《キャラクター》/【アーヴィング・フォルド・ヴァレリア】

Last-modified: 2020-02-27 (木) 00:58:15

2nd

2ndのサブキャラクターの一人。

パーソナリティ

性別:男性
年齢:22歳
身長:180cm
使用武器:長剣(本編未使用)
好きな花:強く野に咲く、小さな花
CV(ドラマCD版):森川智之


「英雄になりたかった男」
メリアブール王国の貴族・ヴァレリア家の現当主にして新生ARMS指揮官。妹にアルテイシア?、祖先に「剣の聖女」アナスタシアを持つ。ノーブルレッド族唯一の生き残りマリアベルとは昔からの文通友達であり、ARMS再編時に彼女を技術顧問として迎え入れている。
オデッサ?降魔儀式によって結成間もなく壊滅したARMSを買い取り、旧ARMS唯一の生き残りであった青年かつてのスレイハイム解放戦争の英雄、魔術のエキスパートとして招聘したエレニアックの魔女っ子(の代理)らを中心に据えた私設特務部隊として再編制した。
剣も魔法も並ぶ者がいないほどの武芸百般に通じる上に天文学やロストテクノロジーへの造詣も深い、「英雄の末裔」の肩書きに恥じぬ才に溢れた人物であるが、剣の聖女の正当な末裔としてアガートラームを抜くことに挑んだ結果ものの見事に剣に拒まれてしまい、松葉杖無しでは歩くこともままならないほどの重傷を負ってしまっており、ARMS内では作戦立案と指揮を担当している。ちなみに金子氏曰く万全の状態であれば(恐らくアナスタシアを除き)登場人物の中で一番強いとのこと。
やや視野狭窄気味で、目的達成のためには手段を選ばない傾向も見受けられるものの、ファルガイアを愛する気持ちは本物であり、おそらくそれは作中の登場人物の誰にも負けていない。

本編での扱い

侵蝕異世界?の接近とその脅威を早くから予見していたアーヴィングは、ファルガイア、そして宇宙の終焉の危機に対応可能な実働部隊の編制は勿論のこと、各国、ひいては人々の結束を固めることが何よりも必要だと正しく認識していた。
そのために彼が用意したものが、実際に国境を越えて活躍することで各国の協力体制を促すための独立遊撃騎士団「ARMS」と、単独の国家では対処不可能な脅威としてのテロリスト集団「オデッサ」の二つである。
ヴィンスフェルト?の野心を焚きつけ、降魔儀式の方法やそのためのカギである魔鍵ランドルフ、および組織運営のための資金を彼に提供したのも、オデッサを「身近な悪」に仕立て上げ、国家間の協力体制を促すためのアーヴィングの工作であった。
果たしてアーヴィングの思惑通りに国家間の協力体制は築き上げられ、ARMSによってオデッサは瓦解したものの、カイバーベルトをマナの牢獄「トラペゾヘドロン?」に閉じ込めて滅ぼすという作戦はあと一歩のところで失敗してしまう。
打つ手の無くなったアーヴィングは、ロードブレイザー?をその身に宿したアシュレーからヒントを得て、妹アルテイシアと共に自分達の身を犠牲にカイバーベルトと融合するという非情な手段を選ぶに至る。
世界を救うために、最期までその身を犠牲にし続けた姿は確かに「英雄の末裔」に相応しいものではあったものの、アナスタシアにとってはそれこそ彼女が止めたかった「ヴァレリアの血が引き起こした悲劇」であり、「大きな目的のために誰かを犠牲(えいゆう)にする」悲劇を止めると誓ったアシュレーによって、融合したカイバーベルト諸共討たれることとなった。

余談

“英雄の血筋”ヴァレリア家の正統な後継者であり、アシュレー達ARMSの指揮官であり、ヴィンスフェルトを焚きつけた張本人であり、降魔儀式の要である魔鍵ランドルフの本来の持ち主であり……と、『セカンドイグニッション』の物語への影響は枚挙に暇が無く、彼の存在無くして『セカンドイグニッション』というお話は成立しえないと言っても過言ではない。

  • 彼の黒幕…もとい舞台装置的なポジションは、後に彼女が引き継ぐことになる。

ちなみにヴァレリアシャトーにある彼の日記には鍵がかかっているが、その鍵こそが魔鍵ランドルフである。曰く、普通の日記には書けないような悪事ばかり書いてあるトカ。そのためランドルフ譲渡後は一切日記に書き込んでいないとの事。