D.C.連邦海軍〜8・8艦隊〜

Last-modified: 2017-11-06 (月) 23:35:41

D.C.連邦海軍

8・8艦隊

D.C.連邦海軍において艦隊決戦のみを前提とした艦隊。
戦艦8隻とそれを護衛する補助艦艇8隻からなる艦隊。
普段は鳳凰島で待機しているが、決戦時には総動員される。
最新鋭の艦が揃っており、それを操る乗員の練度も最高クラスである。

改マッケンゼン級巡洋戦艦

D.C.連邦軍の8・8艦隊計画に基づいて設計された高速戦艦。純粋な艦隊決戦用の戦艦。
ベース自体はWW1巡洋戦艦のマッケンゼン級とヨルク代艦級で、そこにO級巡洋戦艦の設計を盛り込んだ。外観自体はO級に後部主砲が1基が増えた姿にも似ている。
主砲はフランス製の15インチ砲で最大射程41700メートル。距離20000メートル台で393ミリを打ち抜くという15インチ砲では最強クラスの物。発射速度は毎分2.2発。この主砲を背負い式に前後2基ずつ配している。
副砲は両用砲に換装。射撃管制をし易くして、総合的な戦闘力を向上させている。
機銃はドイツ式でこちらもかなりの数を配している。また特徴として艦中央に旋回式魚雷発射管も装備している。
艦載機は艦後部にカタパルトと共に格納庫を設けて配置。3機の水上機が搭載できる。
装甲は舷側で最大390ミリ、甲板で200ミリ、主砲塔防盾で580ミリと自身の主砲に耐えうるどころか対18インチ砲級防御に等しい。バルジも完備し、水中防御も万全である。
機関は外側2軸がボイラーとタービン、内側2軸がディーゼルという混合4軸推進で高速戦艦にふさわしい最高32ノットを誇る。
またディーゼル機関で航続距離も稼いでおり、12ノットで18000カイリというかなりのものである。舵も並列2枚式を採用して運動性を向上させている。
列強の戦艦に対抗可能でかつ高い水準でバランスのとれた戦艦である。巡洋戦艦扱いなので、艦名は山から取っている。
完成早々に船体の安定性などが問題となり船体の改装と防御装甲の見直しを行った。そのため船体が11メートルも延長され、装甲も舷側が410→390ミリ、甲板が180ミリから200ミリへと変化している。なおこれでも安定性が完全ではないため第二次改装が行われ、全長は変わらないものの、水線長とLB比が修正された。さらに機関配置も修正され、外側がディーゼル、内側がタービンに変更された。
諸元(第三次改装後)
排水量:46000トン(基準排水量)、52100トン(満載排水量)
全長:259メートル
全幅:32メートル
速度:32ノット
兵装:38センチ45口径連装砲4基
   13センチ45口径連装両用砲10基
   30ミリ連装機銃12基
   30ミリ単装機銃24基
   53.3センチ4連装魚雷発射管2基
搭載機:3機(零式観測機)
同型艦:栗駒、蔵王、朝日、帝釈、谷川、白根、浅間、大江

改天城型巡洋戦艦

8・8艦隊増備計画に基づいて建造された巡洋戦艦。8・8艦隊だけでなく、D.C.連邦海軍の総旗艦でもある。
天城型を元に、各国の戦艦の近代化改装のデータを使用して建造された巡洋戦艦である。艦橋設計はアメリカのモンタナ級に準じたものであるが、煙突は原型改造の二本煙突のままである。
主砲は前級の改マッケンゼン級同様の15インチ砲で、艦首に背負い式で2基、後廠後部に1基、その後ろに背負い式で2基と主砲塔増加による火力増強を実現している。
副兵装はケースメイト副砲を排して、スペースの関係からフランス製の13センチ両用砲を採用。対艦、対空のバランスが良好な砲である。また機銃も多数配備しており、魚雷発射管も61センチに拡大されている。
艦載機は艦後部にカタパルトを装備。このあたりは前級と同様である。
装甲は舷側最大430ミリ、甲板で230ミリと最高クラスの重防御。ただし主砲塔装甲は前級と同じという問題がある。
機関は前級と逆で外側2軸がディーゼル、内側2軸がボイラーとタービン推進である。こちらの方が効率が良かったため、前級も同様に改装されることとなった。速度は前級と同様の32ノット。
航続距離は前級より若干低下しており、12ノットで16000カイリ。舵は並列2枚式にしているため、旋回性も高い。
実質対大和型や対モンタナ級用の戦艦であり、列強トップクラスの戦艦である。。
諸元
排水量:53000トン(基準排水量)
全長:262メートル
全幅:33メートル
速度:32ノット
兵装:38センチ45口径連装砲5基
   13センチ45口径連装両用砲8基
   30ミリ連装機銃16基
   30ミリ単装機銃36基
   61センチ4連装魚雷発射管2基
搭載機:3機(零式観測機)
同型艦:鳳凰

改ボルツァーノ級重巡洋艦

D.C.連邦軍の8・8艦隊計画に基づいて設計された重巡洋艦。戦艦と水雷戦隊の補助を担う重巡である。
ベースはイタリアのボルツァーノだが、ザラ級の設計等も盛り込んで改良した。
主砲は性能激悪のイタリア砲を撤去し、フランスのアルジェリー級の物を搭載した。
この砲は最大射程31000メートルで砲弾重量も134キロである。8インチ砲としては最強クラスの性能を誇る砲で、発射速度は毎分3発。
高角砲は日本式で配置は原型のまま。機銃はドイツ式に換装してさらに増強されており、近接対空戦闘能力を向上させた。
魚雷発射管は原型の物を撤去し、高角砲の甲板を底上げして旋回式の物を装備。さらに4基まで増強した。艦載機とカタパルトの配置は原型のままである。
装甲はザラ級を参考に再設計しており、舷側110ミリ、甲板70ミリと条約型重巡クラスでは十分に強固。無論プリエーゼは撤去してバルジ装備である。
これだけの兵装換装・増強と装甲の強化により速度は原型から低下。それでも何とか33ノットは死守した。
機関は原型の航続距離の短さを修正するために改マッケンゼン級同様に、外側タービン、内側ディーゼルの混合推進。速度と航続距離を何とか両立した。
大規模な改造を行い、欠点を限界まで減らした重巡洋艦ではある。改マッケンゼン級同様に機関の修正が行われ、外側ディーゼル、内側タービンに変更された。
諸元
排水量:14530トン
全長:196.9メートル
全幅:20.6メートル
速度:33ノット
兵装:20.3センチ55口径連装砲4基
   10センチ65口径連装高角砲6基
   30ミリ連装機銃8基
   30ミリ単装機銃20基
   53.3センチ4連装魚雷発射管4基
搭載機:3機(零式観測機)
同型艦:白馬

改セント・ルイス級軽巡洋艦

D.C.連邦軍の8・8艦隊計画に基づいて設計された軽巡洋艦。水雷戦隊の指揮を担う大型の軽巡洋艦である。
ベースはブルックリン級最終グループとも言われるセント・ルイス級軽巡であるが、第3主砲を撤去して上部構造物の前半分をさらに前側に移動している。
主砲と高角砲は日本式の物に改めて対艦・対空性能の向上を図っている。原型譲りの投射量は健在である。
機銃はボフォースの40ミリ機銃にしているが、搭載スペースの関係でもある。20ミリはドイツ式の連装型。
また主砲を1基撤去と上部構造物の移動で空いたスペースに魚雷発射管を増設。4連装4基と強力な水雷能力が付加された。
装甲は原型同様舷側で127ミリ、甲板で51ミリと条約重巡並みかそれ以上の防御力。お前本当に軽巡かよ。
機関はこちらも原型同様のシフト配置で生存性を高めていると共に33ノットと十分な速度を誇る。
軽艦艇の掃射から水雷戦隊の指揮、対空防御まで幅広くこなせる軽巡洋艦である。
諸元
排水量:13000トン
全長:185.5メートル
全幅:18.8メートル
速度:33ノット
兵装:15.5センチ60口径3連装砲4基
   10センチ65口径連装高角砲4基
   30ミリ連装機銃10基
   30ミリ単装機銃16基
   53.3センチ4連装魚雷発射管4基
搭載機:4機(零式観測機)
同型艦:手取

改パース級軽巡洋艦

8・8艦隊増備計画に基づいて建造された軽巡洋艦。巡洋戦艦鳳凰の護衛艦である。
パース級をベースに対空兵装等の改良を行った。艦型は原型のままであり、まったく変化していない。
主砲は原型のままで、火力等も据え置き。高角砲は日本式の物に変更、対空機銃も増強しており、対空戦闘能力を向上させている。
装甲は舷側最大で102ミリ、甲板で51ミリと薄いが、機関がシフト配置のため生存性は高い。
機関はこれまた原型のままであり、ボイラーとタービン推進。
航続距離は12ノットで10700カイリと比較的長い。最大速度は32ノット。
バランスのとれた艦隊用軽巡洋艦である。
諸元
排水量:7000トン
全長:171.4メートル
全幅:17.3メートル
速度:32ノット
兵装:15.2センチ47口径連装両用砲4基
   10センチ65口径連装高角砲4基
   37ミリ連装機銃6基
   20ミリ連装機銃12基
   53.3センチ4連装魚雷発射管2基
搭載機:1機(零式観測機)
同型艦:汐留

改アレン・M・サムナー級駆逐艦

D.C.連邦軍の8・8艦隊計画に基づいて設計された駆逐艦。水雷戦隊の中核を担う駆逐艦である。
ベースはサムナー級だが船体自体は改良型のギアリング型の物を採用して、航続距離と凌波性を改良している。
主砲は日本の10センチ高角砲に換装。火力・射程共に向上している。機銃は原型からドイツ式に換装しただけ。
魚雷、爆雷の諸兵装も原型のままで改装はしていない。これは装甲も同じである。
機関はボイラーの出力向上を成功させたが、速力向上よりも航続距離に振ったため、速力は35ノットどまり。
ただし航続距離は15ノットで6500カイリとフレッチャー級並みに回復させた。
対艦・対空共にバランスのとれた駆逐艦ではある。
諸元
排水量:3480トン
全長:120メートル
全幅:12.5メートル
速度:35ノット
兵装:10センチ65口径連装高角砲3基
   30ミリ連装機銃4基
   30ミリ単装機銃11基
   53.3センチ5連装魚雷発射管2基
   爆雷投射機6基
   爆雷投下軌条2基
同型艦:山雨、秋雨、夏雨、早雨、清風、里風

改Z52級駆逐艦

8・8艦隊増備計画により巡洋戦艦鳳凰の護衛のために建造された駆逐艦。
ドイツの計画駆逐艦をベースに主砲と機銃、魚雷発射管の換装と魚雷の次発装填装置を増設した。
主砲は日本の10センチ連装高角砲、機銃はドイツ製の物を多数搭載しており、対空重視ともいえる。
魚雷は発射管を5連装に強化しており、次発装填装置により、素早い再発射が可能になっている。
機関はディーゼル推進であり、19ノットで6800カイリの航続距離を誇る。速度も37ノットとかなり高速。
トータルバランスの優れた駆逐艦であり、護衛艦としても優秀。
諸元
排水量:2900トン
全長:126メートル
全幅:12.6メートル
速度:37ノット
兵装:10センチ65口径連装高角砲3基
   30ミリ連装機銃11基
   30ミリ単装機銃16基
   53.3センチ5連装魚雷発射管2基
   爆雷投射機4基
   爆雷投下軌条2基
同型艦:浜雪、磯雪

改信濃型航空母艦

ヴィルベルヴィント級建造時に使用した50000トン級ハルクという名ばかりの実際は大和型戦艦の船体を改装して建造された巨大装甲空母。
兵装の換装に加えて機関の強化で速力を向上させただけでは飽き足らず、甲板装甲を当初計画の800キロ急降下爆撃どころか1トン爆弾急降下爆撃対策まで強化するという異常性。
さらにカタパルト増設に外側2軸をディーゼルにして燃費まで向上させたにも関わらず搭載機数を減らさないというチートっぷり。なおバルジの位置と艦内防御等も適正化されている。
史実では突貫急造な上に粗製乱造で残念な結果となったが、今度はそれを防ぐために徹底した工事品質管理が行われて文字通り最強の空母と化した。なお舷側装甲はさすがに増量できなかった。
通常空母として運用できる上に中継補給も可能な洋上基地とも言える反則級空母。なお何故か所属は8・8艦隊に持って行かれた。
諸元
排水量:64000トン
全長:266メートル
全幅:38.9メートル
速度:33ノット
兵装:10センチ65口径連装高角砲8基
   7.6センチ50口径連装両用砲37基
   30ミリ単装機銃40基
   12センチ30連装噴進砲12基
搭載機:47機(シーファイア25機、彗星25機、彩雲5機)
同型艦:夢空、星空

改ウィチタ級重巡洋艦

改アトランタ級を始めとして8・8艦隊に配備された空母護衛艦を指揮するために建造された重巡洋艦。
船体を一回りほど拡張して余裕を持たせてあり、トップヘビーを改善している。兵装配置も後継のボルチモア級に準じている。
対空兵装を換装して再配置した他、魚雷発射管を増設しており、対空だけでなく対艦戦闘能力も増強している。
艦隊旗艦としての能力も十分に有している旗艦用の重巡洋艦として完成した。
諸元
排水量:12000トン
全長:191.4メートル
全幅:20.1メートル
速度:33ノット
兵装:20.3センチ55口径3連装砲3基
   10センチ65口径連装高角砲6基
   30ミリ連装機銃6基
   30ミリ単装機銃22基
   53.3センチ4連装魚雷発射管2基
搭載機:4機(零式観測機)
同型艦:清澄

改アトランタ級軽巡洋艦

改信濃型装甲空母の護衛のために建造された防空巡洋艦。
基礎設計は第2グループのオークランド級に準じており、兵装の換装を行った以外はほぼそのままの状態となっている。
強力な防空兵装に目が行きがちだが、魚雷発射管や主砲の数も相まって対艦戦闘能力もかなり高い巡洋艦。
護衛の駆逐艦の指揮を行うとともに、自らも防空戦闘を行う高性能防空巡洋艦である。
諸元
排水量:6000トン
全長:165.1メートル
全幅:16.2メートル
速度:33ノット
兵装:10センチ65口径連装高角砲6基
   30ミリ連装機銃4基
   30ミリ単装機銃6基
   53.3センチ4連装魚雷発射管2基
同型艦:谷沢、清津

改秋月型駆逐艦

秋月型駆逐艦の拡大改良型防空駆逐艦。改信濃型装甲空母の護衛艦として建造された。
機銃を換装して近接対空戦闘能力を増強した他、魚雷発射管を6連装に換装して対艦戦闘能力も向上させている。
また魚雷発射管の次発装填装置も装備しており、魚雷を最大で12発も運用できる。機銃配置は秋月型の最大配置に準じる。
防空駆逐艦としての性能もさることながら、対艦戦闘能力も十分に有している駆逐艦である。
諸元
排水量:3030トン
全長:134.2メートル
全幅:11.6メートル
速度:36ノット
兵装:10センチ65口径連装高角砲4基
   30ミリ連装機銃8基
   30ミリ単装機銃20基
   61センチ6連装魚雷発射管1基
   爆雷投射機2基
   爆雷投下軌条2基
同型艦:山月、朝月、峯月、江月、海月、玉月、大月、葉月