スウェーデン RankIII 中戦車 Stridsvagn m/42 Delat Torn
概要
Ver1.97 “Viking Fury”にて実装された75mm砲を搭載するスウェーデンRankIIIの中戦車。Strv m/42 EHの強化案の試作型。半自動装填装置により装填してある分も含めて5発を約4秒間隔で撃つことができる。
そこ、DTに反応しない
車両情報(v1.97)
必要経費
必要研究値(RP) | 40000 |
---|---|
車両購入費(SL) | 150000 |
乗員訓練費(SL) | 43000 |
エキスパート化(SL) | 150000 |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | 60 |
護符(GE) | 1300 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 5.0 / 5.0 / 5.0 |
RP倍率 | 1.54 |
SL倍率 | 1.2 / 1.4 / 1.7 |
最大修理費(SL) | ***⇒*** / ***⇒*** / ***⇒*** |
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s) | 14.3⇒20.5 / 8.9⇒10.9 |
俯角/仰角(°) | -10/12 |
リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 3.9⇒3.0 |
スタビライザー/維持速度(km/h) | 一軸・二軸・肩当て式・無し/ *** |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 55 / 30 / 20 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 60 / 30 / 30 |
船体崩壊 | 有・無 |
重量(t) | 23.5 |
エンジン出力(hp) | 635⇒782 / 363⇒410 |
2,300rpm | |
最高速度(km/h) | 50 / 45 |
実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -*** / *** ~ -*** |
最大登坂能力(°) | ***⇒*** / ***⇒*** |
視界(%) | 69 |
乗員数(人) | 4 |
レーダー
なし
暗視装置
なし
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | 弾薬費 (SL) | |
---|---|---|---|---|
主砲 | 75 mm pvkan m/43 cannon | 1 | 42 | 50 |
機銃 | 8 mm ksp m/36 machine gun | 1 | 4000 | - |
弾薬*1
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
75 mm pvkan m/43 | slpprj m/41 | AP | 6.63 | - | 815 | 139 | 136 | 121 | 104 | 90 | 78 |
slpgr m/43 | APCBC | 6 | 0.11 | 890 | 149 | 146 | 132 | 116 | 102 | 89 | |
sgr m/38 | HE | 6.43 | 0.69 | 840 | 10 |
名称 | ベルト名 | 弾種 | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
8 mm ksp m/36 | 規定 | API-T/AP/I | 13 | 12 | 7 | 3 | 3 | 3 |
車両改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
---|---|---|---|
I | 履帯 | 2300 | *** |
修理キット | |||
砲塔駆動機構 | |||
II | サスペンション | 1900 | *** |
ブレーキシステム | |||
手動消火器 | |||
火砲調整 | |||
III | フィルター | 2900 | *** |
救急セット | |||
昇降機構 | |||
IV | 変速機 | 2800 | *** |
エンジン | |||
砲撃支援 | |||
slpgr m/43 |
カモフラージュ
△△△ | |
---|---|
条件 | - |
説明 | 標準カモフラージュ |
△△△ | |
[添付] | |
条件 | △ |
説明 | △ |
研究ツリー
解説
特徴
前車では頼りなかった攻撃力がBR相当まで上がり、半自動装填装置により短いスパンで主砲を叩き込めるようになった。
同BRに似た性質のChi-Ri IIがある。
違いはチリ車と比べて、小型、ローダーの弾数が2発多い、わずかにローダーの装填速度が速い、乗員が一人少ない、装甲が少し薄い(といっても向うも無いに等しい)、開発弾の貫通が10mm少ない、炸薬が多い(TNT換算110ℊ)などである。
【火力】
火力は前車に比べて大きく上昇し、BR相当となっている。だが重装甲や傾斜装甲が増えてくる関係で真正面からの撃破や狙いの甘い砲撃では有効打が与えられないこともあるので注意が必要。初期弾のAP弾は10mで139㎜と中戦車が相手であれば最低限の貫通力はある。しかし敵も相応に硬くなっているので貫通できる箇所が限られていたり、距離が離れると非貫通を量産することもある。またAP弾であるのでなるべく敵の砲手や操縦手などがいるところを狙う必要がある。開発弾のAPCBC弾では10mで149㎜とわずかに上昇し、さらに炸薬量もTNTで110ℊと強力であり貫通させれば致命的な被害を与えられる。
この車両の大きな特徴は半自動装填装置にある。砲尾すぐ横にある砲弾4発と装填されている砲弾を含めて5発分は装填速度が3.9秒となり他の車両に比べて圧倒的な速さで撃つことができる。特にAPCBCと合わせればその炸薬と合わせて非常に高い攻撃力を誇る。一撃で仕留めれなかった場合や、複数の敵と同時に交戦するときに重宝するだろう。だからと攻撃ばかりにかまけていると後述する弱点などから撃破されやすい。引き際は早めに見極めよう。
なお、自動装填装置分は一時弾薬庫扱いであり補充には時間がかかる。また使い切った場合の装填速度は通常の戦車と同等程度に落ち着く。
一方で、歴代のスウェーデン戦車と違い俯角が-10度と控えめな値となっている。
他国の戦車に比べれば恵まれた数字だが、いままで活用できた傾斜や段差の中には上手く使えないところもあるので注意しよう。
【防御】
装甲はほとんど変わりはない。砲塔は10㎜増圧しているが、装填装置の設置のために砲塔が大型化しており被弾面積が大きくなっている。このBR帯では攻撃を受けたらほぼ貫通すると思っていいだろう。
敵の攻撃力も相応に高くなっており、車内が狭く乗員も4人であるため一撃で撃破されることもザラである。
そのため、陣地の占領や最前線で攻撃を受けるポジションでは活躍することが難しい。
また、自動装填装置が砲塔後部からはみ出しており、次弾が車外に飛び出しているため機銃掃射や支援砲撃で誘爆し易い問題がある。さらにその部は装甲がなく、後部から攻撃を受けると空いている砲塔に機銃弾が流れ込んでくるので背後には注意して欲しい。
現在致命的なバグで砲塔と車体格納の弾薬が連動して動いている。車外にも飛び出すので要注意(小ネタ参照)このバグはVer1.99で修正された。
【機動性】
加速も悪くなく、旋回も問題ない。快速車両には及ばないが射点の変更や陣地転換、拠点制圧には困らない。しかし後退速度は6km/hと遅く、ローダーで撃てるからと飛び出し撃ちを繰り返すと意外と車体を射線にさらすことになる。
史実
↑モックアップ砲塔の方が背が低くてイケメンである
1943年9月、KAFT(スウェーデン軍の資材管理局)からの注文を受けたボフォース社は、Strv m/42及びStrv m/41の旧式化を防ぐため新砲塔の開発を開始した。装甲をあまり犠牲にしないように、砲塔は現在のものより重くてはならないと明記されていた。また、主砲に自動装填装置が装備され、現在の75mm Strvkan m/41よりも強力であることも要求された。
新しい砲塔の最初の図面は、1944年3月22日にKAFTに提出された。この砲塔はタレットリングからかなりはみ出ていて大きかったが、これは主砲のせいである。主砲は中央に据えられ、右側に車長、砲手、左側に装填手という配置であった。砲閉鎖機構が砲塔を分断しているという奇妙な構成のため、この新しい砲塔は「delat torn」(分割砲塔)と呼ばれていた。自動装填装置には、約5発の弾が1ストックになって送られた。主砲の推定発射速度は1分あたり20発で、合計で42発の弾薬を搭載していた。設計に対するKAFTの反応は肯定的だったが、22tの重量制限が守られていないことは明らかであった。
この時提出された砲塔は、はみ出した閉鎖機構が覆われていた。
1944年冬までに、「delat torn」の木製モックアップが完成し、Strv m/42シャーシに搭載された。現在のStrv m/42砲塔と一致するように砲塔の高さを100 mm減らし、自動装填装置の1ストックを5から3ラウンドに減らすなど、いくつかの小さな変更を加えた試作砲塔は1945年の春には納めるようにと言われていた。
しかし、分割砲塔の構造や自動装填装置などを盛り込んだことにより試作砲塔の作業は遅れ、当初予定されていた納期を守ることができなかった。試作砲塔はあと1年納期が遅れることになる。
1946年5月16日、「delat torn」の試作砲塔が完成し、テストが行われた。砲の試射は問題なく行われ、装填装置は問題なしと見られた。しかし、多くの軽微な欠陥が指摘され、特に、装填装置が後部に露出しており砲塔後部を又後ろに伸ばすとともに何枚か板も側面と上面に取り付けられた。しかも、8月に行われたテスト中に、照準システムに大きな欠陥が見つかってしまった。元々砲塔内容積が狭かったのもあり、照準システムに自動装填装置が干渉して、自動装填装置が動かなくなってしまうのだ。だが少なくとも自動装填装置は8.2秒で4発発射可能という素晴らしいものになった。
1947年6月、「delat torn」の試作砲塔は、防具学校での部隊試験で使用された。砲塔の批判では、驚くほど原始的なデザインを使用していると言われた。装填主が使用する砲塔の機関銃には照準器や外部視察口がなく、また車長用キューポラには視察口が4つしかなかった。また、主砲の発射時に発生した粉塵により、弾丸が何処に着弾したかを確認することがほぼ不可能になることがわかった。この粉塵は閉鎖機構にも付着する可能性があり、故障の原因にもなるかもしれなかった。しかし、砲塔はStrv m/42の機動性に影響を与えず、軽快な機動性は健在だった。諸々の原因によりこの計画は1948年8月に中止された。
小ネタ
--加筆求む--
外部リンク
コメント
【注意事項】
- 誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモード(AB/RB/SB)の明記をお願いします。
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、荒らし共々BANされる可能性もあります。
- ページの編集要望等ありましたら編集会議のコメント欄をご利用ください。
- 最近よく見かけるようになったけど強化とか入ったんか? -- 2022-06-12 (日) 10:36:17