レイヤ構造
- シーケンス・レイヤ
- GOPレイヤ
- ピクチャ・レイヤ
- スライス・レイヤ
- マクロブロック・レイヤ
- ブロック・レイヤ
基本構造は、MPEG-2と同じ。
レイヤ詳細
シーケンス・レイヤ
- 複数のGOPのまとまりを表す。
- GOPの前にシーケンス・ヘッダを持つ。
- 終端には、シーケンス・エンド・コードを持つ。
- シーケンスヘッダには、画像サイズやアスペクト比、フレームレート、ビットレートなどの情報を持つ。
- シーケンスヘッダのおかげで、シーケンスの任意のGOPへランダムアクセスが容易になる。
GOPレイヤ
- 複数のピクチャのまとまりを表す。
- GOPの先頭には、GOPヘッダを持つ。
ピクチャ・レイヤ
- 1枚のピクチャを輝度と色差で表す。
- 表示順などを保持するヘッダを持つ。
スライス・レイヤ
- ピクチャを16ピクセル幅でマクロブロックの帯に断片化した物を表す。
- ネットワーク配信の際にデータロストした場合、スライスデータを切り捨て、次のスライスから読むようにする。
マクロブロック・レイヤ
- 16画素×16ラインの輝度ブロックと8画素×8ラインの2つの色差ブロックで構成される。
ブロック・レイヤ
- マクロブロックをさらに8画素×8ラインのDCT処理単位に断片化したものを表す。