良問41-50

Last-modified: 2024-04-25 (木) 10:37:16

41.【問題】☆(元祖ウミガメのスープレベル)(元:https://late-late.jp/mondai/show/4193

今から9年前の春、ある女が死んだ。
名前は夏子。自殺とみられた。
彼女がなぜ死を選んだのか、
誰もその理由に心当たりはなかった。
遺書や日記も見つからなかった。
唯一の手がかりは彼女の手帳から発見された、

  2019年2月10日

という走り書きだ。
皆そんな未来の日付に思い当たることはなく、
謎は深まるばかり……
そして時は流れ、今日は2019年2月10日;
彼女の家族は9年越しに
彼女の死の真相を知り、戦慄することとなった。
さて、どうして夏子は死んだのだろう?

質問1:夏子は自殺しましたか?
回答1:はい

質問2:実際に9年後の2/10に何かがおきましたか?
回答2:いいえ、しかしニュースで”ある報道”が流れ家族はそれを見ました。

質問3:2019年2月10日に夏子からの新しいメッセージが見つかりましたか?
回答3:いいえ

質問4:彼女の死に関わる第3者はいますか?
回答4:はい

質問5:彼女は高校生ですか?
回答5:いいえ、自殺した時で24歳です

質問6:夏子がその2019年2月10日の日付を手帳に書いた時、すでに死ぬ決意は固かったですか?
回答6:いいえ

質問7:手帳に書き込んだ当時、夏子はその日に何かをするつもりでしたか?
回答7:いいえ、その日まで "た だ 待 と う" としてました

質問8:2/10に起きたのは危険なことでしたか?
回答8:はい、2004/2/10 に起きたのは危険なことでした

質問9:夏子はその日付の日に家族が真実に気づくだろうと思っていましたか?
回答9:いいえ

質問10:自殺の理由は絶望からですか?
回答10:はい

質問11:彼女の死に関わる第3者が彼女を殺しましたか?
回答11:いいえ、そんなはずがありません

質問12:彼女が第3者を殺しましたか?
回答12:はい

質問13:彼女は犯罪を犯しましたか?
回答13:はい、2004年2月10日に殺人を犯しました。

質問14:彼女が待っていたのは時効ですか?
回答14:はい

質問15:時効の撤廃は関係しますか?
回答15:はい















【解説】
2019年2月10日。

……今日はあの子の手帳に書かれていた日だわ……
冬美は夕食の支度をしながらぼんやりと思った。

長女の夏子がこの世を去ったのは2010年4月28日。まだ、24歳だった。

夫は「仕事疲れで鬱状態だったのかもしれない」と、自殺の理由を推測していたが、冬美に言わせればそんな事はありえなかった。

あんなに頑張り屋のあの子が。
憧れの仕事に就いてあんなに生き生きとしてたあの子が。
仕事を苦に自殺するなんてとても信じられない……

冬美は意識せずともこの9年ずっと「2019年2月10日」に囚われてきた。
そんな予言じみた事があるわけないと思いながらも、何かがわかるのではないかというすがる思いでこの日を待っていたのだ。

◆◆

同日19時、夕飯の席にて。
冬美はいつものように夫と次女・秋菜と食卓を囲んだ。
テレビはニュース番組をやっていた。

──○○区の路上で高校生が殺害された事件から、今日で15年です──

「あ、これ被害者、お姉ちゃんの高校の人だったよね」
秋菜がテレビを指差した。

そんな事件もあったわね、と冬美もテレビに目を向ける。

確か予備校帰りで通り魔に刺されたんだっけ。

現場はうちとは反対方面だし、夏子とは違うクラスの子だったからそこまで気にかけてなかったけれど。

──当時高校3年生だった花園優さんは、帰宅途中に何者かに後ろから──

「まだ人生これからだったのになあ……」

ポツリと夫がつぶやく。無論、自分の娘に重ねあわせた発言に違いない。

冬美も思う。きっとこの被害者の家族も「なぜ死んでしまったの」という思いを抱えて生きてきたんだろう……
私たちと同じように。

──事故発生当時は15年で時効でしたから、本来は今日時効が完成するはずでした──

スタジオのコメンテーターが解説している。

冬美は肉じゃがをつまみながら考えた。
……時効。ご家族はさぞ無念だろう。
逆に犯人にとっては2019年2月10日という日は待ちわびた日だったわけね。

あら?でも確か時効って……

──その後、2010年4月27日の法改正で公訴時効が廃止されました。そのため現在でも──

そうそう。時効って廃止されたのよね。

日本の逃亡中の犯罪者達はさぞかし絶望したことだろう。2010年4月27日……

冬美の箸が止まる。

それって、夏子が死ぬ前日じゃない……

冬美の脳に嫌な考えがむくむくと湧いてきた。

システム手帳のメモページに残されたあの走り書き。

自殺の直前に書かれたものなのかしら?
そうでなかったとしたら。
本当はもっとずっと前、そう、2004年の殺人事件の後に、その時効成立日を忘れないようにメモしたものだとしたら……?

時効廃止のニュースを聞いて絶望して自殺……
……これはまるで。犯人の行動ではないか……

そこまで考えて、冬美は自らの思考を打ち消した。
そんなわけないじゃない、考えすぎよ。偶然よ偶然。

胸騒ぎを押し殺してテレビ画面に注目していると、白黒の映像に切り替わった。店舗の駐車場らしきぼんやりとした映像だ。

──現場付近の防犯カメラの映像です。画面奥の歩道に、現場から立ち去る犯人と見られる人物の映像が写っています。映像解析技術の向上によって鮮明になり、新たな情報として先月警視庁が公開したものです──

家族の目は映像に釘付けになる。

鮮明になったとはいえ性別もはっきりしないようなぼやけた映像だが、それでも冬美にはわかった。

間違いない。この特徴的なバタバタとした走り方。夏子だ。

「ねぇ、お姉ちゃんが死んだのってもしかして……」
秋菜が震える声でつぶやいた。どうやら気づいたらしい。夫も顔面蒼白だ。

家族は戦慄した。ついに思い至った死の真相に。





42.【問題】☆(俺(D)の作ったやつだけど好き)

「なんじゃ、こりゃ…」
アパートの自室の電気をつけると、仕事場の
スーツを着替えるより先に男が目にしたのは、
荒れ果てた部屋の惨状だった。
5時間前に泥棒が盗みに入っていったからだ。
男は金品等が数点欠けた自室を深いショック
の中片付け、寝た。
その後、男はいつも通り生活し、一週間経って
からこの事を通報した。なぜ?

質問:男はアパートで一人暮らしですか?
回答:はい、ペットとかもいません

質問:泥棒と男は面識がありますか?
回答:いいえ

質問:泥棒を捕まえる作戦で七日後に通報した?
回答:いいえ

質問:部屋を荒らし金品を盗んだのは泥棒ですか?
回答:はい

質問:男の部屋は実はいつも汚いですか?
回答:普段から綺麗です

質問:7日間の間で何か変化はありましたか?
回答:いいえ

質問:男にとってこの被害は大したことないですか?
回答:いいえ、痛手のはずです

質問:泥棒が侵入したのは昼や夕方ですか?
回答:いいえ

質問:泥棒が侵入したのは深夜ですか?
回答:はい、深夜3時です

質問:泥棒に入られてる時、男は仕事中ですか?
回答:いいえ、自宅のベッドでぐっすり眠っています

質問:問題の冒頭は男が朝起きて明かりをつけたタイミングの記述ですか?
回答:はい

質問:男は夜に寝ている間に泥棒に入られてますか?
回答:はい

質問:男は泥棒の侵入に気づいてますか?
回答:いいえ

質問:男は自分が酔っ払って部屋を荒らしたと勘違いしましたか?
回答:はい














【解説】
目が覚めるとそこは自宅だった。朝の光がカーテン隙間から差し込む中、俺はスーツのままベッドに横たわっていた。
昨夜居酒屋で独りヤケ酒してたのを境に記憶の糸が途切れている。
俺はだるさを振り払いつつ、ベッドにある電気のリモコンを押してむくりと体を起こした。すると眼前に広がっていたのは物が床中に散乱した俺の部屋だった。
異様な荒れ方だった。まるで誰かが故意にめちゃくちゃにしたかのような……
瞬間ズキリと頭が痛む。
そうか、俺が部屋中を荒らしまくったんだ。そうとしか考えられない。だって…うう…
俺は潜在的に抱えてるメンヘラストレスに我ながら恐れ慄き、深く溜息をつくと、着っぱなしだったスーツを着替えてからダラダラと掃除を済ませた。
「あーあ給料日前だからって金も使い切ってら…」
大体片付け終わった。Yah◯◯見ても地震情報一つ見受けられない。俺はまた深いため息をつき、土曜で眠いので二度寝した。

ようやく盗みに入られたことに気づいたのは1週間後だ。




43.【問題】

授業の最後に先生は確認テストをおこなった。
ところが、正しく答えた生徒にはバツ、
間違いを答えた生徒や無回答の生徒にはマル(正解)をつけた。
「先生、これ逆じゃない?」
どういうことなの?

質問1:このテストは5教科7科目ですか?
回答1:いいえ

質問2:一般的なテストですか?
回答2:はい

質問3:小学校ですか?
回答3:はい

質問4:教訓を伝える設問ですか?
回答4:はい















【解説】
情報の授業のテスト。

「パスワードを教えて下さい」という質問に対し、本当にパスワードを書いた生徒にバツを、間違ったパスワードを書いたり、答えを書かなかった生徒に対してマルをした。




44.【問題:地下室の扉】☆(まさにウミガメのスープ)

「決してこの扉を開けちゃダメ。
開けたら、見てはいけないものを見てしまう」
幼い少女は小さい頃から、地下室の扉を開けないよう
両親に言いつけられながら育ってきた。
しかし、ある日、両親が出掛けている間に、
少女は好奇心から地下室の扉をこじ開けてしまった。
彼女が目にしたものとは?

質問1:地下室の扉を開けてしまったことで、少女は危険な目に遭いますか?
回答1:いいえ、しかし少女は驚きました

質問2:地下室の中に、両親はなにかを隠していましたか?
回答2:はい

質問3:地下室の中に閉じ込められていたのは、生き物ですか?
回答3:はい

質問4:両親は、女の子にその生き物を見せたくありませんでしたか?
回答4:回答できません

質問5:彼女は両親に何かを隠されたまま生きてきましたか?
回答5:はい、それを地下室の扉の先を目にしたことで知りました。

質問6:それは鏡で、少女は地下室の中においてある鏡で自分の顔を初めて見ましたか?
回答6:いいえ、そういうことではありません

質問7:ではそれは宇宙人で、いや本当の両親の姿、もしくは彼女のドッペルゲンガー?
回答7:いいえ、全て違います

質問8:少女は今初めて地下室に入りますか?
質問8:いいえ 一度既に入っています

質問9:少女は扉を開けた後、そのまま地下室の中に入りますか?
質問9:いいえ、扉を開けた後はそのまま中から外に出ます

質問10:少女が扉を開けたのは、外からではなく地下室の中からですか?
質問10:はい

質問11:少女は地下室に監禁されてましたか?
質問11:はい















【解説】(これうまい質問回答思いつかないから誰か変えてちょ)
そこで見たものは、見たことのない部屋。
そして窓の外に、庭に鮮やかな蝶々に太陽と、少女が初めて見る明るい光景が広がっていた。
少女は両親に溺愛されるあまり、地下室に監禁されていたのだ。




45.【問題:折れたマッチ棒】☆(まさにウミガメのスープ)

とある広大な砂漠の真ん中で、一人の男が倒れて死んでいる。
男から数百m離れた地点には、
手付かずの水と食料が入った複数の荷物。
そして男の右手には、
一本の折れたマッチ棒が強く握り締められていた。
なぜ?

質問:砂漠は広大ですか?
回答:はい、歩いて渡れないほど広大です

質問:男が荷物を複数捨てたのですか?
回答:はい 荷物がある地点に荷物を捨てました

質問:男は飲み食いをせずに砂漠の中を進んでましたか?
回答:はい

質問:男の死因は餓死ですか?
回答:いいえ しかし死因は重要です

質問:男は砂漠の入り口で亡くなっていますか?
回答:いいえ 広い広い砂漠のど真ん中でポツンと倒れて死んでいます

質問:男の死因に折れたマッチ棒は関係ありますか?
回答:はい

質問:折れたマッチ棒を握っているせいで男は死にましたか?
回答:はい 正確には”握ってしまったため”男は死にました

質問:折れたマッチ棒は元から折れていましたか?
回答:いいえ 男の仲間が直前に折りました(男でもいいが)

質問:男の仲間は男の周辺にいますか?
回答:いいえ 今はすでに遠くに離れています

質問:男の仲間が男を殺しましたか?
回答:いいえ 彼は自発的に死を選びました

質問:この物語に折れてないマッチ棒は登場しますか?
回答:はい 仲間の人数分登場します

質問:男と仲間はマッチを一本ずつ持っていますか?
回答:はい 男のみ折れたマッチ棒を持っています

質問:男の仲間は普通のマッチ棒を持っているため生き残りますか?
回答:はい 正確には持ったため生き残ります

質問:折れたマッチ棒を持った彼が選ばれましたか?
回答:はい

質問:仲間は水と食料を飲み食いしますか?
回答:いいえ 彼らもまた荷物を捨てていきました

質問:荷物を捨てたことで彼らは餓死しますか?
回答:いいえ 捨てたことで彼らは生き延びます

質問:彼らは何か乗り物か動物に乗っていますか?
回答:はい 砂漠を進むのに必要な乗り物に乗っています

質問:彼らが乗っているのはラクダですか?
回答:いいえ

質問:彼らが乗っているのは車ですか?
回答:いいえ 地上から離れてください

質問:男の周辺に足跡などはありますか?
回答:いいえ 通り跡一つ見当たりません

質問:男たちは気球に乗っていましたか?
回答:はい

質問:気球は重量オーバーで墜落しかけてましたか?
回答:はい

質問:男の死因は転落死ですか?
回答:はい

質問:折れたマッチ棒はハズレを意味するくじでしたか?
回答:はい













【解説】
その日、数人の集団が気球を用いて母国からの亡命を謀っていた。
しかし空から国境を越えてる最中、どこからか気球の空気がもれていて、気球が墜落しかかっていた。
重量を減らすため水と食料入りの荷物を外に投げ捨てたがそれでも高度は上がらない。
彼らはマッチ棒でくじを作り、ハズレを引いたものには気球から降りてもらうことにした。
そうしてハズレの折れたマッチを引いた男は、仲間のために気球から身を投げ捨て、自らの生存を祈った。


45.【問題】☆(ウミガメのスープ)

ある男が、とある海の見えるレストランで「ウミガメのスープ」を注文しました。
しかし、彼はその「ウミガメのスープ」を一口飲んだところで止め、シェフを呼びました。
「すみません。これは本当にウミガメのスープですか?」
「はい・・・ ウミガメのスープに間違いございません。」
男は勘定を済ませ、帰宅した後、自殺しました。
何故でしょう?

【解説】省略


46.【問題】(編集者Dの問題)

うまい棒一本を握りしめ、晴々とした表情を浮かべて
300m先の自宅まで歩いてる男。
ちなみにうまい棒好きじゃないので弟にあげる。
なにがあった?

質問:男はうまい棒が好きですか?
回答:普通

質問:うまい棒を握りしめてるため晴々とした表情を浮かべてますか?
回答:いいえ

質問:いま自宅に帰ってる最中ですか?
回答:はい

質問:家でうまい棒で何かするのが楽しみですか?
回答:いいえ

質問:どこか遊びから帰ってる最中ですか?
回答:いいえ でもどこから帰ってる最中なのかが重要

質問:男はうまい棒を握りしめてから晴々とした表情を浮かべましたか?
回答:いいえ その1分前くらいからです

質問:男はうまい棒を買いましたか?
回答:はい

質問:コンビニで買いましたか?
回答:はい

質問:トイレますか?
回答:はい

質問:自宅のトイレが詰まってたので急いでコンビニまで向かいましたか?
回答:はい














【解説】
家のトイレが詰まっていたので徒歩5分で到着できるはずのローソンに向かった。
ボクシングの何Rかを体感したかのような濃密な数分間だった。多分顔もすごいことになっていた。
なんとかブリブリに間に合ったのでトイレ代10円払って晴れやかに帰還した。コーンポタージュ味うめえ。





46.【問題】(スローンとマクヘールの謎の物語2より)

ある男が4万ドルもの価値がある希少な本を持っていた。
しかし、男はその本を自らの手でズタズタに引き裂いて、
ゴミとして捨ててしまった。
一体なぜ?

質問:男にとって4万ドルの本は大事?
回答:はい。値段がすごいので大切です

質問:その本は二度と読めない?
回答:はい

質問:その本は男の持ち物?
回答:はい

質問:男はその本を捨てることで得する?
回答:はい

質問:男はその本を二度と読めない?
回答:いいえ

質問:その希少な本は世界に一つだけあった?
回答:いいえ、2冊あります

質問:男はその本を2冊持っていた?
回答:はい

質問:本はこれで世界に1冊だけになった?
回答:はい














【解説】
実は、男はその本を2冊持っていた。

そのうち1冊をバラバラにして捨ててしまうことで、本の価値をさらに高めようとしたのだ。

男の行為によって、本は世界に1つしかない貴重な原本となった。





47.【問題】(スローンとマクヘールの謎の物語2より)

100ドル札1000枚、
計10万ドルを運んでいた銀行の車が強盗に襲われた。
10万ドルの入ったカバンが奪われてしまったが、
強盗は手にしたカバンをすぐに中の札束ごと燃やしてしまった。
一体なぜ?

質問:
回答:














【解説】