シリーズおなじみの魔王様。かの有名なノストラダムスことミシェル・ド・ノートルダムの予言に出てくる同名の魔王が元ネタ。
ラギュ・オ・ラギュラ、タラスクと並ぶシリーズ常連のボスであり、XFを除いた全ての作品で登場を果たしている。
1st
古代の闘技場の奥におり、会うにはマイトグローブとデュプリケイター5個が必要。
選択肢で回避可。準備が整っているのか心配になった場合は「いいえ」を選ぼう。
背中・肩口のコンバーターを開いてのThe 7th Moonは、後発作品と違い魔属性攻撃なので魔性のリングを装備するか、フィールド+魔性のリングでダメージを半減できる。更にサカナバッジならば完全無効化も可能。
The 7th Moon以外には通常攻撃(及び反撃)しかダメージを与える攻撃がない。単体に魔力封印を仕掛けてくることもあるので、鬱陶しいと感じたらステータスロックで防いでしまうと良い。
売りはどちらかと言えばタフさであり、HP60000はラギュ・オ・ラギュラに次いで高く、DFPを2倍にする「ガード」も使ってくるので生半な攻撃では弾かれてしまうこともある。ソニックビジョンやブーストアタックを絡めてダメージアップを狙う場合、フォースユニットを誰に持たせるかが鍵となるだろう。
- ガードしたターンは攻撃行動を行わないので、事実上1ターン休みと同じ。
このため1stの隠しボスの中では比較的与し易い部類に入る。 - 余談だが、1stの隠しボスの中では唯一、戦闘時のBGMが「Battle M-Boss」に設定されている。
他のボスは一人だけ専用BGM持ちである以外はすべて「クリティカル・ヒット!」である為、地味に特別扱いされている…と言えなくもない。
むしろ他のBGM指定がミスだった可能性の方が高いか
ステータス
HP:60000
耐性:半減=地水火風雷/吸収=魔
獲得EXP:60000
獲得ギャラ:20000
盗めるアイテム:アンブロシア
落とすアイテム:ジャガーノート
2nd
2ndの発売年が1999年……つまりかの予言の年ということもあってか、歴代の中で間違いなく最凶との呼び声名高い“絶頂期”を迎えた。前作とは違いジャンプして空中で技を放つなど、アクションも豊富。
何の対策もしていないと1ターン目の「大々災害 大々混乱」で壊滅、回復もままならない内に2ターン目の「The 7th Moon」でたとえレベルMAXでも全滅する。
上記の2つは確定行動であるため、きちんと対策をしておけばいきなり全滅にはならないのが救いではあるが、「The 7th Moon」は無属性であるため各種リング系ギアによってダメージを軽減することができず、しかも運が悪いと連発してくることがある。上記2つには劣るが、「オーラボンバー」も強烈。
……しかしある意味それ以上に厄介なのが15000ものHPを回復してしまう「リジェネレイション」。
これまた運が悪いと連続で使用され、必死こいて積み重ねたダメージを瞬く間に帳消しにされてしまうため、ともすればラギュ・オ・ラギュラ以上の長期戦を強いられることも珍しくない。
弱点属性や睡眠が利くような隙もないため、バリバリキャンセラー?が効く事を祈りながらちまちま攻撃するしかない。
最も有効なのはアクセスしてのまけんルシエドか。ハイパーウェポンなどで強化して1ターンに15000以上のダメージを見舞えるようになれば、リジェネレイションもむしろ命拾いになる。
- ラギュ様と比べると攻撃は苛烈だが、反応が常識的な範囲に収まっている(それでも500はあるのだが…)ため、能力値的に言えばこちらのほうがつけいる隙はある。
- レベル的に困難だが、スロウダウンが効けばかなり楽になる。
- ダメージを与えFPも溜まったが、HPがヤバくジリ貧に…という展開ならファイナルバーストを使ってみよう。
討ち漏らせば全滅だろうが、トドメとなる場合もある。 - 本気で手段を選ばないなら、必勝法に近いバグ技もある。
ステータス
HP:99999
耐性:半減=全
EXPおよびギャラは0
落とすアイテム:フォースユニット
3rd
ルナティックガーデンで召喚される、シリーズでは珍しくストーリー上で戦うボスとして登場。
2ndからやった人はドキドキとするがHPが10000ある以外は大したことないという出オチっぷり。
この時点では破格のHPを持つためまともに戦うと苦戦するが、割合ダメージが有効なので先ほど取得したミーディアムを装備してグラッヴを数回使うとあっさり終わる。
- コイツに対してのグラッヴはSORに比例して威力も上がるため、ギャロウズなどに使わせると効果的。
「背中から多くの触手が生えている」など今作からのデザインは、PS2での作品共通で受け継がれている。
2ndの頃の方が格好良かった?「時代遅れ」向けにデチューンした姿なのかもしれない。
ステータス
HP:10000
耐性:なし
EXP:600
ギャラ:650
落とすアイテム:ドラゴンフォシル
4th
ギャラボベーロの「贄の叫びし闘技場」のチャレンジタイトルNo.30「激震する宇宙。明日なき総力戦ッ!」の対戦相手として登場。
一応隠しボスになると思うのだがお金(10000ギャラ)さえ払えば何度でも戦う事が出来る。魔王とはいったい…
お馴染のThe 7th Moonも使用するがハイ・ブラストの方が強いという謎な事になっている。
勝った時の報酬が30000ギャラというしょっぱさも含め、微妙に冷遇されているような……。
繰り返し戦って報酬を稼ぐよりは、闘技場制覇報酬のために一度だけ挑む程度か。
- 入手できるギャラの量に比べて明らかに強すぎるのが難点。ギャラ目当てで戦うにしてもバッジと経験値目当てでレアエネミーを狩るほうが効率がいいだろう。
クイックで自己強化したり、アイソレイトでHEXを入れ替えるなかなか策士な面も。特に前者は一気に戦況をひっくり返される恐れもあるため要注意。アイソレイトは味方HEXにシャットアウトを使えば防げるものの、移動できなくなるの考え物。
今作のラギュ様が力押しなら魔王様は老獪と言ったところ。
ステータス
HP:275000
耐性:無効=全
EXPおよびギャラは0、アイテムも無し
5th
TARTARUSの最深部にある封印柱にデュエルサインを撃つことで戦闘になる。
- この封印柱は他のボスと違って出現条件があり、各アウトフィールド&ダンジョンに存在するソル・ニゲルを計12基以上浄化した上で紅の女戦士から魔王復活の話を聞いていないと出現しない。
なお、話が聞けるようになるのは最速でもロクス・ソルスをクリアしてからになる。
虎の子の「The 7th Moon」は直撃で8000前後は受けるため、LV90以上+剣or山のミーディアム+HP上昇系バッジをつけてやっと耐えられるかどうか、といったレベル。
幸いThe 7th Moonは予備動作が入るようになっているため、DPが高いメンバーにヴァイオレイターを持たせ連続で攻撃させて完封するか、あるいは事前にFPを50確保しておいてインビンシブルで耐えるかすれば良い。ただしFPバスターでFPを減らされることがあるため、アルゴリズムタングラムの推移にはくれぐれも注意を払うこと。
勝利すると攻撃、防御、魔力、抵抗、反応、命中、回避のドーピングアップルを各3個ずつ入手できるほか、紅の女戦士にアンゴルモア撃破の報告をすることでレベッカの最強パーツであるファイナルステージを報酬として入手することができる(ソル・ニゲル25基完全浄化と同時に報告した場合はブランクミーディアム2個も追加でもらえる)。
専用のダンジョンが用意され、自身の強さも相当なものだから2nd以来の優遇とも言えるが、ステータスがギャグにされていて、どことなく微笑ましい。
ステータス
HP:101999
耐性:なし
EXP:300000
ギャラ:16000
盗めるアイテム:(通常)グレートアップル/(レア)無し
F
再び隠しボスに復帰。会う方法は1stによく似ており、魔王の練兵場のペグッチの執務室から地下に下りる通路を下った先でデュプリケイターを5つ使って魔法の鍵を開錠した後、最奥の扉でパスワードを入力すると封印柱の安置された部屋に行ける。
なお、この時入力するパスワードはPS2の内蔵時計を参照しており、それの年月を入力すればいい(1999年7月なら1999/07という具合)
ただし、ペグッチの執務室に入るためにはスパイダーウェブのノービスリーグをクリアする必要があるので、まだ挑戦していない場合はそちらを先に済ませておこう。
- ファミ通の攻略本では“2004/03”と「間の“/”を忘れずに入力すること」とあるけど、それではエラーとなる。大丈夫?ファミ通の攻略本だよ?
3の倍数ターンごとに放ってくるお馴染み「The 7th Moon」は直撃2000くらいは平気で持っていかれるため、安全に戦うならば抵抗アップやプロテクトはほぼ必須といって良いほか、物理攻撃に対してはスクリーミングマッドで反撃してくるため物理攻撃主体となるメンバーには闇属性耐性も付けて少しでも被害を軽減しよう。エマがいるならばアンチマジックゾーンを使えば目に見えてダメージが下がるので是非とも使いたいところ。
幸い魔力攻撃一辺倒で状態異常攻撃などは仕掛けてこないので、上に挙げた魔力ダメージ対策さえ十分ならば時間はかかるが安全に倒せる。
ちなみに睡眠と混乱に対しては完全耐性がないので、スランバーフォッグやひかりごけが決まると自然治癒するまでデクノボーと化す。戦術に組み込むなら奥義・崩天咆哮衝も重ねて使いたい。
ステータス
HP:300000
耐性:無効=全
EXP:300000
ギャラ:80000
落とすアイテム:抵抗アップ4
盗めるアイテム:アンブロシア
視聴覚資料
2ndの恐怖の魔王様。解説の「嫌になる。」が味わい深い。
これを20レベル台前半で倒すとかもうね……。