スマブラ個人小説/タナ弁の小説/バトルマスターへの道 第一部

Last-modified: 2016-07-01 (金) 15:09:40

第一話

第一話
マリオ「お願いです、キノ爺様!ピーチ姫を僕に下さい!」
キノ爺「それはいくらマリオ殿の頼みでも聞き入れるわけにはいきませんぞ!ピーチ姫は私が決めた相手と結婚するのですからな!」
マリオ「そこをなんとかお願いしますよ、お代官様ー」
キノ爺「ふざけないでください、マリオ殿!兎に角なんといわれようとピーチ姫は渡すわけにはいきませんぞ!」
マリオ(くそ、このままじゃ結婚を認めてもらえない。こうなったらちょっとリスキーだがあの方法を試してみるか)
   「そうだ、キノ爺様。あなたは以前ピーチ姫を結婚させるなら強い男がいいといってましたよね?」
キノ爺「そうですが… マリオ殿、まさか!?」
マリオ「そのまさかですよ、キノ爺。僕はつわものが集まる『バトルマスター選手権』に挑戦しようと思います!
これに出て優勝したらピーチ姫を僕に下さい!」
キノ爺「いいでしょう!その代わりもし負けたらきっぱりあきらめるんですぞ!」

こうしてマリオの戦いは始まったのだった
第一話 完

第二話

前回のあらすじ
マリオは強い男でピーチ姫を守ることができるということを証明するために『バトルマスター選手権』に出場することになったのだった

マリオ「ここが、『バトルマスター選手権』の会場、バトルフィールドか。見た感じ、かなりのつわものがそろっているようだな。」
係員「バトルマスター選手権に出る方はエントリーしてくださーい!」
マリオ「よし、受付でエントリーするか。」
おや?あそこにいるのはルイージではないか!?
マリオ「ルイージ、お前なんでこんなところにいるんだ?」
ルイージ「兄さんこそ、どうして?」
マリオ「僕はピーチ姫を守れるということをキノ爺に証明するために来たんだ。ルイージは?」
ルイージ「僕も似たようなものさ。お互いがんばろうね!」
マリオ「ああ!と言ってもお前じゃ初戦負けだろうけどね笑」
ルイージ「いったな!兄さん!…でも今までの僕と同じだとは思わないほうがいいよ。忠告しとくけど」
なにやら不穏な空気が流れてきたぞ!大丈夫か?
マリオ「よし、エントリーも終わったし、会場に行くか!」
マリオ「トーナメント表を見た限り、1回戦の相手はネスか。PSIとかいう超能力を持ってるみたいだけど所詮子供だし、楽勝だね!」
だが、マリオは大きな誤算をしていた。ネスは去年の大会で3回戦まで勝ち上がってきたつわものだったのだ

続く

第三話

前回のあらすじ
マリオは『バトルマスター選手権』にエントリーして、ルイージと出会った。そして、初戦の相手が決まる
対戦相手は前回3回戦まで勝ち上がったつわもののネス。
はたして、マリオは生き残ることができるのだろうか?

バトルフィールドにて
マリオ「君が一回戦の相手のネス君か。よろしく」
ネス「やあ、おっさん。僕と初戦で当たるなんて運がないね笑」
マリオ「誰がおっさんだ!怒 無礼なクソガキめ!」
ネス「まあ、御託をならべるのはこの辺でやめとこう 本題に入ろう」
  「おっさん、あんた僕の超能力PSIを知ってるかい?」
マリオ「一応、知ってるよ。強いんだってな。」
ネス「そうだよ。強い。正直あんたなんかじゃ手も足も出ないほどにな」
マリオ「なにを!そんなのやってみなくちゃわからないじゃないか!」
ネス「そうだね。じゃあ早速始めようか。生きるか死ぬかのデスマッチをな!」

実況「さあ、いよいよ始まろうとしております!熱い激闘が!」
  「ストック1のストイックな戦い!先にバーストしたほうが負けという実にシンプルな戦いです!」
  「解説の牧野さん、どう思いますか!?」
解説「そうですねー。マリオの能力は未知数ですが、やはり実績のあるネスが勝つんじゃないですかねー?」
実況「解説の牧野さん!ありがとうございます!では、カウント3、2、1、スタート!」
こうしてバトルが始まった。ルールは前述したとおり先にバーストされたほうが負け
サドンデスはない。 もし、サドンデスになったら両者敗退。
全部で5回勝てば優勝。 
実にシンプルな戦いである

続く

第四話

前回のあらすじ
ついに賽が投げられた。戦いの火蓋が切って落とされた。

マリオ 0% ネス0%
マリオ(ネス君のPSIは離れたところからも撃てる。だから迂闊に接近するとダメージを受けてしまう。ここはファイアボール安定だな。)
マリオ「くらえ!ファイアボール!」
ネス「こんなの簡単に避けられるね!僕を甘く見たことが命取りになったねw 死ねい!」
ネスは攻撃を避け、上空からPKファイアーを撃った!これはよけられない!
実況「おーっと、ネスがいきなり仕掛けてきました!解説の牧野さん!どうですか?ご覧になって!」
解説「これは痛いですねー。実力差が顕著にあらわれましたね」
マリオ「ぐふっ…」 これは痛い、痛すぎる…

マリオ 25% ネス0%

ネス「悶絶してる場合じゃないよ、おっさん!」
ネスはマリオに下投げ→空中前攻撃→空中上攻撃の3連コンボをお見舞いした これは苦しい

マリオ 50% ネス0%
マリオ(まずい、これは非常にまずい。なにか勝利の糸口を見つけなければ… あ、そうだ!)
マリオは何を考えたのか、ネスに突撃した。
マリオ「うおーーーーーーーーーーーーー!!!」
ネス「馬鹿なおっさんだなw くらえPKファイアー!」
マリオ「甘い!行くぜ!これが僕の対策法だー!」
マリオはPKファイアーを跳ね返した!いい作戦だ!
ネス「ぐあーーーーーー!!!」

マリオ 50% ネス20%

ネス「なかなかやるじゃんw だがおっさんの快進撃もここまでだ。」
「これが僕の必殺技だー!!!」
ネスはPKサンダーを自分の背中に撃って、マリオに突進した。
勘のいいマリオはジャンプして避けた。
だが、少しかすってしまった
マリオは吹っ飛んだ 
マリオは吹っ飛んで場外に飛ばされかけた
だが、ぎりぎりのところで耐えた

マリオ 80%  ネス20%

マリオ「くっ。僕はここまでなのか…?」
と、ここでマリオの頭がひらめいた!
マリオ「待てよ?空中に飛ばされて落ちたら負けなんだよな?ってことは!」

続く

第五話

前回のあらすじ
ネスに苦戦するマリオ。 
しかし、何かを思いついた様子。
果たして逆転できるのか?

マリオ「待てよ?空中に飛ばされて落ちたら負けなんだよな?ってことは!」
マリオは小刻みにジャンプしながらネスに近づく
ネス「PKファイアーは空中でもあてられるんだぜ!くらえ!PKファイアー!」
マリオ「そうはいかないぞ!ネス君!くらえマント返し!」
ネス「うっ、、、痛い… だが、近づいてもなにもできないはずだ。。。!」
マリオ「それはどうかな?こっから逆転してやる!」
マリオはネスに近づき下投げ→上強→上強の3連コンボを繰り出した!

マリオ 80% ネス 50%

ネス「それが君のいう『逆転』かい?ダメージ量は圧倒的にこっちのほうが有利だ!」
マリオ「ふっ、甘いな。これは布石にすぎないのだよ。」
ネス(まさか、スマッシュ攻撃でバーストさせる気か?ここはシールドで身をかためよう)
マリオ「その行動を待ってたぜ!見せてやる!これが俺の逆転劇だーーーーー!」
マリオはシールドで身を守ったネスをつかみ、後ろ投げをした
ネスは空中に飛ばされる
ネス「無駄無駄無駄無駄ぁ!PKサンダーで復帰してやる!」
マリオ「これでとどめだ!ネス君!!!」
マリオはPKサンダーで復帰しようとしたネスにファイアボールをぶつけた!
ネスはなすすべもなく奈落の底に堕ちて行った

実況「決まりましたー!!! 勝利したのはマリオ選手です!」
  「解説の牧野さん!この試合を見てなにか感想はありませんか!?」
解説「いやー、実力的にはネスのほうが上だったんですけどねー。機転を利かせたマリオが一枚上手でしたねー。」

某場所にて
???「下馬評を覆してマリオが一回戦突破か。…面白い」
???「だが、まだ序盤中の序盤だ。この先どうなるか見守ってやろうじゃないか!ふはははは!」

ネス「くそ!くそ!くそ!くそ!この僕が一回戦で負けるなんて…」
マリオ「ネス君…」
ネス「同情なんかいらないぞ!ただちょっと悔しいだけだ!」
  「この僕を倒したんだから絶対優勝しろよ!」
マリオ「ありがとう、ネス君!僕絶対君の分も優勝するから!」

こうして一回戦は終了した。次の相手はヨッシーだ。
頑張れマリオ!負けるなマリオ!
勝って勝って勝ちまくれ!
そしてピーチ姫を手に入れるんだ!

第一部完
第二部に続く