《アビリティ》/【サクリファイス】

サクリファイス(sacrifice)は生け贄という意味の英単語で、WAでの効果もそれに準じた形になっている。

2nd

仲間の命を犠牲にダメージを与える単体攻撃で、基礎攻撃力はSOR×6。

マリアベルがドレインすることでレッドパワーとして習得できる。必要FPは4。
敵が使うものと同様に、味方一人を戦闘不能にして無属性単体攻撃を行うが、威力が犠牲にした仲間によって変わり、ティムならばSOR×12と高威力に、カノンならばSOR×3の低威力になる。それ以外の味方はSOR×6を基礎攻撃力とする。
これは恐らくティムが全知全能のガイアに選ばれた『柱』であるのに対し、カノンの場合生身の肉体を左眼と脳髄以外失い生命力が人より少ないからだと思われる。
犠牲にされて威力の低いカノンさんに合掌。

ドレイン対象はウィル・オ・ウィスプ?なのだが、コイツらが出現するのはよりによってココ?。
「自分で使うのはイマイチだが、敵に使われると無駄に脅威」という攻撃の典型的存在である。
ちなみに、本作のテーマを考えると、「生贄」を故意に作り出すこの技はある意味一番やってはいけないタブーとも取れる。

3rd

ネガ・ファルガイア第8形態の本体が使用してくる技で、使い魔が残っている場合に限り、使い魔を自身の身代わりにする効果がある。
2体の使い魔はそれぞれ物理とアルカナ攻撃を無効化するので注意。

4th

「闇払う生命の新星よ！」

ユウリィのオリジナルの一つとして登場し、レベル62でマスターする。
消費MPは12。使用後に自身のHPが1となるのと引き換えに、消費したHPに比例して威力が増える無属性魔力攻撃を行う。
マジックブロッカーによって無効化されることはない。

最大の特徴は「使用するとHPが1になる」……もそうなのだが、「対象の抵抗を無視してダメージを与える」という点。
ウィル・オ・ウィスプ?のように抵抗・回避がバカ高くまともな攻撃でダメージを徹せない相手に対しては最も信頼できるダメージソースとなってくれる。
素の威力も極めて高く、HP全快でぶっ放した場合、たとえ31レベルで先行修得したとしてもマテリアルのダメージを上回るほどで、敵が1HEXに固まっていればこれだけで勝負をつけられるほど。
HPを消費するというリスクがあるためかMP消費が威力の割にかなり軽く、またHPが1になるというデメリットもトドメの一撃に使用するならばあまり気にならない。
消費したHPの割合ではなく絶対値を参照するため、レベルを上げる他にもHPをバッジで増やしたり、GCグラフでHPに比率を傾けることでその威力は更に高まる。
その代わり、HPが残り少ない時に使っても大した威力にはならない。

イルズベイル監獄島でのリクレイマードラゴン?戦以降、ARM暴走体?に対しては与ダメージが2倍になる。
このおかげでイルズベイルでエンカウントするARM暴走体のエネミーはほぼ一撃で確殺でき、レベルが十分であればディノザウリアすら半分以上HPを削るほど。

5th

天のミーディアムのオリジナルの一つで、消費MPは20。
自分のHPを1にして、任意の敵HEXに対し相手の抵抗を無視した無属性魔法攻撃を行う。
HPを消費した絶対値がそのままダメージとなるため、どれだけ高く見積もってもダメージは5～6000程度。
デュアルキャストと併用しても2発目はHP1で使用する扱いなのでダメージは0。
消費MPがブラストより低いという点を鑑みても使い勝手は悪い。
最大の用途としてはチャックのHPを減らすことで、アタック補正の効果を最大まで高めることか。

なぜかデフォルト名称が「サクリファス」になっている。……誤植？

XF

クラリッサ専用クラス・ダンデライオンのオリジナル「フォース」の一つ。現HPに応じた威力の無属性魔力攻撃を行う。4th・5th同様に相手のMGRを無視してダメージを計算する。
通常ならば行使後のHPは1になるが、コサージュ系列の防具を装備していると消費量が現在値の半分で済む。エクステンションと組み合わせた場合、敵味方問わずダメージを与えたユニット1体ごとに半減していく（与ダメージは使用時点のHPを基に計算される）。
ダメージを与えられない（フォースフィールドで無敵状態のユニットやオブジェクトに使用した場合など）場合はHPは減らないが、レジストブロックで防がれた場合は通常通りHPが減少する。

このアビリティによるHP消費は瀕死系スキルや仲間の危機に系のトリガーになるが、唯一くじけない心のみ対応していない。

攻撃力に欠けるダンテライオンの切り札とも言えるオリジナル。
MGR無視の特性は、Act.1-7で中央に位置するエスコートベッセルなど、有効な攻撃が少ない相手に効果的。