美しいアナタ

Last-modified: 2017-05-14 (日) 23:44:23

0693 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/03/17 21:33:50

〜その後UB達が数週間前まで閉じ込められていたいつもの部屋にて〜
ネクロズマ「帰ったぞ」
フェローチェ「ただいま。 外は相変わらず汚い物であふれていたわ」
マッシブーン「おかえり、だが外は汚い物であふれていたってのは余計な一言だな」
ヒンバス「ぁ…… ぅぅ……」

フェローチェ「ほらヒンバス。これ」
ヒンバス「……… 私…」
フェローチェ「どうしたの?早く受け取りなさいよ」
ヒンバス「ごめん…… なさい」


0694 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/03/17 21:42:03

フェローチェ「?」
ヒンバス「私…… 私自身のせいでウロコを失くしたのに…… 他の皆が修行するはずだったのにウロコ探しに協力してもらって……」
ヒンバス「……結局自分で見つけられずに最後は関係なかった人に、はいってウロコを渡されて……ヒッグ…… ごめんなさい……えっぐッ」
ヒンバス「…… 自分自身が…… 情けない……」
フェローチェ「……泣くな、床が涙で汚れる」
フェローチェ「早くそのウロコを使って進化しなさい」


0695 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/03/17 21:52:37

フェローチェ「でも、そのウロコを使って進化するならこれだけは約束して」
ヒンバス「?」
フェローチェ「絶対に勝て!!!」
フェローチェ「勝って、私の下僕の怒りっぽくて虚勢張ってるくせに本当はどうしようもない弱虫のウドの大木とその冴えない仲間たちを笑顔にさせなさい!!」


0696 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/03/17 23:20:13

フェローチェ「いろいろ言ったけどね
…アンタは美人よ!
アンタなら周りを笑顔に、朗らかに、明るく、感動させられるの。 まだ正直こっちの世界は汚らわしいと思うけど、なんとなく分かるわ。 アンタは心が美しいもの。 絶対に勝てる、保証するわ。」
ヒンバス「…は、はい…!」カッ
ナマコブシ「…! これって!」
ネクロズマ「進化だ。」


0697 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/03/18 03:25:58

小汚くみすぼらしいちっぽけな魚が、輝かしい光に包まれこの世界で最も美しいと称されるポケモンへと姿を変える…
カミツルギ「ただいまー って何この光!?」
ウツロイド「うわっ、まぶしっ!」
赤ウツロイド「ひっ! …もしかしてお取込み中だったのか!?」
マッシブーン「……今一匹のちっぽけなポケモンが、ついに自らの中に眠る真価を引き出し進化した瞬間だ」
赤ウツロイド「あ、ああ・・・ ん?じゃああのきれいなポケモンは……」


0698 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/03/18 03:34:52

ミロカロス「おかえりなさい。そう、私はグソクムシャ達と一緒にいたヒンバスよ。これからはミロカロスだけど」
フェローチェ「……綺麗に、なったじゃないの」
フェローチェ「………私の方が綺麗だけど」ボソッ
カミツルギ「僕ミロカロスさんの方が綺麗だと思うな!」
フェローチェ「この折り紙小ぞッ…… ふんっ!今日ぐらいは勘弁してやるわ」
カミツルギ「ひっ! あ・・・助かった」
ウツロイド「ほえ〜・・・ これが外の世界で最も美しいポケモンの一つって呼ばれているポケモンかぁ」
赤ウツロイド「劇的ビフォーアフターだな」
ナマコブシ「ラ〇ザップよりも凄いですよね」