概ねⅡ期を踏襲し下回りに台車枠の表現が付くようになった。多くの車種で床下機器表現が見られる。ディティールもさらに凝ったものになり最もミニスケールトレインらしいグループ。
大きく分けて6群に分けられるが詳細なロットとしてはもっと数が多いと思われる。
該当車種
Ⅲ-A
新規車種:不明
全?種
ラインナップ C11・D51標準型・タキ5000・ブルートレイン・113/115系・200系新幹線・185系・残不明
パッケージがイラスト化。上側に「MINI SCALE MODEL」の文字が入る。
イラスト化によって原則的にラインナップされている車種が描かれるようになった。
おまけ箱のベース色、裏表のイラストは固定のセット関係になっている。
①ベース:黒・イラスト(表):EF65・イラスト(裏):タキ5000
②ベース:黒・イラスト(表):EF65・イラスト(裏):115系
③ベース:緑・イラスト(表):200系-221・イラスト(裏):C11
④ベース:赤・イラスト(表):D51・イラスト(裏):クハ185
⑤ベース:赤・イラスト(表):C11・イラスト(裏):タキ5000
⑥ベース:赤・イラスト(表):D51・イラスト(裏):EF58
※通常は各1色づつなので2回以上の生産があり途中で変更された可能性あり。
Ⅲ-B
Ⅲ-Aとほぼ同じながら文字が「MINI SCALE TRAIN」へ変更された。
車種の数も一覧も書かれていないのでラインナップは不明
最低2回は生産され途中で車種追加とパッケージ変更があった。
Ⅲ-B前期
新規車種:不明
全?種
ラインナップ ・200系新幹線・185系・ブルートレイン・D51標準型・C11・103系
おまけ箱のベース色、裏表のイラストは固定のセット関係になっている。
①ベース:黒・イラスト(表):200系-211・イラスト(裏):EF65
②ベース:緑・イラスト(表):D51・イラスト(裏):クハ185
③ベース:赤・イラスト(表):クハ103・イラスト(裏):C11
※
Ⅲ-B後期
Ⅲ-B前期とほぼ同一ながらおまけ箱底面(販売時にはキャラメル箱に接して隠れる部分)に保護者への注意喚起が記載されるようになった。当時の私鉄特急フッラグシップトレイン各種もこの時に追加。
新規車種:近鉄ビスタカー・名鉄パノラマカー・京成スカイライナー・小田急ロマンスカー
全?種
ラインナップ 近鉄ビスタカー・名鉄パノラマカー・京成スカイライナー・小田急ロマンスカー ・200系新幹線・185系・ブルートレイン・D51標準型・C11・103系
おまけ箱のベース色、裏表のイラストは固定のセット関係になっている。
①ベース:黒・イラスト(表):名鉄パノラマカー・イラスト(裏):D51
②ベース:緑・イラスト(表):京成スカイライナー・イラスト(裏):EF65
③ベース:赤・イラスト(表):小田急ロマンスカー・イラスト(裏):近鉄ビスタカー
Ⅲ-C
おまけ箱(表)
おまけ箱(裏)
発売:1986年ごろ
新規車種:不明
全28種
ラインナップ
Ⅲ-Bとほぼ同だが文字の書かれたベース部分が枠状にイラストを囲うデザインに変更された。
箱に「全28種」とあり已然としてラインナップは不明だが種類数だけはわかるようになった。
おまけ箱の種類は以下の3種でベース色、裏表のイラストは固定のセット関係になっている。
①ベース:緑・イラスト(表):EF66・イラスト(裏);近鉄ビスタカー
②ベース:青・イラスト(表):EF60・イラスト(裏);D51
③ベース:赤・イラスト(表):C57・イラスト(裏);小田急ロマンスカー
キャラメル箱に印刷された森永製菓のロゴが新マーク(1986年採用)になっている。
箱絵のD51は標準型から半流型(ナメクジ)へ変更
Ⅲ-D
発売:1987年ごろ
新規車種:100系新幹線・伊豆急リゾート21・その他不明
全24種
ラインナップ
100系新幹線(2種)・伊豆急リゾート21(2種)・近鉄ビスタカー(2種)・名鉄パノラマカー(2種)・京成スカイライナー(2種)・小田急ロマンスカー(2種)・200系新幹線(2種)・185系踊り子(2種)・C57・ブルートレイン(4種)
Ⅲ-Cに似ているが「MINI SCALE TRAIN」の文字が下側へ移り枠の四隅にRが付き細い線が1本加えられた。
箱絵のスカイライナーは新塗装を纏っている。
通常の銀メッキ車輪にではなく黄金色の真鍮製車輪を履く個体がある(このロットの全数か一部なのかは不明)
Ⅲ-E
新規車種:スーパーエクスプレスレインボー(2種)・アルカディア(2種)・フラノエクスプレス(2種)
パノラマエクスプレスアルプス(2種)・残不明
全28種
ラインナップ
スーパーエクスプレスレインボー(2種)・アルカディア(2種)・フラノエクスプレス(2種)・パノラマエクスプレスアルプス(2種)・100系新幹線(2種)・185系(2種)・コキ10000系・C57・D51なめくじ・残不明
鉄道趣味界のブームに応じてジョイフルトレインが追加。
パッケージはベース部が黒一色に変更。
枠を囲う細線がなくなり枠の右上か左上、イラスト車両の前頭部側がカットされ影状に黒のベース部分がイラストにかかる用になり立体感・躍動感が増した。
Ⅲ-F
新規車種:なし?
全35種
ラインナップ
名鉄パノラマカー(2種)・近鉄ビスタカー(2種)・小田急LSE(2種)・L特急踊り子(2種)
ニュー新幹線(2種)・東北新幹線(2種)・通勤列車(4種)・湘南型(3種)
伊豆急リゾート21(2種)・京成スカイライナー(2種)・アルカディア(2種)
フラノエクスプレス(2種)・スーパーエクスプレスレインボー(2種)
パノラマエクスプレスアルプス(2種)・ブルートレイン(4種)
※小田急LSE:小田急7000形ロマンスカー、L特急踊り子:185系、ニュー新幹線:100系新幹線
東北新幹線:200系新幹線、通勤列車:103系、湘南型:113(115)系
103系はうぐいす色のみ。113(115)系は湘南色(成型色は緑)のみ。ブルートレインは青色のみ。
近鉄ビスタカー・京成スカイライナーは成形色アイボリー
今までのブラインド販売から一転、半ブラインド販売となり先頭車か中間車かはわからないが車種は選択可能になった。パッケージも一新されそれまでの落ち着いたものから180度変わってポップなものに変化。車両イラストから着色済モデルの写真に変更された。
車種も35種にまで増えてはいるが既存車種の再登場で新規車種はない模様。車種は選べるようになったものの全35種コンプリートするのは至難の業だったことは想像に難くない。
キャラメル箱
ようやくラインナップ一覧が掲載されるようになった。但し、1車種につき先頭と中間の2種とは限らないので
ある程度集めてみないと全容が把握しにくい。