登場国について

Last-modified: 2019-08-18 (日) 02:30:11

Rising Storm2に登場する勢力

今作Rising Storm2ではベトナムの地で南ベトナム(USMC & USARMY、ANZAC、ARVN)と北ベトナム(NLF & PAVN)とに分かれて戦います。

アメリカ軍、南ベトナム軍、ANZAC

前作、太平洋戦争を舞台とした「Rising Storm」において、「アジア地域の白人支配からの解放」、「大東亜共栄圏設立」の下に破竹の勢いで進撃してきた大日本帝国を、圧倒的な物量とハイテクな情報·電子戦で打ち破り、勝利を掴んだアメリカ合衆国。
そして時代は、前作(RS1)のベースとなっている「Red Orchestra 2: Heroes of Stalingrad」にて、当時の最高指導者、ヨシフ・スターリンによる大粛清が行われているにもかかわらず、ナチス・ドイツを相手に怒涛の人海戦術で戦勝国に輝いた、共産·社会主義国家の親玉であるソビエト連邦と睨み合う冷戦の最中、当時の米国大統領、ドワイト・D・アイゼンハワーと、ジョン・フォスター・ダレス国務長官は「一国の共産・社会主義化が、ドミノ倒しの如く周辺国にまで広がっていく」という「ドミノ理論」を掲げて1954年に反共国家として樹立した「ベトナム共和国(通称:南ベトナム)」の赤化を防ぐためにベトナムの地へと軍を派遣した。
圧倒的な軍事力でベトコンを叩きのめそうとしたが、粘り強くゲリラ戦で抵抗するベトコンに苦戦を強いられてしまい、また北ベトナムに対する空爆の制限を始め、様々な場面で制約を課される事に頭を抱え、アメリカ国内の世論も、日に日に反戦・厭戦ムードが蔓延していく。
その結果、アメリカはベトナムの地から撤退せざるを得なくなってしまう。第一次、第二次両方の世界大戦で勝ち抜けた超大国であるはずの米国に、初めて黒星がついた苦い戦争となったのだった。
RS2では、南ベトナムの陸軍(ARVN)と、派兵されたアメリカ陸軍(USARMY)、アメリカ海兵隊(USMC)、そして、オーストラリアとニュージーランド合同の軍事組織である「ANZAC」の一員として戦います。

北ベトナム軍、ベトコン

1945年8月に日本が降伏し、第二次世界大戦が連合国の勝利に幕を閉じた後、当時ベトナムの植民地支配を担当していたフランスに対しての独立運動組織である「ベトナム独立同盟(通称:ベトミン)」は、1947年に「ベトナム八月革命」にて帝政を打倒し、東南アジア初の社会主義国家となる「ベトナム民主共和国(通称:北ベトナム)」を建国。
これに対抗してフランス軍は1949年にベトナム帝国最後の皇帝、バオ・ダイが率いる南ベトナムの前身国家「ベトナム国」を建国し、これによりフランス人達の手によって都市部を追放されたベトミンは、再度のベトナム植民地化を目論むフランス軍を張り倒すべく第一次インドシナ戦争を勃発させ、農村部で遊撃戦を開始した。
紛争後、フランスに代わりアメリカからの支援を受け建国された、南ベトナムの政府からの圧政に立ち向かい、また南北ベトナムの統一を図るために組織された「南ベトナム解放民族戦線(NLF、通称:ベトコン)」。そしてベトナム統一と支配の為に、軍事境界線である北緯17度線を越えてきた北ベトナムの正規軍である「ベトナム人民軍(PAVN)」。
ソ連や中国に支援された彼らは民族独立のために戦い、ついに超大国のアメリカ合衆国をベトナムから撤退させ、そして南ベトナム政府を打ち倒し、1976年7月に現在の「ベトナム社会主義共和国」を誕生させるのであった。
RS2ではそんな民族闘争の渦中のベトコンやベトナム人民軍の一員として戦います。