金色の試練、不穏な単語

Last-modified: 2017-08-09 (水) 10:19:04

177 : 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/01/10(火) 23:46:40.77 ID:HVEwlvIr0
デンジュモク「風の噂で聞いたんだが、空間のメンバーがアローラ旅行に行くらしいぜ!」
ウツロイド「アローラならウルトラホールを開けて行くことができるけど…まさか行くつもりじゃないですよね!?」


178 : 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/01/11(水) 00:10:46.89 ID:wtBQMTyL0
カプ・ブルル「デンジュモク・・・」
デンジュモク「・・・なんだよ」
カプ・ブルル「君のZリングの所有権についてだが」
デンジュモク「もういいだろ!その話はよぉ!・・・ 赤ウツロイドのおかげで晴れて俺だってZ技を使えるようになったんだ!ほっといてくれ」
赤ウツロイド「ああそのZ技を使える能力を引き出す毒の効果、もう切れてるぞ。 そもそも、Z技は二匹が力を合わせなければ本来出せないはずの技だろ」
デンジュモク「え? あ・・・ そ、そうなのか・・・  そうか・・・」


しばしの沈黙の中、ブルルが金色のミサンガのようなブレスレッドを三つ取り出す
カプ・ブルル「だがこのままでは納得できないだろ、だからこそ、君にはある試練を受けてもらう」
デンジュモク「・・・?」
ブルルはデンジュモクの右腕、左腕、尻尾の三か所に金色のブレスレッドをしっかりと結びつけ始めた
カプ・ブルル「君がZリングを所有するにふさわしい存在に一歩ずつ近づけば、このミサンガも自ずと一つずつ切れていく」
カプ・ブルル「分かるな? お前自身の力でそのミサンガを断ち切り己の中の弱さを克服した時、Zリングを所有する権利を与えると」
デンジュモク「よく分からないが、このヒモ切れが全部外れさえすれば、俺専用のZリングが手に入るってわけか」
カプ・ブルル「まあ、そんなところだ」


179 : 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/01/11(水) 00:15:46.84 ID:8tSD5h5E0
ウツロイド「ああよかった… アローラに行くとか言い出すのかと思いました…」
赤ウツロイド「デンジュモクには試練ができたからな。」


デンジュモク「うっしゃやるぞーーーーーー! …でも具体的に何するんだ?」


180 : 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/01/11(水) 00:19:29.55 ID:wtBQMTyL0
カミツルギ「その金色のヒモ、今切っちゃえばいいのに。切ってもいい?」
カプ・ブルル「駄目だ、やめなさい折り紙小僧」
ウツロイド「そういえば、伝説級のポケモンにもなれば、一人でZ技繰り出したりできるみたいだけど、Z技にも色々ありそうね」
マッシブーン「空間スレの奴らこの近くに来ているのか・・・ 運が良ければ出会えるんだろうな」
テッカグヤ「レジギガス殿の他にどのようなポケモン達が此方に出向いておるのじゃろうの?」


181 : 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/01/11(水) 00:27:57.00 ID:wtBQMTyL0
?????「それは、ブルル殿もそうだが、私の口からも言えないな」
デンジュモク「誰だ!?」
カプ・ブルル「おぉ、メガフーディン 私が言っていた青年がこの子だ」
メガフーディン「いかにも、今はメガシンカしておるがワシは悩めるポケモンにアドバイスを行う占い師フーディンじゃ」
テッカグヤ「おぉ・・・ 何やら人生をズバリ見通してくれそうな御方じゃ」
カミツルギ「変なじーちゃん出てきた!」
メガフーディン「いいか?デンジュモク君の弱さ、克服すべき点はこれから自ずと分かってくるはずじゃ。いいか?」
メガフーディン「第一、その弱さのせいですでに仲間が一回振り回されておるではないか。まあこの言葉にピンとくればきっとどこ直せばい~かなんとな~くわかるはずじゃが」


182 : 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/01/11(水) 01:00:03.07 ID:wtBQMTyL0
第一、その弱さのせいですでに仲間が一回振り回されておるではないか
フーディンのこの一言が、デンジュモクの頭の中を何度もこだまする


デンジュモク「・・・・(俺は・・・あの時簡単に赤いウツロイドにそそのかれて・・・)」
メガフーディン「ほほ! 思い当たる節はあったようじゃなwwww」
メガフーディン「だが今すぐその欠点は修正できぬ。だからこそ外に出てそこで“いろんな”連中と出会い学ぶのじゃ!いいな?」
デンジュモク「あ、ああ・・・」
メガフーディン「あ、ついでに・・・これは余計かもしれないけど」


メガフーディン「お主、全身から女難の相が出とるぞ」
デンジュモク「へ?!」
カミツルギ「ねえ、女難の相って何?」
ネクロズマ「我にそんな難問吹っかけるな!フェローチェにでも聞け」
フェローチェ「なんで私にふるのよ!事の発端はブルルのオッサンなんだからあの人に聞けばいいじゃないの!」
カプ・ブルル「小さい子供にあまり説明したくないことを私に押し付けないでくれ!」


183 : 名無しさん、君に決めた!@無断転載は禁止 2017/01/11(水) 01:12:40.78 ID:wtBQMTyL0
メガフーディン「ま、言いたい話はみんなゲロったからもう帰るぞ」
そう言いいながら、メガフーディンはキッドナップボールの中に入って帰って行った


デンジュモク「・・・・」
ウツロイド「カミツルギ、女難の相っていうのは女の人に振り回されるって意味なのよ」
カミツルギ「へぇ・・・なるほど、言われてみればもうめいっぱい振り回されてたよねwwww」
テッカグヤ「これは面白そうなことになってきたのぅ♪」
カプ・ブルル「ま、まあ・・・そういう事だ、健闘を祈る・・・とりあえずがんばれ・・・」






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