スマブラ個人小説/タナ弁の小説/すべてがYになる第5話

Last-modified: 2016-07-30 (土) 20:33:27

ヨッシーは市の中で頭角を現し、ついに所謂一流企業と呼ばれている会社や、医者、弁護士などの職業の大半を独占した
そしてヨッシーはこの町にとどまらず、世界に羽ばたこうとしていた

「マリオ市長。私たちはあなたたち人間のおかげでここまで成長することができました。それは感謝しています。ですが、今や時代は私たちヨッシーの時代です。大変申し上げにくいことですが、この市の長はこの私がなることに決定いたしました。申し訳ありませんが、ご退去願います。」
ヨッシーは言った
(このヨッシーは「選ばれしもの」という意味のチューズンと呼ばれていた)
「なぜだ!選挙はまだ行われていないじゃないか!?」
マリオは激高した
「私たちヨッシーはヨッシー機構という組織を組んでいることはご存知ですね?」
ご存じですねと言っているが、読者はまだ知らないだろう
ヨッシー機構とは、選りすぐりのエリートのヨッシー達で集った組織である
その影響力は、計り知れずなんとこの市だけでなく、一つの国とも意思疎通を図っており、世界の実権を握っているのではないかと言われるレベルである
「そのヨッシー機構は先ほどこの国の大統領と話をし、この市の管理を一任するとおっしゃてくれました。ですから選挙は不要となります」
チューズンははっきり言い切った
「ふ、ふざけるな!この市は私と私の市民が作ってきたんだ!それを話もなしに…!」
マリオは最後の力を振り絞って叫んだ
「もう終わった話です。ご退去願いましょう。おい!」
チューズンは大声で誰かを呼んだ
すると、クリボーが2匹やってきた
マリオは愕然とした
なぜならこのクリボーは信頼関係で結ばれた部下だったからだ
だが、このクリボーはチューズンの指示を聞き、そして動いた
つまりクリボーは…
マリオはショックを受けながら追い出された
(この恨みは絶対に忘れないぞ!)