MPEG-1

Last-modified: 2010-09-07 (火) 23:48:43

レイヤ構造

  1. シーケンス・レイヤ
  2. GOPレイヤ
  3. ピクチャ・レイヤ
  4. スライス・レイヤ
  5. マクロブロック・レイヤ
  6. ブロック・レイヤ
    基本構造は、MPEG-2と同じ。

レイヤ詳細

シーケンス・レイヤ

  • 複数のGOPのまとまりを表す。
  • GOPの前にシーケンス・ヘッダを持つ。
  • 終端には、シーケンス・エンド・コードを持つ。
  • シーケンスヘッダには、画像サイズやアスペクト比、フレームレート、ビットレートなどの情報を持つ。
  • シーケンスヘッダのおかげで、シーケンスの任意のGOPへランダムアクセスが容易になる。

GOPレイヤ

  • 複数のピクチャのまとまりを表す。
  • GOPの先頭には、GOPヘッダを持つ。

ピクチャ・レイヤ

  • 1枚のピクチャを輝度と色差で表す。
  • 表示順などを保持するヘッダを持つ。

スライス・レイヤ

  • ピクチャを16ピクセル幅でマクロブロックの帯に断片化した物を表す。
  • ネットワーク配信の際にデータロストした場合、スライスデータを切り捨て、次のスライスから読むようにする。

マクロブロック・レイヤ

  • 16画素×16ラインの輝度ブロックと8画素×8ラインの2つの色差ブロックで構成される。

ブロック・レイヤ

  • マクロブロックをさらに8画素×8ラインのDCT処理単位に断片化したものを表す。