災いの力

Last-modified: 2017-08-09 (水) 10:32:33

0245 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/08/02 13:38:44

アブソル(私の写真? まさか私をさらった悪タイプのポケモン達の目的は……)
アブソル(……もう、訳の分からない奴等に振り回されるのはうんざりだ)
ネクロズマ「アブソル……だったな。 貴様に危害を加えたり追い出したりしないと約束する」
ネクロズマ「我に話せる範囲だけで良い。 貴様の事を詳しく知りたい」
ネクロズマ「向こうの部屋で我の会話に付き合ってはくれぬか?」
アブソル「え?」


0246 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/08/02 18:03:59

アブソル「……わかった」


デンジュモク「? アイツらどうしたんだろ」
フェローチェ「さあね」


ネクロズマ「単刀直入に言う。
貴様、災いの……」
アブソル「言わないで。 その名前は嫌いだ」
ネクロズマ「あ、すまない」
アブソル「謝る必要はない……知ってるってことは、何か私のせいで迷惑をかけたってことだろうし……
私はあなたに会った覚えは無いけど、何かした?」
ネクロズマ「……周りに誰もいないな。 これは我がこの部屋に来るずっと前の話なんだが……」


0247 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/08/02 18:15:48

ネクロズマ「……赤い、ウツロイドがいただろう」
アブソル「ウツロイド……あのクラゲね。 その子がどうしたの」
ネクロズマ「あの赤いウツロイドは、我が作り出した存在だ。 我や赤ウツロイド、他の特殊なウルトラビースト達はこの部屋に来る前から共に暮らしていた。
ある時、赤ウツロイドはウツロイドの特殊能力としてウルトラホール……フーパのリングのようなものを開ける練習をしていたのだ。
その先に、偶然貴様がいた」
アブソル「……」
ネクロズマ「練習は失敗、赤ウツロイドは一時行方不明になった」
アブソル「…………悪い」
ネクロズマ「イヤ、我はむしろ貴様に感謝している。 あの事件があったから赤ウツロイドは、親友を見つけられた。 赤ウツロイドが親友を思い出したから、我はここにいようと思うことができた」


0248 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/08/02 18:21:56

ネクロズマ「まぁ訳あって赤ウツロイドが思い出したのは親友に関することだけだから、貴様のことは覚えていないがな」
アブソル「…………そう……」
ネクロズマ「本題に戻ろう。 先程の悪ポケモン達の話……何かの事件に巻き込まれているのか?」


0249 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/08/02 19:06:15

アブソル「絶対だと言いきれはしないけど、少し前の事だった。 私は安住の地を探そうとイッシュをさすらっていた」
アブソル「そして、どうにかして安住の地を見つけほっとしたのもつかの間、あいつ等悪タイプのポケモン達が家に押しかけ私を誘拐していったんだ」
アブソル「『見つけたぞ災いの少女、お前をこれからアローラへと楽しいバカンスをさせてやろう』……と」
アブソル「やっと……何にも巻き込まれず生活できると思っていたのに………」
アブソル「宝石の中時間の感覚もよく分からず、不安と疲労で潰されそうになった矢先に貴方達がいた」
アブソル「でも、まさか私がついた場所こそ奴らが言っていたアローラだったなんて」


0250 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/08/02 19:21:46
アブソル「あそこにいたニャヒートとキルリアを誘拐した奴らは、きっと私を誘拐した悪ポケモンと同じ犯罪組織……」
ネクロズマ「……そうか、話してくれてありがとう」