アメリカ RankII 駆逐戦車 3-inch Gun Motor Carriage M10 / M10 GMC "Wolverine"
概要
Ver1.49*1 “Weapons of Victory”にて実装されたランクII駆逐戦車。
M4A2中戦車の車体を元にして作られたオープントップの対戦車自走砲で、強力な火力と猛烈に遅い砲塔旋回速度が特徴。
車両情報(v2.11)
必要経費
必要研究値(RP) | 14,000 |
---|---|
車両購入費(SL) | 55,000 |
乗員訓練費(SL) | 16,000 |
エキスパート化(SL) | 55,000 |
エース化(GE) | 270 |
エース化無料(RP) | 250,000 |
バックアップ(GE) | 40 |
護符(GE) | 860 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 3.7 / 3.3 / 3.3 |
RP倍率 | 1.3 |
SL倍率 | 0.5 / 0.8 / 0.9 |
最大修理費(SL) | ***⇒1353 / ***⇒1758 / ***⇒2300 |
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s) | 4.0⇒7.9 / 2.7⇒4.5 |
俯角/仰角(°) | -10/30 |
リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 8.1⇒6.3 |
スタビライザー/維持速度(km/h) | 無し / - |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 38 / 19 / 19 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 57 / 25 / 25 |
重量(t) | 29.9⇒30.4 |
エンジン出力(hp) | 533⇒782 / 332⇒410 |
2,900rpm | |
最高速度(km/h) | 45 / 41 |
実測前進~後退速度(km/h) | 44 ~ -5 / 40 ~ -4 |
視界(%) | 87 |
乗員数(人) | 5 |
レーダー
暗視装置
なし
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | 弾薬費 (SL) | |
---|---|---|---|---|
主砲 | 76 mm M7 cannon | 1 | 54 | 30 |
機銃 | 12.7 mm M2HB machine gun | 1 | 300 | - |
弾薬*2
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
76 mm M7 | M62 shell | APCBC | 7 | 63.7 | 792 | 149 | 146 | 133 | 119 | 106 | 95 |
M42A1 shell | HE | 5.84 | 390 | 800 | 7 | ||||||
M79 shot | AP | 6.8 | - | 792 | 134 | 132 | 121 | 109 | 99 | 89 |
名称 | ベルト名 | 弾種 | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
12.7 mm M2HB | 規定 | API-T/I/ AP/API-T | 31 | 30 | 26 | 22 | 18 | 15 |
車両改良
Tier | 名称 | 必要量(RP) | 購入費(SL) | 購入費(GE) |
---|---|---|---|---|
I | 履帯 | *** | *** | *** |
修理キット | ||||
砲塔駆動機構 | ||||
II | サスペンション | *** | *** | *** |
ブレーキシステム | ||||
手動消火器 | ||||
砲火調整 | ||||
M79弾 | ||||
III | フィルター | *** | *** | *** |
救急セット | ||||
昇降機構 | ||||
IV | 変速機 | 1500 | 2520 | *** |
エンジン | ||||
追加装甲 |
カモフラージュ
研究ツリー
前車両 | M4A3(105) HVSS |
---|---|
次車両 | M36 GMC |
解説
特徴
M4A2中戦車の車体をベースにして作られた対戦車自走砲。
強力な76mm砲が何よりの特徴であり、ほとんどの同格を正面から吹き飛ばせる高い火力を持つ。その代わりに装甲と砲塔旋回速度が犠牲になっており、前線に出て正面戦闘や機動戦を行うのは難しい。前線の味方より数歩引いた場所から、厄介な場所に陣取っている敵重戦車、より後方で狙撃している敵、安易に飛び出して来た敵を始末していくのが主な役割になるだろう。
なお、これ以降の米の76mm砲は、名称や装填速度は違えど最高200mm貫通のAPCRの追加があったりするくらいで、あまり発展がないままBR5.7~6.0のシャーマンジャンボやらM4A3(76)W HVSSやらまでシャーマン車体と共に使い続ける事になる。米陸のシャーマン地獄の一端である。
【火力】
本車の主砲である76mm M7戦車砲は、M6A1などといったBRが1ほども上の戦車に搭載されているものと同じ砲であり、BR比で非常に強力な性能を持っている本車最大の目玉である。
特に主軸として使う事になる徹甲榴弾(M62砲弾)は、同BR帯で重戦車に対して猛威を振るう長砲身4号の徹甲榴弾よりさらに一回り高い貫徹力と二倍以上の炸薬量があり、T-34やKV-1といった同格も正面装甲から容易に一撃必殺できる。装填時間はM6A1のものより1.0秒長いものの、火力不足を感じることはないだろう。俯角も-10度と多く取れるので地形対応能力も高い。
しかし強力な砲性能と引き換えに、砲塔の旋回速度がほとんど固定砲と言えるほど非常に遅い。固定砲の車両に比べて左右にふれるので融通はきくが、素早い照準は苦手であり、接近戦は不得意である。
砲塔上部には便利で強いブローニングM2重機関銃を装備しており、こちらは砲塔より遥かに旋回が速いので対空車両や格下の軽戦車に食いつかれても対処しやすい。
【防御】
砲塔はオープントップなので砲撃支援、航空爆弾、榴弾により一撃死しやすく、航空機の機銃掃射にも気をつける必要がある。
砲塔正面には強い傾斜のある厚めの防盾があり、車体も傾斜装甲であるため、正面は角度をつければ弾くこともあるが、全体としては厚くなく、基本的には当たれば抜かれるので被弾は避けたい。特に側面は約19mmなので20mm機関砲に貫徹されてしまう。
一方で車体下部の丸みは奥に変速機があり、砲塔の砲閉鎖機もなかなか大きく、両脇に強靭な装甲板が立っているので、万が一このあたりを抜かれてもそれらモジュールが破片を吸収して乗員が守られる事が意外と多く、乗員自体も5名いるので生存性はそこそこある。
また、開発で装備できる追加装甲をつけることで重量増加と引き換えに車体正面と側面、砲塔側面の広い範囲に20mm厚の履帯が追加される。なお史実欄にある後付けの天板は残念ながら追加されない。
車高はM4A2に比べて抑えられており、-10度という俯角の広さも相まってハルダウンしやすい。しかし上述の通りオープントップであり榴弾系に弱いだけでなく、特に砲塔より上に重機関銃が大きく飛び出しており、ハルダウンしている時に重機関銃に敵の榴弾やHEAT弾を食らうと最悪一撃死となる。相手に対して重機関銃しか見せていないにもかかわらず、相手がそこを積極的に狙ってくる様子があったら危険信号である。
【機動性】
M4A2の車体をベースにしているがエンジン出力が低く、中戦車に追従できる程度の機動力はあるがM4A2よりやや劣る。後進もM4A2が6km程度に対して4~5kmと輪をかけて遅く、特に撃った後の退避は隙だらけになりがちである。
全体的に鈍重である事に加え、オープントップなので爆発から逃れられる距離も遠い為、砲撃支援や爆撃機に狙われるとなかなか逃げ切れない。画面表示に現れてくるよりも前に、敵が狙ってくる気配を察した時点で早々に逃げる準備をしたい。
火力の項目にある通り砲塔旋回速度が極端に遅く、見た目とは裏腹に通常の戦車のような感覚では立ち回れないので注意。
史実
M10 GMC(ガン・モーター・キャリッジ)。
M4A2中戦車の車体を使い、3インチ(76.2 mm)高射砲を改造したT12戦車砲をオープントップの新型砲塔に搭載した対戦車自走砲(戦車駆逐車)。
連合国にもレンドリースされ、イギリス軍では「ウルヴァリン(クズリ)」のニックネームが付けられ、「アキリーズ」のベースになった。
なお砲塔後部の出っ張りはカウンターウェイトと呼ばれる錘の様なもので、車体のバランスを取っており、後期型はここが雑具箱として使用された。というのも本車の装備するM7砲は前方が重く、バランスが大変悪かったため道具などを後部に乗せて対応したが不十分で、中期型からこれを装備する事によって解決させた。
オープントップの上部は攻撃を受けやすく、砲弾片が飛び込む等現場では不評であったため、現地改造で天板を後付けする事もあったという。(M36でも同様の処置を行った事例がある)
小ネタ
バルジの戦いにおいてドイツ側は、アメリカ軍に偽装した部隊を敵戦線の背後に忍び込ませて敵の混乱を狙う「グライフ作戦」を計画した。当初ドイツ側は鹵獲したアメリカ戦車を使おうとしたが、必要な数がほとんど集まらなかった為、ドイツの戦車をアメリカの車両に偽装させる事にした。この際にパンターG型の偽装先となったのがこのM10 GMCだった。そうして用意された偽M10 GMCは後にそれを見た米軍士官を唸らせるほどの完成度だったが……
詳細はErsatz M10を参照。
--加筆求む--
外部リンク
●公式Devログ>Attacker FB.1 and M10 & M36 Slugger
コメント
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- こいつ見た目も性能も最高、、、一線後ろから援護射撃でボコスカ敵撃ちまくれば一戦で2桁撃破夢じゃねえぞ、、、(AB -- 2016-11-30 (水) 07:35:13
- 天板とかって・・・ いらっしゃらないんですかぁ・・・?(ネットリ) -- 2016-12-15 (木) 01:47:33
- 非常に優秀で、非常に強い。でも砲塔旋回速度が絶望的に遅いから、対空戦車にまとわりつかれるといやぁーキッイッス(素) -- 2016-12-19 (月) 13:52:25
- 対空戦車に懐に入られると弱いのはシャーマンでも変わらんしなぁ… 立ち回りでカバーするしかない -- 2016-12-20 (火) 23:30:39
- もっと砲塔旋回早くしてほしい -- 2017-01-11 (水) 14:23:08
- この車両、砲塔を手動ハンドルで回すタイプだから致し方なし、これでもオープントップで軽量化されてりしてるからなぁ(さらに重い17ポンド砲積んだイギリスのアキリーズなんて笑えるぐらい遅いし -- 2017-01-11 (水) 16:11:53
- 今まで陸はイギリスしか乗って無かったんだけど、炸薬があるってホントに素晴らしいな...ワンパン率が半端ないっすわ -- 2017-01-11 (水) 18:20:58
- ソ連「おいでおいで。こっちの方が絶対炸薬多いぞ」 -- 2017-01-11 (水) 19:22:55
- ソ連とかIS-2まで貫通力ウンコじゃん却下 -- 2017-01-11 (水) 19:24:59
- 85㎜なら十分な貫通も破壊力もあるぞ。 -- 2017-01-11 (水) 19:33:08
- ソ連の貫通ひくかったらシャーマンシリーズごみなんですがそれは笑r -- 2017-01-24 (火) 16:48:24
- ソ連「おいでおいで。こっちの方が絶対炸薬多いぞ」 -- 2017-01-11 (水) 19:22:55
- 増加装甲の有用性を初めて知った車両。すごく生存性がアップした -- 2017-01-14 (土) 08:39:20
- F2乗ってて遠距離でこいつ見たら興奮する -- 2017-01-15 (日) 06:01:25
- RBでは3.7トップクラスの強戦車。RBに行くような猛者には釈迦かもしれないが、修理、消化器、搭乗員は最低でもABで作って行くほうがいい。RBでは生存が1番。そしてこの戦車の特徴である強力な主砲で遠距離から敵を蹴散らかし、いざと慣れば装甲を活かして前線を張ることもできる。とにかく万能戦車。 -- 2017-01-16 (月) 15:28:13
- この子強いね。追加装甲開発してれば正面なら意外と弾くし砲も強力だし。BR修正されないかが心配 -- 2017-02-13 (月) 13:10:01
- 砲塔の装甲以外は4号Gの下位互換だし大丈夫(たぶん)。 -- 2017-02-13 (月) 13:17:46
- 火力は流石に米76.2㎜の方がはるかに上ですよ、個人的にはパンターのL70より好きなぐらい -- 2017-02-13 (月) 13:51:08
- BVVさん曰く、APCRはBRを一段階引き上げる根拠になるそうですよ。4号には貫通170mm台のAPCRがありますよね?よって炸薬分はおあいこです。 -- wwwwbvvwwww(自らに課金草を貼り付けるBVV)? 2017-02-13 (月) 13:55:17
- 砲塔の装甲以外は4号Gの下位互換だし大丈夫(たぶん)。 -- 2017-02-13 (月) 13:17:46
- 一個前のから乗り換えると感動する……何この使いやすさ…… -- 2017-02-15 (水) 07:49:35