【陰陽師】

RS2(移植版)

リマスター版の追加クラス。
【黒の迷宮】4Fで【巨人】型モンスターを撃退しているところを目撃するが、その際には特に何も起きない。
そのまま、7Fまで進むと【霊体系】モンスターに襲われ陰陽師が【酒天】に変身、これを撃退することで仲間になる。

仲間になった後は、【アバロン宮殿】内の【帝国重装歩兵】のいる部屋で待機してくれるため、仲間にするのは容易。そして、遂に帝国重装歩兵にルームメイトが出来た。

仲間としての特徴は、まず初期術が挙げられる。
なんと全クラスで唯一初期で【冥術】を持っているのである。
そのため、SFC版と異なり、【サラマンダー】と冥術の両立が一応は可能になっている。

これについては実際のところ、陰陽師がいるから【古代魔術書】を取らなくても相応に運用が出来るか、というとかなり微妙。
というのも、陰陽師が加入したからといって【術法研究所】の冥術が解放されるわけではないからである。
つまり、

• 【皇帝】はどうやっても冥術を覚えられない（=冥術の承継が不可）
• 陰陽師が初期で覚えている冥術以外の冥術の追加は出来ない
• 冥術関係の【合成術】は利用不可

という制約は依然として受けることになる。

皇帝は初期で【天術】を覚えている（【レオン】が天術の適性を持つため）ため、冥術はそのままではどうやっても覚えられない。
つまり、陰陽師を皇帝にしたからといって冥術が使えるようになることは断じてない。

そして、術法研究所がないということは冥術については初期に覚えている2つ（【ペイン】と【全体レベル】によってランダムにもう1つ）以外を新たに修得させたり入れ替えたりすることは不可能。
冥術の全体レベルそのものは使えば上がっていくため、研究所がなくても【シャドウサーバント】まで修得できるようにはなるが、実際に陰陽師を仲間にしたときにどの冥術を持ってきてくれるかはランダムであり、変更は出来ない。

そして、合成術も当然利用出来ないことになる。

といった具合になるため、陰陽師の真価を発揮したければやはり古代魔術書は入手出来る方が望ましい。

ほかには、精神耐性を標準で所持している男性キャラクターである。
彼らを皇位に就かせれば、混乱や魅了に皇帝がかかることは絶対にない。
退却を司る皇帝が正常に動ける保証がかなりあるし、あるいは沈んだ塔のロックブーケイベントでは戦いに挑めて魅了されないため大変都合のいい状況ができあがる。

タイプとしては案の定術士……なのだが、【理力】がとにかく高いため、通常の術の威力は余り期待できない。
わかりやすいところで言うと魔力23のセイメイの冥術以外の威力は帝国重装歩兵である魔力15の【ライノ】と同じである。
最も高い魔力25の【ドウマン】についても冥術以外ということでいえば【帝国猟兵】（女）で魔力15の【テレーズ】と同じ威力しか出せない。
魔力25同士だからといって【コウメイ】と比べると倍以上に威力が違ってくる。

逆に冥術であれば理力が高いこともあり、高威力を発揮出来るため、【体力吸収】や【サクション】などの威力は期待できるので、これらの術や技を主体とするならば打って付けといえるかもしれない。
特に古代魔術書なしで皇帝として運用するならばこういった運用方法がオススメと言えるだろうか。
シャドウサーバントと補助術込みならば、陣形補正まで加えることにより物理運用も不可能ではない。
威力はそれら合わせてようやく実用レベルだが、精神耐性を活用して「勝つ」より「負けない」タイプのアタッカーになる。
攻撃リソースにWPを使うため、JPを補助や回復に全部つぎ込める利点もあり、継戦能力が伸びる。

【素早さ】は結構ばらつきがあり、ドウマンであれば素早さ22とかなり上位だが、【マキビ】となると15しかない。

アプリ版では【皇帝継承】で自然に登場することはなかったが、携帯機、据置機版では登場するようになった。
ただ登場する確率は他のキャラより低めであるため、直ぐに皇帝にしたい場合は皇帝死を狙う方が良いかもしれない。