OMSI2マニュアル日本語訳
マニュアル第3章からの日本語訳です。
第1~2章はこちらにあります。
http://nakitura.sakura.ne.jp/?p=51
※このマニュアル日本語訳は予告なしに加筆訂正される場合があります。
3. シミュレーターの操作
このチャプターではOMSIシミュレーターの操作方法を解説します。
3.1 シチュエーション
メインメニューでいつでも現在のシチュエーションを保存できます。保存されるデータは、現在のマップ、車両、それらの位置、及び現在の気象、日時です。保存されたシチュエーションはあとからスタートメニューで選択して読み込むことができます。
3.2 ステータス
ステータスリポートとして役立つ情報を画面の左上に赤文字で表示させることもできます。さらに乗客のセリフやチケット販売時の情報も無効化していなければ表示させられます。オプションで"Show Ticket Sales and Passenger Dialog hints(運賃と乗客のセリフ表示)"のチェックを外せばこれを無効化できます。
ステータス表示の切り替えは[Shift]+[Y]を押します。同時に押すごとにステータスに表示される情報は増え、やがて非表示に戻ります。
3.3 複数のバス
OMSIでは1台だけでなく複数のバスを運転できます。言うまでもありませんが同時に複数台運転するのは無理な話なので、バスをどこかに停めてから他のバスに切り替えます。また新規車両を任意に追加したり、今あるバスを消し去ることもできます。
3.3.1. 操作バスの切り替え
アクティブなタイムテーブルがなければ二つの方法で操作するバスを切り替えられます。
- フリーカメラ([F4])で他のバスを直接クリックして選び、切り替えの確認で"Yes"をクリックする。
- ゲームメニューからをクリック、望みのバスを選択し"OK"をクリックして確定する。
3.3.2. 新規バス追加
ゲームメニューからアイコンをクリックしましょう。ダイアログが開きバスの選択と各種設定が行えます。アクティブなタイムテーブルのバスがあるとこの機能は無効です。
3.3.3. 操作バスの削除
バスを削除するにはゲームメニューからアイコンをクリックします。タイムテーブルがアクティブだとクリックすることはできません。
3.3.4. バスの再配置
アクティブなタイムテーブルが無ければバスを新しい場所に配置し直すこともできます。2つのオプションから選びます。
- フリーカメラで開けた場所を左クリックします。「バスをこの場所に配置しますか」と尋ねられます。確定するとカメラの向きに従いカメラと同じ方向にバスが配置されます。つまり配置には少し練習が必要かもしれません。
- バスをプリセットされた場所に再配置することもできます。メニューからをクリックすると新規バス追加と同じダイアログが表示されます。
3.3.5. バスのコントロール獲得
現在のバスがAIバスとするとをクリックすることでコントロールを横取りできます。AIは無効化されそのルートをあなたが運転することができます(いや、運転しなきゃハンドルを握る人が誰もいませんよ!)。でも気をつけて、アウトバーンを100km/hで突っ走っているのなら素早く行わなくては!
3.3.6. バスの明け渡し
OMSIがあなたの位置を認識していればをクリックしてバスを放棄することができます。タイムテーブルがアクティブであなたの位置がルート上のどこなのかOMSIが把握できれば、AIドライバーがあなたからコントロールを獲得しスケジュールに沿って運転を続けます。OMSIがそれを正しく判断できない場合のAIはバスを回送で運転します(をクリックしたときAIドライバーがどう振る舞うか確認できます)。
3.3.7. バスの修理
事故を起こすとエンジンやミッションへのダメージや電気系統のショートや様々な種類の故障をもたらします。オプションの設定によりメンテナンス不良が原因での故障もあり得ます。充分に電気系統が働かなくても運転を続けることができる場合もありますが、まったく運転できなくなるかもしれません。その場合をクリックしてバスを修理できます。
あらゆる修理には時間がかかります ―― あなたがルート上のどこかにいるならなおさら。修理班が到着するのを待たなければいけませんし。
3.3.8. 洗車
たとえどんなアクシデントを回避したとしてもあなたのバスは次第に汚れていきます、とりわけ悪天候時には。車両基地やガソリンスタンドに入り次第、から"Wash"をクリックして洗車することができます。
3.3.9. 給油
バスは当然燃料が必要です。給油するには車両基地やガソリンスタンドに寄ってシンボルをクリックしたのち"Refuel"をクリックします。これでバスの給油が始まります。途中で止めるにはもう一度"Refuel"をクリックしてください。バスの燃料タンクは路線を数往復できるほどの燃料を積めるぐらい充分大きいので、燃料切れで立ち往生するなんて思えないですよね。ですが気を配るべきなのです!
4. バスのコントロール
このチャプターではバスのオペレーションとシステムの解説をします。あなたが"はじめの1km"を読んでいることを前提にしています。最初に一般的な事柄を、のちにMAN SD200/SD202/NL202の特徴の解説をします。もちろん連節バスNG272に関しても。
4.1 TrackIR
TrackIRがインストールされていてTrackIRソフトウェアが稼働しているならオンとオフの切り替えができます。TrackIRはビューコントロールとして運転席視点でのみ使用でき、その他の外部視点のコントロールはしません。
4.2. スケジュールと乗客
4.2.1. 停留所
これはまったく簡単です。バス停に着車すれば人が乗り込むことができ、扉を開けて全員乗車するまで待ったら運転を続けます。同時に降車する乗客もいます。
しかし乗客は乗車したいバスにだけ乗り込むので、方向幕を乗客が識別できる目的地へ切り替える必要があります。
- 76系統
- Grundorf(グリュンドルフ) - 架空、チュートリアルマップ
- Nordspitze Bauernhof ノルトシュピッツェ・バウエルンホフ (北ターミナル)
- Einsteindorf Krankenhaus アインシュタインドルフ・クランケンハウス (南ターミナル)
- Bhf. Nordspitze. ノルトシュピッツェ駅
- 92/137/13N/N33系統
- Spandau (シュパンダウ)
- Freudstr フロイト・シュトラーセ (北ターミナル)
- Falkensee ファルケンゼー (ドイツ統一後の北ターミナル)
- Stadtgrenze シュタットグレンツェ または Reimerweg ライマーヴェーク (南ターミナル)
- 経由
- U Rathaus Spandau U-ラートハウス・シュパンダウ
- U Altstadt Spandau U-アルトシュタット・シュパンダウ
- Am Kiesteich アム・キーシュタイヒ
- Westerwaldstr ヴェステルヴァルト・シュトラーセ
- 5/130/N5/N30系統
- Spandau (シュパンダウ)
- Nervenklinik ネアフン・クリニーク精神病院 (北西ターミナル)
- U Ruhleben U-ルーレーベン (東ターミナル)
- 経由
- U Rathaus Spandau U-ラートハウス・シュパンダウ
- Waldkrankenhaus ヴァルト・クランケンハウス
- Fernbahnhof Spandau フェルンバーンホフ・シュパンダウ
- Spektefeld Schulzentrum シュペクテフェルト・シュルツェントルム 総合学校
4.2.2. 乗客
陽気なベルリンの人々はあなたと乗りたいのです。彼らはバスに乗り込むと挨拶を交わしたり何かあれば愚痴をこぼしたりしますし、チケットを要求したりします(OMSIでそう設定されていれば)。乗客が降りようとするときには降車ボタンが押されて車内停車サインとダッシュボードのランプが灯ります(黄色かオレンジ色の大きなランプ)。そこにバス停がなければ降りようとしませんが、あなたの運転がめちゃくちゃに荒かったら彼らは逃げを決め込みますよ!
4.2.3. チケットの発券
振る舞いは常に同じです。乗客がキャッシュデスクにやってきて望みのチケットを伝え運賃をテーブルの上に置きます。
もし"easy"モードを選択していたら必要なのは、[Shift]+[T]でお金を受け取り、[T]でチケットを受け渡し、釣り銭が必要なら[Ctrl]+[T]を押すだけです。
もし"advanced"モードを選択していたら実際と同様の手順が必要です。
- 1993年以降すべてのバスはチケットプリンターを装備しています。該当チケットのボタンを押して右下にある縦長の緑ボタンを押して確定してください。チケットを間違えたらそれを破棄して(チケットをクリック)もう一度繰り返します。チケットが合っていれば乗客が受け取るでしょう。
- チケットパッドしかないバスもあり、必要なチケットをクリックして切り取ることができます。
(実際はベルリンではドライバーがチケットにスタンプを押さなければなりません。OMSIでそのスタンプを見ることはできますが、異なった発券システムを採用したAdd-Onには不必要であり、我々はその実装を見送ったのです…) - 乗客の支払った運賃をクリックして受け取ります。
- 正しい釣り銭を運賃箱の適切なボタンを押して出します。ヒント: 上段のキーを押せば同時に複数のコインが出るので、つまり最小のクリックで大きな金額を加算できるのです。ボタンには機械から幾らの釣り銭が出てくるか金額が表示されています。
- 釣り銭を間違えたら乗客から知らされるので余分なコインをクリックして取り除きます。
- OMSI2の金額変動に注意!1986年から1994年にかけた物価の大幅上昇がシミュレートされています。設定で無効にしていなければ、要求されたチケットとその金額、乗客が支払った金額が左上に表示されます。
注意 ―― 最小コイン数で釣り銭を渡しましょう。もしも小銭だらけで釣り銭を渡したら乗客から文句を言われるのは必至です。しかし心配はいりません ―― 釣り銭が切れることはないのであなたの好きなコインの組み合わせで釣り銭を渡すことはできます。
そしてお忘れなきように、当時はまだ古いドイツマルクが使われていて、しかも20ペニヒ硬貨はありません!;-)
4.2.4. スケジュール
用意がよければ現実のスケジュールに従ってルートを運行できます。スケジュール設定ダイアログを開き、系統と行路を選択します。また次の出発予定時刻を確認できます。
例: あなたは10:00にSpandau depot(シュパンダウ車両基地)にいます。92系統の"Mo-Fr 1"行路を選択すると次のStadtgrenze(シュタットグレンツェ)停留所の発車時刻10:23が確認できます。
通常はこの路線のAIバスから運行を引き継ぐことになりますが、"Additonal bus(追加のバス)"チェックボックスも活用できます。AIバスから引き継いだ場合、AI車両は回送として車両基地へ帰り、この系統の受け持ちはあなたになります。Additional bus(追加のバス)にチェックを入れるとAIバスと共にルートを運行します。
行路は現在の日時に割り当てられたもののみ選択できます。例えば金曜に日曜のスケジュールを選択することはできません。
注目: いくつかの系統で行路が選べないとき、その路線が現在休止中の可能性があります。言うまでもなく5N/N30系統と13N/N33系統は深夜バスなので夜間にのみ選択できます(ベルリンでは午前0時から午前4時)。5Eと92E系統を運行するにはそのスケジュールをチェックする必要もあるでしょう。
ではスケジュールに従って運行開始しましょう。前記の例だと方向幕を"betriebsfahrt(ベトリーブスファート=回送)"に切り替えて始発点 Stadtgrenze(シュタットグレンツェ)停留所に向かいます。そこに着いたら方向幕を"Freudstr.(フロイト・シュトラーセ)"に切り替えます ―― でないと乗客はバスに乗り込んで来きません。
スケジュールに沿って運転しているなら運行に必要なすべての停留所の出発時刻が書かれた行路表が出現します(※訳注:ダッシュボード付近。[Insert]キー)。さらにステータス画面([Shift]+[Y])で追加の情報(次の停留所、出発時刻、遅延)を確認できます。D92では現在の遅延状況がIBISにも表示されます。
ボタンをクリックし"Schedule evaluation(スケジュール評価)"を選ぶとステータスリポートが閲覧できて、テキストファイルとして保存もできます。
終着点に着いて扉を開けるとすぐにこのダイアログが自動的に開きます。これで最初の便が終了し次の便がアクティブになります(※訳注:マイクスイッチで送る必要があります)。もしスケジュールを取りやめたいならをもう一度クリックしましょう。
OMSIを終了すると現在のステータスが保存され次回はそこから再開できます。
AIバスから引き継いでいればそのルートとスケジュールも自動的に引き継ぎます。
運行終了後に自動的に表示されるスケジュール評価はオプションのAdvanced設定(No automatic timetable analytics)でこの機能を無効にできます。
4.3. The MAN SD200
このバスはスタンダードな2階建てバスでVöV(ドイツ運輸連合)の標準バスガイドラインに適合し、それはまるでシングルデッカーのMAN SL200やMercedes-Benz O305のようです。
シャシーの製造元はMAN、ボディは Gaubschat、Orenstein & Koppel 及び Waggon Union社が担いました。総計956台のこの型式が1973年から1985年にかけ西ベルリンで運行開始しました。
それぞれの年式によって重要な違いが数多くあります(もちろんOMSIでも!)。最初のモデルであるSD74(1974年式)は最終モデルのSD85と非常に似かよっていますが、多くのコンポーネントやシステムが年代によって何度か更新されました。エンジン、パワートレイン、方向幕、リアアクスル、ステアリングホイール、ダッシュボード、シート、インテリアの色、ワイパー、ロアデッキの高さ、床張り、階段の数、その他諸々が年式によって異なります。
OMSIでは以下のモデルが利用できます(最も重要な違いをリストします):
- SD77はアッパーデッキへ登る階段が一つだけで側面方向幕は前ドア直後の窓に。
- SD80は階段が2つになり側面の方向幕は前扉の上に。
- SD81からVöVが第二世代へモデルチェンジし、 四角いテールランプ・ブレーキランプ・リアウィンカー、ステアリングはモダンなものへ、豪華な座席、ダッシュボードはモダンなピクトグラム警告灯となる。
- SD82には最初のマトリクス方向幕が装備される(まだライトグレイでしたが)。
- SD83のマトリクス表示はライトグレイだけでなくライトグリーンが実装され一部のバスは(完全自動の)方向幕が実装される。
- SD84は新しいエンジンとライトグリーンのマトリクス方向幕を持つ。
- そして最終モデルのSD85ではモダンなトランスミッションを持ち、ストップブレーキまたはサービスブレーキが掛かると自動でニュートラルにシフトし、そしてまた完全停止にまで及ぶ広いレンジ幅を持つリターダーが装備される。
4.4. The MAN SD202
SD202は第二世代VöVの標準2階建てバスで、全てのVöV-IIバスに見られるように、角ばったフォーム・小さなタイヤ・低床型・モダンなインテリア、などが前世代からの変更点になります。
SD200と同様、MAN社製のシャシーの上にベルリンのWaggon Union社製ボディが乗ります。1982-83年に3つのプロトタイプが生まれた後、1986年から1992年に掛けて468台のバスが製造されました。
SD202の製造期間は短いため変化はやや小さいですが、SD200と同様年を追うごとに多彩なデザインが生まれます。主な変更点はドアのメカニズムや手摺の色、そして1998年にはバリアフリー化されました。
SD202は明確にそう設計されたわけではありませんが、乗降口の段差を無くした最初の2階建て低床バスと言えます。90年代初頭に本格的な車いす適合バスが一旦出回ると、以前の "車いす適合" のSD202は単に "車いすフレンドリー" として再認定され、それ以来の新しいバスにはスロープや"ニーリング"能力などの支援装備を持つようになります。
以下のモデルがOMSIで実装されています:
- D86: 角ばったホイールハウス、大きなエンジンコンポーネント、銀のMANロゴ、圧縮空気式ドア、狭い窓枠ゴムパッキン、茶色の手摺。
- D87: 丸いホイールハウス、小さなエンジンコンポーネント、黒いMANロゴ。
- D88: ベビーカー/車いすスペースを広くとった車いす適合設計、電動ドア、赤い手摺、ピリオドの無いMANロゴ。
- D89: 2階席の新しい暖房システム、後部の長椅子を前方へ配しサイドのエアベンチレーションの配列を新しく。
- D90: 扉のゴムパッキンを整列させるインテリジェントドアコントロール、交通信号機を部分的に制御する赤外線送信機。
- D91: リアフォグランプ、さらに後に内部停止表示器を追加させるための備え。
- D92: 内部行先表示器、IBIS2システム、ABSとASR。OMSIではこのモデルには90年代に広まったチケットプリンターが備わっています。
4.5. 連節バス MAN NG272(2)
数多くのOMSIファンが待ち望んでいたOMSIで最初の"リアルな"連節バスです ―― つまりOMSI1でフィーチャーされた2階建てバスはベルリンで典型的ですが、そうではない初のバスになります。
NG272(2)は1992年の全ドイツ運輸連合による第二世代VöV底床式連節バスです。BVG(ベルリン市交通局)は1992年にGN92シリーズと呼ばれる25台の車両を獲得しました。
NG272(2)はフロントウィンドウが低いことから分かるように初の低運転台仕様です。バケット型の座席を使うトレンドに反してBVG NG272はMANの第一世代標準バスに見られるようなクラシックなベンチシートが採用されました。ベンチシートはMAN GN92で高い座面による快適性の追求に至ります。6.8Lターボチャージャーエンジンの効率を高めるため、BVGの車両で初めてVoith社製4速トランスミッションと超クロスレシオを採用しました。GN92初期型からバスストップディスプレイと電子発券機が装備されています。
4.6. The MAN NL202(2)
OMSIで新型NG272をシミュレートすると必然的結果その弟分であるバージョンも含まれ、それがNL202(2)です。実のところNL202(2)はBVGの車両群の一員ではありません(前身であるNL202が好まれました)が、私企業によって運用されたため1992年以降ベルリンの路線でダークイエローのそれを見ることができました。BVG自体は1996年にMAN社製シングルデッカーの発注を再開し、Euro-II エンジンを積んだ先進のNL262が登場します。
4.7. SD200とSD202のコクピット
SD200とSD202のオペレーションはとても似かよっているので、両方のバスのシステムを一緒に説明しましょう。
4.7.1.Dashboard
以下のページでSD77/SD80/SD81/SD85/D86/D92そしてGN92のダッシュボードの図が見られます。その他のモデルのダッシュボードはこのマニュアルに掲載した図とディティールが少し違うだけなので、以下の説明が全てのダッシュボードに当てはまります。
ステアリングコラムをクリックすると非表示にできるので最適な視点が得られます。
SD77 ダッシュボード:
SD80 ダッシュボード:
SD81 ダッシュボード:
SD85 ダッシュボード:
SD86 ダッシュボード:
SD92 ダッシュボード:
GN92 ダッシュボード:
(1) 速度計と時計 | |
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(2) オドメーター/km | バスを出現させた際にその製造年代とOMSIの年代設定に応じて自動的に値が設定されます |
(3) パーキングブレーキ | リアアクスルに働くブレーキで[.]でセットでき、これは乗用車のパーキングブレーキのようですがスプリングの力でブレーキが働き圧縮空気で解除されます。なのでシステムの空気圧があまりに小さいと自動的にブレーキがかかりますが、これはブレーキを開放しておく空気圧が足りないために生じます。 |
(4) キーシリンダー | キーを抜くとバッテリーと切り離されます。電源を戻すにはキーを入れ直してバッテリースイッチ(5)を押し下げる必要があります(いくつかのモデルは単にキーを差し込むだけです)。キーを回すとライトが点灯します。 中間位置[Shift]+[L]でパーキングライト、右位置[L]でロービーム、左位置で消灯([L]または[Shift]+[L]をもう一度押す。) |
(5) メインバッテリースイッチ | このボタンを押さないかぎりバスに電源投入できません (キーがすでに差し込まれている必要があります) (いくつかの車両にこの機能はありません) |
(6) スターター[M] | エンジンが回り出すまで押す必要があります。 |
(7) エンジンカットオフ[M] | エンジンが完全に停止するまで押さなければなりません。 |
(8) ハザードランプ表示灯 | |
(9) ギアセレクター | 3またはDでギアが全段使われます。2で最初の2段のみが使われ、1で1速のみ使われます。RでバックしNはニュートラルです。前進からリバースまたはリバースから前進に変えるとき、先にニュートラルに入れないとシフトすることはできないので注意です。またそれぞれキーボードの[N], [R], [D](3速), [1] と [2] キーも使用できます。 SD77はまた特殊で、ニュートラルボタンの代わりに現在のギアボタンをもう一度押す必要があります。リバースギアに入れるには“R-frei”(reverse free)ボタンも押さなければなりません(ギアセレクターの右側にあります)。 D92だけでなくNL202やNG272には"1"や"2"ボタンが存在せず、"3"ボタンは"D"に置き換えられています。 なお、リバースギアは歩行速度以下の時にだけ入ります。 |
(10) バスストップブレーキ | スイッチを引き上げて([Num -])セットできます。バスストップブレーキはバスが完全に停止すると掛かり3.5気圧でリアアクスルをホールドします。スイッチを引き上げた時のみ前扉は開きます。このブレーキが掛かっていれば自動的に後扉がアクティブになり、ベビーカースイッチ(35)や降車ボタンをあなたや乗客の誰かが押すと後扉は開きます。一定の時間が経ったり出口に立った乗客がいなくなると(あるいは降車ボタンやベビーカースイッチがまた押されることがなければ)ドアは閉じられます(※訳注:ベビーカースイッチはもう一度押して解除する)。ドアがまだ開いているときにバスストップブレーキボタンを戻したとしてもブレーキは後扉が閉まってから解除されます。 |
(11) 前扉ボタン | 左のボタンで前側パーティションが、右のボタンで後側パーティションが開きます。また[Num /] と [Num *]も使えます。ドアが開くのはバスストップブレーキスイッチが入れられているとき (空気圧式ドア) またはバスストップブレーキが実際に掛かっているとき (電気式ドア) の場合です。 |
(12) 停車表示灯 | 乗客(またはあなた)が降車ボタンのどれかを押したりあなた自身がベビーカースイッチ(13)を押すと直ちに車内停車サインとともにランプが灯ります。 |
(13) ベビーカースイッチ | このスイッチを入れておく限りそれは(継続的に!)降車ボタンが押されたことになります。運転中ずっと停車表示灯と停車サインが灯ります。バスストップブレーキがアクティブになり後扉が開き、このスイッチが切られるまでドアは開いたままになります。これはベビーカーや車椅子や重たい荷物を持った乗客が乗降する助けになるし夏場にバスの空気を入れ替える助けにもなります。 |
(14) 8:00pmスイッチ(D92のみ) | これを入れるとバスストップブレーキが掛かり、後扉を開けずに前扉だけが開くようになります。このスイッチはベルリンの場合、午後8時以降乗客はバス停間で降りられるようになっているためそう名付けられましたが、このとき前扉だけを使います。その際に後扉が開いてしまうのを防止するため、90年代初頭に8:00pmスイッチが導入されました。 |
(15) マイクロフォンフットペダル | クラッチペダルまたは[Q]でスイッチが入ります。ペダルを踏んでいればあなたはPCに接続されたマイクで次の停留所をアナウンスできますし(このアナウンスはOMSIに認識はされません ;-))IBIS装置は次の停留所を示します。バスが対応していれば車内アナウンスのトリガーにもなります。 |
(16) 行路表 | |
(17) IBIS | 後述します |
(18) 圧力ゲージ | このニードルが持ち上がっていると、エアーコンプレッサーの圧力が充分ではないということです。バスの準備は整っていませんよ! |
(19) 2連エア圧力計 | 車両には二つのブレーキ系統が備わっています。赤い指針は現在のブレーキ圧力を示し(ブレーキを使っていなければゼロを示す)、白い指針はリザーバータンクの充填圧を示します。試してみましょう ―― バスを完全停止状態にしブレーキを踏みます。ブレーキ圧は跳ね上がりリザーバー圧力がわずかに減ります。エンジンが回っているときのみリザーバー圧力が回復します。ドアやパーキングブレーキの操作でもリザーバー圧力が下がるでしょう。 |
(20) 水温計 | エンジンの温度が異常な低温あるいは高温の場合の指標になります。もし100℃を超えたらなんらかのトラブルです!一方、ヒーターがどのくらい効果的に働いているかの指標にもなります。クーラントが冷えている場合、エンジンブロックヒーター(37)を入れる必要があるでしょう。 |
(21) 燃料計 | (SD77を除く ―― ステータス表示で確認するしかありません) |
(22) 油圧計 | |
(23) ワーニングランプ "発進不可!" | エンジンが掛かっていない、圧縮空気が充分にない、つまりブレーキングパワーが充分でない、これらの場合に点灯します。 |
(24) 後扉インジケーター | 後扉が開くと点灯します。もしドアが開きっぱなしになると典型的なBVGの運転士はこう言います「ドアから離れてください、さもないと我々は永遠にここで朽ち果ててしまいます」しかしOMSIでこうなるはずはないのですが ー とにかくもしそうなったら、ベビーカースイッチ(13)をオン/オフすればドアは閉じられるでしょう。連節バスには言うまでもなくこのインジケーターが二つ備わっています。 |
(25) パーキングブレーキ警告灯 | |
(26) 水量警告灯(未実装) | |
(27) 油温警告灯(未実装) | |
(28) バッテリー警告灯 | オルタネーターが充分な電力をまかなえないときはバッテリーが使われることに注意。通常エンジンが停止していると点灯します。 |
(29) ハイビーム表示灯 | |
(30) ウィンカー表示灯 | |
(31) ベビーカー表示灯 | 乗客がバスの外のベビーカーボタンを押すと点灯し、ベビーカースイッチ(13)をあなたがオン/オフすると消灯します。本来は乗客が乳母車を押してバスに乗車する際にあなたに知らせるために使われますが、OMSIでは実際には起こりません。このボタンはあなた自身で使ってね! ;-) |
(32) 自動潤滑システム表示灯 | 運転中にシステムが車軸のベアリングなどに注油すると断続的に灯ります。 |
(33) ABS警告灯(1992年製以降のバスに装備) | アンチロックブレーキシステムが作動すると点灯し、さらには電気系統のスイッチが入れられ運転が開始されるあいだにも点灯します。 |
(34) ASR警告灯(1992年製以降のバスに装備) | ASRシステム(※訳注: アンチスピンレギュレーター=トラクションコントロール)が作動するときやスイッチ(49)が切られると点灯します。 |
(35) 緊急バルブ警告灯(電気式ドアを装備したバスのみ) | |
(36) E-Gas警告灯(D88以降に装備、未実装) | (※訳注:たぶん電子スロットル制御、ETC) |
(37) 補助ヒーター | 外気温が低いときにクーラントを温めることができ、エンジンを素早く暖気することができます。補助ヒーティグシステムは動き出すのにしばらく時間がかかり、スイッチが切られた後も一時的に動き続けます。 |
(38) ダイレクトリターダースイッチ(左) オン/オフスイッチ(右、D92は未装備) | これらのスイッチでリターダーをコントロールします。リターダーはトランスミッションにビルトインされた摩耗知らずの流体ブレーキで独特な音を発します。右のスイッチをオンにするとブレーキペダルを踏んだときにだけリターダーが動作します。左のスイッチをオンにするとアクセルを離すと同時にリターダーが動作し強力な効果を生み出します。このモードは急勾配な下り坂でブレーキを節約するのに有効です。凍結路ではブレーキを的確に制御できるようにリターダーをオフにしなければなりません。 |
(39) 室内灯スイッチ | (左から)運転席の真上にあるドライバーズライト、ロアデッキ右側1番灯、アッパーデッキ室内灯、ロアデッキの残り。またキーボードの [6], [7], [8], [9]キーがそれぞれ使えます。 |
(40) ハイビームフットペダル(SD200のみ) | 通常は[F]キーを使うだけで済みます。ヘッドライト消灯時はパッシング(ハイビームのオン/オフ)として機能します。OMSIでパッシングを使うと道をゆずることができます。 |
(41) ウィンカー | D89からはワイパーと兼用レバーになります。 |
(42) ワイパー | SD200では左から"HI"、"ON/OFF"、"間欠"、"ウォッシャー"です。SD202ではステアリングコラムに付き、中でもD89型からはウィンカーレバーと一体となりました(ウォッシャーボタンは先っぽに)。ウォッシャーボタンはスプリングローデッドなのでウィンドウを洗い終わるまで押し続ける必要があります。またキーボードの[W]で"ON/OFF"の切り替え、[Shift]+[W]で"間欠"の切り替え、[Ctrl]+[W]がウォッシャースイッチです。 |
(43) ファンスイッチ | ヒーターのセッティング(44)に応じてサーキュレーター外気導入、ヒーター外気導入、ヒーター内気循環が吹き出します。新型NG272とNL202はモダンなヒーティングシステムが搭載され、これは個別に解説します(4.7.8. ヒーターの項)。 |
(44) フロントヒーター | 2番めの赤いレバーが特に重要で、青(COLD)から赤(HOT)で切り替えます。右端のレバーがサーキュレーターの制御で、上でヒーター外気導入、中でヒーター無し外気導入、下でヒーター内気循環です。外気温が低いときは内気循環が効率的ですが外気を取り込めません。NG272とNL202は別のコントロールパネルで細かく制御できます。 |
(45) インテリアヒーター | バス全体を温めることができます。 |
(46) リアビューミラーヒーター(未実装) | |
(47) エンジンクーリング | 通常ラジエターファンはサーモスタットによって自動制御されますが、手動でコントロールすることもできます。 |
(48) フォグランプ(1991年製以降のバスに装備) | |
(49) ASRスイッチ | ASRシステムのオン/オフを切り替えます(D92・NL202・NG272) |
(50) ECAS/ニーリング装置 | バスの車高が下がっていると黄色のランプが灯もります。この状態でストップブレーキは解除されません。黄色のランプが点滅する場合、第4サプライリザーバーの圧力が低下していて(6.5気圧以下)バスの車高調整はできません。通常、電源投入後にわずかの間二つのランプが点灯します。 |
(51) スロープ表示灯 | スロープを伸ばすと点灯します。 |
(52) 連結部保護装置警告灯 | 連節バスの連結部のアングルが47°を超えると点灯し、保護システムが働きます。同時にワーニングブザーが鳴ります。連結部保護システムはアクセルペダルを無効にすることで ―― ギアがバックに入っていればストップブレーキが掛かり ―― 連結部の限界角度の超過を防ぎます。 前進して連結器が許容範囲に収まるのを確認します(※訳注:つまりバックしているときに連結部が折り曲がりやすい)。特別必要なときにはロッカースイッチ(56)でシステムを無効化できます。 |
(53) ニーリングスイッチ | バスが停止していて第4サプライリザーバーの圧が充分にあれば車高を低くできます。事前ににストップブレーキを掛けておくことが推奨されます。車高が元に戻った場合のみブレーキは解除されます。 |
(54) スロープ及びリフト装置のメインスイッチ | リフト装置やスロープを操作するためにはメインスイッチをクロスポジション(横向き)に入れることが必要です。前扉のリフト装置はロッカースイッチ(55)を使って操作します。2番ドアのスロープを展開するにはストップブレーキを掛けて、ベビーカースイッチ(13)を入れる必要があり、そうすることでドアを開放しておくことができます。ここでドアの周辺にある3つの車いす用ボタンのうち一つを押せばスロープが展開します。ベビーカースイッチをオフにするとドアは閉じられ自動的にスロープが格納されます。スロープが動いているあいだ外の警告灯が点滅しブザーが鳴ります。 |
(55) リフト装置ロッカースイッチ | リフト装置を展開するにはメインスイッチ(54)をオンにして、下側のロッカースイッチを押し続けます。始めはスロープが展開します。そして最終ポジションに到達すると動作は停止し、ボタンを一旦離しもう一度押すとリフト装置が下がり始めます。元に戻すにはこの手順と同様に上側のロッカースイッチを操作してください。リフト装置が2つの最終ポジションの間にあるうちはバスの外側の警告灯が点滅しブザーが鳴ります。 |
(56) 連結部保護装置ロッカースイッチ | このスイッチを押して保持しているあいだ連結部保護システムを一時的に無効化できます。 |
4.7.2. 圧縮空気システム
車両には圧縮空気システムが搭載され、ブレーキやドアの操作に使われます。2連エア圧力計(19)に圧縮システムの現在の状態が示されます。圧力はエンジンと接続されたコンプレッサーによって作られます。
圧力が8.5気圧に到達すると圧縮空気システムからコンプレッサーが接続解除される音が聞こえるでしょう。バスの外にいる場合は安定したささやくような音がヒス音を伴って聞くことができます。圧が7気圧付近に下がるとコンプレッサーは再接続されます(カチッと鳴ってヒス音は止まります)。システムは、フロントとリアアクスルのブレーキ、パーキングブレーキ、ドア、サスペンションの4系統を持ちます。個々の系統は繋がれていて圧が抜けた際に ―― 安全限界の範囲内で ―― システム全体に影響を及ぼしますが、ブレーキシステムが完全に故障することが防止されます。
4.7.3. パーキングブレーキ
パーキングブレーキは圧縮空気によって作動しますが、空気圧が低いときにはスプリングの力が勝るようになっています。ブレーキレバーの操作で圧縮空気が充分に送られないとブレーキは解除されません。
ゆえにブレーキの専用回路の圧が極端に低いときには自動的にパーキングブレーキが掛かるのです。これはエア圧がロストした際にパーキングブレーキがバスを止めることのできる唯一のブレーキとした安全機構です。またバスから離れるときはいつもパーキングブレーキを忘れずに!
パーキングブレーキが掛かるとパーキングブレーキ警告灯(25)が灯ります。ただしフットブレーキがフルに掛っていると、安全機構としてリリースバルブが開きパーキングブレーキの効果が減少するのでランプは消灯します。
4.7.4. 電気系統
キー(4)を挿入して電気系統の電源を入れメインバッテリースイッチ(5)を押します。IBISのスタートアップ音が鳴りライトとディスプレイが目覚めます。IBISディスプレイも点灯します。
電気系統のスイッチを入れっぱなしだとバッテリーが上がってしまうのを忘れないで!エンジンが回っていてチャージングライト(28)が灯ればそのバッテリーは充電されるでしょう。
遅かれ早かれ、その後のメンテナンス状態はバッテリーに影響されていることに気付かされるはず…
電気系統のスイッチを切るにはキー(4)を抜きます。
電気系統のスイッチが切られても、室内灯、ワーニングライト、補助ヒーター、前扉はまだ機能します。注意 ―― このときバスストップブレーキは機能しないので、電気系統のスイッチを切る前に必ずパーキングブレーキを掛けてください!
4.7.5. 方向幕ユニット(旧)
SD200のSD81シリーズまでは旧スタイルの幕式方向幕が使われ、古いタイプの方向幕ユニットで操作します:
(1) カウンター
(2) "アップ"ボタン ―― [F8]を一度押してから[Page Up]を押す
(3) "ダウン"ボタン ―― [F8]を一度押してから[Page Down]を押す
(4) "シンクロナイズ"ボタン
(5) 車体番号(新型SDシリーズもここにあります)
(6) 行先コード表
これらのバスの系統番号幕は実際は機械式クランクでセットします。我々はまだこのメカニズムを実装していないので、系統番号はキーボードショートカットを使って"クランク"できます。
先に幕の桁を[F5],[F6],[F7]から選んで押し、[Page Up]または[Page Down]を幕が望みの位置に来るまで押し続けます。
一方、行先表示器は電動コントロールなので上記ユニット説明のように使用します。どの行先が現在表示されているか見極めるためカウンターと行先コード表を使用します。行先を変更するには"Up"または"Down"を押します。また[F8]キーを一度押してから[Page Up]または[Page Down]キーも使えます。カウンターの数字を進めたり戻したりするたびに表示も変わります。一旦表示が止まって一拍置いたあとのみ再び表示を進められます。
稀にフロントとサイドの行先表示とカウンター間で食い違いが発生する場合があります。この場合、"シンクロナイズ"を押してすべての表示をゼロ位置に戻します。カウンターはゼロになりすべての表示は再び同期します。
4.7.6. 方向幕ユニット(新)
SD83シリーズには新しいタイプの方向幕が備わっていて、コントロールユニットにも若干違いがあるので操作方法は旧式タイプと多少異なります。
(1) 行先表示コード
(2) 系統番号コート
(3) 方向幕スタートボタン
(4) "シンクロナイズ"ボタン
(5) 方向幕カウンター
これらの幕が自動で設定されます。このコントローラーで旧システムより随分時間の節約になります。
行先表示を変えるには望みの行先コードをユニットの"+"か"-"ボタンで入れて"スタート"を押します。現在の表示が何を示しているかをカウンターで見ることができます。系統表示も同様に、ユニットのボタンで系統番号を入れるだけです。0から9に加えて幾つかの追加記号があります:
- "三角": 全てのフィールドに三角を入れると特別ルートを示す大きな三角が表示されます。
- "S": スクールバス(中と左のフィールドにそれぞれ"ヘンゼル"と"グレーテル"が表示されます)
- "E": 短距離ルート
- 赤い “12E”: ベルリンでは長い間、赤い系統番号と赤い行先表示の12Eと54Eの2つの系統がありました。我々は全ての系統番号を赤くできるよう試みましたがそれは叶わず、その関係で赤い54Eの表示は不可能となりました。その代わり、白い54と赤いEとして表示されます。ともかくSD83の方向幕には赤い12Eが再現されます。1984年にこの系統は廃止され、赤い行先表示は取り外されましたが、赤い系統番号は維持されました。
4.7.7. IBIS
80年代後半からベルリンのバスはIBIS(Integrated OnBoard Information System=統合オンボード情報システム)が装備され、全てのバスのチケット鑑別だけでなく、新しいバスではSD82から装備されたマトリクス方向幕も制御されます。
IBISの機能を以下で説明しますが、OMSIで実装している機能に限定して解説します。
(1) キーパッド: [Ctrl]+[Num 0]から[9]
(2) 0キー: 日時 ―― [Ctrl]+[Num 0]
(3) Delete 消去: [Ctrl]+[Num .]
(4) Enter エンター: [Ctrl]+[Num Enter]
(5) Route(便): [Ctrl]+[Num *]
(6) Line/Course(系統): [Ctrl] + [Num /]
(7) 行先: [Ctrl] + [Num -]
(8) 次停留所(放送)
(9) 前(Mute)
(10) 次(Mute)
路線の設定:
"Line/Course(6)"ボタンを押します。画面には"LINIE/KURS:#####"と表示されます。数字キーパッドを使って系統番号のコードを入力し"エンター(5)"ボタンを押します。画面の"Line/Course"エリアにコード番号が現れ、マトリクス方向幕が選択された系統番号に変わります。系統番号のコードは2つの部分で構成されます:
09210
最初の3桁の数字(緑)の"092"が系統番号で、この場合92系統を表します。最後の2つの数字(赤)はマトリクス方向幕に特殊文字を表示させます。末巻のAppendixに2つの数字の使用例がありますので参照してください。通常はいつも"00"にして、特殊文字はその他の数字の組み合わせになります。
例: X49系統を入力したい場合"04936"と打ち込みます(最初の0は省略可)。
もし"136"とだけ入力すると136系統 ―― ではなく"X1"となるでしょう(Appendixの表をチェック)!もし本当に"136"と表示したければ"13600"としなければなりません。
入力中の画面表示を消したければ"消去(3)"を押します。入力途中の数値だけを消したければ"Line/Course"ボタンをもう一度クリックします(つまり最初から)。
ルートの設定:
あらゆるRouteは一連の停留所の組でLine(系統/路線)に属します。
例: Line92/Route1の始発点は"Freudstr.(フロイトシュトラーセ)"で終着点は"Stadtgrenze(シュタットグレンツェ)です。Route2は同じ一連の停留所を含むその路線の復路になります。
系統を設定したら(上記参照 ―― 最初の3桁だけが必要で特殊文字は重要ではありません)、"Route"ボタンを押します。画面上段が"ROUTE"に変わってrouteが入力できるようになり"Enter"で確定するか、キャンセルする場合はもう一度"Route"を押します。
一度"Enter"を押したら最初の停留所が有効になりその系統の目的地が表示されます。マトリクス方向幕は自動的に行先を表示します。幕式方向幕は手動で行う必要があります。ディスプレイにはRouteと行先コードを見ることができます。
停留所を送る:
[Q]キーまたはクラッチペダル(マイクロフォンスイッチ)またはIBISで"次停留所(放送)"または"次(Mute)"を押すと次の停留所が選択されてディスプレイに表示されます。D92のようにバスが自動アナウンスに対応していれば自動的に次の停留所のアナウンスが流れますが、"次(Mute)"ボタンの場合はアナウンスされません。
手動で行先を入力する:
稀に、選択したRouteに無いしどのRouteにも属さない目的地を設定したい時があります(例えば"回送"や"スクールバス"など)。
はじめに3桁のコードを(運転席の周りで)探して"Ziel(destination)"ボタンを押します。画面には"ZIEL:"と表示されコードを入力したら確定します。マトリクス方向幕が新しい行先に表示を変えます。画面下段には入力した行先コードが確認できます。
前回入力したRouteは保存されていて停留所を送ることができます(例えばどのRouteにも属さない停留所で終わる短縮経路を運行するなど)。(※訳注:筆者の翻訳能力と理解力を超えました。誰か補足お願いします。)
日時の表示:
Routeや行先の入力中でなければ"0"を押して画面上段に現在の日時が表示されます(もちろんOMSI時間です ;-) )。画面に停留所や行先を表示する必要がでるときまで画面上段に日時が表示され続けます。
遅延表示 (D92/EN92/GN92のみ)
IBIS2システムはスケジュールの現在の状況を表示できます。1分を1/10の精度で画面右端に表示します。"+"表示は遅延を示し、"-"表示は早着を表します。
4.7.8. ヒーター
バスのラジエター液をエンジンで温め、それを客室の暖房に利用します。
すべての車両にはフロント送風機が装備されています。SD200とSD202は運転席の右下にその操作レバーがあり、右端のレバー(44)の位置に応じて、外気導入の温風(上)、通常の外気導入(中)、内気循環の温風(下)を室内に吹き出します。左から2つ目の赤いレバー(44)で温度を調節しコントローラー(43)で強さを調節します。
NL202とNG272にはモダンなコントロールパネルがあなたの頭上に装備されています。
風力の切り替えをボタン1から3を使ってコントロールします。ボタン2と3はエンジンが回っている場合のみ使用できます。ボタン0を押すことでファンをオフにします。ファンが動き出したらパネル左端の"-"と"+"ボタンで温度調節ができます。フロント送風機は通常外気を導入しますが、"Smog"ボタンで内気循環にし、真ん中のボタンでミックスします。DEFは"Defrost(霜取り)"の略でフロントガラスに温風を吹き付けます。
それぞれのバスの客室にはいくつかのヒーターがあり、インテリアヒータースイッチ(45)で操作します。温度調節機能はありません。
ヒーターシステムの効率はクーラントの温度に左右されます。寒冷時にはバスの準備をより早く完了するためや内部ヒーターの効率を増やすために補助ヒーター(37)のスイッチを入れるといいでしょう。
補助ヒーターはクーラントの温度がおよそ70℃(158°F)に達すると止まります。
室内温度を快適に保つようにしましょう!また乗客に充分な空気が行き渡るのを確実にします。新鮮な空気を取り込むために運転席や客室のウインドウを開けたり、ヒーターシステムを外気導入にしたりしましょう。寒い日は室内温度が下がってしまうのでドアを長時間開けたままにしないでください。
温度を監視できるように小さなデジタル温度計が運転席にあるので利用してください。
4.8. チェックリスト
4.8.1. バスの始動
- キー(4)を挿入し(装備されていれば)メインバッテリースイッチ(5)を入れる。
- 電源投入の確認 ―― バッテリー警告灯(28)がジェネレーターが十分な電力をまかなうまで点灯します。
- パーキングブレーキセット確認 ―― レバー(3)とパーキングブレーキ警告灯(25)、SD77を除く。
- 燃料残量の確認(21)
- ニュートラルギア確認
- エンジン始動 ―― スターター(6)または[M] をエンジンが回り出すまで押し続けます。回らないときは数秒待ってからもう一度試します。それでも回らないときは気温が低すぎる疑いがあるので補助ヒーター(37)のスイッチをいれてエンジンを温めてください。これには時間を要します!そこでリペアサービスを呼ぶこともできます。
- 油圧計の確認 ―― 1気圧以上が必要
- エアコンプレッサーが充分に圧力を発生し(白い指針(19))バスの準備が整うとワーニングランプ(23)が消灯し圧力ゲージ(18)が下がります。まだ圧力が充分でない場合はエンジンをしばらく回し続け、コンプレッサーが自動的に圧を満たすのを待ちます。圧力が充分なのにワーニングランプ(23)が消えない場合は何らかの故障です ―― 営業所の整備士に連絡しましょう! ;-)
- バスの準備が整えば必要ならIBISのプログラムをして方向幕をセットし、必要なら室内灯(39)を点けてロービーム(4)を点灯します。
- ギア(9)を入れ(通常"3"か"D")、バスストップブレーキが解除されているのを確認し(レバー(10)が押された状態)パーキングブレーキを解除します。バスは動き出します。
4.8.2. 停留所
- ブレーキを掛けて停止させバスをできるだけ寄せる。
- バスストップブレーキ(10)を掛ける。降車ボタンが押されていれば後扉が開き、最後の乗客が降りるまで開き続けます。
- 必要なら前扉を開く(11)
- 燃料節約のため停留所に長く停車するときはニュートラルギアに入れ(とくに旧式のSDシリーズは)、パーキングブレーキ(3)を掛けます。
- 必要ならベビーカースイッチ(13)を使って後扉を開けます。数秒経つと後扉は閉じられます。
- 乗客が乗降し終わったら前扉を閉め(11)、ギアを入れてバスストップブレーキ(10)を解除します。バスストップブレーキは後扉が閉まってから実際に解除されます。パーキングブレーキが掛かっていたら解除します。
- バスは動き出し、運転を続けます。
4.8.3. バスのシャットダウン
- パーキングブレーキ(3)を掛けニュートラルギアに入れます(9)。
- スイッチを切る ―― ファン(43,45)、補助ヒーター(37)、客室灯(39)、エンジンクーリングシステム(47)、ワイパー(42)、そして運転席と客室の窓を閉めます。
- バスから離れる場合はバスストップブレーキ(10)を掛けて前扉(11)を開けます。その後バスストップブレーキを解除します。
- ライトを消してキー(4)を抜きます。これでバスを降りることができます。右ヘッドライトの上にあるメンテナンスオープナー(SD/D)でドアを閉じることができます。シングルデッカー車は前扉の右隣にスイッチがあります。
5. Credits
6. Appendix
6.1.1. 1991年7月までのチケット
我々のバスは5種類のチケットが販売できます。色分けだけでなく強調された文字にも注目 ―― 正しいチケットを素早く探し出せるでしょう。チケットの値段は日付の設定によって異なります!チケットは1987/5/1と1988/5/1に値上がりしました。
一般 (乗り換え可) 英: Normal (Transfer permitted) 独: Normal (Umsteigen erlaubt) 発券機ボタン: "Fs Norm" | 86: DM 2,20 87: DM 2,30 88: DM 2,70 | |
学生/割引 (乗り換え可) 英: Student/Reduced (Transfer permitted) 独: Schüler/Ermäßigt (Umsteigen erlaubt) 発券機ボタン: "Fs Erm" | 86: DM 1,40 87: DM 1,50 88: DM 1,70 | |
近距離(1998年から) 英: Short Haul 独: Kurzstrecke 発券機ボタン: "Kurzstrecke" | 88: DM 1,70 | |
学生/割引 近距離(1988年から) 英: Student/Reduced Short Haul 独: Schüler/Ermäßigt Kurzstrecke 発券機ボタン: "Kurzstr Erm" | 88: DM 1,20 | |
1日乗車券 英: 1-Day Ticket 独: Tageskarte Normal 発券機ボタン: "Tagesk Nor" | 86: DM 7,50 87: DM 8,00 88: DM 9,00 |
6.1.2. 1991年8月からのチケット
1991/8/1、チケットは一新され金額も上昇しました。1993/1/1と1994/1/1には再び値上がりします。
一般 英: Normal 独: Normal 発券機ボタン: "Fs Norm" | 91: DM 3,00 93: DM 3,20 94: DM 3,50 | |
学生/割引 英: Student/Reduced 独: Schüler/Ermäßigt 発券機ボタン: "Fs Erm" | 91: DM 2,00 93: DM 2,10 94: DM 2,30 | |
近距離 英: Short Haul 独: Kurzstrecke 発券機ボタン: "Kurzstrecke" | 91: DM 2,00 93: DM 2,10 94: DM 2,30 | |
学生/割引 近距離 英: Student/Reduced Short Haul 独: Schüler/Ermäßigt Kurzstrecke 発券機ボタン: "Kurzstr Erm" | 91: DM 1,50 93: DM 1,60 94: DM 1,80 | |
1日乗車券 英: 1-Day Ticket 独: Tageskarte Normal 発券機ボタン: "Tagesk Nor" | 91: DM 12,00 93: DM 12,00 94: DM 13,00 |
6.2. 主要行先コード
路線で使われる主要な行先コードを以下の表にまとめましたので、手頃なクイックリファレンスとして便利です。
Berlin-Spandau ベルリン-シュパンダウ
幕式 | マトリクス | マトリクス (94/5/29から) | 行先 |
1 | 206 | 150 | スクールバス Schulbus |
2 | 205 | 149 | 特別 Sonderfahrt |
4 | 049 | 39 | 教習車 Fahrschule |
6, 36, 66, 96, 116 | 013 | 013 | 回送 Betriebsfahrt |
5, 37, 63,92, 114 | 223 | 163 | Spandau車両基地 Spandau Autobus-Betriebshof |
47 | 081 | - | Heerstr., Stadtgrenze (1991/6/1まで) |
47 | 418 | - | Staaken, Bergstr. (1991/6/2から1994/5/28まで) |
47 | - | 329 | Staaken, Hahneberg (1994/5/29から) |
48 | 210 | 153 | Spandau, Freudstr. |
49 | 007 | 909 | U-Bhf. Altstadt Spandau |
50 | 079 | 064 | Heerstr. E. Reimerweg |
51 | 214 | 156 | Spandau, Am Kiesteich / Wasser-werkstr. |
52, 105 | 212 | 155 | Spandau, Westerwaldstr. / Siegener Str. |
53, 108* | 211 | 154 | U-Bhf. Rathaus Spandau |
55 | 387 | 306 | Bahnhof Falkensee (マトリクスは‘89/11/25から、幕式は’90/9/30から) |
102 | 282 | 205 | U-Bhf. Ruhleben |
103 | 231 | 170 | Nervenklinik |
104 | 313 | 231 | Waldkrankenhaus |
106 | 232 | 231 | Fernbahnhof Spandau |
107 | 233 | 172 | Spektefeld Schulzentrum |
*) '94/5/28まで
Grundorf グリュンドルフ
幕式 | マトリクス | 行先 |
0 | 000 | 空白 Leerfeld |
1 | 013 | 回送 Betriebsfahrt |
2 | 206 | 教習車 Schulbus |
6 | 105 | Einsteindorf Krankenhaus |
8 | 107 | Nordspitze Bauernhof |
9 | 108 | Nordspitze Bahnhof |
6.3. Linie/Kurs マトリクス式方向幕 SD200/202
マトリクス式方向幕を装備したMAN SD200/202シリーズでLinie/Kursに入力するコードとその系統表示の対応表です。IBISの"Linie/Kurs"に入力する5桁の数字 123## を以下の表の"No."からそれぞれ ## に当てはめると"Display"で表示されます。
No. | Display | No. | Display | No. | Display | No. | Display |
00 | 123 | 10 | 23E | 25 | _U3 | 35 | N23 |
01 | E23 | 11 | _D3 | 26 | U23 | 36 | X23 |
02 | △ | 12 | _C3 | 27 | _M3 | 97 | Software Version |
03 | スクールバス | 13 | _B3 | 28 | M23 | 98 | チェスボードスイッチ |
04 | 23N | 14 | _A3 | 29 | BVG | 99 | All In/All Out スイッチ |
05 | S23 | 15 | _N3 | 30 | 23S | ||
06 | A23 | 23 | _S3 | 31 | 23U | ||
09 | _E3 | 24 | S23 | 32 | 23M |
6.4. 路線
1991年6月2日に改正した時刻表に伴い、それまで2桁の系統番号は全て3桁に置き換えられました。同時に夜間バスの"N"は番号の頭に付くようになります。
5/130系統
Linie/Kurs: 00500 (5系統)、00510 (5E系統) または 13000 (130系統)
Route | 発 | 行 - 復路 |
01 / 02 | Ruhleben | Nervenklinik (自動ルート切り換え) |
03 / 04 | U Rathaus Spandau | Nervenklinik |
05 / 06 | U Rathaus Spandau | Westerwaldstr. |
07 / 08 | U Rathaus Spandau | Spektefeld |
09 / 10 | U Rathaus Spandau | Waldkrankenhaus |
11 / 12 | Ruhleben | U Rathaus Spandau |
13 / 14 | Ruhleben | Westerwaldstr. |
15 / 16 | Ruhleben | Spektefeld |
17 / 18 | Ruhleben | Waldkrankenhaus |
19 / 20 | Fernbahnhof | Nervenklink |
21 / 22 | Fernbahnhof | Westerwaldstr. |
23 / 24 | Fernbahnhof | Spektefeld |
25 / 26 | Fernbahnhof | Waldkrankenhaus |
'91/6/1まで5 / 5E、'91/6/2から130 / 130E
Route 01 / 02は5 / 130系統、それ以外は5E / 130E系統
5N/N30系統
Linie/Kurs: 90504 (5N系統) または 93035 (N30系統)
Route | 発 | 行 - 復路 |
01 / 02 | U Rathaus Spandau | Nervenklinik (自動ルート切り換え) |
'91/6/1まで5N、'91/6/2からN30
13N系統 '91/6/1まで
Linie/Kurs: 91304
Route | 発 | 行 - 復路 |
01 / 02 | U Altstadt Spandau | Stadtgrenze (自動ルート切り換え) |
03 / 04* | U Altstadt Spandau | Am Omnibushof |
*) '87/4/30まで
N33系統 '91/6/2から
Linie/Kurs: 93335
Route | 発 | 行 - 復路 |
01 / 02 | U Altstadt Spandau | Staaken, Bergstr.* (自動ルート切り換え) |
*) '94/5/29からはHahneberg
92系統 '90/9/29まで
Linie/Kurs: 09200 (92系統) または 09210 (92E系統)
Route | 発 | 行 - 復路 |
01 / 02 | Freudstr. | Stadtgrenze (自動ルート切り換え) |
03 / 04 | U Rathaus Spandau | Stadtgrenze |
05 / 06 | U Rathaus Spandau | Reimerweg |
07 / 08 | Kiesteich | U Rathaus Spandau |
09 / 10 | Kiesteich | Stadtgrenze |
11 / 12 | Kiesteich | Reimerweg |
13 / 14 | Kiesteich | U Rathaus Spandau (Galenstr.) |
15 / 16 | Westerwaldstr. | U Rathaus Spandau |
17 / 18 | Westerwaldstr. | Stadtgrenze |
19 / 20 | Westerwaldstr. | Reimerweg |
21 / 22 | Westerwaldstr. | U Rathaus Spandau (Galenstr.) |
23 / 24 | Freudstr. | U Rathaus Spandau |
25 / 26 | Freudstr. | Reimerweg |
27 / 28 | Freudstr. | U Rathaus Spandau (Galenstr.) |
29 | Sandstr. | Freudstr. |
30 | Sandstr. | U Rathaus Spandau |
31 | Sandstr. | Kiesteich |
32 | Sandstr. | Westerwaldstr. |
33 | Seeburger Str./Klosterstr. | Freudstr. |
34 | Seeburger Str./Klosterstr. | Kiesteich |
Route 01 / 02および25 / 26は92系統、それ以外は92E系統
Kiesteich行きはSpektefeldで転回
92系統 '90/9/30から'91/6/1まで
Linie/Kurs: 09200 (92系統) または 09210 (92E系統)
Route | 発 | 行 - 復路 |
01 / 02 | Falkensee | Stadtgrenze (自動ルート切り換え) |
03 / 04 | U Rathaus Spandau | Stadtgrenze |
05 / 06 | U Rathaus Spandau | Reimerweg |
07 / 08 | Kiesteich | U Rathaus Spandau |
09 / 10 | Kiesteich | Stadtgrenze |
11 / 12 | Kiesteich | Reimerweg |
13 / 14 | Westerwaldstr. | U Rathaus Spandau |
15 / 16 | Westerwaldstr. | Stadtgrenze |
17 / 18 | Westerwaldstr. | Reimerweg |
19 / 20 | Freudstr. | U Rathaus Spandau |
21 / 22 | Freudstr. | Reimerweg |
23 / 24 | Falkensee | U Rathaus Spandau |
25 / 26 | Freudstr. | Stadtgrenze |
27 / 28 | Falkensee | Reimerweg |
30 | Sandstr. | U Rathaus Spandau |
32 | Sandstr. | Kiesteich |
34 | Sandstr. | Westerwaldstr. |
36 | Sandstr. | Freudstr. |
38 | Sandstr. | Falkensee |
40 | Seeburger Str./Klosterstr. | Falkensee |
42 | Seeburger Str./Klosterstr. | Kiesteich |
44 | Seeburger Str./Klosterstr. | Freudstr. |
46 | U Rathaus Spandau (Galenstr.) | Falkensee |
48 | U Rathaus Spandau (Galenstr.) | Kiesteich |
50 | U Rathaus Spandau (Galenstr.) | Westerwaldstr. |
52 | U Rathaus Spandau (Galenstr.) | Freudstr. |
Route 01 / 02、21 / 22、25 / 26および27 / 28は92系統、それ以外は92E系統
137系統 '91/6/2から
Linie/Kurs: 13700
Route | 発 | 行 - 復路 |
01 / 02 | Falkensee | Bergstr.* (自動ルート切り換え) |
03 / 04 | U Rathaus Spandau | Bergstr.* |
05 / 06 | U Rathaus Spandau | Reimerweg |
07 / 08 | Kiesteich | U Rathaus Spandau |
09 / 10 | Kiesteich | Bergstr.* |
11 / 12 | Kiesteich | Reimerweg |
13 / 14 | Westerwaldstr. | U Rathaus Spandau |
15 / 16 | Westerwaldstr. | Bergstr.* |
17 / 18 | Westerwaldstr. | Reimerweg |
19 / 20 | Freudstr. | U Rathaus Spandau |
21 / 22 | Freudstr. | Reimerweg |
23 / 24 | Falkensee | U Rathaus Spandau |
25 / 26 | Freudstr. | Bergstr.* |
27 / 28 | Falkensee | Reimerweg |
30 | Sandstr. | U Rathaus Spandau |
32 | Sandstr. | Kiesteich |
34 | Sandstr. | Westerwaldstr. |
36 | Sandstr. | Freudstr. |
38 | Sandstr. | Falkensee |
40 | Ziegelhof*** | Falkensee |
42 | Ziegelhof*** | Kiesteich |
44 | Ziegelhof*** | Freudstr. |
46 | U Rathaus Spandau(Galenstr.) | Falkensee |
48 | U Rathaus Spandau(Galenstr.) | Kiesteich |
50 | U Rathaus Spandau(Galenstr.) | Westerwaldstr. |
52 | U Rathaus Spandau(Galenstr.) | Freudstr. |
Route 01 / 02、21 / 22、25 / 26および27 / 28は137系統、それ以外は137E系統
*) '94/5/29よりHahneberg
**) 旧Seeburger Str./Klosterstr.
6.5. 信号機
シュパンダウではバス専用の特殊な信号機を見ることができます。以下に信号の種類とその意味を掲載します。
信号 | 意味 |
赤信号 | |
切り替わり予告 | |
青信号(ラインが縦になっていれば直進可能。ラインが斜めになっていればラインの方向へ進行可能。) | |
バスを検知: バスと信号機の通信が正常に確立したので信号は切り変わります |
OMSI2 Release 2.2.032