八丁念仏

216番
	八丁念仏 (はっちょうねんぶつ)		太刀	古備前
	ステータス(MAX*1）
	生存	51(55)	打撃	48(63)
	統率	50(65)	機動	35(36)
	衝力	37(44)	偵察	28(30)
	隠蔽	23	必殺	35
	範囲	単	兵装備	スロット2
	装備可能刀装
	軽歩/重歩/盾/軽騎/重騎
ランクアップチャート
八丁念仏 → 八丁念仏 特(Lv25)
刀帳説明
俺は八丁念仏。古備前助村作の太刀だって言われてる。 元をたどれば戦国最強の鉄砲傭兵集団『雑賀衆』の棟梁、鈴木孫市が持ってたってことらしいんだけど……。 あ～、細かいことはいちいち覚えていない方がいいってこともあるみたいだしっ？
公式Twitterの紹介
古備前派の刀工助村作であろう太刀。元の持ち主は戦国最強の鉄砲傭兵集団、雑賀衆の出と伝わる。名や作り手の伝承にも混同が見受けられ、本刃曰くいろいろよくわからない刀剣男士っぽいっ。 （公式ツイッター本丸通信:1,2）

※ステータスは刀帳に表示されている初期値のもの　カッコ内の数値は錬結・内番で強化できる限界値（乱舞5まで・乱舞6以上のプラス分は含まない）

ゲームにおいて

現在の入手方法

• 入手不可
  • 今後も定期的に登場予定。（2023/01/14『期間限定鍛刀キャンペーン開催！』より）
    
    

過去の入手方法

他の刀剣男士との会話

• 2-4「江戸の記憶：大阪(大阪冬の陣)」に泛塵と一緒に出陣すると、回想其の126が発生する。
• 4-1「戦国の記憶：長篠」に大般若長光と一緒に出陣すると、回想其の125が発生する。
• 内番「手合せ」を「刀派：古備前」（大包平（同 極）、鶯丸（同 極））との組み合わせで行うと、通常とは異なる内番台詞(A)を聞くことができる。
• 内番「手合せ」を陸奥守吉行（同 極）との組み合わせで行うと、通常とは異なる内番台詞(B)を聞くことができる。
  • いずれも相手方（大包平、鶯丸、陸奥守吉行）は通常台詞。
    
    

その他

• 2023年1月14日から実施された期間限定鍛刀キャンペーンで実装された。
• 八丁念仏実装記念PV（公式youtubeより）
• 2023年8月22日「軽装」第二十七弾・5振り同時実装（公式Twitter）

小ネタ

モチーフとなった刀剣について

• 八丁念仏(八丁念佛)
  • 鎌倉時代に作られ、「八丁念仏団子刺し」の別名もある。
    • 元はそれぞれ「八丁念仏」「団子刺し(団子透し)」という別の刀の名前だったものが、長い年月を経て一つの名前になったといわれる。
    • 雑賀党には「雑賀の三刀」なるものがあり、それぞれ「八丁念仏(備前行家作)」「団子透し(手掻包永作)」「橋渡し(備前助宗作)」という名がつけられていたという。
    • つまりもともとは別の刀の逸話が集合している可能性？
  • 作者は諸説あり、片山一文字派の行家とも長船派の守光ともいわれるが、刀剣乱舞では古備前の刀工・助村の作(であろう)とされている。
  • 同名の刀を所蔵する徳川ミュージアム(茨城県水戸市)では、銘から古備前の助村作としている。
    水戸徳川家が所蔵していたが、関東大震災で蔵が罹災したことで焼身となった。
    罹災の詳細については燭台切光忠の来歴も参照のこと。
    
    

名前の由来

• 雑賀孫市（鈴木重朝）が、この刀で通りがかった人間を斬りつけた。
  しかし、手応えを感じたにも関わらず、斬られた人間は念仏を唱えながら、平然と歩き続けた。
• 孫市は、刀を杖に人間を追いかけた。
  八丁(約870m)歩いたところで、人間は真っ二つに分かれて倒れてしまった。
• 孫市が刀の斬れ味に驚き、切っ先を見ると、道の石が串団子のように突き刺さっていた。
  • 出典:─福永酔剣 『皇室・将軍家・大名家刀剣目録』

雑賀党鈴木氏

• 戦国時代に紀伊国名草郡十ヶ郷(現在の和歌山県和歌山市西北部付近)を拠点とし、鉄砲傭兵・地侍集団の雑賀衆を率いた。
  「鈴木孫一」(雑賀孫一、平井孫一とも)は、雑賀党鈴木氏と雑賀衆の頭目が代々名乗った名で、鈴木重秀や鈴木重朝などが知られる。
• 1570(元亀元)年に起きた、織田信長と三好三人衆の戦いである野田城・福島城の戦いでは、鈴木孫一(鈴木重秀)率いる雑賀党は三人衆方についたが、雑賀衆の中には同じ鉄砲傭兵の根来衆とともに連合軍を結成して織田軍に協力した者もいた。
  後に合戦は石山本願寺と織田軍との戦いになり、10年間にも及んだが、雑賀衆は石山本願寺派として戦い、1576(天正4)年の第一次木津川口の戦いでは毛利水軍とともに織田水軍に壊滅的な打撃を与えた。
• 後に鈴木氏は織田氏に従属し、雑賀衆の主導権を握るが、信長が本能寺の変で没したことで後ろ盾を失った孫一は雑賀を追われ、豊臣秀吉を頼ることになる。
• 1600(慶長5)年に起きた関ヶ原の戦いの前哨戦である伏見城の戦いでは石田三成方について参戦し、当主の鈴木重朝は城主の鳥居元忠を討ち取る功績を挙げた。
  戦後は西軍に従属したことで所領を没収され、牢人となったが、伊達政宗に仕えた後に徳川家康に召し抱えられ、家康の末子・頼房に従って水戸藩に移り、水戸藩の重臣に就いた。

来歴

• 水戸徳川家重臣・鈴木家が所有していたが、明治維新後に困窮し、かつての主君である水戸徳川家に買い上げてもらった。
• 1921(大正10)年に水戸徳川家が蔵刀を売り立てた後も、水戸徳川家に所蔵された。
• 1923(大正12)年に発生した関東大震災で水戸徳川家の屋敷が罹災し、燭台切光忠や児手柏などの多数の刀剣とともに焼身となる。
  • 関東大震災では多数の旧大名家で所蔵されていた刀剣が罹災したが、水戸徳川家の被害は特に甚大で、約160振りの刀剣や約2000点の拵などの小道具類が焼失・焼身となり、大名家の刀剣類の中でも最大の被害とされる。
    近年の調査で、燭台切光忠など一部の刀剣が焼身の状態で徳川ミュージアムにて保管されていることが判明し、八丁念佛もこの中に含まれる。

キャラクターデザイン

• 刀剣乱舞のサービス開始八周年記念に実装されたのは、八周年と八丁念仏の「八」をかけたものと思われる。
  古くから日本では「八」は「末広がり」を示す縁起が良い数字とされ、「上(現在)から下(未来・将来)へ広がり、永久的に発展・繁栄する」ことを意味するとされる。
• 実装記念描き下ろしイラスト（公式Twitter本丸通信より）
• 新たな装い（第二十七弾）（公式Twitterより）
  
  

コメントはつよつよ

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