マガセーアイ島鎮守府

Last-modified: 2017-12-24 (日) 23:43:15

マガセーアイ島鎮守府とは

 提督が表向きの活動拠点としている、ショートランド諸島の南東部に位置する
マガセーアイ島に置かれた鎮守府であり、南国の島らしい開放感を重視しつつ
必要な機能を過不足なく備える堅実な作りをしている鎮守府である。

概要

 島の南に広がる広大なラグーンを消波ブロックで囲んで作られた港湾ブロックに、
全長1500メートルの広大な桟橋を設置、大発動艇や鎮守府所属の水上機用桟橋と
艦娘用桟橋を兼用しているため夏になると零観の横を水着姿の艦娘達が
駆け抜けていくという和やかな光景を見る事が出来る。
 また鎮守府庁舎はコロニアル様式の建築で統一されていて、
開放的な大窓をあしらった廊下や高い窓を配したロビー、
南国の草花に彩られた花壇と噴水が配置された中庭など
一見するとそこが戦いの最前線である事を忘れさせてくれるような
趣を持っている。

 また敷地内には艦娘達の福利厚生の一環として植物園が設置されており、
中庭同様色とりどりの草花に満たされた植物園は、日々の任務に疲れた艦娘達が
思い思いに過ごす憩いの場としてだけでなく一般にも開放され、
鎮守府設置と共に開発が始まった近隣の村から訪れる人々との
交流の場としても機能している。

鎮守府施設

  • 鎮守府庁舎
     白で統一されたコロニアル様式で建てられた地上三階地下一階の建物で、
    提督の執務室や秘書艦室などの鎮守府機能の中枢を担っている建物である。
     提督の執務室と私室は三階に置かれており、そのフロアには秘書艦室や
    作戦情報管理センターなどの指揮系統機能が配置されている。
     また二階は作戦会議室や経理などの各部署が置かれている。
    なお一階部分はロビーや講堂、艦娘達の待機室や食堂などが置かれており、
    出撃待ちの艦娘達がめいめいのスタイルでくつろいでいたり
    食堂でお茶などをしている。
     そして地下には資材管理部直轄の倉庫群があり、日々の戦いに欠かせない
    弾薬や燃料、そして空母艦娘の生命線とも言えるボーキサイトなどが
    定量に貯蔵されている。そしてギンバイ防止用のトラップ群も
    しっかり設置されており、月に何度か某空母艦娘が引っ掛かって
    宙吊りになっている・・・とは資材管理部長の弁であるが真偽は不明である。
  • 入渠ドック
     激戦で傷付いた艦娘達が体を癒すための施設。一見すると温泉施設の様な
    作りをしているが特殊な効果を持つ修復材をベースにしているため
    一般人の利用は厳禁となっている。
     なお、高速修復材に関しては常に一定量が備蓄されているがその出所については
    極秘とされている。
    その出所とは・・・

     高速修復材は常に魔導鎮守府の医術部で錬成された特殊なタンパク材に
    高速回復効果を持つ薬剤などがブレンドされた特殊な品となっている。
     また使用時には提督が所有する魔導器『銀月の書』より
    蒐集された該当する艦娘のデータを呼び出してバックアップ処置を行うので
    大抵の負傷は言うに及ばず極端な話消し飛ばされない限り再生可能になっている。

  • 工廠
     艦娘の為の艤装の開発や修理、また鎮守府備品の修理などを受け持つ部署。
    明石と夕張が工房を構えてこれらの作業に当たっている他周辺開墾に必要な
    車両の電気自動車化も行っており、半ば公用車と化しているハンヴィーや
    大型機材運搬などに用いられるドラゴンワゴンの改造もここで行われた。
  • 艦娘寮
     所属する艦娘達が暮らす大型の寮。風呂は大浴場を設置してあるが
    トイレに関しては各部屋完備。
     部屋も広く内装のカスタマイズも自由なので和室に布団で寝ていたり
    ベッドだったりと個々人の好みが反映された部屋となっている。
    基本的に二人一部屋だが、一人で暮らしている艦娘も多く、浦風や
    能代、時雨が代表例である。
     なお食堂も置かれているため鎮守府庁舎の食堂が満員で鎮守府スタッフが
    食事できないという事は起きないよう配慮がなされている。
  • 提督の私用菜園
     提督自らが開墾した農地に穀物や野菜、果物などを植えた
    提督の趣味全開の菜園である。もっとも、ここで採れた果物などが
    艦娘も大好きなスイーツになって出てきたりするので、案外重要な施設と
    言えるかもしれない。
     なお、果物が熟する頃になるとそれを狙って野生の猿やコウモリなどが
    夜な夜な現れるため、輪番制の不寝番が立哨として菜園を警備している。
    ちなみに不寝番明けは余程の緊急事態が起きない限り完全オフが確約されているため
    不満の声は聞こえてこない。
  • 離れ
     駆逐艦達からの要望に提督が応えて鎮守府敷地内に建てた小さな別荘で、
    キッチンやお風呂も完備しているため駆逐隊揃ってのパジャマパーティーや
    秘密の逢瀬など用途は多岐に渡っている。
     ちなみに青葉対策として周辺に幾つかのトラップを仕掛けてあるらしい。
  • 洋上警備スポット
     提督着任から程なくして、洋上に浮かべた小型フロートに簡素な小屋と通信設備を備えた
    警備拠点が配置され、当番制で駆逐艦の艦娘(主に睦月型が対応している)が詰めて
    海上交通の管制や航行船舶の誘導、洋上を行き来する艦娘の行動把握など
    各種前線事務を行う出張所のような雰囲気の簡易警備拠点として機能している。
    (なお、フロートは海底に沈めたアンカーで固定しているので流される事はない)
     ちなみに通信に関しては海底に敷設した光ファイバーケーブルによる
    高速大容量通信が確保されており、鎮守府本庁舎からの指示や更新など
    種々雑多な交信がなされている。
     ただ、警備スポットの整備状況はマガセーアイ島から西へ向かうほど警備密度が増しており、
    特に近年不思議な濃霧に覆い隠され姿を見る事ができなくなった『ガオマイ島』への
    航路周辺に関しては、通常の設備に加えて機関砲や短距離ミサイルなど
    実力行使も辞さない構えが見て取れるほどの武装スポットまで配備されている。
  • 洋上防衛要塞
     近年激化してきた深海棲艦の攻勢や凶悪化の一途をたどる海賊への対策として
    ついに長年の自主的規制を解除して設置された超巨大海上施設。
     全幅2500mという巨大な姿は、翼のように広がった六基の大型滑走路と首のように見える
    巨大艦橋を含む構造物などが翼を広げた竜のように見える事から周辺の住民達から
    『グランドドラゴン』と呼ばれちょっとした名物となっている。
     その巨体を活かした火力も激烈で、カタパルトに併設された大量のミサイルランチャーと
    大口径レールガンと三連装速射砲により約100kmという広範囲をカバーしつつ大量の航空機を
    同時運用する事で絶対的空間支配圏を構築する。
     また施設内装は鎮守府施設に準じたものが設置されており、緊急時の退避場所としても
    機能しており、また近隣の島々の住民にとっても津波が懸念される状況などの
    緊急避難場所として開放されている。ちなみに輸送についてはヘリなどを
    大量に配備しているため避難時の機動力は十分に確保されている。
TOP SECRET!!

 なお、マガセーアイ島の西・・・ショートランド島を越えた先にある
『ガオマイ島』には、他の鎮守府に対して完全秘匿された『蒼穹屋根(そらやね)の庭』
と呼ばれる施設が存在し、近年問題化している『ブラック鎮守府』による酷使で
心身ともに傷付いた艦娘たちが匿われているらしいが、提督着任後から突如発生した
謎の霧によって島全体が常に覆い隠されているため詳細は不明となっている。

所属する艦娘達

  • 瑞鶴改二甲
     翔鶴型空母姉妹の妹で、気さくな性格から誰ともすぐ打ち解けられるフランクな性格。
    現在は秘書艦室の室長を務めており、提督の右腕としてのポジションにある。
    しかし黒潮とたこ焼き明石焼き論争でガチの演習をするなど意外と頑固な部分もあり、
    肩書きの割に親しみやすい人というイメージを持たれている。
     なお提督の正体とその最終目的を知っている現状で只一人の艦娘であり、
    その日が来るまでは完全黙秘する事を心に誓っている。
     干し芋が好物で、小さな畑に内地から取り寄せたサツマイモを植えて
    栽培しており、これを加工して持ち歩いている。
     なお最近になってサーフィンを始めたらしくチューブライディングや
    ジャンプなどを披露している。
    覗いたら爆撃するわよ!?

     魔導鎮守府に在籍している魔導艦娘の菫青と肉体関係を伴う交際を重ねており、
    菫青が魔法生物に侵蝕されて両性具有化した際の一件を経て自身も魔導鎮守府で
    肉体改造を受けて両性具有化。本人曰く『程よく爛れた恋人関係』を現在も継続中

  • 榛名改二
     金剛姉妹の中で唯一秘書艦室勤めをしている金剛型姉妹の三女。
    しかし鎮守府の危機とあらば艤装を纏って前線に躍り出る勇敢さも忘れておらず、
    瑞鶴と並んで鎮守府の最終兵器と呼ばれている。
     もっとも、平時には秘書艦室の仕事をしていたり食堂で淹れてきたお茶で
    のんびりしていたりと穏やかな時を過ごしている。
     ここへ来る以前は内地の鎮守府でエースを務めていたが、連日連夜の出撃で
    戦う事に疲れてしまったため、自ら申請を出してマガセーアイ島へやってきた過去がある。
     転属後しばらくはデスクワークに没頭していたが、最近になって瑞鶴に誘われる形で
    サーフィンを始め、チューブを潜ったり綺麗なターンを決めるなど
    自分なりの楽しみ方を模索している様子。
  • 時雨改二
     白露姉妹の次女であり、駆逐艦で秘書艦室勤務をしている唯一の艦娘。
    もっとも最近になって秘書艦室勤務を始めたので現在は瑞鶴や榛名から
    秘書艦勤務のコツなどを教えてもらっている状態である。
     しかし戦闘時となると的確な対空射撃や駆逐艦の闘争本能剥き出しの夜戦肉薄雷撃など
    秘書艦室よりも戦場の方がまだ本人はお好きな様子。
     転生前の惨劇の記憶・・・スリガオ海峡夜戦の光景をいまだ記憶しており、
    これに起因する急性パニック障害や西村艦隊の仲間を求めての徘徊癖を発症するなど
    転生当初は危うさが目立っていたが、夜戦の記憶を提督が封印した事で安定した模様。
     近頃になって、明石特性のポゴスティックで乱雑に置いたコンテナを飛び越えたり
    鉄骨を渡るなどのエクストリームスポーツを始めたらしく、かなりの高さで飛び跳ねる
    時雨の姿を見かける事が多くなってきた模様。
    しかし実際は・・・

     提督が封印、切り離したはずの惨劇の記憶は自らの意志を持ち、闇の部分を自己増幅して
    『駆逐闇姫(くちくあんき)』として覚醒、一時は時雨の精神に再度潜り込み
    再融合しようと企んでいたが、時雨が自らの手で駆逐闇姫を撃沈したため
    再融合を断念し、同居状態で今も時雨の中に潜んでいるらしい。
     以後は自らを『闇雨(くらさめ)』と名乗って気ままな同居生活を送っているとの事。
    ただし時雨の危機に際しては『存在の主導権』を奪ってでも表に現れ、敵と認めた全てを
    全力で打ち砕く事を表明している。
     なおこの影響で時雨の瞳は夕立のように赤く変色している。

  • 能代
     阿賀野、矢矧と共に所属している阿賀野型艦娘の一人。矢矧ほどではないものの
    生真面目な性格をしているため平時に於ける阿賀野のだらしなさに頭を抱えており、
    どうやったら真面目になってくれるかという事を常に考え続けている。
     もっとも、周囲から見ると何だかんだと阿賀野の世話を焼いているのが
    最大の原因じゃないのかと思われているが本人はそこに気付いていない。
    しかしその後・・・

     提督と一線を超えた肉体関係を持つに至り、やがてアブノーマルな性関係にまで発展するが
    その中で提督への思慕の情が芽生えている事に気付き提督に告白。
    提督も同じ事を考えていたためトントン拍子で結ばれ、現在の立ち位置は『提督夫人』に収まっている。
     もっとも、アブノーマルな肉体関係は現在も発展中である。

  • 江風改二
     海風と共にふらりと現れ、気がついたら寮にちゃっかり居付いていたという
    ある意味風来坊な艦娘。とはいえ鎮守府の業務は率先してこなしており
    その点について文句は上がって来ない。
     姉妹共通の趣味としてショットガンによるトリックショットを嗜んでおり、
    内陸部をある程度開墾して射撃場を作っており、弾丸回収用ネット
    (スラッグ弾を使用しているため回収が比較的容易)を張り巡らせて環境配慮をした上で
    連射や背面撃ちなど様々なトリックを駆使した『魅せる』射撃を行っている。

 他にも雲龍姉妹や舞風や潮など多くの艦娘が鎮守府で暮らしている。

鎮守府の機材

  • 陸上編
    • ハンヴィー
       説明不要レベルのアメリカ軍軍用車両だが、提督はこれを工廠で電気自動車に改造。
      しかも明石と夕張が腕を振るったため通常の内燃機関タイプ車両よりも加速度や航続距離、
      さらには居住性が改善されたスペシャルタイプとなっており、
      半ば公用車としての位置づけを獲得している。
       主に提督が内地で移動するための足として船に積み込んで行く事が多いが、
      時々榛名がハンドルを握って山道でドリフトを決めている姿が確認されている。
  • ドラゴンワゴン
     戦車回収車両だったものを、重量物運搬に使えるという理由で導入。
    ハンヴィー同様電気自動車化したがその際にマスコットネームも
    サンダードラゴン』に変更している。
     なお、ドラゴンワゴンは二台あり、もう一台はそのままエンジン車として使っているので
    マスコットネームは『ファイアドラゴン』となっている。
  • ケッテンクラート
     開墾が進行中のショートランド諸島に於いて、道路整備がまだ不完全な場所や
    農地での移動手段や資材運搬車両として官民問わずに普及しているが、
    例によって電動化されており太陽光発電をベースとした充電スポットの普及と併せて
    観光用の車両としても使用されている。
  • 海上編
    • 大発動艇
       鎮守府が用いている最も一般的な舟艇であり、当初は艦娘の移動や
      洋上警備スポットへの物資輸送に用いられていたが、前方が開く構造が漁師達に注目され、
      ある日巨大なサメを仕留めたものの運ぶ手段に困っていた漁師を鎮守府の職員が
      大発で輸送したのをきっかけに漁師達からの注文が増え始め、紆余曲折の果てに
      民間モデルとして改装されたタイプが販売され、現在では周辺の漁師も用いる
      最もポピュラーな船としてあちこちで見かける事ができる。