ソ連 RankV 戦艦 Parizhskaya Kommuna,1941 | ガングート級戦艦 パリジスカヤ・コンムナ(1941)
レニングラード、マキシム・ゴーリキーと共に行動するパリジスカヤ・コンムナ
概要
Ver2.9 Direct Hitにて追加された、赤色海軍の弩級戦艦である。
ほかの実装されている弩級戦艦と違って艦橋の大型化やバルジの追加、対空火力の強化などの近代化改修を受けている。
艦名の「パリジスカヤ・コンムナ(露:パリーシュスカヤ・カムーナ)」は、19世紀末フランス・パリで興った世界初の社会主義政権「パリ・コミューン」に因む。
艦艇情報(v2.9)
必要経費
必要研究値(RP) | 380,000 |
---|---|
艦艇購入費(SL) | 990,000 |
乗員訓練費(SL) | 280,000 |
エキスパート化(SL) | *** |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | 90 |
護符(GE) | *** |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 6,0 / 6,0 |
RP倍率 | 2.08 |
SL倍率 | 3.6 / 4.6 |
最大修理費(SL) | 21,740⇒*** / 31,470⇒*** |
艦艇性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB】(初期⇒全改修完了後) | |
シタデル装甲 (前/側/甲板)(mm) | 50 / 225 / 75 |
主砲塔装甲 (前/側/後)(mm) | 250 / 152 / 305 |
船体 | 鋼, 25 mm |
上部構造物 | 鋼, 16 mm |
排水量(t) | 30395 |
最高速度(km/h) | 34⇒*** / 34⇒*** |
乗員数(人) | 1730 |
武装
種類 | 名称 | 砲塔 | 搭載基数 | 弾薬数 | 購入費用(SL) |
---|---|---|---|---|---|
主砲 | 12-inch/52 pattern 1907 | 三連装 | 4 | 1200 | 10 |
副砲 | 120 mm/50 pattern 1905 | 単装 | 16 | 4000 | 1 |
対空砲 | 76mm 34-K Mouunting | 単装 | 6 | 1800 | - |
37mm/67 70-K Automatic Cannon | 単装 | 16 | 32000 | - | |
12.7mm DShK Machine Gun | 単装 | 16 | 32000 | - |
弾薬*1
艦砲
武装名 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 初速 (m/s) | 信管 遅延 (m) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1000 m | 2500 m | 5000 m | 7500 m | 10000 m | 15000 m | |||||||
12-inch/52*2 Pattern 1907 | 12-inch HE patt. 1911 | HE | 470.9 | 47.48 | 762 | - | 91 | |||||
12-inch AP patt.1911 | APCBC | 470.9 | 12.96 | 762 | 10 | 520 | 743 | 414 | 372 | 341 | 302 | |
12-inch SAP patt.1911 | SAPCBC | 470.9 | 55.2 | 762 | 10 | 390 | 350 | 302 | 269 | 245 | 216 |
武装名 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 信管 遅延 (m) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1000 m | 2500 m | 5000 m | 7500 m | 10000 m | 15000 m | |||||||
120 mm/50 pattern 1905 | 120 mm patt.1911 HE | HE | 29 | 3160 | 732 | - | 35 | |||||
120 mm patt.1911 SAP | SAP | 28.97 | 3730 | 793 | 4 | 141 | 123 | 102 | 89 | 80 | 70 |
小口径砲
武装名 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 信管 遅延 (m) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
100 m | 1000 m | 2000 m | 3000 m | 4000 m | 5000 m | |||||||
75 mm/50 Canet patt.1892 | 既定 | HE-TF | 5.32 | 760 | 747 | *** | *** | *** | *** | *** | *** | *** |
研究ツリー
前艦艇 | Imperatritsa Mariya |
---|---|
派生艦艇 | - |
次艦艇(右) | - |
次艦艇(下) | - |
解説
特徴
--加筆求む--
【火力】
砲弾については基になった艦から全く変わらない…と思いきや新しい榴弾が追加されている。この榴弾は重量が470kgから314kgと減少しているため劣化しているかと思いきや、なんと炸薬量は約47kgから約55kgに増えている。更に重量が軽くなったおかげで初速が大幅に向上し、初速は驚異の950m/sとなっている。流石に戦艦相手には厳しいが、巡洋艦以下の艦艇には遠距離からでも大きな脅威となる。
それ以外の砲弾については何も変わっていない。非常に高い貫徹力と威力を持ったSAPを使い、戦場の敵艦艇を片っ端から海の底に沈めてやろう。発射速度は前艦までの1.8発/分から2.2発/分と向上しているため、より戦い易くなったはずだ。一応仰角が増大して射程が伸びているが、WTの交戦距離的に全く意味がない。もしかしたら海ECでは効果を発揮するかもしれないが、不定期開催であるため伸びた射程を活かす機会はほぼゼロといっていい。
副砲については何も変わっていない。搭載基数も変わらなければ、新しい砲弾も無い。
対空火力に関しては本艦最大の特徴といっても過言ではない。なぜなら76mm高射砲が6基、37mm機銃が16基、12.7mm機銃が12基と同格戦艦と比較しても圧倒的対空火力であり、低空侵入する敵航空機は簡単に叩き落せる。ただしVT信管などはないため、高高度から侵入する敵機には効果が薄い。さらには近距離防空が12.7mmだけであり、他国のような20mm機関砲がないため37mm機関砲が弾詰まりした場合には侵入を許される場合がある。まあこんなのはかなりレアケースだが…
【防御】
装甲自体はポルタワからあまり変わっておらず、舷側は最大225mm、水平装甲も1,4番砲塔部分は同じである。さらには機関が重油専焼式に変わったことにより、今まで防御の役割をしていた巨大な石炭庫が撤去されてしまっている。これにより耐弾性能が低下してしまった。ただし2~3番砲塔部分のみ50mmほど増厚されており、改装による排水量増大の影響か喫水が沈み込み225mm部分が水線下の広い部分を防御するようになり、水中弾の耐性が若干だが上がっている。
さらには舷側にバルジが増設されている。これは他の重巡洋艦とおおむね同じで炸薬量250kgの魚雷までは防御してくれる。そして改装により乗員が1700人とトップクラスに上昇したため耐久性はかなり高い。
【機動性】
これだけの大改装をして排水量が7000tほど増加し、さらにはバルジの増設で舷側が拡大してるにもかかわらず機関出力が十分に向上ができていないため、ただでさえよろしくなかった最高速が更に低下してしまっている。
史実
パリジスカヤ・コンムナ(旧セヴァストポリ)はロシア帝国・ソ連海軍で運用された弩級戦艦である。艦名は普仏戦争後に成立したフランス・パリの革命政府、パリ・コミューンから採られている。
パリジスカヤ・コンムナは1914年11月、ガングート級戦艦4番艦セヴァストポリとして竣工した。ロシア革命ではほかのバルチック艦隊所属艦同様に革命側についたものの、1921年3月に発生したクロンシュタットの反乱にほとんどの乗員が参加した。このため、反乱の鎮圧後に艦名はより革命的な名称であるパリジスカヤ・コンムナへと変更された。
1924~25年には第一次近代化改修を受け、煙突や艦首、測距儀等が改装された。また、1929~30年には黒海へ回航され黒海艦隊の旗艦となった。
その後、1930年代にカタパルトの搭載やボイラーの換装、艦橋の大型化やバルジの設置など大規模な改修を受け近代化された。
第2次世界大戦では主として黒海沿岸で対地支援任務を行い地上部隊を支援した。また戦中の1943年には艦名が旧称のセヴァストポリに戻されている。
戦後は練習艦に再分類されその後スクラップとされた。
--加筆求む--
ガングート級戦艦 | ||
---|---|---|
1 | Севастополь | 1921年3月31日「Парижская коммуна」へ改称 |
2 | Полтава | - |
3 | Петропавловск | 1921年3月31日「Марат」へ改称 |
4 | Гангут | - |
ネームシップはガングートだが設計ミス等により建造が遅れ、セバストポリが1番艦となっている。
小ネタ
「セヴァストポリ級」戦艦?
本艦と「ポルタヴァ」、「ペトロパブロフスク」、「ガングート」の4隻の弩級戦艦は、日本(及び英語圏)では「ガングート級」戦艦として知られているが、本国ロシアでは進水日が一番早かったセヴァストポリをネームシップとし、「セヴァストポリ級」戦艦として扱われている。
(2番艦以降もこの順番で進水している。ちなみに起工日は全艦同じ、1909年6月3日)
どちらの級名もいつから使われ始めたのかは定かでないが、就役が一番早かったのは「ガングート」だったことにより、このような食い違いが発生したと考えられる。
(ガングート:1914年7月20日、セヴァストポリ:同年11月17日、ポルタヴァ:同年12月17日、ペトロパブロフスク:同年12月21日)
なおガングートの6月20日の就役については、第一次世界大戦が差し迫る中、各種試験を前倒しで行うための書類上の就役であり、実際に艦隊に配備された1914年12月22日も就役日として扱われている。
(出典:Линейные корабли типа «Севастополь»(露版wiki))
外部リンク
コメント
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