T-26E (FIN)

Last-modified: 2024-01-05 (金) 11:55:48

スウェーデン Rank1 軽戦車 T-26E(FIN)

t_26e_fin_top.jpg

概要

Update 2.21 “Fire and Ice”にて追加された。
Vickers Mk.E (FIN)の砲塔前面をそっくりそのままT-26の防盾ごと載せ替えた車両で、車体性能も当然この両車に準じたものになっている。

--加筆求む--

車両情報(v2.21.0)

必要経費

必要研究値(RP)---
車両購入費(GE)400
乗員訓練費(SL)450
エキスパート化(SL)3,000
エース化(GE)40
エース化無料(RP)220,000
バックアップ(GE)200
護符(GE)---

BR・報酬・修理

項目【AB/RB/SB】
(初期⇒全改修完了後)
バトルレーティング1.0 / 1.0 / 1.0
RP倍率1.0(+100%)
SL倍率0.4 / 0.4 / 0.4
最大修理費(SL)2,530 / 600 / 480

車両性能

項目数値
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後)
砲塔旋回速度(°/s)13.3⇒26.4/8.3⇒14.0
俯角/仰角(°)-6/22
リロード速度(秒)
(初期⇒スキルMAX+エース化)
3.8⇒2.9
スタビライザー/維持速度(km/h)無し / --
車体装甲厚
(前/側/後)(mm)
17 / 10 / 17
砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
15 / 13 / 10
重量(t)8.8
エンジン出力(hp)143⇒176 / 80⇒91
2,400rpm
最高速度(km/h)39 / 36
実測前進~後退速度(km/h)*** ~ -*** / *** ~ -***
視界(%)81%
乗員数(人)4
 

レーダー

なし

光学装置

なし

武装

名称搭載数弾薬数弾薬費
(SL)
主砲45mm 20-K150-
機銃7.62mm DT11890-

弾薬*1

搭載武装解説ページ(弾薬テンプレート置き場)を開く

名称砲弾名弾種弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(g)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
45 mm
20-K
BR-243APHEBC1.4329.26760706859504235
BR-423SPAP1.43-757737162524437
 
名称ベルト名弾種貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
7.62 mm
DT
既定AP-I/API-T1097400
 

車両改良

解説ページを開く

Tier名称必要量(RP)購入費(SL)購入費(GE)
I履帯*********
修理キット***
砲塔駆動機構***
BR-241SP
IIサスペンション*********
ブレーキシステム
手動消火器***
砲火調整***
IIIフィルター*********
救急セット
昇降機構
IV変速機*********
エンジン
砲撃支援

カモフラージュ

クリックで表示
規定
[添付]
条件-
説明標準カモフラージュ
△△△
[添付]
条件
説明

研究ツリー

 
 

解説

特徴

 

【火力】
主砲はソ連のランク1帯でよく見かけるものと同じ、45mm 20-K戦車砲である。
格上相手でも十分通用する高い貫通力と加害を併せ持つ強力な主砲で、貫通、加害共に不足を感じる場面はほとんどない。
T-26と同様に、この主砲を生かせるかが活躍できるかのカギとなる。

 

【防御】
Vickers Mk.Eと同様、どこをとっても20mmを超えない紙装甲である。
支援砲撃の爆風や機銃掃射を防ぐ程度以上には全く持って期待できない。

 

【機動性】
前進約30km/h、後退4km/hとVickers Mk.EやT-26とほぼ同等の微妙な最高速度で、さらに出力不足のため速度が乗るまでが長く、坂や障害物があれば途端に減速してしまう。
常に周囲から一歩出遅れることを意識して、慎重に立ち回る必要がある。

 

--加筆求む--

史実

冬戦争の終結後、フィンランドはもともと保有していたVickers Mk.Eに加えて、ソ連から大量に鹵獲したT-26を修理・再配備することで急速に戦車部隊を拡充しており、数の上での主力は徐々に冬戦争以前に購入したMk.EからT-26へと移り変わりつつあった。

そういった背景もあり、フィンランド軍はMk.Eの武装をT-26と統一して戦車部隊への弾薬供給を簡易化することを目論んでいた。
そして、鹵獲したT-26のうち修理不可能と判断された個体から武装をそっくりそのまま抜き出し、そして冬戦争終結時に残存していた26両のMk.Eに移植したのである。
その結果、T-26の主砲と同軸機銃、照準器を防盾ごとMk.Eの砲塔前面に植え付けたキメラ戦車、「T-26E*2」が誕生した。

端から見れば、いかにもなやっつけ仕事に見える改装だが、フィンランドにしてみれば散々供給に悩まされた主砲を一気に揃えられ、また冬戦争で評価の低かった照準器*3や同軸機銃*4も一新できる、という一粒で何度もおいしい改造でもあった。

最終的に1941年6月までに稼働状態だったMk.Eのすべてがこの改造を受けた上で、T-26とともにPanssaripataljoona(戦車大隊、後に拡大されPanssariprikaati/戦車旅団となる)に編成され、機械的信頼性の問題や防御力の不足を指摘されながらも継続戦争、続くラップランド戦争で実戦に供された。
終戦時には19両が残存しており、これらは1950年代後半(1960年とも)に最後の車両が退役するまで操縦士育成用の訓練車両として引き続き活用された。

なお本車は2両が現存しており、1両(Ps161-9)がパロラ戦車博物館にて、もう1両(Ps161-6)がヘルシンキ・スオメンリンナ島の戦争博物館にて静かに余生を送っている。

--加筆求む--

小ネタ

ソ連T-26戦車と関係

勘違いされる方も多いだろうが、この車両はソ連陸にあるT-26のバリエーションではなく、Vickers Mk.E (FIN)の派生型である。
Vickers Mk.Eの車体にT-26の主砲を防盾ごとポン付けしたシロモノなのだ。
なぜこんなにフィットするかというと、T-26自体がVickers Mk.E(ヴィッカース6トン戦車)の独自改良版であるためである。
そのため、T-26で行われた車体の改良(砲塔下の車体が傾斜装甲化)が入っていないことと、砲塔が右寄りに搭載されていること*5、砲塔形状の違いが目につく違いである。
なお、砲塔ポン付けとも言われることが多いが、砲塔そのものはヴィッカース6トン戦車のまま、防盾と砲がT-26 mod.1933仕様*6(WT未実装)であるようだ。

ちなみにフィンランドのパロラ戦車博物館所蔵の個体*7がモデル*8と見られる。
640px-Vickers_45mm_parola_1.jpg
参考文献 Wikipedia(en):T-26
参考文献 Wikipedia(en):Vickers 6-ton
参考文献 Wikipedia(en):Parola Tank Museum

車体に車長?

同じくVickers Mk.Eを祖とするT-26にはいない、4人目の搭乗員。我らがWarThunderでは「車長」と称されているが、実際のT-26Eの車長はT-26と同じく砲塔に搭乗し、装填手または砲手を兼任するものである。
じゃあこいつは一体なにするものぞという話であるが、彼の仕事は「短機関銃手」であった。車体正面左側に存在する半円筒形の部分はピストルポートとなっており、ここからKP/-31 スオミ短機関銃(の車載型)をぶっ放すのである。

外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

公式Devログ

 

DMM公式紹介ページ

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

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*1 爆薬量はTNT換算
*2 Eとは”englantilainen”、英国という意味
*3 37mm砲用の照準器は視野が極めて狭く、また単純な十字レティクルを備えるのみで測距に重大な問題を抱えていた
*4 弾薬箱と機関銃の位置が遠すぎ、ベルト給弾での信頼性に大きな問題があった
*5 T-26は前期型車体のVickers Mk.E Type.Bを参考としたため左寄りだが、T-26EはVickers Mk.Fの車体を流用した後期型車体でかつ車体乗員を2名に増やしているため差異が生まれている
*6 なおT-26 mod.1933の砲塔は単純円筒形状に近く、ヴィッカースのように上すぼまりの形状ではない
*7 Wikipedia
*8 ただし、パロラの個体はT-26のものと思わしきカバー付き前照灯が後付けされており、ゲーム内モデルとは差異がある