アメリカ RankI 軽戦車 LVT(A)(1)
概要
アメリカの初期車両である。高い貫通力を誇る37mm砲を装備するが、水陸両用車であり、防御力に大きな問題を抱えている。しかし、大柄な車体と数が多い乗員のおかげで、思わぬ耐久力を発揮することも多い。
車両情報(v.1.87)
必要経費
必要研究値(RP) | - |
---|---|
車両購入費(SL) | - |
乗員訓練費(SL) | - |
エキスパート化(SL) | 1000 |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | 20 |
護符(GE) | 80 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 1.0 / 1.0 / 1.0 |
RP倍率 | 100% |
SL倍率 | 10% / 20% / 30% |
最大修理費(SL) | 無料 |
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s) | 22.8⇒**.* / 14.3⇒**.* |
俯角/仰角(°) | -10/25 |
リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 3.7⇒**.* |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 12 / 6 / 6 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 50 / 32 / 32 |
重量(t) | 14.9 |
エンジン出力(hp) | 429⇒*** / 235⇒*** |
2,400rpm | |
最高速度(km/h) | 44 / 40 |
実測前進~後退速度(km/h) | 44 ~ -5 / 39 ~ -4 |
最大登坂能力(°) | ***⇒*** / ***⇒*** |
視界(%) | 132 |
乗員数(人) | 6 |
レーダー
なし
暗視装置
なし
武装
名称 | 搭載弾薬数 | 購入費用(SL) | |
---|---|---|---|
主砲 | 37 mm M6砲 | 104 | 5 |
機銃 | 7.62 mm M1914A4 機関銃 x3 | 9000 | 0 |
弾薬*1
主砲
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
37 mm M6 | M74B1 | AP | 0.87 | - | 883 | 79 | 76 | 65 | 54 | 45 | 37 |
M51B1/B2 | APCBC | 0.87 | - | 883 | 87 | 84 | 73 | 60 | 50 | 41 |
機銃
名称 | ベルト名 | 弾種 | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
7.62 mm M1919A4 | 規定 | AP/T | 10 | 9 | 7 | 4 | 0 | 0 |
車両改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
---|---|---|---|
I | 履帯 | *** | *** |
修理キット | |||
砲塔駆動機構 | |||
M51B1/B2 | |||
II | サスペンション | *** | *** |
ブレーキシステム | |||
手動消火器 | |||
砲火調整 | |||
III | フィルター | *** | *** |
救急セット | |||
昇降機構 | |||
IV | 変速機 | *** | *** |
エンジン | |||
砲撃支援 |
カモフラージュ
既定 | |
---|---|
[添付] | |
条件 | - |
説明 | 標準カモフラージュ |
二色熱帯迷彩 | |
[添付] | |
条件 | 撃破 20 / 200GE |
説明 | 二色熱帯迷彩 深緑色/ダークアース |
二色砂漠迷彩 | |
[添付] | |
条件 | 撃破 30 / 200GE |
説明 | 二色砂漠迷彩 デザートピンク/ダークカーキ |
二色迷彩 | |
[添付] | |
条件 | 撃破 40 / 200GE |
説明 | 二色夏季砂漠迷彩41 オリーブドラブ/デザートピンク |
二色夏季迷彩 | |
[添付] | |
条件 | 撃破 50 / 200GE |
説明 | 二色夏季砂漠迷彩41 オリーブドラブ/デザートピンク |
二色夏季迷彩 | |
[添付] | |
条件 | 撃破 60 / 200GE |
説明 | 二色夏季デザートピンク迷彩/ANA613オリーブドラブ |
三色迷彩 | |
[添付] | |
条件 | 撃破 70 / 200GE |
説明 | 三色迷彩ANA613オリーブドラブ/デザートピンク/ダークアース |
二色迷彩 | |
[添付] | |
条件 | 撃破 80 / 200GE |
説明 | 標準的な二色迷彩 |
冬季迷彩 | |
[添付] | |
条件 | 撃破 90 / 200GE |
説明 | 標準的な冬季迷彩 |
二色夏季迷彩 | |
[添付] | |
条件 | 撃破 100 / 200GE |
説明 | 二色夏季迷彩41オリーブドラブ/ANA613オリーブドラブ |
研究ツリー
次車体 | M22 Locust |
---|
解説
Ver1.59にて追加されたアメリカ重戦車ツリーのランクI水陸両用戦車。M2A2に代わって初期車両となった。
各国の初期戦車全てと比べても全長が非常に長い。
イベント限定ではあるが、2020年5月に発展型のLVT(A)(4)も実装された。
特徴
本車の特徴として水に浮くという点がある。
マップ ポーランドなどでは池を渡って奇襲をかけるのも可能ではあるが、成功する確率は非常に低い。
正直言って味方戦車の盾となって進むのもありかもしれない…
【火力】
主砲はM3A1やM22と同じく37mm M6砲を装備しており、予備戦車ながら最大貫通力は87mmと強力な主砲を装備している。その為、貫通に困ると言う状況は非常に少ないだろう。また7.62mm機銃を同軸に1挺、車体後部に2挺の計3挺装備しておりある程度広い範囲に弾幕をはることができる。総じて攻撃面ではなかなか優秀といえる。
【防御】
紙装甲の一言。装甲は非常に薄く、正面装甲は12mmしかなく、側面・背面に至ってはたったの6mmしかない。装甲厚6mmでは機銃弾すら貫通が可能であり、かなりの確率で本車は被弾が即致命傷につながることとなる。加えてその車体の長さゆえに遮蔽物からはみ出しやすく、隠れながら撃ち合いをするのは苦手だ。普段以上に立ち回りには注意が必要だろう。
アップデートで船体崩壊が実装されたことにより、75mmクラスの榴弾、特にHEATに対しては貫通されてしまうとハルブレイク判定となり例え乗員が無事でも強制的にワンパンされてしまう。特に砲撃支援と航空爆弾に対しては脆弱である。
ただし本車は搭乗員が6人と多く、また車内のレイアウトの関係上攻撃を受けても複数の搭乗員が一度にやられてしまうことは少ない。そのため「貫通に対するタフネスさは意外とある」との意見も見受けられる。とくに側面の下の方はスッカスカなのでそこが打たれても変速機?以外被害を受けないことがとてもある。だが榴弾には注意だ。
【機動性】
最大で時速40kmは超えるので陣地転換には困らないだろう。あと本車最大の特徴として「水に浮くこと」が挙げられる。
後進はできないが11km/hで水上を進むことが出来、うまく使えば思わぬところからの奇襲も可能だ(特にリアリスティックバトル)。ただし水面に浮いている際は遮蔽物がないため見つかればまず敵の攻撃を防ぐことができない。おまけに水面の揺れによって主砲の照準をつけるのもままならないため、反撃はほぼ不可能になるので気を付けよう。
史実
LVTはアメリカ海軍及び海兵隊で運用された水陸両用トラクター。通称『アムトラック』。
この種の車両にはキャタピラーに水かきが付いており、水上ではそれが推進力を発揮する。陸上においては戦車と同じように進むことが可能。ただし速力は通常の車両と比べて劣る欠点もある。
ゲームではランクⅠの軽戦車枠として実装された。…正直対戦車戦闘は本来の仕事ではないが、水上行動できる利点を生かして奇抜なプレーを楽しめるかもしれない。
LVTはそもそも、ドナルド・ローブリングなる人物によって開発された湿地帯用の作業車両『アリゲーター』を、海兵隊が着目し水陸両用作戦用に軍用化したものである。その目的は上陸作戦において、歩兵を安全に上陸させる事だ。
それまでの上陸作戦には増加装甲を施したモータボートを運用していたが、これは敵拠点の火砲に晒されればひとたまりも無かった。さらにボートは海岸より先には進めない為、ビーチから内陸にいたる道中で歩兵は甚大な被害を出す可能性が高い。ゆえに上陸作戦は困難な作戦の一つであったのだ。これらの問題に対して、LVTなら上陸後も機銃を使えば戦闘車両として機能するし、歩兵自体の戦闘力強化にもつながる。
LVTはガタルカナル攻防戦において後方支援を行い初陣を飾ったが、本格的な上陸作戦に投入されたのはタラワ島の戦いからである。この時に投入されたLVTは装甲も火力も貧弱なものであったが、それは問題視されなかった。なにしろ上陸前に数百機に渡る艦載機の波状攻撃と、24000発にも及ぶ砲弾を小さな島に叩き込んだからである。事実、日本の反撃は即座に粉砕されて上陸は容易であるかに思えた。しかしタラワ島は横須賀鎮守府第六陸戦隊(陸戦隊の中でも最新の築城ドクトリンを学んだ精鋭部隊)によって島全体が要塞化されていたのだ。日本側は爆撃と艦砲射撃が終わるのをじっと待ち、LVTに乗った海兵隊を待ち受けていた。日本側の火点の多くは半地下陣地で艦砲射撃といえども直撃以外では破壊されない。結果、LVTの初陣は悲惨なものとなった。サンゴ礁をノロノロ(水上速度は12km/h)と進む本車両は山砲と重機関銃によって粉砕され続け、なんとかビーチに上陸した車両も自軍の砲撃によるクレータによって行動不能となるものもあった。最終的に125両のLVTのうち生還したのはたったの20両だけだったという。
ただここからが米軍の本領であり、本車両の有用性を認めた上で即座に各種改良型が作製された。LVT(A)(1)も改良型の一つであり、37mm砲と6-12mmの装甲を施した火力支援型(アムタンク)である。
LVT(A)-1が開発された背景としては、今まで経験した上陸作戦の中で上陸部隊は常に機銃陣地や砲陣地により攻撃を受けるので常に火力支援が無いと危険なことが多く、歩兵部隊に随伴し前進などを支援する火力支援車が必要とされたためである。戦車は揚陸艦を必要とし、上陸時にLVTに随伴できない。そこでLVT–2を基に装甲を追加、武装にM3スチュアートの砲塔を搭載したLVT(A)-1が採用された。しかし、37mm砲は肝心の榴弾が炸薬量39g(TNT爆薬)非常に少なく火力支援用途にはかなり不向きであった。なお37mm砲は元来対戦車砲ではあるものの、本来アムタンクは対戦車戦闘を主要任務としていない為そこまで評価されていない。
また車体後部のリングマウントにM1919重機関銃を搭載されていたが、実戦ではあまり効果的とは言えなかった。
以上の理由により1944年には全ての部隊で強力な75mm榴弾砲をM8HMCの砲塔ごと乗せたLVT(A)-4に更新された。
LVT(A)-1は上陸戦の主役としてサイパン、ペリリューの激戦を繰り広げた。特にサイパンでは戦車第9連隊の突撃により上陸部隊は次々に突破されてLVT諸共大損害を被った上、戦線が混乱していたが艦砲射撃やバズーカ砲や対戦車砲とともにLVT(A)-1も反撃を行い、これを撃退する活躍を見せた。また、上陸戦のみならずそのまま戦車の代用として上陸後に内陸まで侵攻することが多かった。しかし、所詮は上陸用水陸両用車に砲塔を積んだだけで、日本軍の37mm速射砲にすら耐えれるものではなく度々損害を受けた。
その後も米海兵隊はサイパン・ペリリュー・硫黄島の戦いを経て、沖縄戦においてLVTと上陸作戦は完成の域に達する。この頃の上陸作戦においては空襲と艦砲射撃に加え、ダイバーによる障害物排除・中小型艦艇によるロケット・迫撃砲による中距離支援、艦載機による直接対地攻撃、アムタンクに護衛されたLVTと戦車揚陸艦による上陸が実施された。作戦区域の指定や合理化も進められ、結果日本側が『鉄の嵐』と畏怖した上陸作戦が完成したのである。
戦後もLVTは上陸作戦において高い評価を受けた。歩兵戦闘車やその他車種が水陸両用能力を持つに至っても、LVTの系譜は受け継がれ、最新型のAAV-7水陸両用車においても『アムトラック』の名を現在に残している。
参考:歴史群像アーカイブ18『太平洋島嶼戦』
小ネタ
--加筆求む--
車両 | ランク | ツリー | 入手方法 | 概要 | 国家 |
---|---|---|---|---|---|
LVT(A)(1) (TheRussianBadger) | I | プレミアム | YouTube動画 | LVT(A)(1)に塗装がついただけである。性能も変わらない | アメリカ |
LVT(A)(4) | I | イベント | 75mm榴弾砲を装備したタイプ | ||
LVT(A)(4) Zis-2 | II | 57mm砲を装備したタイプ | |||
LVT(A)(4)(ZiS-2)(CN) | II | 通常 | 研究 | 57mm砲を装備したタイプ | 中国 |
LVT-4/40 | II | プレミアム | バトルパス | 40mm機関砲を装備したタイプ | フランス |
外部リンク
コメント
誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモードの明記をお願いします。
- 逸見エリカわに、アリゲーターに乗るわに -- 2016-09-19 (月) 21:11:51
- 催眠ハンバーグは帰って、どうぞ -- 2016-10-30 (日) 22:47:33
- 初期車両でこの撃破しにくさは徹甲弾のみの車両にとって辛い -- 2016-09-25 (日) 00:06:13
- M8あるからすぐにLVT(A)-4実装してくれると期待してたんだがこないな。イギリス版でも機関砲搭載型でもいいから種類増やしてほしい -- 2016-09-27 (火) 06:26:03
- 水面に浮かぶこれのために相手が水辺で鴨撃ちしようと足止めてる間に味方が侵攻してくれればまぁ良し。当の本人はちっともおいしくないだろうけど… -- 2016-09-27 (火) 07:44:42
- ランク3でも会ってこっちは34-85(d-5t)なのに -- 2016-11-18 (金) 10:10:01
- 耐えるのなんの…もうダブル☆驚きですね -- 2016-11-18 (金) 10:10:43
- マップ東欧だったんだけど、敵のこの子が河を通ってスポーン地点の横まで来てたのには笑った。よく気付かれずにここまで来たな、褒美をやろう(ズドン -- 2016-12-13 (火) 11:54:05
- 車両ページにまで来てわざわざ馬鹿にして書き込むなアホ。ネタだとしてもつまんねーから -- 2016-12-13 (火) 11:57:12
- まさかのご本人さま登場である -- 2016-12-13 (火) 12:10:45
- 車両ページにまで来てわざわざ馬鹿にして書き込むなアホ。ネタだとしてもつまんねーから -- 2016-12-13 (火) 11:57:12
- 戦闘機の掃射で撃破されちった -- 2016-12-17 (土) 17:30:35
- 装甲の薄さや乗員二人丸見え等で良くおやつにされている。 -- 2016-12-18 (日) 10:23:37
- 貫通力高い戦車砲より、弾幕を張る機関砲の方が天敵 -- 2016-12-18 (日) 20:29:40
- ケニでこいつ撃破するのくそ大変で笑った -- 2017-01-01 (日) 07:02:44
- BRが4辺りの戦場に来たバカな敵がいて草、でかいからものすごく邪魔でした。(そしてそのせいで他車に撃破された) -- 2018-09-25 (火) 09:38:22
- ABでこいつを側面からブローニングで滅多打ちにするのが楽しい -- 2018-11-10 (土) 10:01:20