8000系
- 半蔵門線用の車両として19編成が製造・配置されたが、車両需要の関係で一部編成が紫帯のまま東西線向けに新造され運用していたことがあった*10。その後半蔵門線の延伸等もあり、本来の投入先である半蔵門線に転属され、東西線での運用は短い期間に終わった。現在は全編成で更新工事が完了している。2021年から新型車両18000系による置き換えが始まり、2024年4月時点では8編成が残り、全て行先表示器がフルカラーLED化されている。
- 08系
- 半蔵門線の押上延伸に伴い6編成が製造・配置された。この形式が旧営団地下鉄最後の新造系列である。
- 13000系
- 日比谷線の次世代車両。20m級片側4扉の7両編成で、前述した東武70000系と同一仕様。2017年3月26日から営業運転を開始し03系をすべて置き換えた。
- 18000系
- 8000系の老朽置き換え用に導入された形式。 従来の車両に比べ、冷房能力の向上、座席幅の拡大、バリアフリーの向上等が図られている。また、運転台部分を汎用化させており乗務員訓練が容易になるように設計されている。同時期に製造されている有楽町線・副都心線用の17000系とほぼ共通設計だが、前照灯、車体幅、帯色、内装等が異なる。2021年8月7日より営業運転に入っている。
備考
- 押上駅はとうきょうスカイツリー駅と運賃計算上、同一駅扱いである。そのため、ICカードを使って東武線・東京メトロ線に跨って乗車しても、東武又は東京メトロのみの運賃が引き落とされる場合がある。
- なお、押上~とうきょうスカイツリー間を利用した場合の運賃は157円(切符では160円)。*12但し、同一駅扱いの為自動改札では出場出来ず、窓口での精算となる。