Mago鎮守府/宇宙開発

Last-modified: 2020-09-23 (水) 19:02:48

Mago鎮守府の根城
ついにMagoグループでも、宇宙開発に手を出した。
基本的にはJAXAやNASAの機体だが、一部とんでもない代物が・・・

固体ロケット

S-310/S-520(実在)
JAXAが有する単段式観測ロケットのスクラッチ。
前者がペイロード50kg・最大到達高度150km、後者がペイロード95~150kg・最大到達高度300kmと明らかに性能差があり、目的に応じて使い分ける。

 

SS-520(実在)
上記と同じくJAXAの観測ロケットだが、こちらは二段式。
そのままの状態だと、ペイロード140kg・最大到達高度800kmまで可能となっている。

三段目を追加することで、5kg程度の衛星を地球周回軌道に投入することが可能。
現実のJAXAにおいて今後SS-520は退役するとのことだが、こちらの世界軸では引き続き使用していく。

 

イプシロン(実在)
JAXAが近年、満を持して発表した全段固体燃料ロケットの構成をそのまま流用した。

衛星打ち上げロケットとしては小型な方だが、コスト面では有利とされる。

打ち上げ能力はオリジナル通りで
低軌道(高度250km×500km楕円軌道)1200kg
太陽同期軌道(高度500km円軌道)450kg

 

イプシロンヘヴィー/イプシロンウルトラヘヴィー(いずれも非実在)
イプシロンロケットは確かにM-Vに対してコスト面で有利だったが、
最大打ち上げ能力ではM―Vに数段劣っていた(そもそも、最大性能を落してでも大胆にコストを削減するのが目的であったから、至極当然であるが)
そこで、高性能段を最下段に追加し、さらに各段の性能を向上させることで、M-Vをはるかに上回る性能を持つ、発展型の固体ロケットを開発することにした。
それがイプシロンヘヴィーであり、更に小型ブースターを2基追加するウルトラヘヴィーが開発された。

 

ヘヴィーの打ち上げ能力は
低軌道(高度250km×500km楕円軌道)2300kg(キックステージ使用)
地球重力圏脱出:650kg超級
ウルトラヘヴィーの打ち上げ能力は
低軌道(高度250km×500km楕円軌道)2600kg(キックステージ使用)

 

液体ロケット

H-IIA(実在)
言わずと知れたJAXAの基幹大型ロケットの流用である。

 

打ち上げ能力はいずれもオリジナル通りであり、
SRB-A3を2基使用する202型で低軌道(300km円軌道・軌道傾斜角30.4度)10トン
静止トランスファー軌道(GTO・高度250km×36225km・軌道傾斜角28.5度)に4トン
地球重力圏脱出に2.5トンを確保する。
SRB-A3を4基使用する204型では、低軌道15トン、GTO 6トンが確保される。

 

H-IIB(実在)
こちらも言わずと知れたJAXAの大型ロケットである。

 

リアル世界では事実上のHTV専用機と化してしまっているが、
Magoグループでは普通に衛星打ち上げに供している。

 

同じくオリジナル通りの打ち上げ能力を有しており、
低軌道(300km円軌道・軌道傾斜角30.4度)19トン
HTV軌道(高度200km×300km・軌道傾斜角51.7度)に16.5トン
静止トランスファー軌道(GTO・高度250km×36225km・軌道傾斜角28.5度)に8トン

 

H-IIB 224型(別称H-IIBヘヴィー、非実在品)
通常のH-IIBのSRB-Aを従来の長秒時型からこの機体専用の超高圧型に換装し、
H-IIBの1段目をそのまま流用したLRB2基を据え、
更に2段目を直径5.2m・全長12mに大型化したうえでデュアルエンジン化するという,
鬼のような構成となっている。
LRBと本体1段目の燃料タンクは接続されており、
その切り離しまでLRBは外部燃料タンクとしての役割も担う。
切り離し時には1段目側に50%以上の燃料が残っているように設定される。

 

打ち上げ能力は、最大で低軌道(300km円軌道・軌道傾斜角30.4度)30トン超級とされる。

 

■ H3(JAXA開発中)
それなりの信頼性を得たH-IIA/Bロケットであったが、第一段の主エンジンLE-7Aの高コストに悩むことになる。
これは「二段燃焼サイクル」という極めて効率(燃費)の良いエンジン様式を使用するのと引き換えに、
どうしても構造が複雑になってしまうということから避けられないことであった。
これを回避するため、比較的構造がシンプルな「エキスパンダーブリード」サイクルを利用して製造コストを低減。
機体構造全体も見直し、信頼性を高めつつ低コスト化することに成功している。
最初からエンジンをエンジン2基ないしは3基をクラスター化した構造で開発された。
主エンジン数(X)・固体ロケットブースター数(Y)・フェアリングサイズ(SもしくはL)の組み合わせによりつけられる機体識別名は、
H3-XYS(もしくはL)である。ただし、H3-34、H3-32、H3-20というのは設定されていない。

 

■ H3へヴィー(非実在)
基本的にはH-IIB 224型と同じ考え方で、第一段2基を液体ロケットブースター(LRB)として据える。
LRB及び1段目のエンジン数・固体ロケットブースター(SRB)数の組み合わせで、多彩な需要に対応可能。
最大構成は、第一段・LRBともにエンジン3基かつSRB4基である。

 

Magoグループ版SLS(Mago Space Launch System:Mago SLS)
アメリカのNASAが実際に持っている(或いは持っていた)計画を更に強化したような凄まじい代物で、
あちらが低軌道に最大で130トン級の打ち上げ能力を有するのに対し、
こちらは最大で低軌道に200トン級の打ち上げ能力を有する。
既に開発が中止されているアレスV計画の188トンすら凌駕する。
主には月面有人探査及び月面開発、地球外惑星有人探査、新規宇宙ステーション建造に供される。

 

開発費用は公称で3兆円、実際にはもう2割ほど多くかかっているとされており、
その資金は本国政府からかなりの部分を受け取ってはいるものの、それ以外はMagoグループで持っている。
さらに、政府の思惑に振り回されないようにするために、
今後長期間かけて費用を償還する計画となっている。

 

打ち上げ能力は、モジュールの組み合わせ次第で低軌道に60トン~200トン、太陽系脱出軌道に10トン。

 

有人宇宙機・宇宙ステーション

■ HTV(実在)
正式には「H-II Transfer Vehicle」
H-IIBロケットにて打ち上げ、ISS等に物資を搬送する使い捨て無人輸送機。
基本スペックは基本的にリアル準拠だが、リアルには無い非与圧物資のみを積載するタイプが存在する。
与圧側最大5.2トン、非与圧側最大1.5トン、合計最大積載量6トン。
全体重量は最大16.5トン(H-IIBロケットのHTV軌道への最大投入能力)

 

■ HTV-R(非実在)
物資回収機能付HTV。
与圧部に大気圏再突入に耐えられるモジュールを据えることで、最大1.6トンもの回収能力を持つ。
非与圧部をそっくり突入モジュールに換装するタイプと、
与圧部を寸詰まりにして非与圧部との間にショートタイプの突入モジュールをねじ込むタイプがある。

 

■ 有人型HTV-R(非実在)
与圧部の一部を有人対応としたタイプ。当然帰還可能。
打ち上げ信頼性の関係上、H3ロケットの歩留まりが確定するまでの間はH-IIBロケットによる打ち上げとなる。
機体構成は前(打ち上げ時は上)から与圧物資モジュール、帰還モジュール(有人司令船)、推進系となっており、
HTVの非与圧部をそっくり有人司令船としたような形になっている(ソユーズ宇宙船と同じような構成)
これを打ち上げるときには、H-IIBのフェアリングも専用のものに交換される。
打ち上げ時には先端に緊急離脱用固体ロケットを据える。
基本的には人員・与圧物資輸送を想定した機体のため、エアロック装備はない。

 

■ HTV派生宇宙ステーション(非実在)
HTVを宇宙空間に長期間滞留可能な構成とし、モジュール式にどんどん接合していくことで大型化できる。
実験室、滞在用、エアロック、船外実験、備品倉庫、再加速推進機、結合部(ISSで言うハーモニー)等、各種モジュールをラインナップ。
各国の宇宙船をドッキングできるようになっている。

 

その他

ロケット輸送・打上用台船「SVL」(Space Vehicle Launcher)
全幅50m、全長300m、基準排水量60000トン級という、巨大な台船である。
自走式で最大速力15ノット、満載時の甲板面は海上から10m以上確保されている。
最大でH-IIB224型を打ち上げることも可能である。

液体水素、液体酸素、ケロシン用の各種タンクを装備し、ロケットの打ち上げに耐えうる強度を持つ。
炎道も確保されており、発射時の火焔は海上に誘導される。
安全対策のために、打ち上げ時には全ての人員が別の指揮船に退避し、管制はそこから行うようにしている。

こんなものを建造した理由は、H-IIB224型に乗せられる最大重量までのペイロードの
輸送距離を最短にしたい場合や、何らかの理由でMago鎮守府内の打ち上げ設備から
打ち上げられない場合に使用するためである。