リソースブーストとは、リソースに置く能力の中でも自分のリソースを増やすことを指す俗称。
省略してリソブと呼ぶこともある。
初期は手札・チャージをリソースに置くものが多かったが、インフレに伴ってトラッシュ・デッキからリソースに置くものが増えていった。
スクエアから自分のゼクスをリソースに置く場合もリソースブーストと言えなくはないが、こちらは連続攻撃のためにスクエアを空ける手段として使われることが多い。
リソースを増やす最大の利点として、1ターンにプレイできるカードの枚数が増えることが挙げられる。
長期戦を見据えてファッティを多く採用したデッキの他、序盤からリソースを増やすことで早々に盤面を制圧する目的でも用いられる。
- リソースブーストを含む能力を持つカードのほとんどが、リソース操作を得意とする緑に属している。
緑以外で能動的にリソースブーストできるカードは極稀で、地真竜テオゴニアスなど無色や、ウッドマン DWN. 016などのコラボカードが、それぞれの設定やイメージによって持つ程度でそこまで種類は多くない。
「自分のリソース枚数が相手よりも少ない」という条件付きでは、白の貪食の聖獣オーラグーロや黒の陥穽を空けるピットもリソースを増やせる。相手依存であり、積極的に使うならばリソースを置かないプレイングが必要となる。
- 登場は第1弾の異世界との邂逅からと早く、のんびり屋のルリジッサときれい好きのレモンバームが、破壊された時にチャージではなくリソースに置かれる。
特に前者はコスト4と早い段階から利用できたので、登場から長い間利用されてきた。
しかしカードプールの増加に伴い、2枚以上のリソースブーストが可能なカードや、チャージを消費せずにトラッシュやデッキからリソースブーストできるカードが増え、環境からは退いていった。
- 環境においても多くのデッキで採用されてきた。
- 初期はリソースを増やしても、それを活用するための手札が枯渇する問題があった。
そのため、魅惑の七支刀 月下香や水竜の能力の使い手アッシュなどリソース枚数で強化されるファッティを複数並べたり、手札を増やすカードと併用することが重要だった。 - 「リソースに~が○枚以上ある場合」という条件をできるだけ早く満たすために採用されることも多い。
特に骨海豚ボーンドルフィンの登場直後は、【黒単】に麗色昆虫レディローズなどのリソースブーストできる緑のカードが少数だけ採用されていた。 - オーバーブーストが登場してからは、早々にリソースを6枚以上にすると相手がIGOBできるようになるため、リソースブーストは危険という考えも存在する。
実際、リソースブーストと相反するような5止めという戦術も登場している。
- 初期はリソースを増やしても、それを活用するための手札が枯渇する問題があった。