【関連項目】
→《オリジナル》/【アガートラーム】
→《武器》/【アガートラームB/V2】
→《防具》/【アガートラームB/V】
→《アビリティ》/【アークインパルス】
アガートラーム。アーケツラーヴとも。ケルト神話におけるダーナ神族(トゥアハ・デ・ダナーン)の王神ヌアザの異名。“銀の腕”の意。アイルランド語での綴りは"Airget-Lamh"または"Agateram"となる。
ヌアザがフィル・ヴォルグ族との戦いの最中片腕と王権を喪失(古代において、肉体の欠損は王権の喪失も意味している)するが、医術の神ディアン・ケヒトが拵えた銀の義手において力を取り戻したというエピソードに由来する。
- ちなみに4thでラムダの佩剣として登場する聖剣クラウ・ソラスはこのヌアザの佩剣が名前の由来ともされるが、実際のところケルト神話の原典においてはヌアザの剣には銘は無く、ブリューナク同様後世の後付けである可能性が高い。
2nd
かつて“焔の災厄”を退けた“剣の聖女”アナスタシア・ルン・ヴァレリアが揮っていた神聖剣。
“焔の魔神”ロードブレイザーとの七日七晩に亘る壮絶な戦いの末に“剣の聖女”が姿を消した後、この剣だけがまるで彼女の墓標のように大地に突き立ち、遺されていたという。
剣はどうあっても抜くことができなかったため、突き立った周囲の岩盤を台座代わりとして“剣の聖女”を祀る聖堂に安置された。
この聖剣を再び手にできる者こそが次代の英雄たる資格を持つとされ、騎士叙勲式では新任の騎士がこの剣を抜くのに挑むのが半ば形式化した儀礼となっている。
なお余談ではあるが、この剣は現在ではその名が忘れられた《未来》を司る守護獣の失われし左腕を鍛えることで生み出されたという伝承があり、それ故に“ガーディアンブレード”の異名でも呼ばわれる。
記憶の遺跡攻略中にパーティインするアナスタシアの初期装備。また、最終ボスであるロードブレイザー?戦ではアシュレーは強制的にこの武器に装備が変わる。
ゲーム的な武器としての性能はまずまずといったところだが、むしろコレの加護によって使用できるオリジナルやフォースの方が驚異的。まさにガーディアンブレードの名に違わぬ鬼性能っぷり。
剣の形をしているがその本質は「人々の未来を願う気持ちを束ねて力と為す」一種の概念武装であり精神感応兵器。実体を伴わない(=物理現象による影響を受けない)存在・概念そのものを傷つけ、破壊することが可能。
人語を発することはないものの、所有者の身体能力に合わせて重さを変えたり、後述の通り自らを揮う者を選定したりするなど、剣自体が独立した意思を持っているのもこの剣の特徴。
- 災厄獣の究極形であるロードブレイザーに対抗できるのは上記の特性故。
他の守護獣達ではロードブレイザーにまともに傷を負わせることはおろか拮抗すら出来なかった事からも、その驚異的な加護能力と攻撃能力が窺える。
その力はロードブレイザーにも対抗が出来、多元的宇宙を超えた高次元の概念存在でただあるだけでも宇宙規模を侵食し、食らう概念存在である侵蝕異世界?にも対抗可能。*1
だが、「本当の力」はそうではなかった。
あまりにも凄まじい力ではあるが、しかしその特性故に並の精神力しか持たない者では逆にアガートラームに精神を喰い潰されてしまう危険性があり、この剣に認められない限り剣を揮うこともその「本当の力」を引き出すことも事実上不可能とされる。
- アーヴィングはヴァレリアの血筋で正統後継者である自分こそアガートラームを抜けると信じてこの剣に挑むも、ものの見事に拒絶されて身体を破壊され松葉杖なしでは歩くこともままならないほどの重傷を負う破目に。
ARMS(初期)隊員などの他の人間は抜けないという結果こそ同じだが無傷で済んでいるあたり、よほど“英雄の血筋”に固執する彼が気に入らなかったのだろう。
2ndのアガートラームは「名が知られていない“未来”を司る守護獣」の失われし左腕が変質したという裏設定がある。
自分で自分の左腕をすっ飛ばしたどこぞの少年渡り鳥と関連性があるかどうかは永遠の謎。
5th
アヴリルのARMパーツの一つ。ニュートリノメダルを通算18枚集めると頬紅インコから報酬としてもらえる。
抵抗が51も下がるデメリットこそあるが、攻撃補正128はディーンのファイナルノヴァに次ぐ全パーツ第2位の高さを誇る。必要グッズの関係で最速入手は巡礼者たちのクレイドルをクリアしてファルガイアに戻ってきてからになる。
最終武器候補のもう一方であるリリティアソウルと比較すると攻撃こそ大きく勝るが、それ以外のパラメータではすべて劣るので一点特化を取るかバランスを取るかで悩むプレイヤーもいるかもしれない。
クラッシュを主体にするならこちら、アタックを主体にするならリリティアソウルが妥当だろう。