《キャラクター》/【ヴォルスング XERD_3113】

Last-modified: 2018-09-01 (土) 19:24:04

5th

5thのNPCの一人。ベルーニ族強硬派のトップにして、事実上の最高権力者。
本作の最終ボスを務める人物でもある。

パーソナリティ

性別:男性
年齢:23歳
身長:180cm
使用武器:魔槍グラムザンバー
好き&得意:綱紀粛正、相手の真意を探ること、桜餅
嫌い&苦手:綺麗事
CV:東地宏樹

本編中での扱い

ベルーニ族を率いる若く野心に溢れる人物であるが、実は人間族の母親とベルーニの父親の間に生を享けたハーフ。能力においても社会的階級においても格差が拡がる人間・ベルーニ両種族の橋渡し役を務めるに足る才覚を持ち、一時は荒野に芽吹いた希望とも称され、その将来を期待されていた。
エスカレートする一方の差別の中で両親が亡くなった後、存在を快く思わない者たちによって生命を狙われるようになるが、ダイアナファリドゥーンに保護され、荒野へと逃げ延びた。
渡り鳥としてゴウノンミッシーズミアハニースデイと各地を転々とした後、ハニースデイ東のとある遺跡に隠棲するようになってもなお両種族の橋渡し役を諦めないでいたが、かつて同じように両種族の融和を志しながらも理想叶わず、失意のうちに亡くなった者たちの怨念に取り憑かれ精神を支配され、以後はファルガイアを破滅に導くために暗躍するようになってしまう。


本人に勿論自覚はないが、ディーンたちの旅の目的を達成するために、それまで他のベルーニにはできなかった「冷凍睡眠状態の氷の女王を解凍する」という役割を課せられている。
人間とベルーニの融和を妨げる敵役としてディーンたちと対立し、戦い、敗れるところまで含めて、彼もまたアヴリルに導かれる人物の一人と言えるだろう。


毀された祭壇で力を得た後はその聡明な頭脳と併せてベルーニ族のトップにまで上り詰めた男。
ゲーム中のイベントでは、広間にやたら背もたれの大きい椅子に座って四天王に指示を出す事が多く一人称が「我」な事も相まっていかにもな雰囲気を醸し出していた。さすがに膝に猫は居ないが。
一緒に戦ってくれる友が居たディーンに敗けを認めた後は、怨念からディーンを救った後贖罪の旅に出た。

エネミーとしてのヴォルスング

グラムザンバーの他、ハイ・ブラストヘビィ・クラッシュを使う。
最大の奥義は魔槍を構えたッ!?からのG・ネメシスで、直撃すれば即死は免れない。
ただしG・ネメシスを使うと一時的に素手状態となり、近接攻撃が二段蹴りとなるほかアルゴリズムタングラムの内容が少し変わり、合流するまでグラムザンバー・ネメシスは使ってこない。
2戦目ではこれに加えてストーンバレット?シャットアウトダブルコマンドグレートブースターマジックブロッカー等、絡め手も豊富になる。


グラムザンバーは合体エネミー同様アイソレイトで無理やり引き剥がすことが可能なので、月のミーディアムを持ち込んでいるなら狙ってみよう。
ただし特定のターンになるとギャザーで回収される可能性があるため、完全に封じる気なら定期的に使い直す必要がある。
また素手状態のヴォルスングはブロッカーを失い、攻撃・DP・抵抗こそ落ちるが、かわりに魔力・防御・回避・反応・命中・EPが激増するため、決して気は抜けない。
常にグラムザンバーを引きはがし続けるのも考え物。

余談

人間とベルーニ族のハーフでありながら父親健在の間差別らしい差別を受けてこなかったのは、彼の父がベルーニ族でもかなりの名家の出であり、穏健派の最高幹部の一人でもあったため。
しかし、人間族の女と結ばれるというのは彼の一族では禁忌であったらしく、父親は一族から爪弾きにされて後ろ盾を失った末、同じ穏健派の者たちに謀殺されるという非業の死を遂げている。

  • 当たり前の話ではあるが、上記の真相は直接関与した穏健派の幹部にとってアキレス腱になりうるため、彼の死は巧妙に偽装されている。
    穏健派とは言っても決しておキレイな連中ばかりではなかったという話であり、本作の悲劇の根源でもあった。

初登場時にグラムザンバーを呼びベルーニ兵士を後ろから串刺しにする。おそらくジェイナスのオマージュ。

  • 母殺し(=マザーことロクス・ソルス艦橋制圧)、乗っ取られ、背中から串刺し……と、元祖グラムザンバーの使い手であるこの人も彷彿とさせるお方である。

彼を語る上で外せないのが、2006年12月の発売に先立って公開された5thのプロモーションビデオ。
勿論ヴォルスングにも出番があるのだが、採用されたのがよりにもよって↓の台詞の部分。

「うおおおおおおッ!!――ファアアリドゥウウウーーンッ!!!」

  • なお件のPVでは主題歌?が流れている部分でヴォルスングのカットが挿入されるだけであり、東地氏迫真の叫びは聞けず。ちょっと残念。

どのような経緯で、どんなシチュエーションでこんな絶叫を発するのか、当時のファンの間では様々な憶測が飛び交い、またそのインパクトも相まって某巨大掲示板のWAスレでは祭り状態に。
往時ほどではなくなったものの、現在でもネタにされ続けている。

  • 作曲を担当した上松氏?も5thサントラのライナーノーツで↓のような有様である。

(抜粋)
締め切り間際の上松という人体から発せられる、
鬼気迫る歌声を、名シーンと共にお楽しみあれッッッ!!
サントラ買ってくれて本当にありがとうございましたッッッッ!!
うおおおおおおおッッ! ファリドゥーーーーーンンン!!!


苗字にあたる部分の“XERD”は前作に登場したARM4機の型番と同じ。