ソ連 RankIII 戦闘機 Pokryshkin's P-39N-0 Airacobra
概要
限定的なイベントによって購入出来る機体。
エースパイロットであるアレクサンドル・ポクルィシュキンの誕生日(3月19日)に1300GEで購入出来るチャンスがあるので狙ってみよう。
ソ連にレンドリースされたエアラコブラ。アメリカツリーよりもランクが一つ上がり、ランク3になっている。
史実のソ連パイロットや整備士により主翼7.62mm機銃4門が軽量化のため撤去された。両翼7.62mmが撤去されてないエアラコブラはP-39K-1 Airacobraを参照して欲しい。
軽量化の結果、武装が機首の37mmと12.7mmの武装のみとなったが、総合的に上昇力と旋回能力が向上した。ソ連の標準的な武装配置は機首武装が殆どのため、ソ連機に慣れている人はあまり気にならないだろう。
BR3.3としてはトップに入る上昇力を得ており、爆撃機を一瞬で爆散出来る37mm榴弾を高高度までストレスなく持って行けるのが本機の強み。基本戦法は一撃離脱だが、軽量化により格闘戦もある程度こなせる機体となった。
プレミアム機体のため初めから37mmの改修が終わっており、単発での37mmが当てやすい。また史実でソ連に37mm榴弾のみ送られた為、本家アメリカツリーの37mmAP弾が選択出来ないので、戦闘機や爆撃機、装甲の薄いトラックや対空砲などを狙っていこう。
なぜか規定ベルトの内容が榴弾とAP弾1対1の割合に修正されてしまった。
また特典として、スキンが豊富な点も嬉しい所だ。
機体情報(v1.**)
必要経費
必要研究値(RP) | - |
---|---|
機体購入費(GE) | *** |
乗員訓練費(SL) | *** |
エキスパート化(SL) | *** |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | *** |
デカール枠解放(RP) | *** |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 3.3 / 3.0 / 3.0 |
RP倍率 | *** |
SL倍率 | *** / *** / *** |
最大修理費(SL) | *** / *** / *** |
機体性能
項目 | (初期⇒全改修完了後) 【AB/RB&SB】 |
---|---|
最高速度(km/h) | ***⇒*** / ***⇒*** |
(高度***m時) | |
最高高度(m) | *** |
旋回時間(秒) | ***⇒*** / ***⇒*** |
上昇速度(m/s) | ***⇒*** / ***⇒*** |
離陸滑走距離(m) | *** |
最大出力(hp) | ***⇒*** / ***⇒*** |
離陸出力(hp) | ***⇒*** / ***⇒*** |
毎秒射撃量(kg/s) | *** |
燃料量(分) | min*** / *** / *** / max*** |
銃手(人) | *** |
限界速度(IAS) | *** km/h |
フラップ破損速度(IAS) | (戦闘)*** km/h, (離陸)*** km/h,(着陸)*** km/h |
主翼耐久度 | -***G ~ ***G |
武装
種類 | 名称 | 口径 (mm) | 門数 | 搭載弾薬数 | 搭載箇所 |
機銃 | 12.7mm M2 Browning machine gun | 12.7 | 2 | 400 | 機首 |
---|---|---|---|---|---|
機関砲 | 37mm M4 cannon | 37 | 1 | 30 | 機首 |
弾薬
口径 (mm) | 名称 | 内訳 | 購入費用 (lions) | 搭載条件 |
12.7 | デフォルト | T/Ball/Ball/I/AP-I | 0 | - |
---|---|---|---|---|
万能 | AP-I/AP-I/AP-I/T/I | 20 | Offensive 12.7 mm belts | |
地上ターゲット | T/AP/AP/AP/AP-I/I | 20 | ||
曳航弾 | T/T/T/T/T/AP-I | 20 | ||
ステルス | AP/AP-I/AP-I/I/I | 30 | ||
37 | Default | HEFI-T* | 0 | - |
追加武装
分 類 | 名称 (爆薬量) 種類 | 搭 載 数 | 影響【AB/RB/SB】 | 費用 (SL) | 搭載条件 | 備考*1 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
最高速度 (km/h) | 上昇速度 (m/s) | 旋回時間 (sec) | ||||||
B | **lbs (**kg) △△ | * | -**/-**/-** | -**/-**/-** | +**/+**/+** | ** | △ | 合計搭載量 **lbs (爆薬量**kg) |
B | **kg (**kg) △△ | * | -**/-**/-** | -**/-**/-** | +**/+**/+** | ** | △ | 合計搭載量 **kg (爆薬量**kg) |
T | **kg △△ | * | -**/-**/-** | -**/-**/-** | +**/+**/+** | ** | △ | 投下可能速度 0-**km/h 投下可能高度 0-**m |
R | **mm △△ | * | -**/-**/-** | -**/-**/-** | +**/+**/+** | ** | △ | 重量**kg |
G | **mm △△ | * | -**/-**/-** | -**/-**/-** | +**/+**/+** | ** | △ | 搭載弾薬数 ** 搭載時の 毎秒射撃量 **kg/s |
R & B | **mm △△ | * | -**/-**/-** | -**/-**/-** | +**/+**/+** | ** | △ | 重量**kg |
**kg (**kg) △△ | * | 合計搭載量 **kg (爆薬量**kg) |
機体改良
段階 | 改良項目 | 必要RP | 価格 | 前提条件 |
I | 胴体修理 | * | * | - |
---|---|---|---|---|
ラジエーター | * | * | - | |
プライマリ12mm | * | * | - | |
II | コンプレッサ交換 | * | * | - |
機体交換 | * | * | - | |
新しい12mm | * | * | - | |
III | 翼修理 | * | * | - |
エンジン交換 | * | * | - | |
新しい37mm | * | * | - | |
IV | 新しいエンジン噴射 | * | * | - |
カバー交換 | * | * | - |
カモフラージュ
研究ツリー
解説
特徴
--加筆求む--
立ち回り
【アーケードバトル】
--加筆求む--
【リアリスティックバトル】
--加筆求む--
【シミュレーターバトル】
--加筆求む--
史実
米国からソ連へレンドリースされ、運用されたP-39。本機は一部のソ連パイロットや整備士が軽量化の為、不評だった両翼7.62mm機銃が撤去された機体である。
米国や英国から駄作機の烙印を押されたP-39だが、ソ連においては相応の戦意と技量を持つパイロットに操られた時は立派に仕事を果たした戦闘機だった。
「ソ連に渡ったP-39が対地攻撃任務で攻撃機として活躍した」という誤認情報が広まった理由として、長らくソ連とアメリカで「鉄のカーテン」がしかれていた時に、アメリカの情報局や軍事評論家が他戦線での対戦闘機戦における低評価から「ソ連空軍はP-39の37mm機関砲を対地攻撃に活用したのだろう」と言う憶測が広まった為である。
冷戦が終結し、ソ連が開示したエアラコブラの評価は「独空軍戦闘機に十分に対抗でき、戦闘機として仕事をこなし立派に活躍した」と予想外の評価を開示した。実際に連合国最高の撃墜戦果を挙げたのは英国のスピットでもなく、米国のライトニングやマスタングやウォーホークでもなく、エアラコブラだった。
エアラコブラが到着するまでに生産されたソ連の国産戦闘機は余りにもお粗末だった。デルタ材を多用したYak-1やLaGG-3、MiG-3やI-16などの国産機体は確かに生産性は良かったが、殆ど手作業での生産だったために同型機で同じ工場で生産された機体でも、機体更新の際に操縦のクセが違って慣れるのが難しかった事がソ連パイロットを悩ませていた。
またセルロースを多く含むソ連国産の風防は、透明度が無く太陽の光を浴びればすぐに黄ばんでしまい、視界に悪影響を与えていた。時折スライド式風防が正しく動作しなかったため、ソ連パイロットは極寒の中でもしばしば風防を空けたまま、もしくは完全に撤去してから飛んでいた程だった。
この粗末な風防は終戦まで多少改善はしたものの、ソ連パイロットは満足しなかった。
ソ連空軍がエアラコブラを歓迎し、戦闘機として効率よく運用した理由として、統一された機体性能、国産機体よりも充実した無線設備、比例なき透明な風防で良好な下方視界、そして高い上昇力と高火力の武装が理由だった。
パイロット達は不慣れな三輪式降着装置に戸惑ったが、この三輪式が地上での機体操作と滑走時の前方視界を向上させていることを理解した。そして滑走路が雪で覆われている時でも、他の戦闘機よりも地上滑走しやすかった。
後続のP-63と同じく機体前後に防弾板がある上頑丈なエンジンが後方にあるというのも、当時被撃墜率の高かったソ連空軍にとって高い生存率を付与し、多くのエースパイロットを生む要因になった。またドア式は脱出において余りにも危険だったが、エアラコブラの湾曲で流線的な機首と低い位置に設計された主翼は胴体着陸に理想的な形だったので、エアラコブラでの胴体着陸でしくじる者はほとんど居なかったそうだ。
特にパイロットが喜んだのは優秀な無線機だった。実際にMiG・Yak・LaGG等のほとんどの戦闘機は受信機だけで、送受信機を搭載していたのは編隊長機だけであり、なおかつ完全に動作することは滅多に無かった。無線機の充実によって新米パイロットに敵機接近などの警告を発したり、僚機と綿密な意思疎通が出来るようになったので、ベテラン達はこれまで時代遅れだった戦術を一新し、改善出来た上、画期的な戦術を編み出す機会に接することが出来た。
その結果、これまで酷かった戦果が大きく改善され、エアラコブラによって多くのソ連エースパイロットが頭角を現した。エアラコブラを駆使し戦果を挙げたソ連エースパイロット達は、Yak-3やLa-5などの高性能な国産戦闘機が登場しても乗り換えに難色を示した程大切に扱っていた。
本機の代表的なエースパイロットとして、アレクサンドル・イワーノヴィッチ・ポクルィシュキン大佐が挙げられる。
彼はエアラコブラを使い、MiG-3とYak-1搭乗時も含めると撃墜59機・共同で6機撃墜と連合国第2位の戦果を挙げ、ソ連軍としては2人しか例の無い、3度のソ連英雄賞を受賞している。
機体塗装の特徴として、OD塗装と赤星にソ連空軍指揮官がよく使う100番の「ボルト番号」を胴体に入れ、赤色のスピナーに42-9004のシリアル番号と白線を境界とした赤い尾翼が特徴である。
彼の高い知性と戦闘機乗りとしての傑出度、優秀な戦術的知性や指揮能力はどれも抜け目無く、同僚や整備員、国民からは広く敬愛されていた。最初はMiG-3を使っていたが、レンドリースで供与されたエアラコブラを駆って、1943年のクバン河戦域航空戦でミュラー大尉機撃墜などの顕著な戦果を上げて才能を磨き輝かせた彼は、後の空戦でも輝かしい戦果を上げ、副中隊長から中隊長、副連隊長まで登りつめ、遂に親衛第16戦闘機連隊(16.Gv.IAD)の連隊長となった。
彼が指揮した親衛第16戦闘機連隊では、様々な戦闘機戦術を編み出して実戦で活用したり、所属したパイロットの教育を欠かさなかった。指揮当時、親衛16連隊の宿舎やブリーフィングルームには戦闘機模型や戦術教本、機体構造などのポスターが多くあった事から、「アカデミー」や「スクール」などの別称があった。結果としてポクルィシュキンが育成し、指導した親衛16連隊から多くのエースパイロットを生み出した。
終戦後1948年に軍事アカデミーを卒業、参謀アカデミーも好成績で通り、防空軍総司令部(PVO)の要職を経験した後、国軍防空航空軍副総司令官に歴任、その後の1972年、航空元帥に就任し職務を全うした後、1981年に第一戦部隊から引退し、軍事視察団監視役顧問として余生を過ごした。
これまで米国や英国では蛇足扱いの悲しい蛇だったが、ソ連パイロットに歓迎され獰猛で猛毒を持つ赤蛇へ変貌し、多くのソ連エースパイロットと共に活躍したのだった。
参考文献
第二次世界大戦のP-39エアラコブラエース
第二次世界大戦のソ連航空隊エース1939-1945
小ネタ
--加筆求む--
過去の修正
解説
2014年03月19日午後10時~20日午後10時の間に1300GEで購入できた機体
(2016/03/19)午前7時~21日午前7時(GMT)の間に再び1300GEで購入できた。
ソ連にレンドリースされたエアラコブラ。アメリカツリーよりもランクが一つ上がり、ランク3になっている。
史実のソ連パイロットや整備士により主翼7.62mm機銃4門が軽量化のため撤去された。両翼7.62mmが撤去されてないエアラコブラはP-39K-1 Airacobraを参照して欲しい。
軽量化の結果、武装が機首の37mmと12.7mmの武装のみとなったが、総合的に上昇力と旋回能力が向上した。ソ連の標準的な武装配置は機首武装が殆どのため、ソ連機に慣れている人はあまり気にならないだろう。
BR3.3としてはトップに入る上昇力を得ており、爆撃機を一瞬で爆散出来る37mm榴弾を高高度までストレスなく持って行けるのが本機の強み。基本戦法は一撃離脱だが、軽量化により格闘戦もある程度こなせる機体となった。
プレミアム機体のため初めから37mmの改修が終わっており、単発での37mmが当てやすい。また史実でソ連に37mm榴弾のみ送られた為、本家アメリカツリーの37mmAP弾が選択出来ないので、戦闘機や爆撃機、装甲の薄いトラックや対空砲などを狙っていこう。
また特典として、スキンが豊富な点も嬉しい所だ。
機体情報(Ver 1.57.4.101)
武装
固定武装
種類 | 名称 | 口径 (mm) | 門数 | 搭載弾薬数 | 搭載箇所 |
機銃 | 12.7mm M2 Browning machine gun | 12.7 | 2 | 400 | 機首 |
---|---|---|---|---|---|
機関砲 | 37mm M4 cannon | 37 | 1 | 30 | 機首 |
弾薬
固定武装弾薬
口径 (mm) | 名称 | 内訳 | 購入費用 (lions) | 搭載条件 |
12.7 | デフォルト | T/Ball/Ball/I/AP-I | 0 | - |
---|---|---|---|---|
万能 | AP-I/AP-I/AP-I/T/I | 20 | Offensive 12.7 mm belts | |
地上ターゲット | T/AP/AP/AP/AP-I/I | 20 | ||
曳航弾 | T/T/T/T/T/AP-I | 20 | ||
ステルス | AP/AP-I/AP-I/I/I | 30 | ||
37 | Default | HEFI-T* | 0 | - |
機体改良
段階 | 改良項目 | 必要RP | 価格 | 前提条件 |
I | 胴体修理 | * | * | - |
---|---|---|---|---|
ラジエーター | * | * | - | |
プライマリ12mm | * | * | - | |
II | コンプレッサ交換 | * | * | - |
機体交換 | * | * | - | |
新しい12mm | * | * | - | |
III | 翼修理 | * | * | - |
エンジン交換 | * | * | - | |
新しい37mm | * | * | - | |
IV | 新しいエンジン噴射 | * | * | - |
カバー交換 | * | * | - |
BRと機体性能
スキン
史実
米国からソ連へレンドリースされ、運用されたP-39。本機は一部のソ連パイロットや整備士が軽量化の為、不評だった両翼7.62mm機銃が撤去された機体である。
米国や英国から駄作機の烙印を押されたP-39だが、ソ連においては相応の戦意と技量を持つパイロットに操られた時は立派に仕事を果たした戦闘機だった。
「ソ連に渡ったP-39が対地攻撃任務で攻撃機として活躍した」という誤認情報が広まった理由として、長らくソ連とアメリカで「鉄のカーテン」がしかれていた時に、アメリカの情報局や軍事評論家が他戦線での対戦闘機戦における低評価から「ソ連空軍はP-39の37mm機関砲を対地攻撃に活用したのだろう」と言う憶測が広まった為である。
冷戦が終結し、ソ連が開示したエアラコブラの評価は「独空軍戦闘機に十分に対抗でき、戦闘機として仕事をこなし立派に活躍した」と予想外の評価を開示した。実際に連合国最高の撃墜戦果を挙げたのは英国のスピットでもなく、米国のライトニングやマスタングやウォーホークでもなく、エアラコブラだった。
エアラコブラが到着するまでに生産されたソ連の国産戦闘機は余りにもお粗末だった。デルタ材を多用したYak-1やLaGG-3、MiG-3やI-16などの国産機体は確かに生産性は良かったが、殆ど手作業での生産だったために、同型機で同じ工場で生産された機体でも、操縦のクセが違って慣れるのが難しかった事がソ連パイロットを悩ませていた。
またセルロースを多く含むソ連国産の風防は、透明度が無く太陽の光を浴びればすぐに黄ばんでしまい、視界に悪影響を与えていた。時折スライド式風防が正しく動作しなかったため、ソ連パイロットは極寒の中でもしばしば風防を空けたまま、もしくは完全に撤去してから飛んでいた程だった。
この粗末な風防は終戦まで多少改善はしたものの、ソ連パイロットは満足しなかった。
ソ連空軍がエアラコブラを歓迎し、戦闘機として効率よく運用した理由として、統一された機体性能、国産機体よりも充実した無線設備、比例なき透明な風防で良好な下方視界、そして高い上昇力と高火力の武装が理由だった。
パイロット達は不慣れな三輪式降着装置に戸惑ったが、この三輪式が地上での機体操作と滑走時の前方視界を向上させていることを理解した。そして滑走路が雪で覆われている時でも、他の戦闘機よりも地上滑走しやすかった。
後続のP-63と同じく機体前後に防弾板がある上頑丈なエンジンが後方にあるというのも、当時被撃墜率の高かったソ連空軍にとって高い生存率を付与し、多くのエースパイロットを生む要因になった。またドア式は脱出において余りにも危険だったが、エアラコブラの湾曲で流線的な機首と低い位置に設計された主翼は胴体着陸に理想的な形だったので、エアラコブラでの胴体着陸でしくじる者はほとんど居なかったそうだ。
特にパイロットが喜んだのは優秀な無線機だった。実際にMiG・Yak・LaGG等のほとんどの戦闘機は受信機だけで、送受信機を搭載していたのは編隊長機だけであり、なおかつ完全に動作することは滅多に無かった。無線機の充実によって新米パイロットに敵機接近などの警告を発したり、僚機と綿密な意思疎通が出来るようになったので、ベテラン達はこれまで時代遅れだった戦術を一新し、改善出来た上、画期的な戦術を編み出す機会に接することが出来た。
その結果、これまで酷かった戦果が大きく改善され、エアラコブラによって多くのソ連エースパイロットが頭角を現した。エアラコブラを駆使し戦果を挙げたソ連エースパイロット達は、Yak-3やLa-5などの高性能な国産戦闘機が登場しても乗り換えに難色を示した程大切に扱っていた。
本機の代表的なエースパイロットとして、アレクサンドル・イワーノヴィッチ・ポクルィシュキン大佐が挙げられる。
彼はエアラコブラを使い、MiG-3とYak-1搭乗時も含めると撃墜59機・共同で6機撃墜と連合国第2位の戦果を挙げ、ソ連軍としては2人しか例の無い、3度のソ連英雄賞を受賞している。
機体塗装の特徴として、OD塗装と赤星にソ連空軍指揮官がよく使う100番の「ボルト番号」を胴体に入れ、赤色のスピナーに42-9004のシリアル番号と白線を境界とした赤い尾翼が特徴である。
彼の高い知性と戦闘機乗りとしての傑出度、優秀な戦術的知性や指揮能力はどれも抜け目無く、同僚や整備員、国民からは広く敬愛されていた。最初はMiG-3を使っていたが、レンドリースで供与されたエアラコブラを駆って、1943年のクバン河戦域航空戦でミュラー大尉機撃墜などの顕著な戦果を上げて才能を磨き輝かせた彼は、後の空戦でも輝かしい戦果を上げ、副中隊長から中隊長、副連隊長まで登りつめ、遂に親衛第16戦闘機連隊(16.Gv.IAD)の連隊長となった。
彼が指揮した親衛第16戦闘機連隊では、様々な戦闘機戦術を編み出して実戦で活用したり、所属したパイロットの教育を欠かさなかった。指揮当時、親衛16連隊の宿舎やブリーフィングルームには戦闘機模型や戦術教本、機体構造などのポスターが多くあった事から、「アカデミー」や「スクール」などの別称があった。結果としてポクルィシュキンが育成し、指導した親衛16連隊から多くのエースパイロットを生み出した。
終戦後1948年に軍事アカデミーを卒業、参謀アカデミーも好成績で通り、防空軍総司令部(PVO)の要職を経験した後、国軍防空航空軍副総司令官に歴任、その後の1972年、航空元帥に就任し職務を全うした後、1981年に第一戦部隊から引退し、軍事視察団監視役顧問として余生を過ごした。
これまで米国や英国では蛇足扱いの悲しい蛇だったが、ソ連パイロットに歓迎され獰猛で猛毒を持つ赤蛇へ変貌し、多くのソ連エースパイロットと共に活躍したのだった。
参考文献
第二次世界大戦のP-39エアラコブラエース
第二次世界大戦のソ連航空隊エース1939-1945
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- 7.62mm機銃について史実に追加編集して頂いた方、有難うございます。この解説は -- 編集主? 2016-06-06 (月) 20:18:07
- 誤送信すみません、この解説は同時期に編集したP-39K-1 Airacobraで既に解説し、37mmのみのお話もそちらに移させて頂きました。ご確認ください。 -- 2016-06-06 (月) 20:20:38
- 編集主のせいでこの機体クソ欲しくなっちまったじゃないか。どうしてくれるんだ! -- 2016-06-07 (火) 14:09:28
- 7.62mmなんて要らないからオレも欲しいな畜生! -- 2016-07-07 (木) 20:15:39
- やっとソ連で乗りたい飛行機が見つかったと思ったのに、ちくしょう今は販売してないのかよ。再販の可能性を信じて気長に待とう… -- 2016-07-22 (金) 00:56:59
- イベントでタダで貰った。 -- 2016-07-22 (金) 15:38:57
- ラボチキもヤクもいいけど、結局コブラを使ってしまうんだよなあ。ソ連パイロットの気持ちが分かった気がする -- 2016-08-25 (木) 22:01:32
- この人、ブレパンのサーシャ大尉のモデル? -- 2016-11-04 (金) 19:41:24
- アメリカの焼夷徹甲弾没収にともないこちらもされて弱体化して悲しい・・・ -- 2016-12-23 (金) 16:15:10
- 自慢の37mmは何のためにあるのだね同志? -- 2016-12-23 (金) 16:28:35
- いつの間にか持ってたけど何で手に入れたんだろう?配布とかあったっけ?しらぬ間に買っていたのか・・・? -- 2016-12-27 (火) 13:25:55
- いつの間にかってなら一年ほど前のイベントだろうか。俺もそれでただで貰った、勝っても後悔しない程度には強いし安心して敵を粉々にすると良いよ。RB -- 2016-12-27 (火) 16:13:55
- P-39Qもソ連に貸与されている。ソ連のP-39Nにはエースパイロットのポクルィシュキンやレチカーロフが乗っていたね。 -- 2017-02-09 (木) 22:19:56
- 今販売してるぞおおおおおお -- 2017-03-07 (火) 15:27:11
- ホントだ.本家より乗りやすいなこれ。 -- 2017-03-07 (火) 15:35:55
- マジかよ!早速買ってくるわ!! -- 2017-03-07 (火) 17:44:01
- うーん・・・なんというか、適正高度が低いせいで上昇33.4という数値を期待して買うと全く登らんし、エネルギー保持の悪さのせいか旋回もかなり微妙だな・・・ -- 2017-03-07 (火) 17:48:31
- 体感的にはABで旋回21.0上昇27.5ぐらいだろうか。雷電や五式戦の相手をするには、かなり微妙・・・1年間次こそは買うぞと期待して待ってたけど、これはちょっと期待はずれ・・・ -- 2017-03-07 (火) 17:48:52