スマブラ個人小説/タナ弁の小説/すべてがYになる第3話

Last-modified: 2016-07-29 (金) 20:18:46

オヤ・マー博士はやってはいけない禁忌に触れようとしていた
なんと、生物の複製―所謂クローン―をつくろうとしていたのだ
クローンは燎原の火のように大量に作られていった
「これで思う存分研究ができる」
オヤ・マー博士は狂ったように笑った
その後、オヤ・マー博士の「研究」は進んでいった
ヨッシーのクローンの体に電流を流して、どこまで耐えられるか試したり、体を分解して構造を調べたり、ほかにもここでは書けないようなことをした
その結果、ヨッシーは卵を産むことができ、一定の知能があり、人間に対する敵意がないことが発覚した
そして…

広場にて
「ヨッシーはクローンと交わることによって、ヨッシーを量産することができるのです」
「そして、うまく利用すればかなりの経済効果が期待できるのです!」
オヤ・マー博士は自らの研究成果に裏付けられた自信をもって堂々と言った
「本当なのか?」
群衆の一人は言った
「本当です。使えるものは使ったほうがいいです」
「なるほど… それは使えそうだな」
ワリオは心の中で言ったつもりが、口に出てしまった

こうして、ヨッシーはワリオを中心にして世に姿を現すことになった

「みなさん!ヨッシーのサーカスはいかがですか?」
商売魂盛んなワリオはにこやかに営業スマイルを浮かべて言った
だが、これは氷山の一角だった

ヨッシーは労働力としても使われた
物をのせて運ばせたり、工事に使われたりした
とにかく使い勝手がよかったのである

だが、市民の一部には、ヨッシーにも人権があるのではないかと主張する者もいたのであった