Long Island Rail Road

Last-modified: 2020-08-20 (木) 15:42:31

概要

アメリカ合衆国ニューヨークを起点に、その東側に位置するロングアイランドの各地を結ぶ多数の路線を運営するロングアイランド鉄道のうち、本線のペンシルベニア駅からヒックスヴィル駅までの区間、アトランティック支線のアトランティック・ターミナル駅からジャマイカ駅までの区間、ヘンプステッド支線のフローラルパーク駅からヘンプステッド駅までの区間の合計約68kmが再現されている。
車両はM7形電車が収録されている。
Steam

ロングアイランド鉄道

ロングアイランド鉄道は1834年にニューヨークとボストンを鉄道とフェリーで結ぶ計画で認可されたが、のちにその区間を陸路で結ぶ鉄道が開通したためにボストンまでの延伸を断念し、ロングアイランド内の輸送を担うようになった。1870年代にはロングアイランド内のすべての鉄道路線を合併し、ロングアイランドの鉄道輸送を独占した。
しばしば経営危機に陥り、1900年にはペンシルベニア鉄道の傘下となったが、第二次大戦後のモータリゼーション化に伴い全米の鉄道が危機的な状況に陥った際には、ペンシルベニア鉄道はロングアイランド鉄道の経営権を放棄、ロングアイランド鉄道は破綻した。
しかしニューヨーク州による支援によって運行を続け、1966年にニューヨーク都市圏交通公社の傘下となり、現在ではアメリカでも有数の運行本数を誇る通勤鉄道となった。