スマブラ個人小説/Shaillの小説/スマブラキャラの毎日

Last-modified: 2014-03-21 (金) 23:20:30

始めに

マスター「ここでは全キャラ登場を目標にしたい」
クレイジー「まあ、ショートコント集に似てるかな?」
マスター「あれは一回でオチつけないといけないから大変なんだよ」
クレイジー「そんな話するなよ、更新止まってんだから」
マスター「それに店員呼んで終わりって中途半端」
クレイジー「だから・・・」
マスター「えっと…さくしゃとうじょうさせます…だってさ」
クレイジー「・・・・・・」
マスター「・・・」
登場っていってもマリオ達の前に姿現すわけじゃないけどね by作者

第1話 新たなる刺客

始まりはいつも終点
マスター「はーい、皆集まれー」
マリオ「何だよ」
クレイジー「まあまあそう言わず」
リンク「なんも言ってないだろ」
マスター「今回のスローガンは、スマブラキャラを総動員でお送りするギャグ、だ。今まで出番無かった奴も登場させる」
ピット「僕とか?」
アイク「そういや、登場作消されたんだな」
ピット「orz」
オリマー「・・・」
マリオ「お前ちょっぴり出てたろ」
リンク「・・・一言しか喋ってないけどな」
マスター「というわけだ。システムは、こっちがメールしたイベントをこなしてもらう」
マルス「そのイベントはマスターたちが考案するのか?」
クレイジー「いや」
二人はかぶりを振った
マリオ「え?じゃあ誰が・・・?」
メタナイト「スマブラの力を全て使ってか?」
マスター「いや、違う。俺達でも頭が上がらない人だ」
レッド「最高権威持ってるクセに?」
クレイジー「ああ。てか初登場?」
レッド「うん・・・」
マスター「ならもう出す必要はないな」
レッド「ええぇーー!!いやいや理不尽過ぎる!!」
タブー「私でも頭が上がらないのか?」
マリオ「おいマジっすかwwwwww」
リンク「何でお前がここで話してるんだ。そっちのほうが気になるだろ」
レッド(無視されたー!)
タブー「まあまあ」
リンク「まあまあじゃねえよ」
マリオ「・・・話を戻すぞ」
レッド「そうそう、一体誰の企画なんだ?」
マスター「それは・・・」
ふっふっふっ、それはだな・・・
スネーク「ん?天から声が聞こえるぞ」
フォックス「誰?」
私だ
ファルコ「だから誰?」
だから私だってば
マルス「名前を訊いてるんだ」
名前か・・・ファーストネームはShaillだ
ピット「Shaillって。この作者か?」
相違いない
メタナイト「ここのナレーションは作者が担当するのか?」
そうだ。そっちの会話は筒抜けだぞ
サムス「余計なこと言ったら?」
一週間は出番抜きだ
ええぇーー!?
とか言うやつも抜きだ
マリオ「強引だな」
リンク「では聞くが、何でこれを企画した?」
面白そうだから
デデデ「最初のイベントは何ゾイ?」
聞きたいか?
コクリと頷いた
マリオ「↑自分で言うんじゃねえよ」
タブー「まあまあ。確かに気になるだろ」
マリオ「お前も参加するのか」
最初のイベントはお花見だ
桜も咲く時期だしな。悪くないだろう
タブー「よし、参加する」
ネス「うわっ、せこ。大人げな」
タブー「orz」
マリオ「子供に言われちまったな・・・」
まぁ、今回の参加は自由だが、強制で参加させる場合もあるから覚悟しておけ
リュカ「どーゆー、事?」
今回みたいに楽しい企画ばかりではないということだ
リンク「そりゃまた面倒なことを・・・」
マスター「とにかく、だ。伝えることは伝えた。後にメールで日時、場所を教える」
クレイジー「そして終点で集合、揃ったら出発する」
アイク「遠足みてーだな」
お菓子は300円までだ
アイク「遠足みてーだな!てかお花見でお菓子300円て少ねえだろ!」
マスター「心配は無用だ。料理はこっちで準備する」
マリオ「花より団子じゃねーかよ」
ロボット「Oil・・・」
リンク「お前の主食はオイルか電池なんだな」
マルス「桜の花びらは食えないのか?」
ロボット「No・・・」
タブー「・・・」
レッド「君は何も食べないな・・・?」

 

斯くして、
スマブラメンバーの毎日をお送りすることとなった
これから、よろしくお願いします


フォックス「もう1話終わっちまうけどな」

第2話 最初のミッション

「Re:来ないとコロしちゃうぞ?
 場所 ヨッシーアイランド
 日時 明日の2時頃
 備考 お菓子は300円まで」
マスター「一斉送信っと・・・」
クレイジー「脅迫メールみたいじゃないか?」
マスター「いいのいいの。こうでもしないと皆来ないし」
さて、全員揃うだろうか・・・?

 

キノコ王国
ピーチ「あら、マスターからメール」
ルイージ「脅迫してるみたいだね」
クッパ「行くのか・・・?」
マリオ「う~ん・・・」
ワリオ「そこは悩むところじゃないと思うけどな」
ヨッシー「♪」
ピーチ「そうねぇ・・・。マリオ、6人分のお菓子1800円で買い出しに行って頂戴」
マリオ「了解」

 

何処かのジャングル
♪♪♪
ドンキー「ウホッ?メールが来たウホ」
ディディー「ジャングルでも電波届くの?」
ドンキー「ん、なんで開催地がここじゃないんだウホ?ここなら木が沢山生えてるのに・・・」
ディディー「うん。桜以外の木がね・・・」
ドンキー「ウホーー!!」
ディディー(ハァ・・・)
そう言って胸を叩くドンキー
??
何をしたいのかよく解らない

 

ハイラル国
ゼルダ「ちょっとリンク。これってチェーンメールとかいうものかしら?」
違います
リンク「だとしたら削除するのが最策です」
ゼルダ「そうよね・・・」
あっ!
・・・消してしまった
ガノンドロフ「メアドをよく見ろ。マスターからだぞ」
リンク「え?」
ガノンドロフ「ほら」
ゼルダ「あら本当」
ガノンドロフが見せてくれたお陰でなんとかなったようだ

 

スターフォックス勢
フォックス「なあファルコ」
ファルコ「何だ?」
ウルフ「どうしたどうした?」
ファルコ「・・・・・・」
フォックス「花見のメールが届いたんだが」
ウルフ「オオついにきたか」
ファルコ「なんで棒読みなんだ?しかもついにって・・・まだ第1話から1日しか経ってないんだな」
フォックス「ウルフは昨日来なかったみたいだが、何でだ?」
ウルフ「ああ・・・。ちょっと野暮用があってだな・・・だが内容は無線で聞いてたから大丈夫だ」
ファルコ「なんか怪しいな」
フォックス「まぁいいだろう。明日3人で問題ないな?」
ウルフ「うむ」
彼は言えなかった
スター★ウルフの連中に誘いを掛け、全て断られたことなど…

 

子供組
ネス「おいリュカ。明日だとよ」
自前のスマホを片手に言った
リュカ「いーな、僕もケータイ欲しい」
トゥーン「同意」
ネス「ゲームしかしないだろ。嗜み程度が適当なんだ」
トゥーン「?」
ポポ「完璧にキャラ崩壊してるね」
ナナ「ね」
ネス「・・・ところでなんで子供組なんだ?」
実は
トゥーンリンクをハイラルに入れ忘れて、MOTHERペアを子供組に変えました
そしてついでにアイスクライマーを追加したんです
トゥーン「酷いよ!僕だけ仲間外れにされてるじゃんか!」
シンソコスマナイと思ってマス
リュカ「思ってない」
ネス「もういいだろ。話戻すが、明日は行くのか?」
「「もちろん!」」

 

ポケモン
レッド「明日かー。早速だなぁルカリオ」
プリン「プリプリーン」
ルカリオ「ああ。別段断る理由も無いが・・・」
リザードン「リザー」
フシギソウ「ダネフッシ」
ゼニガメ「ゼニ」
レッド「連れてく?」
ピカチュウ「ピカピカ」
ルカリオ「君にはただの騒音だが、彼らは当然「行きたい」と言っている。どうする?」
レッド「行きたいんなら、行かせてあげるよ」
ルカリオ「そうか」

 

プププランド
デデデ「ゾイ?メールだ」
カービィ「ぽよ?」
メタナイト「・・・残念だな」
デデデ「どうしたゾイ」
メタナイト「私は明日仕事がある。残念だが、私は欠席する」
デデデ「でも殺されるゾイ?」
メタナイト「万が一そうなったら、逃げるか返り討ちにするだけだ」
デデデ「では、終点に集合するときに伝えておくゾイ」
メタナイト「任せた」

 

ファイヤーエムブレム勢
マルス「行くんだろ?」
アイク「勿論」
マルス「リンとかロイも誘ってみるか?」
アイク「駄目だ!」
マルス「理由をお聞かせ願えるかな」
アイク「俺の取り分が減るから」
マルス「そういう能は別のことに使おうね」

 

大人組
サムス「何でアンタ達と一緒なの?」
スネーク「そんなこと言われてもだな」
CF「作者に聞いてくれ」
シングルの大人だから
サムス「私は貴方達と宴席組むなんてしたくないからね!」
スネーク「それは俺も嫌だわ」
CF「大人3人で酒って。なんか切なくなるな」
スネーク「俺はヘリをチャーターして行こうかな」
CF「俺はブルーファルコンで」
サムス「何よ、私も乗せてきなさい!」
え?

 

天空界
ピット「僕だけなんだな。なんか寂しい」

 

ピクトチャット
オリマー「いや、要はシングルの残り組ってことでしょ」
ピクミン「(・w・)」
GW「・・・」
だって一人ずつ紹介してたらピットみたいになるよ?
ソニック「確かに」
ロボット「ナントモイエナイ」
でしょ?
そして悩んだ挙げ句、ソニックもオリマーもここに収容したってわけ
オリマー「なるへそ」
ピクミン「(^~`)」
ロボット「I see」
ところで、花見には参加するのか?
オリマー「僕は参加するけど?」
ピクミン「(^へ^)」
ソニック「行く」
ロボット「サンカシマス」
GW「・・・」
・・・・・・?
じゃあ、とりあえず全員行くということで
ロボット「OK」

 

マスター「む。メールだ」
クレイジー「どれどれ」
by メタナイト
私か不参加とさせていただきます
終わり
マスター「一人だけか」
クレイジー「そうだな」
マスター「明日が楽しみだな」
クレイジー「そうだなぁ」
因みに、明日でもう桜は散るそうです。私の地域では

第3話 お花見大会

翌日
マスター「さーて、皆来るかな?」
クレイジー「多分ね」
マスター「用意は出来てるか?」
クレイジー「スマブラの力を全て費やしてな」
マスター「気長に待とうか」ワクワク
クレイジー「そうだね・・・」ソワソワ




そして2時頃
さて、最初の来客は・・・
バラバラバラバラ
マスター「ん?何の音だ?」
クレイジー「上だ!」
空を見上げると、一機のヘリコプターがすぐ着陸態勢に入っていた
マスター「スネークか!?」
突風が痛い
クレイジー「すぐ横で着陸するなぁ!!」
プロペラが止まり、扉から案の定スネークが出てきた
スネーク「おお。一番乗りか」
当たり前だろ!ヘリで来てるんだから!
マスター「お前人一人乗るのにヘリ飛ばすかって・・・」
CF「一人じゃないぞ」
サムス「・・・・・・」
クレイジー「これまた後ろからゾロゾロと・・・」
荷物を持ったキャプテン・ファルコンと仏頂面のサムスが搭乗口から降りてきた
サムス「何で私が男2人なんかと・・・」
マスター「まあまあ・・・。宴席は自由に決めていいいから」
CF「いが1個多いぞ」
どうでもいいよ!
サムス「ちょっと作者!アンタが組分けしたんでしょ!何でこいつらとペアなのよ!」
じゃあピット君みたいになりますか?
サムス「ぐっ・・・」
スネーク「そう言う割りには、俺のヘリに乗りたい乗りたいって言ってたんじゃないか?」
サムス「あっ・・・あれはヘリコプターというものに乗ったことなかったから・・・!」
除々に顔が赤くなるのが見て取れた
CF「ヘリの中でも結構はしゃいでいたしな」
サムス「だから初めての空の旅だったし・・・」
だんだん声が小さくなってってるぞ
マスター「嫌なチームでもそれなりに楽しんでるんだな」
サムス「・・・っ」
CF「何も言えねえ」
クレイジー「やめろ」

 

3人は施設の中で待機させ、マスターとクレイジーのみ外で迎賓に向かうことに
さて、次の来客は・・・
マスター「おお、ピクトチャットの連中か」
クレイジー「いやソニックだけだ」
ソニック「アイツら遅い」
高速で駆けてきたソニックの後ろには、オリマー達が走っているのが見える
マスター「お前は待ったりしないのか?」
ソニック「ない」
クレイジー「何で?」
ソニック「何でも」
こ、これは・・・!
マスター「お前・・・。足速いからって喋るのも速いな」
ソニック「ああ」
クレイジー「でも、乱闘に勝った時の決め台詞とかは結構長いよな?」
ソニック「無理してる」
マスター「何で?」
ソニック「何でも」
どうやら彼は、「何でも」という言葉に絶大なる信頼を寄せているようだ
このままでは埒が明かないし、会話が成り立たない
すると、オリマー達が追いついて、空からはピットもやってきた
オリマー「置いてけぼりなんて酷いよ」
ピクミン「(>3<)=3」
GW「・・・」
ロボット「So・・・」
ソニック「遅い」
ピット「なんか寂しかったよ、独りってのは・・・」
う~ん
マスター「これは・・・」
クレイジー「個性全開だな」




その後も次々と来客があったがカット
んで、ヨッシーアイランドまで歩いて行ったがこれもカット
マスター「と言うわけで、着いたぞ花見場所」
クレイジー「桜、満開」
マリオ「いやいやいやいや!」
アイク「どう考えても飛ばしすぎだろ」
仕方無いじゃないか
ネス「何がどう仕方無い?」
3話まで結構進んでるのに、全然話が展開してないんだもん
リュカ「でも・・・」
リンク「ここの作者は言い訳が得意なようだな」
えーいうるさい!
もういいからさっさと花見を開け!
リンク「無茶苦茶だな・・・」

 

マスター「では、早速グループを組んでもらいたい。何人でも構わない。全員でもいい」
クレイジー「周りには他の客もいるから、迷惑の無いようにな」
アイク「・・・遠足みてーだな」
マルス「何それお約束?アイクは一緒に組んでもいいよな?」
アイク「お前が極度の小食なら許す」
マルス「・・・承諾したと見なそう」
ひとまずアイクとマルス
サムス「ねえピーチ、私と組まない?」
ピーチ「えぇ。でも折角だから他の女性陣も誘いましょ」
というわけで、サムスとピーチとゼルダと・・・
ポポ「ナナ、行っちゃうんだね・・・?」
ナナ「・・・さようならポポ」
ポポ「・・・」
ナナ「そんなに悲しい顔しないで、そんな顔されたら私まで・・・!ほら、またいつか必ず逢えるから・・・」
「「・・・」」
ポポ「・・・分かったよ。元気でいてね、ナナ」
ナナ「うん!」
二人でさよならをした
サムス「?」
ピーチ「?」
そしてゼルダたちに振り向き、
ナナ「さ、行きましょ?」
ゼルダ「何?今の?」
ナナ「え?別れのあいさつよ。ポポと離れるときはアレをしなくちゃムラムラするの」
別れる、じゃなくて離れる、なのか
サムス「おかしな儀式みたいね」
ナナ「あはっ。よく言われるわ」
笑い飛ばすことじゃなかろうて
ナナ「いいのよ。だってここの人達みーんな変人だもん!だからみんな同じ。作者もね!」
うむ、判った
ではナナのみ一週間出番なし
ナナ「ええええ!?そんなぁ!」
問答無用!言語道断!
ナナ「折角出始めてたのにィ!」
ピーチ「忘れかけてたわね・・・」
一週間とは言うが、そんなに長い期間ではないから安心しな
ナナ「そーゆー問題じゃなーい!!」




マスター「では、乾杯!」
「「乾杯!!!」」
結局男子と女子の2グループで組むことになった
マスターの号令で、杯を掲げて乾杯する
マリオ「これって梅酒?」
マスター「ああ。子供も飲めなくもないからな」
トゥーン&ネス&リュカ&ポポ「・・・くんくん」
アイク「ところでカービィが見当たらないんだが?」
メタナイト「ああ、カービィとヨッシーは別の場所で食べている」
マルス「飲食する量が桁違いだからな」
アイク「俺もいく」
マスター「好きにしろ」

 

サムス「・・・結局3人になっちゃったわね」
ピーチ「まあ、仕方無いわ」
ゼルダ「誰か呼びましょうか?」
いいえ、その必要はないわ
サムス「?」
ピーチ「どちら様?」
私よ
ゼルダ「だからどちら様?」
私ですって
サムス「名前を訊いているのよ」
名前ですか・・・・・・ファーストネームはShiftですね
サムス「Shift・・・?聞いたこと無いわね。でも・・・」
ゼルダ「この天から聞こえることからして・・・」
ピーチ「作者!アンタなんのつもりよ!?」
あら?作者はShaill、私はShift。別人(格)よ
サムス「これは・・・!」
((なんか変なスイッチ入ったー!!))
サムス「一体何があった!?」
さあ・・・?切り替えの仕組みは自分でもよく解らないの
(作者にこんな裏があったとは・・・!)
でも私の推測ですけど、どうやら女性の輪に入ると切り替わる、とか?
(微妙に敬語使ってる!)
ピーチ「貴方作者の裏なんだから、ナナを復活させられないの?元の作者よりかは緩いみたいだし」
それは無理よ。確かに、ナナちゃんについては可衰そうだって同情するけども
ゼルダ「どうして?」
私に作者の権限は無いもの
サムス「じゃあ貴方から作者に訴えられない?」
それも無理ね。作者からこっちに切り替わるときは完璧に切り離されるわ
紙に書いての会話は出来ますけど、実際に言葉を交わすことは不可能なの
サムス「じゃあ書き置きしておけば、元に戻った時に読めるじゃない?」
・・・それも無理ね
ゼルダ「それくらいは出来ると思うのだけれど?」
えっと・・・だって今手元に紙とペンが無くて・・・
サムス「は?」
あっ!いやいや、口が滑りました
内の話はしたらいけないんで!忘れてくださいッ!
ピーチ「?」
それよりも「ナナちゃんの代わり」に話し相手くらいは務められますので、如何しましょうか?
サムス「そうね、頼んだわ」
Shift(ふぅ、何とか誤魔化せた・・・。お馬鹿さん3人で助かりました)

 

さて、男性陣の方は・・・
あ、私は作者に代わってナレーションを務めさせていただきます、謎のナレーションです
作者のほうは見た通り、女性にまわっていますので
GW「・・・」ジーーッ
マスター「もう桜も散るな。見納めに目に焼き付けてるのか?」
クレイジー「・・・いや、食べ物を食道に通す必要がないからだ」
GW「・・・」
ピクミン「(;ω;)」
ロボット「・・・」
クレイジー「・・・何だコイツら?」




マリオ「そろそろ帰るぞ」
リュカ「えぇー?もっと遊びたいよ!」
ソニック「無理」
マスター「ちゃんと花見はしたか?飯食って帰るだけってわけにはイカンぞ」
ウルフ「そういや食ってばっかだったな」
フォックス「じゃ、最後に桜でも鑑賞するか・・・」
皆上を見上げて鑑賞に浸った
すると・・・
ファルコ「ん?何だあの花は?」
桜の花に混じって咲いている、赤に白の水玉模様の花
ファルコ「見たことないな」
おもむろにその花を持ち上げたそのとき・・・!
ルイージ「あ!それは・・・!」
ファルコ「ぎゃああああぁ!!」
ルイージの言葉はファルコの悲鳴によって遮られた
マスター「どうしたーー!!?」
マリオ「焼き鳥、だ・・・」
なんとファルコの顔が、こんがりと焼け焦げているではないか!
フォックス「何があった!」
その状況を見ていたルイージによると
ルイージ「・・・どうやらファイヤパックンを起こしたみたいだね」
そんなことを知らないファルコは、お得意のリフレクターを放つ余裕もなく、顔面に放火されたわけだ
アイク「・・・」
カービィ「・・・」
ファルコ「・・・何だ、何故こっちを向く?」
マルス「不味いな。アイクは俺とリンクで抑えておく」
デデデ「カービィはワシが抑えておくから・・・」
ゼルダ「火傷は私の治癒で治療しますから。さ、お早く」
ファルコ「膝枕・・・だと?」
リンク「そんなこと言ってる場合じゃなくなるぞ」
ファルコ「は?」
寝惚けた声を出していられるのも今の内
彼は今から死の恐怖というものを味わうこととなる
突然アイクがファルコに向かって突っ走った
ファルコ「!?」
いや、突然だったのはファルコだけなのかもしれない
マルスとリンクは左右の腕を羽交い締めした
カービィは・・・既にデデデに抑えつけられている
ファルコ「・・・!?」
アイクとカービィの狙いは、自分の頭部
それを測り違うファルコではない
明らかに彼らは自分を■べようとしていたのだ
ゼルダ「さぁ、今の内です。早急に、貴方の美味しい部分を治して差し上げましょう・・・ww」
笑っている!?
ファルコ「俺の生死が懸かっているって言うのに・・・!」
マリオ「いいから早くしろ!死んでもいいってのか!?」
全然泣けねーよ
いや
一羽だけ、ボロボロと涙を溢して泣いていた

 

こうして
治癒の間にあったファルコは若干歯形がついたが、
死者の1名も出すことなく、お花見は無事に幕を閉じたのだった


無事じゃねー

第4話 修学旅行

さて、次は何をしようかな?
マスター「・・・」
う~ん・・・
クレイジー「・・・」
・・・
マスター「・・・もうネタが切れたのか」
そのようだ
クレイジー「まだ花見しか終わってないぞ」
入学シーズンなんだが、入学式はもう別でやったし、な
マスター「まず入学する学校すらないし、な」
微妙な期間に企画したもんだ、な
クレイジー「まったくだ」
・・・あ!そうだ!!
マスター「閃いたか」
ああ、五月に俺の修学旅行があるんだが
クレイジー「それをやると?」
うん
マスター「何処に?」
おきn・・・いや、ゲフンゲフン。こっちの話だ
マスター「?」
そうだな・・・皆の土地感の無いような所がいいな
クレイジー「なんでわざわざ・・・?」
だって修学旅行だろ?近辺で寝泊まりしてりゃ、ただの野宿じゃん
マスター「いや違うと思う」
まあまあ。とにかく条件は、皆の知らないところ。旅館があるところ。イベントがありそうなところ
決まったらメールを送る。以上
クレイジー「行っちゃった・・・」
マスター「イベントがありそう、か・・・。きっとそのネタすら思いついてないんだろうな・・・」




ごろごろとローラーを石床に響かせながら、キャリーケースを引っ提げて、皆談笑に興じている
命令通りマスターから修学旅行のメールが届いたようだ
マリオ「しかし、お花見に続いて修学旅行かぁ。いいことづくしじゃないか」
メタナイト「いや、宿泊区が???だったのは気になるな。作者の陰謀かもしれない」
ファルコ「そりゃあアレだ。サプライズとかいうやつじゃないか?」
メタナイト「お前・・・」
ファルコ「・・・何だよ」
メタナイト「・・・いや何でもない」
ピクミン「(*O*)」
ワリオ「?」
マスター「さぁ、支度が出来たら出発するぞ。移動は飛行機で、行き先は???だ」
スネーク「は?」
マスター「いや、だってそう言われたから」
レッド「それが地名なの?」
クレイジー「判らない。???という名前なのかもしれないし、地名が分からないのかもしれない」
マスター「あと、名前が無いのかもしれないな」
ロボット「Wow」
サムス「まず飛行機持ってるのかよ?」
マスター「大丈夫。俺たちはここの統治者だぜ?飛行機くらいの一つや二つ、簡単に貸し切れるさ」
サムス「そういやそうだったわね・・・」
マリオ「名前がないのに飛行機で行けるのかよ」
マスター「それは多分作者がパパーってやってくれるだろ」
マリオ「嗚呼・・・・・・」
クレイジー「まぁ不安はあるだろうが、楽しく過ごそうな。なんかえげつない場所だとしても、その時はその時だ」
リンク「最低だな・・・」
マスター「じゃあ出発するぞ。忘れ物はないな?」
ピット「ああ」

 

一時の空の旅

 

マスター「ほら、気を付けて降りろよ」
ウルフ「ここが???か・・・?」
フォックス「そうみたいだな・・・」
そこには・・・
CF「普通だな。至って」
見渡すと、旅館が近くにあるのが分かる
前には道路が敷かれ、車が普通に走っていた
リンク「ここが名もない土地だと?」
クレイジー「奇しくもそのようだ。飛行機の操縦者はいたが、結局動かしていたのは作者だからな」
マリオ「やめてくれ。なんか腹立つし」
ルイージ「とにかく、旅館に向かおうか・・・?」




旅館前
レッド「すみませ~ん」
扉を叩きながら言ったが
・・・・・・
レッド「?誰も居ないの?」
ルカリオ「そのようだな。私には分かる」
スネーク「作者はちゃんと予約したのか?してないんじゃないのか?」
アイク「あ~それ有りうる」
リュカ「勝手に入っちゃおうよ」
と、扉を開ける
ギイイイィィと鈍い音を立てながら、ゆっくりと中の様子を伺うリュカ
ネス「どんな様子だ?」
リュカ「・・・うん、やっぱり誰もいない」
そして、ぞろぞろと中に押し掛けた
マリオ「すみませ~ん!誰かいませんかー!」
リンク「・・・」
マスター「・・・妙だな」
なんなら勝手に部屋を使わせてもらおうか
ファルコ「それは駄目だろ。おまe・・・いや、作者のせいなんだから」
しかし・・・
せっかくの修学旅行なんだから・・・
アイク「別にいいだろ」
リンク「理由は?」
アイク「ここの人が戻ったときに、何とか言い訳したらいいじゃねえか」
マスター「それでいいのか?」
マリオ「・・・まぁ違う旅館に当たるほど元気も無いからな。とりあえず今はそうさせてもらおうか」




1号室
がちゃがちゃ
クッパ「開かないな。鍵が掛かってる」
まあ当然だな
ルイージ「医務室から鍵盗ってきたけど(勝手に)」
ワリオ「ナイスだルイージ」
ルイージ「でも4と9号室の部屋の鍵だけ無かったんだけどね」
マリオ「客がいるのか?」
ピーチ「だったら返事くらいしてくれたら良かったのに・・・」
マリオ「まぁいいや。開けるぞ」
がちゃ

 

2号室
ガチャ
アイク「あっ・・・普通の部屋」
リンク「まずまずの部屋だな」
12畳の和室。5人で寝るには・・・どうだろうか、自分は詳しくないので
マルス「ここまで何もかも普通とは・・・逆に怖いな」
ガノンドロフ「・・・」
ゼルダ(私紅一点で大丈夫かしら?まぁ、優秀な騎士サマが3人もいるから心配には及ばないか・・・)

 

3号室
ドンキー「ウホ」
ディディー「わぁ、木の香り」
メタナイト「デデデだけでも3畳くらい占めそうだな。あとドンキーもそのくらいで・・・」
カービィ「ぽよ?」
デデデ「大小の差が極端ゾイ」
ドンキー「ウホーー!」
メタナイト「?」

 

4号室
ガチャガチャ
レッド「何でここだけカードキーがないんだよ・・・!」
ポケモン「ゼニピカプリリザフシ!」
ルカリオ「人の波導も感じられない。みんなも「怪しい臭いがする」と言っている」
レッド「仕方ないな。5号室に泊めてもらおうか」

 

5号室
トゥーン「鍵が掛かってるみたいだね」
ネス「フフン。こんなこともあろうかと、カードキーを拝借していたのだよ」
レッド「ちょっとちょっと!」
ポポ「?」
ナナ「?」
リュカ「あ、レッド兄ちゃん」
レッド「実は隣の4号室の鍵が無くて・・・。こっちに泊めてもらえないかな?」
ポケモン「!*@+`$#¥%:&!!」
ルカリオ「・・・全員で喋るな」
リュカ「別にいいけど・・・」
レッド「よっし!ありがとう」
危うく寝る場所を失うところだった
ネス「4号・・・し、ごう・・・」ブツブツ
トゥーン「どうかしたの?」
ネス「いや別に・・・」
アイクラ「??」
ネス「隣の部屋には近づかないほうがいいかもって・・・」
リュカ「なんで?」
ネス「なにか明白な訳がある、ってわけじゃないんだけども・・・」
レッド「不安にさせるなよな。もう手遅れだよ」

 

ここから2階
6号室
フォックス「ここが俺らの部屋か。なかなか立派な造りじゃないか、えぇ?壷とか壊さないようにな」
修学旅行というだけで、テンションが高めのようだ
ファルコ&ウルフ「え?」
フォックス「?どうし…」
ファルコ「障子破っちまった」
ウルフ「壁裂いちまった」
フォックス「・・・き」
ウルフ「木?」
フォックス「・・・貴様等・・・!この期に及んでよくも・・・!」
そのテンションの高さは、そっくりそのまま怒りへと切り替わる

 

7号室
サムス「だーかーらー!」
スネーク&CF「・・・」
サムス「何でいつもアンタ達と一緒になるのよ!」
スネーク&CF 考えてるフリ
これはあれだ。もう何かの縁で結ばれてるということですな
サムス「殺すわよ」
・・・
サムス「大体アンタが決めてるんでしょ、部屋割り?何が縁よ。何が運命の赤い糸よ。思いきり作為的じゃない」
赤い糸なんて言ってないがな
サムス「うるさい。とにかく早く編成しなおして」
嫌ーだねー
サムス「何でよ」
めんどうだもの
CF「みつをかよ」
ナイス突っ込みだ、CF
CF「いやーどうもー・・・」
サムス(゜д゜♯)

 

8号室
ピット「・・・・・・」

 

9号室
オリマー「ここの鍵だけ無いよ、なんで?」
ロボット「ヒトガイルワケデモナイデスシ」
ソニック「開けッ」
ピクミン「(;・・)」
GW「・・・」
オリマー「致し方無いな。もう9号室で最後だから、8号室に泊めてもらおうか」
ロボット「I agree」

 

8号室
ドンドンドンドン
ピット「だ・・・誰?」
GW「・・・・・・」
ドンドンドンドン
ピット「誰?」
ピクミン「(^O^)/」
ドンドンドンドン
ピット「・・・・・・誰?」
ロボット「It is me」
ピット「?」
ドンドンドンドン
ソニック「俺だ」
ピット「だから誰?」
ドンドンドンドン
オリマー「ちょっと!みんなちゃんと喋んなきゃ。オリマーだよ」
ピット「オリマー?」
ガチャリと扉を開けると、見たことのあるメンツが・・・
ピット「どうしたの?」
オリマー「9号室のドアが開かないから、ここにお暇しようと思って・・・」
ピクミン「(^ー^@)」
ロボット「Hi」
GW「・・・」
ソニック「よっ」
ピット「・・・。あっ、とりあえず上がって?」

 

マスター「しかし、何処に行ったんだろうな?ここの宿主は」
クレイジー「正面玄関の鍵も掛けられてなかったし。随分と無頓着な宿主だ」
マスター「第一、作者。お前が全然・・・いや、何一つ下準備してないからこんなことになるんだぞ」
おい、そろそろ食事の時間だぞ
マスター「おい」
クレイジー「そういやそうだな。でも・・・」
マスター「おい」
クレイジー「ここの食事は旅館のほうで作るみたいだが・・・。勝手に厨房を使ったら駄目だろ」
いいのいいの。俺が保証するから
クレイジー「作者がそう言うなら、何か策があってのことなんだろう?」
ああ
マスター「・・・信用していいんだな?」
構わないよ
なんなら食材だって使い放題さ
マスター「?買い出しに行こうと思ってたんだが?」
その必要はない
クレイジー「それはさすがに怒られるだろ」
安心しな。大丈夫、これは絶対だ
マスター&クレイジー「・・・・・・?」




♪ピンポンパンポーン♪
[お食事の準備が整いました。一階の食堂まで、お集まりください]
♪ピンポンパンポ~ン♪
マリオ「・・・規格外だな」
ワリオ「勝手に食事まで作るとは・・・」

 

食堂
この旅館はバイキング制ではなく、長テーブルに全員が座り、それぞれに用意された料理を食べるのだ
オリマー「部屋は畳で和風なのに、なんでここは洋風なの?」
リンク「ゼルダ組リンク様・・・って?何だこれ?」
テーブルの上には名前の書かれた紙が置いてある
マスター「ああ、座席指定だよ。そこに座れってこと」
クレイジー「て言っても、いつもとあまり変わらないけどな」
リンク「ふーん」
そう言いながら座席に衝く
前はゼルダ姫、右はマリオ、左は
リンク「む」
アイク「ふん」
やっぱり仲が悪いのね
マスター「じゃあ、いただきまーす!」
「「いただきまーす!」」

 

マリオ「勝手に使用してよかったのか?ここは。あまり食べる気にならないんだが」
リンク「・・・」ムシャムシャ
ドカ
アイク「・・・」ガツガツ
ドカ
リンク「・・・」モグモグ
ドカ
アイク「・・・」バクバク
ドカ
マリオ「・・・?」
ドカドカ
リンク「・・・!」イラッ
アイク「・・・!」イラッ
マリオ「お前らは席代わったほうが良いな。もう、色んな意味で」
リンクの左肘と、アイクの右肘が、互いに・・・
ドカ
リンク「・・・」
アイク「・・・・・・お、うまそうッ」
ビュッとアイクの箸が、リンクの肉饅頭に食らいつこうとする
カンッ!とリンクのがそれを弾く
アイク「!?」
リンク「・・・浅はかだな」
アイク「何だと・・・!」
剣戟ならぬ箸戟が鳴り響く
たった一つの肉まんに、壮絶な死闘が演じられた
マリオ「これは、こいつらを隣にしたマスターに非があるよな」
ガノンドロフ「うむ」




マスター「では、食事の後は温泉に入るぞ」
クレイジー「温泉という名の銭湯」
マスター「もちろん男女別々だ。混浴がいいとか抜かす輩は平手喰らわす」
物騒だな
クレイジー「では、解散」

 

作者は男なので男性陣のほうを・・・
リュカ「ワーーイ!」バシャバシャ
トゥーン「ワーー!」バシャバシャ
マリオ「コラッ、水の掛け合いなんかするな!」
リンク「ガキもおっさんも風呂ぐらい黙って入れ」
アイク「よーし、入るぞー」
ドボーン
マルス「そんなに勢いよく入ったら、風呂の水がなくなるだろ!」
かなり騒いでるご様子
メタナイト「戸が開いたままなんだが?」
アイク「あ~多分それ俺だな。最後に入ったから」
レッド「何ィ?お湯が冷めちゃうだろ!よし、リザードン。君に決めた!お湯に火炎放sh・・・」
ファルコ「やめろよお湯が沸騰するだろ!」
クッパ「んじゃクッパブレス!」
ウルフ「熱っ熱っあつー!!」
フォックス「リフレクター!」
ピット「鏡の盾!」
クッパ「クッパドロップ!」
えええええええ!?

 

マスター「さて、食事の片づけも済んだし、俺たちも風呂に入ろうか」
クレイジー「それにしても彼奴らまだ出てないのかよ。どんだけ長風呂・・・」
ガラッ
クッパ「よせあつめひっかき!」
フォックス「ブラスター!」
メタナイト、参戦
メタナイト「うりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃ!」
ピット、参戦
ピット「エンジェリング!」
ワリオ、参戦
ワリオ「ワリオバイク!」
ブオオオオーン
リンク「風呂でバイク走らせる奴があるかぁ!!」
ワリオ「じゃあワリオっぺ」
ぶおおおおーん
マリオ「臭いが充満するだろ!」
リンク「俺もう出る。リタイア・・・」
マスター「・・・」
マルス「あっ、マスター」
マスター「・・・な・・・」
クレイジー「・・・耳塞いどいて」
「何やっとんじゃお前らは!!!」

 

うん、損害を詳しく言うと、
水が湧き出てくるやつが破壊される
石の床がプレスによって砕ける
矢があちこちに刺さる
所々剣で抉られたような痕
臭い、諸々
マスター「詳細ありがとう。では、どういう経緯でこうなった?」
それは・・・
ルイージ「えっとまずアイクが開けっ放しにしてて、それでレッドの火炎放射がクッパのんになって、それがウルフで、フォックスがリフレクターしたついでにピットの鏡の盾で・・・」
リュカ「クッパが反射されたのんで、ジャンプして落ちて、まず床が砕けたの。それから色々あってあんなことになっちゃったの」
マスター「さっぱり解らん」
クレイジー「とにかく、ここは自分の家じゃないぞ。物を破壊していい筈がない」
まぁ当然だな
だが、今回の件は俺が許す
マスター「えぇ?大丈夫なのか?」
大丈夫
クレイジー「怒られるどころじゃ済まないぞ?」
承知してるさ
マスター「襟首掴まれて連行されるぞ?」
俺は見つからない
クレイジー「・・・牢屋の中でクソ不味い飯食わされるぞ?」
だ・・・しつこいな!
取りあえず、安心しな。作者に出来ないことはないぜ
マスター「ああ、そうだったな!ったく」


ネス「・・・出来ないことはない、か・・・」




クッパ「なんか作者優しくなかったか?」
メタナイト「一人で請け負うみたいだが。まあ、作者なら宿主に催眠術を掛けることくらい造作もないんだが」
マリオ「いや、何かおかしいんだよな・・・」
ネス「・・・」
余計な詮索は控えてくれないかな
リンク「作者は普通あんなキャラじゃな(ryリュカ「あっ!見て、4号室の扉が開いてる!」
レッド「なんだって!?」
一階の連中が駆け寄った
確かに、4号室と刻まれたプレートが垂れ下がっている
ルイージ「一体誰が?」
マリオ「作者か!?」
俺は終始一緒にいただろ
マリオ「マスターたちか!?」
いや、彼らは知らないようだったぞ
クッパ「ゼルダやピーチでもないみたいだな」
フォックス「おーい!」
デデデ「二階の連中が来たゾイ」
ワリオ「まさか・・・」
ファルコ「9号室の扉が開いてたんだ!」
トゥーン「やっぱり」
リンク「同時に起こったのか」
ソニック「謎」
リュカ「ねぇ、中に入ってみようよ」
ネス「ダメだ。・・・って言っても聞かないだろ」
リュカ「うん!」
そ~~っと足音を立てないように、中に足を忍ばせていく
リュカ「・・・誰もいないね」
部屋の中は何の変哲もない
リュカ「やっぱり何もなかったよ」
一通り調べ終えたリュカは、部屋から出ながら言った
マリオ「・・・一体誰が開けたんだろうな」
リンク「・・・」
マスター「今考えても仕方ない。今日はもう遅いから寝ろ」
ネス「カードキーは無かったな。相変わらず、レッドはこっちの部屋を使うのか」
レッド「なんか、ごめん」
トゥーン「いや・・・別にいいけども・・・」
すると
ネス「?」
横にスウッと、何かが通り抜けていくような感覚がした
ネス「誰かいるの?」
振り返ってみたが、
そこにはただ、長い廊下が続いているだけだった・・・




翌朝
マリオ「ふぁ~あ、良く寝た~。昨日色々あったから良く眠れたよ」
ワリオ「良く寝すぎて屁こきそう」
クッパ「表でしろ!」
ピーチ「不潔」
ワリオ「・・・」
マリオ「・・・散々な言われようだな」
ヨッシー「?」
ルイージ「ん?どうしたヨッシー?」
ヨッシー「・・・」
マリオ「?まあいいや。早く食堂に行くぞ」




クレイジー「点呼確認~。男38名、女4名、俺ら足して、計44名だ」
マスター「あれ?男はいつも37名だったろ」
クレイジー「うん。だから整列までさせて、数えた結果がこれだよ」
マスター「んん?おっかしーなー・・・」
アイク「おい!早く食わせろよ!」
マスター「・・・ああ、すまない」

 

リンク「・・・」もぐもぐ
アイク「・・・」ガツガツ
マリオ「あれ、今日は肘が当たらないのか?」
リンク「そういやそうだな」
アイク「席も変わってねえし」
???「変だね」
マリオ「変だな」
リンク「何でなんだよ?」
アイク「知らん」
???「私が間にいるからじゃない?」
マリオ「おお、そうか」
アイク「・・・って」
リンク「誰だ貴様は」
???「えへへ・・・。気付いちゃった?」
アイク「気付かせにいったに等しいけどな」
リンクとアイクの間に座っていたのは、まだ年場もいかぬ少女だった
マリオ「まぁ・・・若干乗ってたのも不思議なんだが。よく見知らずの奴と暢気に会話するよな」
???「ふふ。それが私の力」
マリオ「は?」
リンク「もう一度言う。誰だ貴様は」
???「私は、座s(ryマスター「まだ食べてるのか。さっさとしろ」
マリオ「あっ、マスター」
???「あら、今日はここまでね。じゃあね」
リンク「あ!ちょっと・・・!」
マスター「?」
彼女はそう言い残すと、煙のように姿を消してしまった
マリオ「!」
マスター「どうした?」
アイク「・・・マスターには見えてなかったのか?」
マスター「なにがだ?」
アイク「・・・いや、やっぱり何でもない」
マスター「??まあいいか。そら、行くぞクレイジー」
クレイジー「あーい、今行くよ」
アイク「・・・」
マリオ「マスターには見えてないのか?」
リンク「そうみたいだな」
クレイジー「見えてないんじゃない。気付いてないんだ」
アイク「クレイジー!」
リンク「どういうことだ!?」
クレイジー「・・・後で話す。今は、早く部屋に戻るこった。そうしないと・・・」
マリオ「しないと・・・?」
クレイジー「・・・せっかくの修学旅行が台無しになるぜ?」
キザな言葉を残し、その場を去っていった
アイク「?」
気付けば、周りには自分たちしか残っていない
リンク「・・・」
マリオ「・・・何だったんだ?あの子」
三人は、誰もいない食堂で、ただ首を傾げるだけだった




マスター「伝えてなかったが、修学旅行は3泊4日だ。つまり、明後日の昼頃に帰ることになる」
クレイジー「その日のイベントはお楽しみだ。当日になるまで明かさないぞ」
マリオ「いつもと変わんねえな」
マスター「で、今日は何するかと言うと・・・」
ドンキー「・・・」
マスター「・・・それは作者が発表する」
ディディー「!」ずこッ
クレイジー「ではバトンタッチだ」
パン
はい、マスターたちに変わって進行させていただくぞ
アイク「前置きが長いぞ」
じゃあサクサク進めようか
今日のイベントは、かくれんぼだ
「「はぁー?」」
マリオ「はぁ?かくれんぼ?はぁあ?」
クッパ「絶対修学旅行ですることじゃないだろ」
そんなこと言うんなら辞めとけ
マスター「はぁあ?逆ギレ!」
お前もか!
アイク「いいよ!子供じゃあるまいし!」
部屋でトランプでもやってろ
かくれんぼ>トランプだろ!
ガノンドロフ「大して変わらねえよ」
マリオ「もういいよ。行こ行こ」
リュカ「・・・」
あーあ、放棄しやがった
トゥーン「・・・どうするの?やる?」
ネス「・・・」
やっちゃえよ
リュカ「やろうか」
ポポ「そうだね。じゃあ、ジャーンケーン・・・」

 

ぽん
ネス「なんか参加することになってたんだけど・・・。それでジャンケンに負けるとは・・・」
なんだよすることになってたって
お前はまだまだ子供だよ
ネス「それは見た目だけで判断してるからだろ?」
いや、中身もまだおこちゃまだ
ネス「・・・。まぁいいや。さっさと4人見つけて終わらせよ」
諦めたのか。いや、賢明な判断だよ
ネス「当たり前だろ」
だったら、ルールは把握してるな?
ネス「ああ。隠れられる範囲は、旅館内と庭まで。見つかったら即アウト。4人全員見つけたら僕の勝ち。それくらいだろ?」
ふむ、大方は理解しているようだな
ネス「え?どこか間違ってた?」
4人ではない。5人だ
ネス「?だってリュカにトゥーンにポポにナナ・・・」
おい
ネス「何!」
目の前にターゲットがいるぞ
ネス「え!?」
4号室前、隠れていないのが気になるが、
ネス「一人見つけた!」
???「あら、見つかっちゃいました」
ネス「よし、後3人だな」
???「いえ、4人ですよ」
ネス「何で?」
???「私が入ってないじゃないんですか?」
ネス「あ・・・ああ、そうだったかな」
???「そうですよ」
ネス「・・・。君、名前なんてったっけ?」
???「へ?」
ネス「ごめん、ちょっと度忘れしたみたいで」
???「そうですか・・・私の名前は・・・」

 

マリオ&リンク&アイク「座敷わらしィ!!??」
クレイジー「あんまりデカイ声出すな」
旅館の中にあった、空き部屋
そこにクレイジーが3人を呼び連れ、話の続きをしていた
マリオ「座敷わらし?」
クレイジー「ああ、恐らくな」
リンク「座敷わらしってなんだ?お前知ってるか?」
アイク「いや・・・」
クレイジー「知らないのかよ・・・。座敷わらしっていうのは、日本・・・じゃなくて、ある国の妖怪なんだよ。子供が遊んでるときに、数を数えると何故か一人多いんだ。そして誰もそれに気付かない。それが座敷わらしの仕業とされているんだ」
マリオ「だから朝食ってるときに・・・」
リンク「でも気付かせてくれたよな」
クレイジー「ああ。それに、その朝の点呼でも人数が合わなかったんだよ。そのときは不思議で仕方なかったけど、偶然君たちと話しているのを見つけてね。それで座敷わらしなんじゃないか、と推測したんだよ。多分間違いない」
リンク「じゃああの4号室と9号室は・・・」
クレイジー「あの座敷わらしが住んでた、と思われる」
マリオ「戸が開いてた時、横を誰かが通り抜ける感覚があったんだが・・・」
クレイジー「あの座敷わらしは姿を消すことが出来るみたいだ」
アイク「ふーん」
クレイジー「しかし、ちょっと気掛かりな部分もあるんだがな」
アイク「なに?」
クレイジー「いや、深刻な問題ではない。ただ、点呼のときに男だけ整列させて数えたろ?」
マリオ「まさか・・・」
クレイジー「一人多かったのは男性だ。つまり・・・あの座敷わらしは男なんじゃないか?」
リンク「・・・うわー・・・」
アイク「描写には少女って書かれてたのにな」
クレイジー「・・・この話は終わりにしよう。さて、次からが本題だ」
マリオ「と言うと?」
クレイジー「あの子をどうするかだ」
マリオ「・・・」
アイク「どうするって、そりゃあ・・・」
リンク「?」
アイク「鉄棒にくくり付けて、炙りながら(ryリンク「喰うな!」
マリオ「そっとしておくか捕らえるか、だな」
リンク「でも奴は常時消えてるんだぞ?俺らの前に現れたのはただの気まぐれだろうしな」
クレイジー「そこで良いニュースだ。知っての通り、今は子供たちだけでかくれんぼをしているだろ?」
マリオ「ふんふん」
クレイジー「それでさっきの話と照らし合わせてほしい。さっきは”遊んでいるとき、子供の人数が一人多い”って言ったよな?要するに”遊んでいる子供たちに紛れる”ってことだ」
アイク「つまり・・・」
リンク「今が絶好の機会だと?」
クレイジー「そう言うこった」

 

ネス「なかなか見つからないな・・・」
???「そうですね」
歩いて探して10分程度
ネスはとある空き部屋の前に来ていた
ネス「話し声・・・?」
ドアの向こうから人の声が聞こえる
この声は確か、ヒゲとリンクとアイクとクレイジー・・・
ネス「こんな所で一体何を話して・・・」
耳を傾けてみた

 

マリオ「でもさ、そもそも捕らえてどうするのさ?」
クレイジー「話を聞いたりするだけだ。この奇怪な旅館に住んでるなら、何か情報を持ってる筈さ。別に誰かさんみたいに、炙ったりしないから、安心しな?」
アイク「・・・」
ガラッ
???「あっ!」
ネス「大人だけで何の話してるのさ?」
クレイジー「早速いたー!」
ネス「へ?何このテンションの上がりよう」
マリオ「ネス!その子は・・・!」
ネス「ああ、一緒にかくれんぼしてたんだが・・・」
???「・・・!」
ダッ!と部屋を飛び出した
ネス「どうしたの!?」
マリオ「後追うぞ!!」
ネス「?」

 

中庭
マリオ「どこ行ったんだ?」
リンク「見失ったみたいだな」
ネス「ねぇ、一体何なのさ?」
クレイジー「ああ、実はかくかくしかじかー」
ネス「成る程。確かに思い当たる節はあったな。そして・・・」
アイク「なに?」
ネス「・・・全部解ったよ。この旅館のことが」
クレイジー「本当か!?」
ネス「ああ。そしてクレイジーからも知ってる情報を教えてくれ。推測は、確信にしたいからね」
クレイジー「構わないが・・・。何についての情報だ?」


ネス「Shaillの、ね」


???「・・・」




♪ピンポンバンポーン♪
[お食事の準備が整いました。一階の食堂まで、お集まりください]
♪ピンポンパンポーン♪
リュカ「やったー!僕らの勝ちだー!」
トゥーン「昼飯はで隠れ続けれた僕たちの勝ちだー!」
わーー
ナナ「でもネスは一人見つけたらしいよ?」
トゥーン「え?だって僕とポポとナナとリュカが全員見つかってないんだよ?」
リュカ「ズルしたんじゃないの?自分は大人ぶってるのに」
ポポ「ネスと合流しよう!食堂に行くよ!」

 

食堂
トゥーン「あ、ネスいた!」
リュカ「おーい!ネスー!」
ネス(ん?あれはリュカ・・・?ってかくれんぼのことすっかり忘れてたな)
ポポ「僕らの勝ちだよ!」
ネス「ああ。そうだな・・・」
ナナ「誰か一人見つけたみたいだけれど。誰?」
ネス「あ・・・あれは、ただのミスだよ」
ナナ「ミス?」
ネス「ああ、遠くからゲムヲを見たから」
リュカ「ただの見間違いかよー」
ネス「ただのって・・・なんか凄いドジでも踏んでほしかったか?」
リュカ「うん、まあね。とにかく、鬼のネス一杯食らわしたのは事実だからね!」
ネス「ああ。本当、一杯食らわされたよ・・・」

 

リンク「・・・!」
ドカ
アイク「・・・!」
ドカ
マリオ「・・・今日いないみたいだな」
するとリンクは食べる手を止め、
リンク「・・・やっぱりなんか癪に障ったんじゃないか」
アイク「多分そうだろうな」
マリオ「あの会話を聞かれたのがマズかったかな・・・」
アイク「事は温厚に進めたいが、そうもいかなくなる」
リンク「旅館の事を知るためだけに戦いを挑むのか?あの子のことはどうにでもなれ、と?」
アイク「そういう訳じゃねえけど・・・」
マリオ「ここは、ネスとクレイジーに任せよう。なんか全部解ったとか言ってたし」
リンク「そうだな。それがいい」

 

そして夕食にもやってこなかった

 

風呂から上がり、部屋に戻ろうとしていた時、
クレイジー「おいマリオ、リンク、そしてアイク」
マリオ「何だ。なにか掴めたのか?」
クレイジー「ああ。ネスに作者について違和感・・・いつもと違うところはなかったかって訊かれて・・・」
マリオ「それで?」
クレイジー「・・・あまり人には聞かれたくないな。よし、空き部屋で話す」
リンク「了解」


???「・・・・・・」

 

今日のイベントは不参加と発表している
クレイジー「まず、ネスに伝えたことから話そうか」
3人に着席を促し、ゆっくり語り始めた
クレイジー「まず大前提として、作者は修学旅行の下準備すらしてなかった。でも今はそれを忘れてほしい。最初の違和感は、初日の夕食前。ここの厨房を勝手に使って良い、と」
アイク「良いわけねえだろ」
クレイジー「そうだ、いい筈がない。だが作者は食材まで使っていいとまで言ってた。これが最初の違和感」
リンク「・・・」
クレイジー「そのときは、宿主にも捕まらないからただ好き勝手やってるのかとばかり思ってたんだ」
マリオ「違ったんだな」
クレイジー「ああ。そして次は知っての通り、風呂の後だ」
リンク「あれは俺たちも聞いたな」
クレイジー「ああ。本来作者は、他人の罪を自分に被るような奴じゃない。それなのに許す、と。そういや、この「許す」もおかしいよな?」
リンク「自分の物が壊された時に使う言葉だよな」
クレイジー「そうだ。作者はまるで、”この旅館を自分の物のように振る舞い”、そして俺たちがいつか戻ってくるのを信じている宿主さえ、”いないように扱っている”んだ」
アイク「それじゃあ、ここの宿主はいないってことになるじゃねえか」
クレイジー「もしそうだとしたら?」
アイク「は?」
クレイジー「もしも宿主のいない旅館だとしたら?」
マリオ「ちょっと待てよ。そんな旅館があってたまるかよ!」
クレイジー「ああ、絶対に有り得ないんだ。ただし、”一つだけ例外を除いて”」
リンク「それは、つまり・・・」
クレイジー「”作者がこの旅館の主だったら”全て辻褄が合う」
リンク「彼奴にそんなこと出来るのかよ!?」
ネス「出来るよ」
リンク「ネス・・・!」
ネス「自分で言ってたさ。「作者に出来ないことはないぜ」って。そのときは、ちょっと大げさな冗談だと思ったけど」
クレイジー「結論は、作者がこの旅館を造った、というところかな?」
アイク「後はあの謎まみれの子供だな」
マリオ「ここは作者に話してもらおうか」
・・・・・・
クレイジー「こっちの会話は筒抜けなんだろ?」
・・・お見事だ
君たちの推理は、的中したよ
クレイジー「おい作者。あの女の子は誰だ?」
ん?誰のことだい?
ネス「一緒にかくれんぼしてた子だよ」
ああ・・・あれか
それは間違った解釈だぞ
クレイジー「え?じゃあやっぱり・・・」
うむ
マリオ「・・・男だったのか?」
違う違う違ーう!
ネス「?」
クレイジー「なんだ違うのか。なんか安心したよ」
リンク「では、結局何が間違いだと云うのだ」
そうだな・・・
ここは本人の口から話してもらおうか
出てこい
ガララッ
???「・・・」
みんなに説明してやれ
まず、自己紹介からかな
???「では・・・」
マリオ「・・・」
最初逢ったときよりも、随分暗い・・・
???「・・・名前、不明。出生地はこの旅館。所属は座敷わらし、妖怪ですから。死亡場所不明。年齢不明。身長不明。体重不明。その他諸々全て、不明」
アイク「こいつフザケてんのか?」
いや、その言葉に嘘はない
それには記憶が無いからな
マリオ「それってお化けだからか?妖怪のこととかよく解らんのだが」
ネス「妖怪の中には、死んだ人間の生き返りってのがいるんだ。それに属するのが座敷わらし。でも、その生前のことをほとんど忘れたみたいだな」
???「私には記憶がありませんが、記憶を忘れたのではありません」
ネス「・・・どういう事?」
それは、俺の試作品だ
ネス「?どれ?」
それだよ。その座敷わらしの真似事をしてるの
???「・・・」
マリオ「じゃあこの子は、まさか・・・」
俺が創った。この旅館、いや・・・町と共にな
クレイジー「なんだと?」
この町、「???」はただ旅行の為に創った場所だ
何もかも、な
マリオ「なんでそんな大かがりな・・・!」
理由などない。ただ面白そうだから
俺には出来ないことはない、と知ってるだろう
クレイジー「あー話を整理するぞ。まず作者が旅行の為にここを創った。理由はないんだな?」
そうだな
クレイジー「では、何でこの子をここに住ませた?しかも寄りによって何で座敷わらしをチョイスした?」
この町は俺のいる土地をモチーフにしている。普通だと思うのも必然だな
座敷わらしは、俺の最近プレイしたゲームにちょっぴり出てきたからだ
誰もいない旅館に妖怪は調度良かったからな
クレイジー「そして次。4と9号室に住まわせたのは何でだ?」
なんか幽霊効果がないかと、不吉な番号に住んどけって命令したから
クレイジー「あと、厨房を勝手に使っていいって言うのも怪しまれるのを承知で・・・」
ああ、わざと言ったよ。なにかヒントでもないと誰も真実に気付かないからね
リンク「一見なんの準備もされていないが・・・ここまで裏があったとはな」
それには予想以上の働きをしてもらったよ
マリオ「あの・・・なんかこの子にだけ言い方キツくないっスか?」
あぁ?当然だろう。記憶のインプットされてない人形なんだから
マリオ「思考がただの悪役じゃねえか」
???「私は構いませんので・・・」
マリオ「・・・初めて会ったときと随分テンションが低いな」
???「・・・」
クレイジー「まとめだ。何故ここまで面倒な仕掛けを?」
アイク「他の連中は何も知らねえんだぞ」
よい。核心に辿り着いたのは5人だけだが、他の連中はそうでなくとも楽しんでいる
前者は真実を知った喜びを、後者は遊びの楽しみを皆で分かち合っている
それが、修学旅行ってものさ
アイク「・・・」
マリオ「・・・何道徳開いてんだ」
???「決まってない、ですね・・・」
・・・




4日目、最終日
食堂、朝食
マリオ「ところでさあ、あの子どうなるんだ?」
この町はいずれ消える。それと同時に、彼女たちの存在も消えるさ
マリオ「そうか・・・なんか、可哀想だな・・・」
「あれ」は元から無し得ない物だ。いずれは消える運命さ
マリオ「あの子だって、自分の意志がある筈なんだが・・・」
リンク「・・・」もぐもぐ
アイク「・・・」モグモグ
マリオ「ん?あれ?」
リンク「あ」
アイク「ほぅー・・・」
なるほどな
マリオ「二人の肘が当たらないと言うことは・・・」
リンク「いるんだろ?」
アイク「座敷わらしさんよぉ・・・」
・・・・・
???「・・・よく、判りましたね」
マリオ「もう慣れちまったよ」
???「左様ですか。貴方たちには、私の効果は効かないみたいですね」
アイク「いや、そんなことはねえよ。さっき気付いたとこだし」
???「それなら安心しました。私の存在意義が無くならずに済んで・・・」
リンク「妖怪の存在意義は人を驚かすことみたいだな・・・」
???「ええ、そりゃあもう・・・」
すると、なにか思い当たる節があったのか、ハッと口を噤んだ
マリオ「・・・お前はそれでいいのか?ここにいたら消え去るのみだぞ」
???「・・・それが運命ですから。私は、貴方たちがここを去れば消える」
リンク「・・・」
???「私の存在なんて、せいぜい・・・この43人を驚かすためだけの物・・・覚悟は出来ています」
そないに落ち込まんでも
マリオ「そうだよ。ってお前が言うなよ」
リンク「これは作者の責任だな」
アイク「落とし前つけろよ」
え、ええぇ~?
???「私のことは、大丈夫ですから」
マリオ「いーや大丈夫じゃない」
???「そんなにかばわなくても」
リンク「かばう」
???「気を遣わなくても」
アイク「遣う」
・・・ほうほう・・・
では、こうしようか
マリオ(ニヤッ)
座敷わらしは、マリオたちと一緒に行動する
マリオたちは、その子の面倒をみる
OK?
マリオ「OK!」
???「えっ・・・」
リンク「決まりだな」
???「えっ!?えっ!?」
アイク「後は、君がどうするかだな」
???「え・・・でも・・・」
でも?
???「・・・他の人にも迷惑掛けちゃいそうだし・・・それに皆が賛成してくれるとは限らないし・・・」
俺を誰だと思っている?難癖つけて意地でも賛成させるさ
いいか?俺がルールだ
マリオ「ここは逆らわない方がいいな」
リンク「・・・そうだな」
あとは君だけだ。是か否か?
???「・・・それは・・・」
マリオ(是!是!)
???「それは・・・こちらからも是非・・・。えっ、あっ・・・!今後とも、宜しく、お願いします・・・!」
彼女なりの精一杯のお礼だったんだろう
頬を赤らめ、ペッコリと頭を下げた
マリオ「よし!頑張った!」
アイク「新しい仲間の誕生だな」
???「あ・・・ありがとうございます」
リンク「ところで・・・」
なんだ?
リンク「名前はどうするんだよ?」
確かに、いちいち???にするのは面倒だな
マリオ「そこじゃねえだろ。じゃあなんか考えようぜ」
???「では、マリオさんを逆から読んで・・・」
マリオ「・・・オリマー・・・」
チラと盗み見すると
ピクミンに餌をあげているのが見えた
マリオ「駄目だ駄目だ!絶対駄目だ!」
???「そうですね。なにか危険な匂いがします」
クンリ・・・クイア・・・ージイレク・・・スネ・・・
リンク「やめとけー!」
???「名前は、いずれ良いアイディアが浮かんだときに決めます」
うん。それがいいよ
マリオ「じゃあ、皆にも紹介しなくちゃな」
???「え?いや、それは・・・」
やめたほうがいいか?
???「私・・・極度の人見知りで・・・座敷わらしの能力ってのは、そこから生まれたもので・・・」
マリオ「座敷わらしってそーいうもんなのか?」
???「そーいうもんです」
わかった。では皆に話すのはまた時が経ってからにしよう
???「お願いします・・・。あ、私支度してきますね!」
マリオ「おう」

 

マリオ「案外可愛いとこもあるんだな」
そういう風に作ってあるからな
リンク「・・・その話は金輪際するな」
アイク「言ったら殺す」
・・・
マリオ「まあまあ。俺らも早く食べ終わって帰りの準備しようぜ」
リンク「そうだな」
ドンッ
リンク「・・・!」
アイク「・・・!」
まったく・・・
マリオ(あっちゃー・・・)




旅館前
ファルコ「修学旅行も終わりか・・・」
フォックス「てか何でメッキリ俺らの出番が無くなった?」
クレイジー「さーねー色々あったんじゃねーかー」
ルカリオ「お前はまだ出てから言えるよな。しかも3日目のイベントすら公開されてないし」
マリオ「そういや何してたんだ?」
それは言えない
マリオ「なんで?」
考えるのが面倒だから
丁度推理してくれたから、都合が良かったんだよ
マリオ「ご都合主義じゃねンだぞ」
スネーク「推理?」
あ!いやいや、なんでもない。口が滑った
メタナイト「?」
アイク「ケッ・・・」

 

マリオ「引き留めてるわけじゃないけど、もう戻れなくなるが、いいんだな?」
???「ええ。この旅館に未練はありません。が、こうして見ると、不思議と愛しく感じてしまいます」
マリオ「ま、別れってのは得てしてそういうものさ」
???「住み着いてから全然経ってないのに・・・」
マリオ「そうなのか?」
???「はい。だから、なのかもしれませんね」
クレイジー「おーい!そこの二人!」
マスター「置いてくぞー!」
マリオ「分かったよ。じゃあ、行くか!」
???「はい!」
少女は、満面の笑みで
マリオの後を追いかけた




飛行機内
ポポ「春が来ーたー!」
ナナ「春が来ーたー!」
リュカ「どーこーにー!」
ネス「…来た」
トゥーン「川に来ーたー山に来ーたー!@=*+#$%&¥!」
???「わぁ!皆さん歌上手ですね!?」
トゥーン「えへへーん」
ネス「・・・間違えまくってたろ」
トゥーン「いいのいいの。そうだ!君も一緒に歌おうよ!」
???「ええ?いや、私はあまり歌が得意では・・・」
リュカ「じゃあ行くよ!せーのー・・・」

 

ワリオ「まったく騒がしい事この上ないな。ちょっと一喝してこうか」
マリオ「まあまあ。今日くらいは許してやれ」
クッパ「貸し切りじゃなかったらとんでもないぞ」
マリオ「貸し切りだからいいんだよ」
ルイージ「兄さん飴交換しようよ」
マリオ「リンク飴交換しようぜ」
リンク「構わん」
ルイージ「・・・」
マスター「こらスネーク。ガムは禁止だ」
スネーク「今日くらいいいじゃねえか」
マスター「今に限って駄目なんだ」
GW「・・・」
ソニック「騒がしい」
ピクミン「(^o^)」
ロボット「I feel happy!」

 

斯くして
新しい仲間に気付くことなく、楽しく過ごしていたメンバー達
彼らを乗せた飛行機は、今


墜落する・・・



絶対しねーよ

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