Hungrybox

Last-modified: 2015-10-29 (木) 19:07:23

概要

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ハングリーボックス。フロリダ出身のスマブラDX、ProjectM、SSB4のプロプレイヤー。
メインキャラクターには一貫してプリンを使用している。スマブラDXにおける5神の内の一人であり、
世界最強のプリン使い。5神の中では最年少だが、14歳から活動しているため競技歴は長い。
地元の大会で2年ほど経験を積み、高校生となった2009年から本格的に活動を開始。
ジョージアで開かれたTipped Off 4に出場すると、PPMDやColbol、Kageといった強敵が居ながらもDarkrainに次ぐ2位につけた。更に初めての国際大会となったRevival of Meleeでは古豪、KDJを倒して7位を記録。
そして2009年7月には参加者290人の大型大会、GENESISにエントリー。
カナダの強豪プレイヤーVwinsを倒すがその次のMango戦で敗北。ルーザーズに落ちてしまうも
ここからDaShizWiz、前回勝利出来なかったDarkrain、Scar、更にはZhuを撃破するという大躍進を果たす。
ルーザーズファイナルでは再びMangoと当たって敗れたものの、後に5神と呼ばれるプレイヤーが
彼を含め4人集まった大会で3位という健闘を見せた。この大会では当時16歳のArmadaも2位で終える躍進を見せており、トップ3の内2人が16歳という世代交代を告げる重要な大会となった。
それから4ヶ月後、Revival of Melee 2にてHungryboxはHax、cactur、kageを退けてウィナーズの決勝に進出。
強豪プレイヤーのPPMDを下し、決勝でもルーザーズを勝ち抜いたPPMDと当たったものの再び下して初の国際大会優勝を果たした。そして彼はここから安定した活躍を見せるようになる。
参加者347人という彼にとっては今までで最大規模の大会となったPound4ではMew2Kingに勝つ大金星をあげて2位につけ、CEO2010ではリベンジに燃えるPPMDをシングルス、ダブルス共に下してのダブル優勝、
Apex2010ではMew2King、初対戦となるArmadaを2度倒しての優勝など、立て続けに覇業を果たしたことでトッププレイヤーとして定着し、同時に5神としても知られるようになった。しかしそこから数年は後一歩まで行くものの
国際大会優勝には至らない日々が続き、神の名に懐疑的な声が出始める。特に2014年はPPMDがApex優勝、
MangoがMLG Anaheim優勝、ArmadaがCEO優勝など5神それぞれが大規模大会の優勝を達成しており、
本人もTwitter等で気にしている様子を見せていたが、EVO2014ではPPMDArmadaを撃破しての決勝進出を果たし復活の予兆を見せる。そして迎えた2015年の始めに地元フロリダで開かれたParagon2015にて、
MacDやLucky、Armada、決勝ではMew2Kingを倒して5年ぶりに悲願の国際大会優勝を成し遂げた。
Armada戦勝利後には喜びのあまりか椅子に乗って拳を胸に叩き付ける感情的なパフォーマンスを見せている。

5神が出てる大規模大会での優勝は2010年以来だよ。

First time since 2010 that I've won a major with 4 of the top players.

Paragonは素晴らしかった。皆ありがとう、お疲れ様。

Paragon was amazing. Thanks everyone and GGs to all <3

https://twitter.com/LiquidHbox/status/557036159906615296

そんな中同月に開かれたApex2015ではウィナーズTop16でPewPewUに1-2でまさかの敗戦を喫し、ルーザーズに落ちてからは
Fly Amanita、Nintendudeは危なげなく下したものの、Iceには1-2、Shroomedには2-3と苦戦。最後はArmadaに1-3で敗れて5位で大会を終えた。
EVO前の大事な大会であるCEO2015においても、ウィナーズセミでArmadaに0-3、ルーザーズクオーターでMangoに1-3と連続で敗れて5位と悔しい結果となった。
そんなフォックス使いへの対策に不安を感じさせながら迎えたEVO2015では、ウィナーズクオーターという早い段階でLeffenに当たる不運に遭うも、
大方の予想に反して2-0と1ゲームも落とさずに下し、試合後には彼女とのキスなど、過去最高とも言える喜びを見せた。


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この際思わずテレビを叩いたことで、持ち主であるCrimson Blurに謝罪したことを後に冗談混じりに語っている。
その後ウィナーズセミでは苦手としていたArmadaに1-2の接戦を演じるも敗北。ルーザーズに落ちるがここから快進撃が始まる。
最も苦手なプレイヤーとしていたMangoに2-1で勝利し、同郷で同じく大躍進を見せていたPlupにも2-0で勝利。
ルーザーズファイナルでは同じくArmadaに負けてルーザーズへと落ちたPPMDと当たり、これも3-0と完勝でグランドファイナルのArmada戦へ。
1ゲーム目では一度もねむるを決めることなく2ストックを残されたまま敗戦。2ゲーム目はプリンに有利な旧プププランドで
最後はねむるを決めて勝利しイーブンに。3ゲーム目はポケモンスタジアムというフォックスに有利なマップながらもHungryboxが奪取、
しかし同じステージでの4ゲーム目はArmadaが取って最終的に5ゲーム目まで縺れ込んだが、
夢の泉での最終ゲームは終始Armadaにリードを許し、最後は空中上を受けてのバーストで大会を終えた。
直近の大会で手も足も出なかったArmadaに対しリードを奪う善戦を繰り広げ、堂々の2位入賞を果たした。
ここから勢いづいたのか、Paragon Los Angeles 2015でもLeffenを倒しての3位に。HTC Throwdownでは逆にLeffenに負けてしまうも2位。
The Big House5ではTop64の初戦からZhu(フォックス)、Darkatma、Ice、更にはMangoとフォックスプレイヤーとの連戦になるも
全て最終ゲームにもつれることなく勝利し、対策の成果を見せた。更にそこからArmadaとウィナーズファイナルで戦うも0-3の惨敗。
そしてルーザーズファイナルではまたしてもフォックス使いであるMew2Kingと戦って3-1とParagonLAのリベンジを果たした。
決勝では1ゲームも取れないで負ける、と予想する視聴者も多い中、1ゲーム目でいきなり中盤の1-3ストックの劣勢からねむる2発でひっくり返して勝利。
2ゲーム目では終盤に一瞬の隙を突いて眠るのチャンスを得たものの、ポケモンスタジアムの地形変動による崖に阻まれて惜しくも敗戦。
3、4ゲーム目は共に得意な旧プププランドになるも3ゲーム目は落としてしまい、最終ゲームへ。
最終ゲームは終点で、EVOと同じくArmadaリードで進み、最後は空中上で幕を閉じた。


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2回連続でのスーパーメジャートーナメント決勝の舞台で同じプレイヤーに、おおよそ同じ展開での敗戦に、Hungryboxも試合後には思わず
大きく息を吐いて天を仰いでいたが、MangoやMew2Kingを上回っての準優勝は前年のThe Big House 4の9位という成績と比較すると大健闘であり、
度々5神(ビッグ6)の中での最下位論争に巻き込まれるDX界隈の風潮を大きく吹き飛ばす活躍を見せた。
また、同月中旬のMLG World Finals 2015ではMew2Kingを2度倒して久々となる優勝を果たした。
10月11日、PPMDなどを含めた選抜プレイヤーが参加する大会、Smash Summitでは招待されたものの、仕事の都合で辞退したことを明かした。

プレイスタイルについて

Hungryboxが使用しているプリンは試合展開が遅くなることから非常に嫌う視聴者が多いキャラクターである。
特にフォックスに対してはブラスターを撒かれてダメージを蓄積され、あっという間にバーストしてしまうため、
Hungryboxはその対策として崖で待ち続けるというプレイスタイルを行うことがある。それがもっとも目立ったのがEVO2015である。
同大会は秋から働き始めるHungryboxにとって社会人前の最後のEVOであることもあってか、非常に力の入った姿勢を見せていた。
勝利のためには何でもすると決意して同大会に臨み、Armada戦やMango戦では最長で分単位にもなる崖待ちを行った。
しかしこの戦略は試合が膠着することから非難する視聴者が多く、地元アメリカにも関わらずスウェーデン人であるArmada戦でブーイングが起きていたほどだった。
それに対してHungryboxはTwitterにて自分を貫き通すことを宣言。

好きなだけ嫌ってくれ。俺はMangoの三連覇を止める。勝つために戦うんだ。

Give me all the hate you want. I stopped the 3VO. Play to win.

https://twitter.com/LiquidHbox/status/622883116625952768

そのため大会終了後の表彰式ですらブーイングする観客が大勢居た。(Mangoが冗談でブーイングポーズをしたことも影響している)
しかしプレイヤーの立場からは擁護も多く、PewPewUは「これも大好きだ。ヘイターはいい加減にしろ」とツイートしたほか、
VGBC代表でプレイヤーでもあるGimRは「Hungryboxは自身をレイザーキャンプから60%で投げてバースト出来るキャラに対して
やらなければならないことをやっているだけだ。私はその面白くないというプレイをリスペクトするよ。」と語っている

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