勇者デンジュモクの冒険11

Last-modified: 2017-08-05 (土) 10:18:47



前回までのあらすじ

いよいよ魔王と対峙した勇者一行!
だがその正体はアクジキングではなく、シルヴァディだった!
シルヴァディの強力な属性変換の突破口を見つけたデンジュモクだったが、シルヴァディは存在抹消の呪い「ときのほうこう」を発動させる……


シルヴァディ「……消えろ。
ときのほうこう
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!
デンジュモク「…………クソッ!
(俺はまた……こんなところで負けるのかよ!)」
シルヴァディ「私の属性変換を破ったのはお前が最初だ……最後に誉めてやろう。 そして……」
ネクロズマ「く……ッ! 魔力に呑まれていく!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ






ウツロイド「……あれ?」
カミツルギ「なにこれ」
マッシブーン「生きているのか……俺たちは」
赤ウツロイド「しかも傷が治っている……?」
ネクロズマ「傷が治癒しているのはお前たちだけのようだな」
デンジュモク「何が起こってるんだ……?」

シルヴァディ「…………!?
ときのほうこうが……効いていない?
まさか……」
ナマコブシ「?」
シルヴァディ「ときのほうこうに対抗し……時の流れを巻き戻せなくする魔法があると聞いた……その名は
セーブ!!」
デンジュモク「え……」
ナマコブシ「え?」
シルヴァディ「記憶を引き継いだまま、私との戦闘前……イヤ、この魔王城に入る前に身体の状態が戻っている」
ナマコブシ「確かに魔王城に入る前に一回セーブしましたね」
デンジュモク「あの儀式意味あったのか……!」
赤ウツロイド「これはチャンスだぞ! 実質私達だけ体力が全回復したようなモノだ!」
デンジュモク「ああ! いくぞ皆!」
ウツロイド「援護する! しんぴのまもりにリフレクターひかりのかべ!」
赤ウツロイド「どくどく!」
シルヴァディ「ぐ……はがね属性に」
カミツルギ「させるか! せいなるつるぎ!」ガガッ
ディアルガ「ガアアッ!」
シルヴァディ「く……!」
デンジュモク「喰らえ……」
シルヴァディ「調子に……乗るなッ!! マルチアタック!!」
デンジュモク「!!」
マッシブーン「デンジュモク!」バッ
マッシブーン「ぐ……ッ!!」
デンジュモク「マッシブーン!」
マッシブーン「大丈夫……リフレクターのお陰で威力は弱まってる。 それに、戦いの賢者のもとで修行したしな!」
デンジュモク「! ……ああ!」
赤ウツロイド「そうだデンジュモク! テテフ……命の賢者にもらった薬があっただろう! それを飲め!」
ナマコブシ「ええ!? あれ飲んだときにめっちゃ鼻血出たでしょ!」
ウツロイド「大丈夫! あの時は薬のパワーに身体が耐えきれなかったんだよ! 今なら……」
デンジュモク「……んぐ……!
なんだこれ……力がみなぎってくる!
(賢者の力が、ひとつに集まってる)」
シルヴァディ「我々が……
私が……お前たちになど、負けるハズが無いのだ……!」
デンジュモク「いいや! 勝つのは俺たちだ! こんなにも俺たちに力を貸してくれる人がいる……一人の力だけで戦ってるお前とは違うんだ!
最大威力を喰らえ……!!」


スパーキングギガボルト!!!


続く?