忠義と恩、怨

Last-modified: 2017-07-01 (土) 16:49:34

0639 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/05/27 20:52:34

カプ・コケコ「この黒いコケコのタマゴはどうするんだ?俺達がもってていいんだろうか?」


0643 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/05/27 21:51:32

ピジョット「ぎゃーー! タマゴ返してもらうの忘れてましたァァーー!!」
???『バカ! いざという時用に預けるだけとあれほど……!』
ランターン「まあまあボス、言い忘れた私達にも責任はあると思うし……」
キルリア「そうだな。 あ、いた」


カプ・コケコ「え? タマゴは回収?」
キルリア「そういうことで頼む、まだ状態が不安定でな……」
ピジョット「またいつか会える時が来ると思うんで……」
マッシブーン「ではタマゴのことは頼んだぞ」
ランターン「任せてください!」


慌ただしく去っていった対策隊の面々であったーーー


0646 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/05/27 22:08:47

ピジョット「結局、あの事を打ち明けられませんでしたね」
キルリア「……言う必要はなかったってだけだろ」
ランターン「少し、隊長も黒コケコもあの時はなんだか気の毒だったわね……」


0647 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/05/27 22:16:00

〜〜〜昨晩アローラの某所で〜〜〜
黒コケコのタマゴ(ピクッ!)
ピジョット「あ、動いた」
ルナアーラ「あら?この子私達に言いたいことがあるみたいよ」
チラチーノ「しかし、どのように話せばいいのでしょうか?」
ルナアーラ「そうね……私だってエスパータイプの端くれだし、うまくできるかどうか分かんないけどテレパシーでこの子の声を伝えてみるわ」
シルヴァディ「…………悪いなルナアーラさん」
ルナアーラ「いいのよシルヴァディちゃん!」


0648 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/05/27 22:27:07

タマゴを抱きかかえたルナアーラはタマゴに意識を集中し、その場にいる皆にテレパシーを送る用意をする


タマゴからの声『ここは…… どこなのですか? はやくかえらないとドレディアさまがしんぱいしてしまいます……』
シルヴァディ「………普通のポケモンとして生きられぬ体に改造される仕打ちを受けてなお、ドレディアの元に帰ろうとするのか」
タマゴからの声『なにがおかしいのですか? きけんなUBたちからせかいをまもるためのちからをドレディアさまがわたしにくださったのですよ』
タマゴからの声『ドレディアさまはいいひとなのです! そもそも、かのじょがいなけれはわたしはこのせかいにせいをうけてすらいなかった……』
ピジョット「あんな人でも……黒コケコさんにとっては大切なお母さん……なのでしょうね」


0649 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/05/27 23:09:43

シルヴァディ「二度と奴等の元に戻るな。 これが私からお前に下す答えだ」
タマゴからの声『!? ……そんなめいれい、うけいれられるわけがない!』
シルヴァディ「ならばその体で自力で奴の元へ帰ってみろ」
タマゴからの声『……… そうやってわたしにえらそうにめいれいするあなたはなにものなのですか?』
シルヴァディ「正真正銘…… UB対策のためエーテル財団の手により作られたビーストキラーだ」
タマゴからの声『…………………』


0650 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/05/28 02:19:31

タマゴからの声『……っ でもっ……あなただってエーテルざいだんにうみだされたみ……おんぎをかんじることはないのですか……!?』
シルヴァディ「無い」
タマゴからの声『…………』
シルヴァディ「……お前は」
キルリア「時間だボス、反応が弱まってる」
シルヴァディ「そうか……」
ピジョット「えと、その……大丈夫ですか……?」
シルヴァディ「? 何がだ」
ピジョット「ええと……何でもないです」
シルヴァディ「………………」
チラチーノ「とにかく、まだ黒カプ・コケコはエーテルに従っているということはわかりましたわね」
ランターン「ピンチの時協力してくれるかどうかはホント賭けですよね……」