このページについて
頭皮パーツ、フェイス(ヘッド)パーツなどのヘッドの全ての構成を取り扱う。
また、トロ目などの瞼のカスタムはこのページにて取り扱う。
アイギミック・アイ(目玉)のサイズについては、プーリップ/アイ
既製品アイの種類やカスタムについては、アイ説明へどうぞ。
ページ内目次
ヘッド
ヘッドの種類
公式で告知はされていないが、度々変更がなされている。
ボディの変更とは違い、多少ズレが生じている点にご注意。
仮に1st~4thと名を付けて解説する。
- 1stヘッド(2003.7~2004.2)
2003年発売のウインド~2004年2月発売のノマドまでが1stヘッドとなる。 主な特徴は顎が少々とがっており、全体的に大人っぽい印象を受ける。 また、ウィッグタイプでなく植毛タイプであるのも特徴の一つ。 簡単に植毛ならこの「1stヘッド」だと判断できる。
- 2ndヘッド(2004.3~2005.6)
2004年3月発売のアリエッタ~2005年6月発売のパジャまでが2ndヘッドとなる。 尚、2004年4月発売のエンジョイキャロル(12体限定)のみ、4月発売だが1stヘッドになる。 主な特徴は頬がふっくらしており、左右のアイホールが比較的均等。 2ndボディの途中~2nd終了までがこのヘッドとなる。
- 3rdヘッド(2005.7~2008.1)
2005年7月発売のLan-藍、緋~2008年1月発売のマイメロディまでが3rdヘッドとなる。 特徴としては、顎が1st、2ndに比べ丸くなっており、ロリータ的な可愛い顔になっている。
- 4thヘッド(2008.2~)
2008年2月発売の綾波レイより4thヘッドとなる。 尚、2008年3月発売の真紅くんくんVer(1000体限定)のみ、3月発売だが3rdヘッドになる 特徴としては今までのものより後頭部の出っ張りが薄くなっており、のっぺりした感じの顔が印象。 また、ヘッドを下から見ると後頭部のラインがすっきりしているのも特徴かも。 一番の特徴は、ヘッドパーツが3パーツから2パーツになった点。 アイギミックも同時に変更になったためのチェンジかと思われる。
ヘッドのパーツ
1~3rdヘッドまではヘッドのパーツが
フェイス部分・頭皮部分・後頭部部分(視野稼働バーやウィンク棒がある)
の3パーツに分けられる仕様になる。
4thヘッドより仕様変更があり、
頭皮パーツが無くなりフェイスと後頭部部分の2パーツのみの仕様になる。
尚、各々のヘッドによりボディを固定する為の「穴の場所」や「大きさ」が微妙に違うため
ヘッドとボディの互換性の関係からヘッドやボディの加工が必要になったり、
ドール全体の姿勢や感じなどが微妙に変わってくる場合もある。
また、ヘッドを固定するねじ部分は後頭部部分に存在する為、解体する際はウィッグと頭皮パーツを剥がす必要がでてくる。
頭皮パーツ
1st~3rdヘッドにある頭皮パーツの説明となる。
1stヘッドのみ植毛タイプになる為、この頭皮パーツ部分に毛が埋め込まれている仕様になる。
他のウィッグを被せ変更したい場合は頭皮パーツを取ってしまうか、
元々植毛されている毛を切るなどの対応が必要になる。
(他の1st以外のドールの頭皮パーツを持ってきてかぶせるといったこともできる。)
2ndヘッドからはウィッグタイプになるので毛を切るなどの手間はないが
頭皮パーツが3rdヘッドと比べやわらかい場合があるので
少し頭皮パーツを剥がしにくい場合もある。
3rdヘッドは頭皮パーツはしっかりと硬いものになるので、比較的外すのも容易である。
ちなみに、頭皮パーツと他のヘッド2パーツ(フェイス・後頭部部分)と色が違う場合がある。
また、頭皮パーツがしっかり後頭部のくぼみにはまらないこともある。
これらは製品が不良という訳でなくプーリップの仕様になる。
アイギミック
プーリップ/アイページに移行しました
瞼パーツ
頭の後ろにある、棒を押すと瞼が閉じるあの部分のこと。
特記する点は少ないが、意外と大事なパーツでもある。
ちなみに瞼のバネは似たような物がホームセンターなどで売っていることもある。
ダメになった場合は探してみるのも手かも。
睫毛
※アイカスタム、メイク項目と悩みましたが、仮にこちらページで説明させて頂きます。
カスタムする際に睫毛を付け変えたり、変更する場合がある。
睫毛が寝た状態であれば、部分用ビューラー(人間用のもので可)でカールを戻すことも可能。
(普通サイズのビューラーだとやりにくいので、部分用ビューラーがお勧め。100円ショップにも置いてある)
ビューラーを使う際は力加減に注意。
力を入れすぎると直角に上がってしまうことも。
ビューラーが無い場合は、
- まつ毛に布を押し付けてしばらく固定しクセをつけた後ウインクさせながらドライヤーをあてる。
- マスキングテープで5分程固定するとOK
と言った方法も過去スレに紹介されている。
参考までに。
- 固定方法
ボンド(木工用ボンド)での接着がお勧め。
また、今後外す可能性がある場合は
ホビー向けのマスキングテープ(5mm幅程度のもの)の方が扱いやすい。
プーリップの場合、瞼を移動できる仕様なので固定する方がよい。
また、厚みがあると瞼が閉じないといったことも出てくるので、
できるだけ厚みがでない方法で接着した方が睫毛も落ちたりしない。
トロ目
簡単に言うと、瞼が軽く閉じた状態(半開きのような眠たい表情)のこと。
通称トロ目と言われている。
大まかに2つの方法がある。
- 瞼部分のバネを取りさる方法
瞼パーツに付いているバネを取り外し、変わりに紐や接着剤などで固定する方法。
あくまでトロ目状態にできる加工のみであれば、
バネ部分を取り、長めの紐を付けてウィンク棒があった穴に通すことで
瞼を上げ下げできる状態にすることも可能。
- 瞼部分のバネを伸ばす方法
瞼パーツのバネをワザと伸ばし、トロ目状態を維持する方法。
元に戻す際は、伸ばしたバネの途中部分にかけ直すことによって何とかなる(対処療法ですが)
また、伸ばしすぎた場合は新しいバネを買う必要性も出てくるかもしれない。
眠り目
ほぼ完全に瞼が閉じている状態のこと。
(隙間無く閉じれる訳ではなく、多少眼球が見えることもある。
個体差もあるが、半分以上閉じれた場合は眠り目となると捉えた方がいいかも。)
4thヘッド(綾波レイ以降の子)ではこの眠り目が簡単にできる仕様に変更されたが
それ以前の子の場合は、眠り目にするようカスタマイズする必要がでてくる。
眠り目の問題点として、眠り目のまま放置しているとバネが伸びてしまう事があるので注意。
大まかに2つの方法がある。
- ウィンク棒を加工する
ウィンク棒を削り、ヘッド部分に引っかけることによって簡単に眠り目に固定する事が可能。
- 瞼を固定させる
良く見るカスタムが、パテなどを使い瞼パーツをヘッドにひっつける方法。
手間はかかるが綺麗にできる。
又は、瞼パーツをヘッド部分に接着するカスタム方法もある。
元々ある瞼とヘッドの間の隙間が気になる場合は、前記の方法がお勧めかもしれない。
耳部分(ピアス)
この項目では、ピアス穴が元々開いている場合や、穴を開けないピアスの方法を記載している。
ピアス穴を開けると言った加工に関しては、カスタム共通/ヘッドにて記載。
全ての種類がピアス穴が開いている訳ではないが、時々デフォルトでピアス穴が開いていたり
カスタムとしてピアス穴を開けたりする加工が施される場合がある。
デフォルトで開いている場合のピアス穴の大きさは、人間用の一般的なピアスが入る程度。
(人間向けの市販のピアスのサイズは、大体0.8mm~1.0mmほどになる。
この程度のピアスを入れる場合、ホールの大きさは少々大きめがよい。
なので、大体2.5~3.0mm程度のホールがあれば問題ないのだそう。)
デフォルトピアスの外し方
穴と言っても人間が開けるピアスとは違い、表面の耳たぶのみを貫通している状態でなく
ヘッド中まで穴が貫通し固定されているものが大半。
解体が必要な種類と、そうでない種類がある。
ここ最近出たものだと解体しないと外せない。
解体が必要なものだと、針金を曲げた状態で固定されている為
ペンチなどで針金を真っ直ぐにして引き抜く必要が出てくる。
解体に関してはカスタム共通/ヘッドにて記述。
デフォルトでピアスが開いている種類一覧
※この一覧は完全ではありません。
間違い等ありましたら、加筆や修正お願いします。
- 1stボディ
ノアール:口元と片耳(正面から見て右)にかけて特徴的なチェーン型のピアスあり
- 2ndボディ
ノマド:フープ型ピアスを両耳に装着 オーレン: フリュール:両耳に長いピアスあり ファナティカ:片耳(正面から見て右)にピアスあり
- 3rdボディ
ラテ:両耳にホールあり ラフィア:両耳にホールあり コルニーチェ:両耳にホールあり ナハート:両耳にホールあり ホリー:両耳にホールあり エターニア:ウエディングの子。両耳にホールあり パピン:片耳にホールあり アルテ:右耳にテリアモチーフのピアス有り ブランシェ:両耳にホールあり プリュネラ:片耳(正面から見て右)にホールあり
- 4thボディ
クラリティ:両耳にホールあり ネオノアール:両耳にホールあり プリンセスアン:両耳にホールあり アヤ:両耳にホールあり サブリナ:両耳にホールあり 真珠の耳飾の少女:両耳にホールあり マリー・アントワネット:両耳にホールあり
穴を開けないピアス
上記説明は、耳たぶなどに穴(ホール)を開けるカスタム方法を紹介してきたが
穴を開けたくない場合は、ラインストーンなどで代用も可能である。
方法は簡単で、ラインストーンを耳の好きな所に接着するだけ。
(アンキャンリッキーの目元のラインストーン様な感じ。)
両面テープやボンドなどで固定するだけの簡単仕様となる。
穴を開けるのが怖い人はラインストーンはお勧めかも。
ヘッド部分のトラブル (Q&A)
ヘッド部分が割れたり、ヒビが入るなどのトラブルが起こる場合がある。
こういった場合、何かしら加工や補正を行う必要もでてくる。
加工の大まかな説明はカスタム共通/ヘッドにて取り扱っているが
よくありそうな事象に関しては、この項目で簡単に説明する。
- Q:子傷ができたorヤスリ傷ができた
A:度合いにもよるが、軽い傷や細い傷であれば 細かい番号のヤスリをかけるか、コンパウンドで磨くことで 簡単に修復できる。
- Q:瞼のバネを伸ばしすぎて、普通の目にできなくなった
A:邪道かもしれんが、瞼パーツを加工する事で何とかなるかも。 瞼をお湯もしくはドライヤーで温めて。 少しだけ瞼の歪曲を内側にしてあげれば上まで瞼を上げられる。 内側にし過ぎると、はめ込む箇所がズレてしまい瞼閉じなくなるから注意して。
- Q:昔に出た子をお迎えしたら、黄変・日焼けしていた
A:色移りはともかく変色、日焼けは厳しいかもしれん。 顔の一部が黄色くなってる初期子は多く、深かったら削っても落ちない。 削りに抵抗が無ければ試しに削ってみて度合いを確かめる手も。 削って落ちそうなら削る。 削りが難しいなら、上塗り(サーフェイサーなど)を考えた方が吉。
※黄変や色移りに関してはプーリップ/ボディの色移り項目にて対応方法が掲載されています。
そちらの方が詳しい説明になるかもしれない。