Berlin X10

Last-modified: 2021-01-11 (月) 15:14:19
系統数18深夜バスを含む
路線図
リペイント付属デフォルトのNL202・NG272用
OMSI2対応
オールインワン
日本語ロケール一部行き先で不具合有り。ロケール変更またはファイル改編で解消できる。

解説

ベルリン中心部のティーアガルテン(獣苑、森鴎外の小説「舞姫」に登場する一帯)から、ベルリン市街南西部を経由して市外のブランデンブルグ州テルトウ(Teltow)市までを結ぶ実在のベルリン市交通局・X10系統をベースに、その経路沿いを通る他の複数系統を再現したマップ。

特徴

・ベルリン市街地とテルトウ市街地で走行条件が大きく異なる
・深夜バス及び急行バスの設定あり
・区間便・出入庫便の存在が多い(詳しくは路線の項に詳述)
・デフォルトだと路上駐車の設定がかなり多い

系統一覧

ベルリン市街地の系統→ベルリン市街地とテルトウ市を結ぶ系統→テルトウ市内の系統→深夜バスの順に記載する。

110

運行区間 : S+U Zoolog, Garten - Roseneck

一部区間を収録(実際にはS+U Zoolog, Garten - U Oskar-Helene-Heimを結ぶ)。
各日とも、早朝の1本のみCicerostr.始発の出庫便がある(Roseneck行き)。

115

運行区間 : U Fehrbelliner Pl. - Roseneck / Neuruppiner Str. / Spanische Allee

実際に運行されている全区間を収録。
X10系統の通過バス停の補完系統の役割を果たす。Roseneck行きは平日のみ、Spanische Allee行きは平日一部の時間帯、学校開講日のみの運転(学休日はNeuruppiner Str.止まりになる)。各日ともU Fehrbelliner Pl.始発の最終はZehlendorf Eiche止まりとなる。
平日ダイヤは月~木曜と金曜で少々ダイヤが異なり、月~木曜だと入庫になる便が金曜のみ折り返し運行を続けるパターンが存在するのが特徴。また学校スケジュールによるダイヤの変動があり、上述のSpanische Allee乗り入れに加えて平日朝のU Fehrbelliner Pl.行きに1本のみ学校開講日と学休日で始発停留所が異なる便が存在する(学校開講日はZehlendorf Eiche始発、学休日はRoseneck始発)ほか、同じく平日朝のU Fehrbelliner Pl. → Roseneckの区間便にこちらも1本のみ学休日運休となる便がある。ダイヤによってはU Fehrbelliner Pl.で乗務員交代あり。

285

運行区間 : Am Waldfriedhof / U Oskar-Helene-Heim - Wupper Str.

一部区間を収録(実際にはAm Waldfriedhof - S+U Rathaus Steglitzを結ぶ)。
N10系統との混成仕業あり。各日ともWupper Str.発の最終はZehlendorf Eiche止まりとなり、ここからN10に流れる。

623

運行区間 : U Oskar-Helene-Heim - Schrockstr.

一部区間を収録(実際にはU Oskar-Helene-Heim - Waldschankeを結ぶ)。

M19

運行区間 : U Wittenberg Pl. - Herbertstr.

一部区間を収録(実際にはU Mehringdamm - S Grunewaldを結ぶ)。
終夜運転。深夜時間帯はRathenauplatz止まりとなる。朝と深夜にU Adenauer Pl.が始発/終着の出入庫スジあり(両方向とも)。

M29

運行区間 : U Wittenberg Pl. - Roseneck

一部区間を収録(実際にはU Hermannplatz - Roseneckを結ぶ)。
終夜運転。夜間に少数Rathenauplatz折り返しあり。

X10

運行区間 : S+U Zoolog, Garten - (急行) - Rammrath-Brucke / Andreezeile / Gonfrevillestr.

実際に運行されている全区間を収録。
Rammrath-Brucke行きが本線で、時間帯によりAndreezeile・Gonfrevillestr.(S Teltow Stadt・平日のみ)折り返しの設定あり。当マップで最も運行距離が長く(約18km)、所要時間も43~52分(ダイヤ上)と長い。
平日のみ早朝の始発2本がそれぞれS Zehlendorf・U Oskar-Helene-Heim始発になる(Rammrath-Brucke行き)ほか、土曜の昼に1本のみS Halensee始発のS+U Zoolog, Garten行きの設定がある。このほか、平日の朝6本と土曜の始発はHeatzalleeに入らずS+U Zoolog, Gartenから直接出発する。ダイヤによってはHeatzalleeもしくはU Adenauer Pl.で乗務員交代あり。

X1

運行区間 : Waldschanke - Teltow Bahnhof

一部区間を収録(実際にはTeltow Bahnhof - S Hauptbahnhofを結ぶ。次の601も途中経路こそ違うものの同様。ベルリン西隣のポツダムまで乗り入れており、実際の西側終点のS Hauptbahnhofはポツダム市の中心駅である)。
平日に1本のみ、Puschkinstr.始発の便あり。

601

運行区間 : Waldschanke - Teltow Bahnhof / Sigridshorst

若干数がTeltow Bahnhof折り返しとなり、Teltow Bahnhof~Sigridshorst間では本数が減る。上述のX1系統と混成ダイヤが組まれており、X1としてWaldschanke→Teltow Bahnhofを運行した後、Sigridshorstまで回送してそこから601で折り返すスジもある。また、各日ともTeltow Bahnhof行きの最終便はN43に流れ、深夜バスで折り返す。
平日に限ってそれぞれ1本ずつHavelstr. → Waldschanke(後述の602関連の運用)・Warthestr. → S Teltow Stadt/Gonfrevillestr.・Warthestr. → Waldschanke(この2本は620のダイヤに挿入)の区間運行便あり。

602

運行区間 : Waldschanke → (急行) → Havelstr.
この系統は片道運転である。平日朝2本のみの運転。Havelstr.着後、1本は先述の601のHavelstr.始発の区間便に流れる。

620

運行区間 : Rammrath-Brucke - Gonfrevillestr.

一部区間を収録(実際にはS Wannsee Bahnhof - Gonfrevillestr.を結ぶ)。
上記区間が本線だが運行形態が非常に複雑で、601,625,626系統との混成スジあり。早朝に625系統のフィーダー便(後述)が挿入されている運用や、601,626系統の区間便で出入庫する運用などが存在し、乗務員ダイヤが非常に複雑。平日朝のRammrath-Brucke行きに2本のみ学休日運休の便あり(加えてこのうち1本はGonfrevillestr.ではなくTeltow Bahnhof始発となる)。

621

運行区間 : Ruhlsdorf - Gonfrevillestr.

一部区間を収録(実際にはLudwigsfelde - Gonfrevillestr.を結ぶ)。
平日のみの運転。

625

運行区間 : Ruhlsdorf - Gonfrevillestr. / Paul-Lincke-Str.

実際に運行されていた全区間を収録(現在はGonfrevillestr.以西が廃止され、S Teltow Stadt ~ Paul-Lincke-Str.の一方循環として運行されている)。
本線を通し運行するのは平日と土曜の昼間のみで、その他の時間はRuhlsdorf ~ Warthestr.とS Teltow Stadt ~ Paul-Lincke-Str.(Paul-Lincke-Str.発で平日1本のみBürgertreff行きの便あり)の区間でのフィーダー運行になる。土曜夜間と日曜昼間は特殊な運行方法になり、ダイヤ上は通し運行ながらWarthestr. ~ S Teltow Stadtを営業運行しない(途中区間回送、途中でIBISコードの変更あり)という経路になる。

626

運行区間 : Waldschanke - Heinersdorfer Weg

実際に運行されている全区間を収録。
620,625系統の出入庫も兼ねるためBetriebshof Stahnsdorf(Enzianweg) - Gonfrevillestr.
などの区間便が存在し、運行形態が複雑。WaldschankeからのS Teltow Stadt止まりが平日1本、土休日2本存在するほか、WaldschankeからのRuhlsdorf止まりが平日1本存在する(後者は625のダイヤに挿入)。前述の620系統の学校開校日便の出庫運用の絡みで、平日朝に1本のみ学休日運休の便あり。

N10

運行区間 : S+U Zoolog, Garten - Schrockstr.

一部区間を収録(実際にはS+U Zoolog, Garten - U Oskar-Helene-Heimを結ぶ)
平日の最終2本はRathaus Zehlendorf止まりになるほか、土曜の1本のみSchrockstr.からのU Oskar-Helene-Heim止まりになる。先述の通り285との混成スジあり。

N12

運行区間 : Waldschanke - Zehlendorf Eiche

現在は異なる経路で運行されている。

N43

運行区間 : Waldschanke - Teltow Bahnhof

現存しない。
先述の通りWaldschanke行きの始発は601から流れてくる。なお上述のN12系統とRuhlsdorfer Platzで接続を行う(PDFのスターフには「接続するので待つように」との但し書きが入っている。これはN12でも同様)。

N84

運行区間 : Zehlendorf Eiche - Wupperstr.

一部区間を収録(実際にはZehlendorf Eiche - S+U Tempelhofを結ぶ)。

Tips

区間便

実際のダイヤに準拠しているためか、区間便の設定がかなり多い。始発便や最終便ならさておき昼間に平然と区間便が挿入されている系統や複数の系統を跨ぐ仕業もあるので注意。Addonsファイル内にPDF形式で路線ベースのダイヤ表と車両ベースのダイヤ表のデータが存在するので詳細はそちら参照。

グラフィック設定

アドオンをインストールするとオプション画面のユーザー設定選択欄に「X10」から始まる3種類(3段階)の設定データが追加されるので、これを選択してからマップをロードするとフリーズしにくい。なお、high・mediumにおいて設定内で同時に読み込むタイル数が「2」となっているが、「1」に変更することを推奨する(場所によってタイル一枚当たりのストラクチャが相当重いため)。

車両のペイント

実際のBVGだとベルリン市内の系統とその他の系統で車両の色が違い、これは本マップにも反映されている。具体的には、ベルリン市内の系統(及びベルリン市内を起点に市外へ出る系統)が通常の黄色いBVGカラーで、ベルリン市街の実を運行する系統はこれとは違う灰地に青のカラー(NL202・NG272でいう「HVL」のリペイント)となっているので、それに気を付けて色を選べば違和感がない。

道路事情

上記したがベルリンとテルトウでは道幅を始めとした道路事情が大きく違い、特にテルトウの道はただでさえ狭い上にデフォルトだと路上駐車の数がかなり多く設定されているため対向車とのすれ違いもギリギリといった状態になりやすい。デフォルトのダブルデッカー車はホイールベースがかなり長く引っ掛けやすいので注意。

案内上の行き先

110・X10・N10系統の終点はS+U Zoolog, Gartenと案内されており、バスのLEDもこの表示となるが、実際の終点はその先のHertzalleeとなる(S+U Zoolog,Gartenの駅前バス停では折り返しができないため、Sバーンの線路をガードで潜った先に大規模な転回場が用意されており、これがHertzallee)。同名のバス停が連続したりするが、転回場内のバス停に最終的に着停しないと運行完了の扱いとはならない。
なお、平日朝のX10に存在するHeatzalleeに入庫しない便はS+U Zoolog, Gartenの発車バス停へ入る道(即ちHeatzalleeからの車が右折する道路)へ直接左折してS+U Zoolog, Gartenへ向かうこととなる。

他のデフォルト車両の運行

OMSI2自体に最初から追加されているBVG仕様の車ももちろん運行できる(要hofファイルのコピー)。電光式表示の車はともかく、当時既に全廃されていた幕車用の幕データも用意されているためそういった車でも運用できる(ただし一部表示できないコマあり。X系統の「X」などが出せない)。

現在の路線

ベルリン市内 - bvg.de
テルトウ市内 - regiobus Potsdam Mittelmark

公式による実際の路線図。いずれもドイツ語。

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