RS2
概要
【帝国暦】1000年時における【バレンヌ帝国】の第30代目【皇帝】。ゲーム開始時にプレイヤーが操作する皇帝という意味では最初の主人公である。
固有キャラクターであり、初期から皇帝であるため、【最終皇帝】と同様に肩書きとして存在するのは皇帝のみ。
普通にプレイすると起こり得ないが、最終皇帝と異なり、「皇帝」という肩書きを別途持っているようで、【年表】に表記された場合は「皇帝皇帝」となってしまう。
息子として、【ヴィクトール】、【ジェラール】の2人が居るが、妻は不明。
モンスター達により乱される平安の世を憂いて、全土統一を目指しモンスター退治に明け暮れており、心優しい性格で戦闘に向かないジェラールを連れ、【封印の地】に趣くところでゲームは始まることになる。
フリーシナリオの本作であるが、レオンが皇帝の代は一本道のシナリオとなっており、いわゆる本作の導入を担当する役回り。
封印の地をクリアした後は、引き続きジェラールと共に【ウオッチマンの巣】を制圧に向かうことになるが、その間にクジンシーがアバロンを襲撃し、留守を任されていたヴィクトールが殺害される。
その様子を見たレオンは七英雄の脅威を改めて感じ、先日面会した【オアイーブ】を呼びつけ、七英雄に対抗するための力である【伝承法】をオアイーブから教わると、ジェラールと共に弔い合戦と称し、ソーモンのクジンシーの元へ向かうも、クジンシーの必殺技であるソウルスティールにより返り討ちに遭う。
だが、これはレオンが思い描いたアバロンがこの先生き残るための道筋であった。彼の必殺技であるソウルスティールを見切り、その見切りを息子であるジェラールに受け継がせることでクジンシーを討伐、延いてはその先に待つ平安の世を託すつもりではなから死を覚悟した上でクジンシーに挑んだのである。
それを可能としたのがオアイーブから教わった伝承法である。
今際にジェラールに意図を語ると、レオンはジェラールに【七英雄】の討伐と和平を託し息絶える。
その後、ジェラールがクジンシーを撃破出来るかどうかはプレイヤー次第であるが、ゲームオーバーにならない限りはレオンの遺志は後の皇帝に脈々と引き継がれていき、最終的には七英雄を討ち滅ぼすに至ることになる。
物語における彼の出番はここで終了となるため、結構短い。
また、彼の死によって本作のシステムである皇帝継承が始まることになり、以後のシナリオの展開はプレイヤーの任意となる。
本作の物語の明確な始まりとして意識されており、伝承法の起点であることもあってか、後の皇帝はいずれもレオンの記憶や遺志を引き継いでると思しき描写がある。
作中では明らかに戦闘向きではないジェラールを連れ回しているため、息子の適性を判断出来なかったのでは、と思わしき一面もあるものの、クジンシーの必殺技に対して、帝国が生き残るためなら自身が捨て石となってでも後世に遺志を託すなど豪胆ながら判断力に優れた人物であることが分かる。
ジェラールについてはクジンシー撃破後はプレイヤー次第でほぼ全国を回ることが出来るが、彼はクジンシー戦で必ず死亡する運命であるため、活躍出来る範囲は非常に少ない。
なお、通常のプレイを超えた範囲で強化すれば生存ルートをたどれるのではないか、と考えたとしてもクジンシー戦では体力を一定量減らす(「むむっ、これはたまらん」と表示される段階まで)と、不死身になってしまうためどうやってもレオンの死は避けられない。
能力
クラス | 種族属性 | 閃 | 腕 | 器 | 魔 | 理 | 早 | 体 | 冥 | 術 | LP | 初期技能 | 初期術 | タイプ | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
技能 | 補正 | 術 | 補正 | |||||||||||||
皇帝 | 人間 | 7 | 19 | 17 | 20 | 12 | 14 | 20 | 32 | 36 | 19 | 腕力 普通/男性 |
HP | 術P | 技P |
---|---|---|
64 | 11 | 17 |
初期技能 | 剣Lv5、槍Lv2、天Lv2 |
---|---|
初期装備 | 鋼鉄の剣、フルーレ、鋼鉄の鎧、シルバーリング |
初期習得技 | なぎ払い、二段斬り |
初期習得術 | ライトボ-ル |
【腕力】と【魔力】が共に高めの水準となっている攻撃型のパラメータ傾向といえる。
伝承法や術研究所なしで【天術】を普通に修得していることを考えると術も得意だったと言って良いだろう。
ヴィクトールやジェラールの父ということでいえばある程度の年だと思われるが、【体力】は20とかなり高い水準で、一部のキャラを除けばトップクラスのLPを持つ生命力と体力に溢れたおじさんといっていい性能である。
敢えて言うならば【素早さ】がやや低めであるが固有キャラらしく全体的な能力は高めである。
ただ、閃きタイプは固有技や【カウンター技】くらいしか覚えられないタイプ7であり【コッペリア】と同じ。
その為、【パリイ】は覚えられるだろうが、その他の技は基本的に覚えられないため、剣を使うのであれば初期で覚えている二段斬りが主戦力となるだろう。
その他、【ライトボール】も使えるため、序盤は天術のレベル上げに勤しむと術法研究所が出来た際に役立ってくれる。
なお、【なぎ払い】は技道場に初期登録されているため問題ないが、二段斬りは初期登録されていないため、他のキャラで閃かないと登録されない点に注意。
彼がほとんどの技を閃けない理由として、ゲーム上の理由を挙げるならば技欄が埋まってしまうとイベントでソウルスティールの見切りを修得出来ないことが考えられる。
もっとも、通常起きないが、レオンの技欄が埋まった状態でイベントを発生させると8つめの技がソウルスティールの見切りで置き換えられる模様である。
閃き
武器系統 | 技名 |
---|---|
剣 | パリイ、落月破斬、プロミネンス斬、風狼剣、咬竜剣、サクション、分子分解、スウォーム、カマイタチ、稲妻斬り |
大剣 | ディフレクト、雷殺斬、聖光、月影、一刀両断、退魔神剣、殺虫剣、殺人剣 |
斧 | フェザーシール、電光ブーメラン、死の舞い、幻体戦士法、デストラクション |
棍棒 | ウェアバスター、動くな、スペルエンハンス、祝福、グランドバスター |
槍 | 風車、ポセイドンシュート、サンダーボルト、下り飛竜、サイコバインド |
小剣 | マタドール、マッドバイター、ライフスティール、火龍出水、百花繚乱 |
弓 | ハートシーカー、皆死ね矢、スターライトアロー |
体術 | カウンター、集気法 |